相撲評論家の第一人者をもって“自任”し
た彦山光三(明治二十六~昭和四十年)が
好んで使った言葉のひとつに「演練」がある。
読み方は誰にもわかる「えんれん」だが、
大抵の辞書類には載っていないだろう。
そのほか、やや難解な熟語に「止揚」とか
「不可不」などがある。彦山翁の著述を100
%読んだ心算はないけれど……。
「常用漢字」いや「当用漢字」制定前なのか
…大正はじめ頃の郷土紙にも難しい漢字を使
用してあった。例えば次のとおり。
●大相撲彙報
秋の黎明を破□鼕々たる櫓太皷の勇ましき響…
「鼓」の下部に「冬」が…。読み方も意味も
さっぱりだった。
た彦山光三(明治二十六~昭和四十年)が
好んで使った言葉のひとつに「演練」がある。
読み方は誰にもわかる「えんれん」だが、
大抵の辞書類には載っていないだろう。
そのほか、やや難解な熟語に「止揚」とか
「不可不」などがある。彦山翁の著述を100
%読んだ心算はないけれど……。
「常用漢字」いや「当用漢字」制定前なのか
…大正はじめ頃の郷土紙にも難しい漢字を使
用してあった。例えば次のとおり。
●大相撲彙報
秋の黎明を破□鼕々たる櫓太皷の勇ましき響…
「鼓」の下部に「冬」が…。読み方も意味も
さっぱりだった。