かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2012.4.6 県民所得の下落

2012-04-06 01:58:28 | インポート
群馬県の県民所得の下落が止まらない。群馬は253万5千円で全国25位だという。(全国平均は279万1千円)

私は建て前だけの所得が、本当の「豊かさ」の指標だと考えていない。豊かさは「金」だけではなく、人間にとって幸せは何かという群馬県独自の価値観によって感じられるかが、最も重要なものさしだと考えているからである。

県議になりたての5年前の初めての県議会で、自民党の県議さんたちが盛んに栃木県と比べて群馬は劣っていると、当時の小寺弘之知事に質問していたが、なぜ所得という「金」でしか豊かさを判断できないのか疑問を感じていた。

最近は県議会の本会議で、県民所得が栃木と比べてどうなっているのかと自民党の県議さんで質疑している人はいなかったように記憶しているが。(栃木との所得差は2007年は19万3千円だったが、2009年度は栃木は全国9位、32万4千円と広がっている。)

まあそれはともかくとして、なぜ県民所得がこれだけ下がってきている原因は、しっかりおさえておいた方が良い。デフレだから、リーマンショックだから、不況だからだけを理由にしていたら、それは分析にならないと思う。

群馬の産業政策のどこに問題があり、何を改善していくのかを、しっかり考えていく契機にすべきである。群馬県の最近の産業政策に工夫がないことだけは、間違いのない事実であるから。

昨日は大学入学式、県議会レク、夜は会議。