花ごよみ

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ジーン・ワルツ

2011-02-09 | 映画

菅野美穂が主演、
帝華大学病院の産婦人科医師、
曾根崎理恵を演じます。

共演は田辺誠一、白石美帆、
南果歩、風吹ジュン、浅丘ルリ子等。

監督は大谷健太郎。



曾根崎理恵(菅野美穂)は
「マリアクリニック」という町の、
産婦人科医院でも勤務。

こちらの病院には、
事情のある4人の妊婦が通っています。

曾根崎理恵(菅野美穂)は
彼女と同じ大学病院に勤務する
医師・清川吾郎(田辺誠一)に、
「マリアクリニック」で行われている
代理母出産についての、
疑惑をもたれます。



医師で作家の海堂尊作の、
同名医療ミステリー小説、
『ジーン・ワルツ』の映画化。
でも映画では、ミステリー色が、
うすれていたように思いました。

原作では権力に刃向かう、
強い信念と行動力を持った、
顕微授精など不妊治療の、
エキスパートで、
冷徹な女性医師として
描かれています。

医療とはどうあるべきか、
医療過失や妊婦受け入れ拒否、
産婦人科医療の問題と現実。
遺伝子技術よって成された
代理母出産に対する倫理感。

本の感想は→こちらです。

この映画の問題提起は原作よりは控えめ。
子供の誕生を控えた本人と家族。
親子愛、家族愛に
重点をおいたような感じです。

感動的な生命誕生の場面もあって
泣かない映画と思っていたのに
度々ウルルと…
やっぱり赤ちゃんの、
泣き声には感動です。

出産のシーンは以前見た映画
「BABY BABY BABY!」
そっくりな展開。
でもこれは原作も、
確かこんな感じだったので
きっとこの本の方が先なんでしょうね。

色々と策略を凝らして
問題のある経過をたどり、
その結果、
生まれてきた双子の赤ちゃん。
ラストのお母さん達と
可愛い赤ちゃん達。
ほのぼのとした、いい映像です。






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2 コメント

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うーん・・・ (しんちゃん)
2012-01-16 18:52:58
 原作では一番のミステリーな部分が、映画では物語中盤で明かされちゃったしね。

 やはり求めるものが違うのでしょう。

 私はあの若い子のエピソードをもっと盛り込んで欲しかったのと、あのお涙頂戴の記念撮影シーンは必要なかったかな。
返信する
しんちゃんへ (kazu)
2012-01-17 00:10:44
こんばんは

原作を読んで
映画を見るとなんだか
方向が違ってしまっているのが
よくありますね。

若い子のエピソード
簡単に描かれていましたね。
返信する

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