カープな毎日

カープファンのひとりごと。

春季キャンプを打ち上げ

2024年02月27日 21時54分21秒 | 日記

 チームは今日で春季キャンプを打ち上げました。午前中で練習を終えて、監督、コーチ、選手、スタッフの全員が内野に集まり、選手会長の堂林があいさつをして、一本絞めの後、全員でハイタッチをして27日間のキャンプを終えました。

 新井監督は、「非常にいい競争をしてくれている。沖縄に来て実戦が多くなったが、その中でも若い選手がすごくアピールしてくれているのでうれしく思います」と若手の成長に手ごたえを得たようで、「オープン戦もしっかりと競争してもらおうと思いますし、これはシーズンに入ってもずっと続く」と、これから1軍メンバーの絞り込みが激化することを予告し、その争いはシーズン中も継続する姿勢を示しました。

 また、新井監督は、3月1日に行われる楽天とのオープン戦から、秋山と宇草が1軍に合流し、代わって中村奨と中村貴が2軍に合流することを明言しました。

 今キャンプでは、西川の抜けた外野レギュラー争いが注目され、田村を筆頭に久保、中村健、中村貴、中村奨が実戦で結果を残してアピールしましたが、内野では二俣、捕手は高木、投手では塹江と森浦の中継ぎ左腕、黒原と森の先発左腕も、それぞれ実戦で結果を残しており、チーム全体で戦力の底上げができたと思います。

 キャンプ中は若手同士の争いでしたが、これからは2軍で調整していた主力陣が1軍に合流してくるので、若手は実戦機会が少なくなるうえ、よりレベルの高い結果も求められると思います。その厳しい環境でも結果を残して、レギュラー選手たちを脅かす存在になる選手が一人でも多く出てきてほしいですね。

 

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日本ハム戦は若手で臨むもサヨナラ負け

2024年02月25日 22時58分11秒 | 日記

広島 000 020 000 2
日ハム 000 010 002 3
勝利投手:石川1勝
敗戦投手:大道1敗

 キャンプ中のオープン戦最終戦となった日本ハム戦は、若手のみのオーダーで戦うも、9回に登板した大道が1点リードを守れず、サヨナラ負けを喫してしまいました。

 スタメンは最年長が26歳の中村健という若手打線で臨み、4回までは1安打に抑えられていましたが、5回に韮澤と中村奨の適時打を含んぬ4安打で2点を先制しましたが、その後は追加点を奪えませんでした。

 先発の玉村は、毎回安打を浴びるも得点を与えず、3回を投げて3安打無四球無失点に抑えるも、2番手として登板した森が5回に連打と犠打で1点を失い、3回を投げて4安打1四球1失点でした。

 7回はドラフト2位の高がオープン戦初登板して、1回を1安打無失点に抑えると、8回は現役ドラフトで加入した内間が1回を1安打無失点に抑えました。

 9回は大道が登板するも、四球をきっかけに3連続短長打を浴びて2点を失って逆転サヨナラ負けとなってしまいました。

 沖縄2次キャンプ最後の実戦ということで、新井監督は、この試合を1軍生き残りを賭ける若手野手に対して、キャンプの集大成を披露する場と位置付けて、最後のアピールの場にしたと思われます。

 その中で高木がフル出場して、5投手をリードし、7回には盗塁を刺して捕手としての素質の高さを示すと、打撃でも2塁打を含む2安打と攻守で良いプレーを見せました。

 捕手は、坂倉、會澤の2人の他、磯村、石原もおり、1軍枠入りの壁はかなり高いですが、この1試合の経験を今後に活かして、飛躍のきっかけにしてほしいですね。

 先発ローテ入りを目指す、玉村は立ち上がりは制球に苦しむも、緩急を活かした投球で要所を締めて、3回を無失点に抑える上々の投球内容で、先発ローテ争いに残りました。

 本人も、「悪いなりに、何とかできた。やはりコントロールミスがある。」と課題を把握しており、今後に向けての修正を図っていく意気込みを見せました。

 同じく開幕ローテ入りを目指す森は、2イニング連続で連打を浴びながら、犠飛による1失点で踏ん張るも、毎回先頭打者を出塁させてしまったことは反省点ですが、新井監督は、「前回より今日の方が腕も振れて良かったと思う」と評価し、次回登板での修正に期待しました。

 キャンプでの実戦が終わり、3月に入ると主力が1軍に合流することから、キャンプ打ち上げ後には若手選手の1軍と2軍の振り分けが行われますが、今年は多くの若手が実戦でアピールをしたので、首脳陣は頭を悩ませるのではないでしょうか。それでも、これは戦力の底上げが進んだ証なので、嬉しい悩みであり、もっと首脳陣を悩ませてほしいですね。

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斉藤が2回7安打6失点で大敗

2024年02月24日 21時01分52秒 | 日記

巨人 026 000 200 10 
広島 001 000 000 1
勝利投手:菅野1勝
敗戦投手:ハッチ1敗

 巨人とのオープン戦は、先発のハッチ、2番手の斉藤が失点を重ねると、打線も巨人投手陣の前に5安打に封じられ、堂林の犠飛による得点に終わり、大敗を喫しました。

 先発した新外国人のハッチは、初回は内野安打1本に抑える上々の立ち上がりでしたが、2回は失策をきっかけに、適時2塁打と不運な適時内野安打を浴びて2点を失い、2回を投げて3安打1四球2失点でした。

 3回から登板した2番手の斉藤は、制球が安定せず3回だけで6安打2四6失点と巨人打線に捕まりましたが、続投した4回は内野安打1本の無失点に抑えて、2回を投げて7安打2四球6失点でプロ初のオープン戦登板を終えました。

 5回からは森浦が登板して2回を無安打無失点の完璧な投球を見せると、9回は滝田が1安打無失点に抑えました。

 前日に10点を挙げた攻撃陣でしたが、今日は5安打1点に抑えられて、期待の田村も4打数無安打2三振、フル出場したシャイナーも4打数無安打1三振と、巨人投手陣を捉えられず、堂林の犠飛による1得点に終わりました。

 ハッチは、初回は内野安打1本を打たれた後に、盗塁を許してピンチを迎えるも、後続を断って無失点で切り抜けましたが、2回に失策の走者を背負うと、適時2塁打を浴びてしまい、さらに四球でピンチを拡大して、もう1点失ってしまいました。

 ハッチは対外試合初登板であり、まだまだ調整段階で、これから日本の打者を研究していくと思うので、あまり結果を気にする必要はありませんが、新井監督も「本人が走者をランナー出してクイックの重要性を経験できたんじゃないかな」とコメントしており、走者を背負ってからの投球に課題がありそうなので、この辺りは早めに対処しておく必要があると思われます。

 投球自体は良い物を持っていると思われるので、しっかりと対応して先発ローテに入ってほしいですね。 

 斉藤は、プロ初のオープン戦であり、緊張から力んでしまい制球が安定せず、いきなり安打と四球でピンチを招いてしまったことで、冷静さを失ったことで、巨人打線の餌食になったと思われます。

 それでも「あのまま降りても、本人が納得できない。」との理由で続投させた新井監督の計らいに対して、2イ二ング目を1安打無失点で抑えることができた点は良く、次につながる投球だったと思います。

 斉藤の場合は、まだ結果を求める段階ではなく、実戦で多くの経験を積んでいくことで、課題が見えてくると思うので、そこを一つ一つ潰してレベルアップを図っていけば良いと思っています。まさに新井監督のコメントどおり、抑えても打たれても勉強なので、次の登板はどうなるか分かりませんが、今日の経験を活かして、成長した投球を見せてほしいですね。

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オープン戦初戦は投打がかみ合い快勝

2024年02月23日 21時22分42秒 | 日記

広島 202 112 200 10
中日 000 000 000 0
勝利投手:益田1勝
敗戦投手:髙橋宏1敗
本塁打:[広島]中村健1号

 オープン戦の初戦は中日と対戦して、打線が14安打10得点を挙げ、投手陣も5投手が4安打零封リレーで快勝しました。

 打線は、初回に田村の先制適時3塁打などで2点を挙げると、3回は田村の安打をきっかけに好機を作り、坂倉の2点適時打で追加点を奪いました。5回には中村健が今季チーム1号本塁打を放つと、6回は小園の適時3塁打などで2点、7回には再び田村の適時打などで2点を挙げました。

 オープン戦開幕投手を任された益田は、3回を投げて無安打2四球無失点の好投を見せると、2番手の黒原も3回を2安打無失点に抑えました。7回からは栗林が登板して1安打1四球無失点、8回は塹江が無安打1四球無失点、9回は河野が1安打無失点に抑える好投を見せて、中日打線を零封しました。

 外野のレギュラー争いを繰り広げている期待の田村が、今季初のオープン戦で5打数3安打2打点の活躍で自慢の打撃を存分に披露しました。特に初回の適時3塁打は高橋宏から放ったもので、まだ調整段階とはいえ、1軍での実績があり、WBCにも出場した投手から打つことができたのは、大きな自信になるとともに、1軍でのプレーに手ごたえを得たのではないでしょうか。

 これからも多くの実戦経験を積んで、徐々に1軍レベルに対応していけば、一気にブレイクする予感がしますね。

 先発ローテ候補の益田と黒原がともに3回無失点と好投して、開幕ローテ入りに向けて一歩前進しました。

 益田は直球の切れが良く、3回を無安打とほぼ完璧な投球でしたが、2四球を与えたことを反省点に挙げており、開幕に向けて課題を解消して、さらなるレベルアップを図る意気込みを見せました。

 次々と開幕ローテを狙う投手が好結果を残しており、他の投手にも良い刺激になっていることは間違いなく、チーム内に好循環が生まれて投手力の底上げが進んでいることを実感しています。今季のカープ投手陣はかなり期待できそうですね。

 

 

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先発転向のアドゥワが好投

2024年02月21日 21時22分21秒 | 日記

DeNA 001 001 000 2
広  島 000 100 000 1

 今季3度目の練習試合となるDeNA戦が行われ、競り負けて対外試合は連敗となりました。

 先発は昨季まで中継ぎだったアドゥワがマウンドに上がり、3回を投げて4安打1失点と上々の初登板となりました。

 初回1死後に安打を浴びるも、3番オースティンと4番牧を抑えて無失点に抑えると、2回は三者凡退に抑えました。3回は1死後に3連打で1点を失いましたが、ここでもオースティンと牧を打ち取って追加点を与えず、マウンドを降りました。

 先発転向を機にカーブを解禁したとのことで、新井監督は「ストライクを先行していたし、カーブで緩急もつけられていた。」と投球を高評価しており、本人もカーブで打ち取ることができたことで手ごたえを得たようです。

 新井監督の構想では、投手陣の構成によってはアドゥワを中継ぎにに戻すことも考えているようですが、今後も先発として調整させる意向のようです。 

 先発ローテ入りは激戦の様相を呈しており、かなりレベルの高い争いになっており、誰が残ることができるのか全く分からない状態になっていますが、長いシーズンでは何が起こるか分からないので、候補は多いほど良いのはもちろん、中継ぎが手薄となればロングリリーフとしても起用できるので、チームとしての投手力向上につながります。

 今季のカープ投手陣は12球団でも屈指の陣容が揃いそうですね。

 また、ドラフト2位の高3位の滝田が、プロ入り後初の対外試合に登板して、ともに1回を無失点に抑えました。

 高は4回から2番手として登板すると、先頭の佐野に四球を与えるも後続を断って、無失点で切り抜けると、5回もマウンドに上がって、先頭に四球を与えたところで交代となり、1回0/3を投げて、無安打2四球無失点でした。

 滝田は7回から5番手として登板すると、いきなり先頭から2者連続四球を与えましたが、後続を併殺と二飛に打ち取って無失点で切り抜け、1回を投げて無安打2四球無失点でした。

 2人ともプロ初登板ということで緊張して、本来の投球ができなかったと思います。それでも無失点に抑えられたことは自信になると思うので、次回登板では持てる力を発揮した投球を見せてほしいですね。

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主力投手がシート打撃に登板

2024年02月20日 23時02分12秒 | 日記

 沖縄2次キャンプ第2クール初日は、主力投手が今キャンプ初のシート打撃に登板して、格の違いを見せつけました。

 森下は打者8人と対戦して、中村奨が放った内野安打1本に封じて2三振を奪いました。

 直球の最速は147kmを計測し、カットボールやカーブの切れ・制球とも良く、三振を奪いました。また、新球のスライダーも試投して使える手ごたえを得たようです。

 床田は打者9人と対戦して、シャイナーと二俣に安打を浴びるも、得意球ツーシームを活かすため、ツーシームをあえて封印し、チェンジアップとカットボールを多投することで、精度向上を目指すテーマを持って臨んだマウンドでした。

 栗林は打者5人と対戦して、田中に安打を浴びるも、石原や中村健からフォークで空振りを奪うなど、宝刀フォークの制球・切れの復調に手ごたえを得た一方で、最速143kmを計測した直球については、捉えられたことから切れの向上を課題を挙げました。

 3投手ともそれぞれのテーマを持って臨んだ登板で、結果を出して手ごたえを得つつも、課題も見つけて、開幕に向けてしっかりと段階を上げているようです。

 3投手とも昨季以上の活躍を求められると思いますが、その期待に応える成績を残してくれそうですね。

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阪神との練習試合は完敗

2024年02月18日 19時43分49秒 | 日記

阪神 100 020 001 4
広島 000 000 000 0

 沖縄1次キャンプ第1クール最終日は、前日のロッテ戦に続き、阪神と練習試合が行われ、打線は阪神投手陣に3安打無得点に抑えられ、投手陣も15安打6四球4失点と、投打ともに阪神に完敗しました。

 打線は、昨日は若手のみの出場でしたが、今日は田中や堂林の中堅・ベテランも出場しながら、阪神先発の村上の前に2回無安打に抑えらると、その後も才木、桐敷、湯浅らの継投の前に沈黙してしまいました。

 それでも新井監督は、1軍レベルの投手との対戦について「こっちが思っていた以上に、みんないい反応をしていた」と結果はでなかったものの内容を評価しました。

 1軍での対外試合初登板となった斉藤は、中野、大山、佐藤輝、森下など1軍レベルの打者が並んだ阪神打線に対して、6安打3四球1失点の粘投でした。

 初回は連打で無死2,3塁とされ、内野ゴロで1点を失うも、後続を断ち追加点を許さず、その後も3回まで毎回得点圏に走者を背負いながらも無失点で凌ぎました。

 斉藤は「結果は1失点だったんですが、それ以上に内容が良くなかった。また練習を積んでいって今日出た課題をなくしていきたい」と語り、レベルアップを図る意気込みを見せました。また、新井監督も「彼にとってはすごくいい一日になったと思います。彼の場合はすべてが勉強なので」として、今日の登板を今後の糧とすることを期待しました。

 若手選手たちにとっては、投打とも阪神の1軍レベルの高さを実感できた試合だったと思います。この悔しさを忘れることなく、さらなるレベルアップに繋げて、次回対戦では少しでもやり返せるような実力を身に着けてほしいですね。

 

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練習試合ロッテ戦で田村が4番起用に応える本塁打

2024年02月17日 23時24分59秒 | 日記

ロッテ   000 000 000 0
広島 200 011 000 4
本塁打:[広島]田村

 今季初の対外試合のロッテ戦は、投打とも若手の活躍でロッテに快勝しました。

 今季のブレイクが期待される田村が、今季初となる対外試合で4番右翼でスタメン出場して、初回2死1塁で回ってきた第1打席にロッテ東條の直球を右翼席へ放り込みました。

 その後の3打席は無安打に終わり、4打数1安打2打点1本塁打でしたが、新井監督は「ナイスバッティングでした」と高評価し、「若い選手はパンっと跳ね上がる。誠也みたいに。一歩ずつと思っても二段飛ばし、三段飛ばしでね。そういう可能性を秘めている」と田村のブレイクに期待しました。

 また、途中出場の中村奨は、6回2死後に幸運な3塁打で出塁すると、2死1,3塁の場面で1塁走者が二盗を試みところで、好判断をみせて本盗を決めて追加点を奪うと、8回にも安打を放って2打数2安打の活躍を見せました。

 新井監督も、本盗について「一瞬の判断で隙を突いていく集中力もあったと思う。思い切りがないと、あのタイミングでスタートは切れない。」と好走を絶賛しました。

 先発した黒原は、3回2安打3奪三振無失点の好投でした。ストライク先行の投球で有利に投球を組み立て、変化球も制球しながらアウトを重ねた。また、4回から2番手として登板した玉村も、3回2安打5奪三振無失点で、6回には三者連続三振を奪う好投を見せ、先発ローテ入りを目指す2人が好結果を残しました。

 まだ公式戦ではありませんが、対外試合初戦は、投打とも若手が好結果を残して、昨秋からの練習の成果を示すことができました。新井監督も若手のレベルアップを実感し、戦力の底上げが進んでいることに手ごたえを得た試合だったのではないでしょうか。

 今日の試合で結果を残した選手は、自信にして更なるレベルアップに励み、今日の試合で結果を残すことができなかった選手は、まだチャンスは与えられるはずなので、しっかりと反省して次戦で修正した姿を示してほしいですね。

 

 

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新外国人ハッチがシート打撃で好投

2024年02月16日 22時56分15秒 | 日記

 新外国人のハッチがシート打撃に登板し、打者7人に対して、直球、カットボール、ツーシーム、チェンジアップなど21球を投じ、ボール球はわずか5球と制球の良さを示し、許した安打は2本でしたが、いずれも捉えられた当たりではなく、ゴロで内野の間を抜けた当たりで、実戦形式初登板は上々の内容でした。

 新井監督は、「打者に聞いても、カットが真っすぐと見分けがつかない。ベース板の上での球の強さもある。」と投球を絶賛するとともに、「まじめ。投内連係なども早く吸収しようという勤勉な姿勢で臨んでいる。日本で成功する要素を持っている。」と野球に取り組む姿勢も評価しました。

 外国人選手は、実際にシーズンに入ってからでないと、本当の実力は分かりませんが、今日の投球内容や打者の印象からすると、かなりの活躍が期待できそうな印象を受けました。

 新井監督は、先発しての起用を示唆していることから、開幕ローテ争いに加わることとなりそうなので、常広、遠藤、玉村らとともに先発4本柱に続く5番手、6番手を争うことになりそうです。

 ローテ争いは、近年まれにみる高いレベルでの大混戦となりそうで、今季のカープは12球団最強のローテになるかもしれませんね。

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沖縄2次キャンプ初日に大瀬良と九里がブルペン投球

2024年02月15日 21時14分39秒 | 日記

  沖縄2次キャンプが始まり、大瀬良と九里が揃って初日にブルペン入りしました。

 大瀬良は、直球だけでなく、カットボール、スライダー、チェンジアップ、フォーク、ツーシームと持ち球の変化球を全球種を交え、腕の振りや球の回転を確認しながら、右肘手術後では最多となる58球を投げました。さらに、31球目からは術後初めてセットポジションでの投球を行って感触を確かめました。

 投球後は、「体が動くので気を付けながら慣らしの意味合いもあったんですけど、それでも途中から気にせずしっかり投げることができた」と振り返るとともに、「このまま何もなければ開幕に間に合うだろうっていう感じなので」、そのまま行ってくれるように体の準備をして怠らずにやりたい」と語り、開幕ローテ入りに手ごたえを示しました。

 ここまでは手術の影響から、例年よりスローペースで調整を進めていましたが、プラン通り順調なステップを踏んでおり、開幕に間に合う見通しが立ったのは一安心です。

 開幕投手については、新井監督が焦らせたくないとの意向があるため、可能性は低いと思っていますが、今後の投球次第では逆転で任されるかもしれませんね。

 開幕投手候補の九里は、歩幅を狭めた新フォームの試行錯誤に取り組みながら、実戦を意識して対バッターやボールカウント、球種を想定して、今キャンプ最多となる120球を投げました。

 「1回は100球を超えた球数は投げようとイメージしていたので、プラン通り」とのことで、新フォームにも手ごたえ得ながら、初の開幕投手に向けて順調に調整を進めているようで、新井監督も「昨年のこの時期よりはるかに状態がいいようにこちらは見ています」と高評価しました。

 現状では九里か森下のどちらかが開幕投手とみているので、今後の実戦形式での登板を見て、判断すると思いますが、個人的には九里に開幕投手を任せてほしいですね。

 

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