今年も多くの皆さんにお世話になりました。ありがとうございました。昨日、本日と藤岡市上日野、高山を挨拶まわりとポスター掲示の御礼。
鮎川上流の冷たい水と滝が寒さを増すそして冷たい風。本日は高山に向かったが道路に雪あり、タイヤはスタッドレスで対応でしたが途中で切り上げて戻る。
高齢化、人口減少の山間地域に常に新しい発見があります。2022年もよろしくお願いします。
お別れは悲しい。元富岡高校野球部監督であった田中勇一先生がお亡くなりになりました。田中先生は私にとって人生を生きていく指標を与えてくれた一人でした。
田中先生は高崎高校野球部OBで東北大学を卒業して高校の理科の教諭として当時の新設高校の吉井高校へ。吉井高校野球部を初の関東大会に導き、その後、富岡高校野球部監督へ。
田中先生との出会いとお付き合いが始まったのは富岡高校野球部監督時代、私が富岡高校野球部OBで学生押しかけコーチになり大学時代の休みはほとんど母校のグランドに通い詰めた以来。
当時の富岡高校野球部はドン底でしたが、母校野球部を建て直してくれたのは田中先生でした。監督就任4年目に富岡高校野球部を関東大会に導いてくれました。
田中先生の独特の練習と独自の発想は新鮮でした。一方で押しかけコーチの私を信頼してくれせて田中先生が体調不良で入院され秋の大会の指揮がとれなくななった時に代行監督に私を指名してくれました。結果はベスト16で敗退して病院に結果報告にいきスクイズ連発をして失敗したと言うと角倉は東野さんの教え子だなあと笑われたのを思い出します。東野さんとは私の富岡高校野球部現役時代の監督です。そして38年前の赤城山合宿での田中先生との唯一の写真を見ながら涙を流す。
田中先生は富岡高校から前橋南高校野球部監督に。高崎工業校長で退職されました。田中先生に影響を受けて教員になった野球部OBも少なからずいます。
田中先生の教え、物事を多面的に見る重要性。自分の頭で考えて自分で決断すること。その後の私の生き方に影響を与え続けてくれた。
田中先生には群馬県議会議員になっても教育課題で様々な意見をいただいた。県議会の質疑にも参考になることが多く田中先生との話しは教育と子供の未来そして今後の社会のあり方を考えさせられた。
田中先生が突然の体調不良となったのは１年半前、難病で死線をさまようなこともあり田中先生から死に立ち向かう思いを聞き先生の命の火が本当に途絶えてしまうのかと信じられない気持ちでいっぱいでした。
この秋からは新たな治療手段もなくなり12月にお亡くなりになりました。田中先生から10月31日の私の衆議院選挙投票日にに吉報を待つとのショートメールがあり、ありがとうございますと返したのが最後となりました。
田中先生の遺影の前で奥様から入院していた病院からシンドイ体で期日前投票に行ってくれ「角倉と書いてくる。31日投票日まで俺が持たないかもしれない」と語っていたお話しを聞き涙が止まりませんでした。
私の選挙事務所が高崎の倉賀野にあり私は吉井町の自宅から毎日、田中先生の自宅前を通っていたのに何故か田中先生に連絡しなかったことに猛烈に自責の念を感じる毎日です。
田中先生が亡くなったと連絡があり直ぐに先生の携帯メールに「田中先生ありがとうござました」と送りながら悲しく虚しい時間が過ぎていきました。
田中勇一先生71歳、早すぎるお別れに無念しかありません。しかし田中先生の教えは多くの教え子達に間違いなく深く深く刻まれています。田中先生ありがとうございます。そしてさようなら。
秋刀魚の煮付けを食べたのは今年初。秋刀魚の不漁と小粒化で塩焼きを食べられずにいる。これも気候変動が原因の1つなのか。
群馬県議会議員になって以来14年ほぼ毎日ブログを更新してきたが不定期更新になります。じっくり考えることが必要な時かなと。