かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2008.8.28 伊藤和也さん、アフガニスタンでの悲しすぎる死。

2008-08-28 13:39:42 | インポート
非政府組織「ぺシャワールの会」に所属し、アフガニスタンで農業技術支援をしていた伊藤和也さんの死亡が確認された。

アフガニスタンの貧困を克服し、真の自立化に向けて活動を行っていた、31歳の若者の尊い命が失われた。あまりにも不条理で悲しすぎる死。

ニューヨークで起きた2001年9・11自爆テロを受けて、アメリカのアフガニスタンへの報復戦争への日本の支援策で、テロ対策特別措置法の是非が問われた時に国会での勉強会でペシャワールの会の代表である中村哲医師は静かに、そして断固とした口調でこう語ったのを覚えています。

「テロの温床はアフガニスタンの貧困、そして未来への絶望感。軍事力では何も解決しない。非軍事での国際協力こそが日本の責務。自衛隊の派遣はしてはならない。」
と。

アフガニスタンの現状は、まさに中村哲医師が心配した通りになっています。そして伊藤さんの死。

ペシャワールの会の支援活動はアフガニスタンの文化や習慣を最優先に尊重した活動です。タリバンも信頼を寄せるペシャワールの会のメンバーの拉致、殺害に当のタリバンが関わったとは。

中村哲医師はこの事態を受けて現地でこうも語ったという。「対日本感情が悪化している。」

テロ対策特別措置法の延長が臨時国会で大きな争点となっている。

日本の国際協力の在り方が問われています。真にアフガニスタン、イラクの人々のための支援、協力とは何か。日本の同盟国であってもアメリカのための支援・協力策であってはならない。

国境を越え、民族を越え支援、協力をした若者の悲しすぎる死。伊藤さんは死を前にして、どのような気持ちで現場にいたのか。涙が止まりませんでした。心からの哀悼の意を表します。

         

昨日は「JAたのふじ」におじゃまし、ごあいさつと資料配布。

午後からは「国道254号整備促進期成同盟会」総会に参加。

今年度中に甘楽工区が完成し、来年度から吉井工区の工事に一部入るとの報告がありました。一刻も早い完成にむけ全力をあげます。



夜は高崎で、「BEE Japan」と考える環境問題の集いに参加しました。「BEE Japanぐんま応援隊」の代表は、吉井町在住の山本 寛さん。

「BEE Japan」の活動は、自転車で日本を縦断しながら、若い外国人英語教師のみなさんが環境問題を訴えるキャンペーン。

         

キャンペーン内容は、

BEE 2008 Teamの誓い
1.交通手段は自転車を使用
2. 地域経済の支援のため、なるべく自動販売機・コンビニエンスストアーや、チェーンストアーでの商品購入は行わず地域の人達との触れ合いを大切にする
3.ベジタリアンに徹底する(その野菜もできる限り有機栽培のものを選ぶ)
4.使い捨ての容器、ビニール袋などは使用しない
5.環境の世紀へ変えようキャンペーンの京都議定書の同意署名活動をする

アメリカ人の若い女性の教師の方が「みなさんの力は小さいけれど、無限の可能性がある。」とのお話が印象的でした。