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女神の見えざる手

2017-12-26 | 2017外国語映画評


「女神の見えざる手」 ジョン マッデン監督 仏米 ☓ ☆

 「敵の一歩先を読む」手法で勝ち抜いてきた天才的ロビイストの社会悪を正すための奮闘を描いた社会派サスペンスドラマです。
 エリザベス スローン(ジェシカ チェスティン)は大手ロビー会社のトップロビイストです。しかし、銃規制法案を巡って会社と対立し、クビになります。そこに現れたのは小さなロビー会社のシュミット(マーク ストロング)でそちらは銃規制に賛成する活動をしていました。「ある条件」を示されスローンは銃規制賛成のロビー活動を積極的に始めます。スローンのやり方は敵側だけでなく仲間まで騙したり利用したりすることで銃規制法に賛成する議員が増えていきます。一方、銃規制に反対している元いた大手会社はスローンの個人的なスキャンダルをさらけ出そうと躍起になるのでした。果たしてスローンは勝てるのでしょうか。
 ほとんど眠らず、満足な食事もせず、ピンホールのハイヒールで闊歩して、仲間まで利用して勝ちに行くスローンですが、ここまである意味での自己犠牲をして仕事をすることの本当の目的が最後までわかりません。ある意味では新しい女性ヒーローの姿かもしれません。
 サスペンスとしては最後の最後まで読めない展開が面白いです。社会派ということも評価できます。(☆)
 タバコは、スローンの交渉相手のひとりで「フェミニスト活動」をしている女性団体のトップがなんとタバコを吸いながら接していました。(☓)日本でもエコ活動をしている喫煙者とか反原発の集会で喫煙する人とかいますが、社会全体の変化も勉強してほしいものです。
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