カープな毎日

カープファンのひとりごと。

前田健捕まり5割ならず

2012年04月30日 20時47分19秒 | 試合結果
ヤクルト 000 013 300 7
広島 000 000 100 1
勝利投手:館山3勝
敗戦投手:前田健3勝2敗

 5割復帰を託された前田健は、初回から切れの良い変化球でヤクルト打線に付け入る隙を与えず4回まで無安打に抑えていましたが、5回に2安打で1死1,3塁とされると、中村に適時打を打たれて先制点を奪われると、6回にも1死2塁からバレンティンに適時打を打たれ、更に四球と安打で満塁としてしまうと、畠山に2点適時打を浴びてしまい、6回4失点で無念の降板となりました。

 調子が上向いてきた打線は、2回に2安打で1死2,3塁の先制機を作りましたが、堂林が三振、白濱は敬遠され、前田健も三振に倒れて得点できませんでした。3回も先頭の梵が安打で出塁するも、廣瀬の投直が併殺となり活かせず、6回の1死2塁も、ニックは三ゴロ、丸は四球を選ぶも岩本が二飛に倒れてしまいました。

 7回からは中村恭が登板するも、2死から安打と四球で1,2塁とすると、川端と宮本に連続適時2塁打を打たれて3点を失って試合が決してしまいました。
 その裏に、堂林の2塁打をきっかけに、代打松山の適時打で1点を返して、零封負けを免れるのが精いっぱいでした。

 5割復帰はならず、借金2に逆戻りです。更に5位巨人と1ゲーム差まで詰め寄られ、昨季までの定位置だった5位が目前に迫ってきました。明日からはその巨人との3連戦です。今のチーム状態では苦しい戦いになると思いますが、月も替わるので悪い流れを断ち切るためにも、初戦を獲ってチームに良い流れを付けたいですね。

 雨の影響で試合開始が約30分遅れたことが、前田健の状態に影響を与えたようです。試合開始を直前に知らされたようで、準備不足の状態でマウンドに上がったとのことで、立ち上がりに力んで、中盤以降に疲れが出てしまったようです。
 試合開始の見通しは、球団を通じて選手に連絡が行くのではないでしょうか。もし何らかのミスで連絡が遅れたのだとしたら残念なことですね。
 
 もちろん、敗因はそれだけではなく、打線にもあります。序盤のチャンスでしっかりと先制出来なかったことは大きかったと思います。館山も試合開始が遅れたことで、調整が難しかったと思うので、そこで攻略できず、館山を助けてしまいました。
 序盤の得点機で攻略できず、そのまま抑えられるのはよくあることなので、典型的な負け試合だったということですね。

 栗原については、球団から右肘の変形性肘関節症と診断され、5月9日に手術を受けると発表されました。松田オーナーが今季中の復帰は考えなくて良いと栗原に伝えたとのことで、今季絶望ですね。
 これで更にニックへの期待が高まります。徐々に状態は上向いているようなので、近いうちに爆発してくれることを願いましょう。ただ、その前後を打つ打者がいません。栗原の代わりに1塁に入る岩本か松山に期待したいですね。
コメント (2)

野村快挙逃すも連敗止める

2012年04月29日 22時05分48秒 | 試合結果
ヤクルト 000 000 000 0
広島 100 002 00X 3
勝利投手:野村2勝1敗
セーブ投手:サファテ2敗5S
敗戦投手:ロマン1勝4敗


 昨日の不可解な継投で不穏な雰囲気が感じられましたが、ルーキー野村が全てを払しょくしてくれました。立ち上がりから制球が抜群で、変化球を低めに集めて、好調ヤクルト打線に内野ゴロの山を築かせました。
 初回に上田に四球を与えた以外は、6回まで一人の走者も許さず、前田健に続くノーヒットノーランの期待が徐々に高まりましたが、7回に1死からミレッジの止めたバットに当たった打球は右前安打となり、快挙達成は成りませんでした。
 それでも、この1死1,3塁でバレンティンを迎えたピンチでも落ち着いて、投ゴロ併殺打に打ち取り得点を与えず、8回まで投げて1安打無失点の快投でした。

 少し上向いてきた打線は、初回に安打と犠打で1死2塁とすると、廣瀬が適時打を放って先制点を挙げました。2回から5回はロマンに2安打に抑えられて追加点を奪えませんでしたが、6回に1死1塁からニックが2点本塁打を放って、待望の追加点を奪いました。

 野村に初完封の期待が掛かりましたが、9回はサファテにマウンドを譲りました。サファテは1安打を許すも、最後は併殺に打ち取り3人で片づけて、ヤクルト打線を零封しました。
 チームの連敗は3で止まり、借金も1となりました。明日はエース前田健が登板します。ここで一気に5割復帰して、今季は5割の壁を破りたいですね。


 野村は凄いですね。投球内容はもちろんですが、精神面も新人とは思えません。6回まで無安打投球で、記録を意識し始めたと思いますが、7回に不運な安打を打たれて、記録は消えてしまい、更に1,3塁で昨日逆転3ランを放っているバレンティンを打席に迎えるという状況でも、気持ちを切らさず、丁寧に低めを突いて投ゴロ併殺に打ち取りました。
 終盤に無安打の記録が途切れると、そのまま崩れるケースはこれまで何度もあったので、バレンティンの打席は打たれるのではないかと心配したのですが、野村には無駄な心配でした。1年目からこれだけ精神面がしっかりしている投手は見たことが無いですね。制球の良さが武器でしたが、それだけではなく精神面の強さも大きな武器ですね。これは大物になること間違いないですね。

 
 ニックが価値ある本塁打を放ちました。極度の不振で、さすがに我慢の限界に近づいていましたが、昨日の適時打で何かを掴んだかもしれません。野村監督の直接指導の成果が出たということでしょうか。
 技術的な部分だけでなく、結果が出たことで気分的にも楽になったと思います。まだ2試合なので安心はできませんが、これからやってくれそうな気配を感じます。栗原の復帰時期が読めない中で、ニックが唯一の長距離砲として期待できると思います。


 昨日の継投失敗により、サファテのプライドを傷つけてしまったようです。そのため、今日はセーブが付く場面ではサファテを投入すると決めたいたとのことです。野村は8日んで100球と完封ペースでしたが、しわ寄せにあい8回で降板となりました。
 しかし、サファテのケアをしないと、今後の戦いに悪影響を与えるので、これは仕方ないでしょう。野村も納得してれていると思います。
 野村監督には、今後はこのような不協和音の元になるような采配はやめてほしいですね。
コメント (2)

継投失敗 逆転負け

2012年04月28日 20時48分50秒 | 試合結果
ヤクルト 003 000 003 6
広島 000 002 020 4
勝利投手:平井1勝1S
セーブ投手:バーネット1勝10S
敗戦投手:ミコライオ1勝1敗


 先発福井は立ち上がりから制球に苦しみ、初回は3四球で1死満塁のピンチを作りましたが、川端の二直が併殺となる幸運で無失点で切り抜けたものの、3回に四球と安打で2死1,2塁とされると、連続適時打を打たれて3点を失ってしまいました。
 6回からは岸本がマウンドに上がり、2安打に野選も絡んで1死満塁のピンチを迎えましたが、上田とミレッジを抑えて追加点を与えませんでした。 

 打てない打線は、今日も赤川に対して5回まで散発2安打に抑えられて得点を挙げられませんでしたが、6回に四球と2塁打で1死2,3塁の得点機を作ると、不振のニックが中前2点適時打を放って、3試合ぶりの得点を挙げました。

 7回と8回を今村が完璧に抑えると、試合の流れがカープに傾き、8回に安打と四球で1死1,2塁とすると、代打前田智と代打丸が連続適時打を放ち2点を挙げて逆転に成功しました。

 しかし、9回のマウンドにはミコライオが上がり、2安打で1死1,3塁とされると、バレンティンに逆転3ランを浴びてしまいました。
 今の打線には反撃する力は残されておらず、痛恨の逆転負けを喫して、5割復帰を逃して借金2となってしまいました。


 中盤までは全く勝てる雰囲気がありませんでしたが、終盤の粘りで勝ち越して、明日に繋がる良い流れで気持ち良く試合終了を迎えられるはずずだったのに、最後にまさかの落とし穴が待っていました。
 今年も5割の壁なのでしょうか。間違いなく5割復帰だと思ったのに、こんな形で失敗してしまうと、5割を意識してしまいますね。今年こそは5割の壁を意識したくないので、早く5割に復帰して貯金生活に戻りたいですね。

 今日の敗因は明らかに9回の投手起用でしょう。リードを奪って残り1イニングとなれば、誰もがサファテだと思ったのですが、マウンドにはミコライオが上がりました。
 守護神はサファテですが、今季のサファテは走者を出すことが多く、一昨日はサヨナラ負けを喫していました。一方のミコライオは最初こそ不安定でしたが、最近は安定感抜群でしたから、万全を期してミコライオをマウンドに送ったのでしょう。
 野村監督のコメントによると、ミコライオはブルペンで調子が良かったことと、先に準備ができていたからとのことですが、勝ち方の形を大切にしている野村監督では珍しい起用だと思います。自分の形を捨ててまで勝ちに拘ったのは、打てずに苦しい試合が続いており、この試合は絶対に落とせないという強い思いがあったと思われます。
 しかし、選手は試合展開で自分の出番を考えていると思うので、突然それを変えるのは良くないと思います。首脳陣にも勝てない焦りがあるのでしょうが、こんな時こそ冷静になってカープの野球をすることが、大事だと思いますね。

 今日は、勝ち試合を落としてしまったばかりでなく、ヤクルトに勢いをつけてしまいました。明日の先発野村には苦しい試合になりそうです。
 不振だったニックにも適時打が出ましたので、これをきっかけに調子が上がることを期待しています。野村のためにも、早く打線が援護して、楽に投げさせてあげたいですね。


  
コメント (2)

岩本痛恨失策で借金生活

2012年04月26日 22時06分58秒 | 試合結果
広島 000 000 000 00 0
阪神 000 000 000 01 1
勝利投手:榎田1勝
敗戦投手:サファテ2敗4S

 栗原が登録を抹消されて貧打に一層拍車が掛かってしまいました。先発の安藤に対して、面白いようにバットが空を切り、4回から8回までパーフェクトに抑えられるなど、安打はたったの2本で、三振は10個と全く点が取れる気配がありませんでした。

 今季は打線の援護に恵まれないバリントンは、今日も打線が無得点に抑えられながらも、好守にも助けられ阪神打線を無得点に抑えました。
 4回まで無安打に抑えていましたが、5回に2死2塁から小宮山に中前安打を打たれるも、丸が好返球で本塁で刺して無失点に抑えました。更に6回には1死2塁で上位打線を迎えましたが、平野と新井貴を抑えて、7回を4安打無失点の好投でした。

 9回にようやく安藤を捕え、東出と丸の連打で1死1,3塁の得点機を作るも、ニックと廣瀬の主軸が連続三振に倒れて、絶好の得点機を逃しました。

 8回からはミコライオ登板し、来日初の2イニングを投げましたが、無安打と完璧に抑えました。10回からはサファテを投入して、必死の継投で繋ぐと、11回に東出の2塁打などで2死2,3塁としましたが、代打會澤が好守にも阻まれて、遊ゴロに倒れて勝ち越すことができませんでした。
 
 その裏に、2死から岩本の後逸で2死2塁としてしまうと、平野に中前安打を打たれ、2塁走者の生還を許してしまい、痛恨のサヨナラ負けとなりました。これで、ついに借金生活に突入してしまいました。
 このまま、ズルズルと落ちていくと、5割が大きな壁となり1度も越えられなかった昨季の二の舞にになってしまいます。ここで踏ん張って、早く5割復帰を果たし、再び貯金生活に戻らないといけませんね。


 本当に打線に迫力というか怖さが感じられません。今日も全く点が入る気配を感じませんでした。この3連戦は3安打、2安打、延長11回で5安打と安打すらでず、得点は初戦に堂林の本塁打で挙げた1点のみでした。いくら阪神の投手が良かったといっても、これでは勝てるはずがありません。今日はスコアだけ見れば接戦でしたが、内容では完敗だったと思います。

 今日のポイントは9回の攻撃ですね。この試合初めてチャンスを迎えて、打席にはニックでした。今の状態のニックでは犠飛も打てないと思いましたが、そのとおりあっさりと三振してしまいました。
 あの場面は代打前田智だったと思います。4番スタメン出場したニックの面子は潰れるかもしれませんが、終盤の9回で、この試合唯一の勝負どころだと思ったので、ここで前田智を使わないと使うところがないと思いました。ニックもチームの勝利を優先させるということで理解してくれると思います。

 ニックに早く日本の投手に慣れてもらうために、我慢して試合に出していますが、打線に余裕があれば、それも可能ですが、さすがにその余裕が無くなってきました。
 バーデンと入れ替えという選択が頭をよぎり始めました。ただ三塁には堂林がいるので、起用法を考えることが必要で、簡単に入れ替えという訳にはいきません。
 目の前のことだけを考えれば、バーデンと入れ替えでしょうが、長いシーズンを考えると、もうしばらくニックを使うことも必要です。このままニックが爆発するのを待つのか、バーデンを上げるのか難しいところですね。
コメント (2)

栗原離脱で完封負け

2012年04月25日 22時15分09秒 | 試合結果
広島 000 000 000 0
阪神 200 030 00X 5
勝利投手:久保2勝1敗
敗戦投手:大竹2勝2敗


 昨日4番から6番に降格した栗原がスタメンを外れました。原因は08年に手術した右ひじの状態が良くないためのようです。栗原を欠いた打線は完全に迫力不足で、阪神先発の久保に対して全く手が出ませんでした。
 初回に先頭の梵が安打で出塁するも、その後は6回まで無安打に抑えられ2塁すら踏めませんでした。

 先発の大竹は安打と四球で2死1,2塁のピンチを迎えると、連続適時打を浴びて2点を先制されてしまいました。その後も走者を出しながらも後続を断って追加点を与えませんでしたが、5回に先頭のマートンに3塁打を打たれると、平野の適時打を浴びて追加点を奪われ、更に1死2,3塁のピンチを残して、江草にマウンドを譲りました。
 代わった江草は、いきなりボークで3塁走者を生還させてしまい、動揺したのか連続四球を与えて満塁としてしまうと、城島に犠飛を打たれてこの回3点を失ってしまいました。
 その後は、岸本、今村、中村恭と繋いで何とか無失点に抑えましたが、打線が沈黙したままで、7回に2死四球と安打で2死満塁の得点機を作るも、期待の堂林が三振して得点を挙げられず、結局阪神の継投の前に2安打零封負けを喫して、チームは再び5割に逆戻りしてしまいました。


 ただでさえ不振に苦しむ打線に更に追い打ちをかける事態が発生しました。栗原が右ひじ痛でスタメン落ちし、1軍登録も外れる見込みのようです。復帰時期は未定で長期離脱の可能性もありそうです。石原と倉の主力捕手に続いて、4番を欠くという異常事態となってしまいました。
 昨日からニックが代役で4番を務めていますが、2試合連続無安打と役割を果たせませんでした。栗原の成績は打率.211、5打点、本塁打0と低迷していましたが、カープ打線では名前で相手を威圧できる唯一の打者だと思います。栗原が抜けたことで、相手投手に与えるプレッシャーが全然違ってくるはずです。今日の久保もカープ打線に威圧感を感じなかったことが、好投の一因になっていると思います。

 栗原の抜けた穴を補うことは簡単にはできないので、この危機的状況を乗り切るためには、野手陣の総力を終結して戦うしかありません。この状況を打開するためにも、早くニックが本領を発揮してほしいですね。
コメント (2)

堂林値千金のプロ初本塁打

2012年04月24日 22時10分06秒 | 試合結果
広島 000 000 010 1
阪神 000 000 000 0
勝利投手:前田健3勝1敗
セーブ投手:サファテ1敗4S
敗戦投手:メッセンジャー2勝1敗


 前田健は変化球の切れが良く、阪神打線を翻弄し、5回まで無安打に抑えました。5回に四球と堂林の失策で1死1,2塁のピンチを迎えましたが、小宮山とメッセンジャーを抑えて無失点で切り抜けました。
 6回に初安打を打たれると、7回には新井貴の2塁打で無死2塁とされるも、後続を断って得点を与えませんでした。

 低調な打線は4番ニック、5番廣瀬、6番栗原と組み替えましたが、メッセンジャーを攻略できず、3回まで無安打に抑えられました。4回に梵の2塁打と四球などで1死1,3塁の先制機を作るも、ニックと廣瀬が凡退してしまいました。
 7回まで1安打に抑えられてメッセンジャー攻略の糸口が掴めませんでしたが、8回1死から堂林が中堅後方にプロ本塁打を放って、待望の先制点を挙げました。
 8回には、代わった筒井から安打と四球で2死1,2塁とするも、廣瀬が倒れて追加点は奪えませんでした。
 
 前田健は8回を無失点に抑えて、9回はサファテにマウンドを譲りました。サファテは1死から2塁打を浴びて一打同点のピンチを迎えましたが、新井貴とブラゼルを抑えて、ヒヤヒヤでの勝利でした。
 連敗を3で止めると同時に今季上位チームに初勝利を挙げて、借金生活への突入を阻止しました。


 堂林はやはり何か持っていますね。思い出の地である甲子園でプロ初本塁打を放ち、それがエースに白星を付ける決勝本塁打になるとは流石ですね。
 打った瞬間は入るとは思いませんでした。野手頭を越して長打にはなると思いましたが、以外に打球が伸びた印象でした。
 5回に自らの失策でピンチを広げてしまい、それを前田健が無失点に抑えて助けられたことで、何としても前田健に白星を付けたいという強い思いが打球にも乗り移ったのかもしれませんね。
 前カードの中日戦から打撃が低迷してしまいましたが、今日の本塁打でまた乗ってくるのではないでしょうか。明日からの堂林に期待ですね。


 今季の前田健は安定感抜群ですね。開幕戦で5回3失点降板してからは、4試合全て7回以上を投げて、失点はわずかに1点でついに防御率も0点台に突入しました。
 今日も完封の期待が掛かりましたが、中5日登板で、球数も100球を超えたことを考慮して、9回はサファテにマウンドを譲りました。
 試合の雰囲気は、サファテに交代しない方が良いと感じたので、前田健に続投させてほしかったですが、シーズンはまだまだ長いので、休めるときに休ませることも必要ですね。
 
 エースが完璧に抑えて、新戦力が打って勝ったので、これでチームとして乗っていきたいですね。
コメント (3)

前田智350二塁打を白星で飾れず

2012年04月22日 20時38分55秒 | 試合結果
中日 100 100 001 3
広島 000 010 010 2
勝利投手:浅尾1勝
セーブ投手:岩瀬1敗8S
敗戦投手:サファテ1敗3S

 野村は初回に1死から2塁打を打たれると、2連続四球を与えて満塁としてしまうと、和田に適時打を打たれて先制を許してしまいました。ここは會澤の好返球で1失点で済みましたが、続く井端にも四球を与えて再び満塁としてしまいましたが、ここは平田を三振に仕留めて最少失点で抑えました。
 2回以降は徐々に持ち味の制球が良くなり始めましたが、4回1死1塁から梵の悪送球で1,3塁のピンチを迎えると、山本昌の一ゴロの間に追加点を奪われてしまいました。
 野村はここでも崩れることなく、走者を背負いながらも丁寧な投球で、後続を打ち取り7回を2失点に抑えました。

 低調な打線は3番に廣瀬、6番に會澤を入れて山本昌対策をしましたが、効果はなく今日も拙攻の連続でした。初回は1死2塁で廣瀬と栗原が凡退。4回無死1塁は栗原が併殺と4回まで無得点でしたが、5回に2死から1,3塁の得点機を作ると、梵が適時打を放ってようやく得点を挙げました。しかし、6回と7回は三者凡退に終わり、浅尾が出てくる前に追いつくことができず、敗戦ムードが漂い始めましたが、8回に浅尾を攻めて1死2塁から代打前田智が通算350本目となる2塁打が適時打となり、同点に追いつきました。なおも勝ち越しのチャンスでしたが、廣瀬と栗原が凡退して同点止まりでした。

 9回は必勝を期してサファテを送るも、四球をきっかけにピンチを招くと、大島に適時2塁打を打たれてしまい、その裏を岩瀬に三者凡退に抑えられてしまい、対中日戦5連敗となり、チームは5割に逆戻りしました。


 1番に起用した梵が4打数4安打と当たりましたが、それ以外の打者がさっぱり打てません。チーム全体で6安打で、残り2本は投手の野村と代打の前田智では、さすがに勝てませんね。
 DeNA戦までは好調だった堂林も中日戦では当たりが止まってしまい、2試合連続で無安打でした。堂林に限らず、DeNA戦の時とは全く別のチームのようです。戦う前から苦手意識を持ち過ぎているのではないでしょうか。過剰に意識し過ぎて力んでしまうと思うのですが、技術的な部分ではないので、簡単には解消できそうにありませんね。
 交流戦前にもう1度対戦しますので、それまでにチームの雰囲気が変わって、自然体で臨めるようになっていてほしですね。


 野村は立ち上がりだけが反省点でした。雨が降る悪コンディションだったこともあってか初回は制球を乱して、3四球を与えて失点に繋がってしまいました。それでも2回以降は修正して無四球で自責点0に抑えたところは、さすがの一言ですね。
 味方打線の援護が無く、守備にも足を引っ張られて2勝目はなりませんでしたが、この投球を続けていけば、自然と白星はついてくるでしょう。
 これだけ耐えて投げているのですから、早く打線が援護して2勝目をプレゼントしてあげてほしいですね。
コメント (3)

投打とも完敗

2012年04月21日 22時31分56秒 | 試合結果
中日 101 010 300 6
広島 010 000 000 1
勝利投手:岩田1勝
敗戦投手:篠田1勝1敗


 篠田が初回に先頭打者へストレートの四球を与えると、続く荒木の適時2塁打を打たれて、早々に先制されてしまいました。更に森野の安打で無死1,3塁とピンチが続きましたが、併殺などで無失点で切り抜けました。

 打線が2回に廣瀬の本塁打で同点に追い付いて、試合を振り出しに戻すも、直後の3回に2死2塁から山崎に適時2塁打を打たれて、勝ち越されてしまいました。
 5回には荒木に本塁打を浴びて追加点を奪われると、篠田はこの回でマウンドを降りました。

 4回まで廣瀬の本塁打以外は無安打に抑えられていた打線は、5回に2死から連打で1,3塁とするも、梵が二ゴロに倒れてしまいました。

 ベンチは6回から今村を投入しましたが、3連続短長打を含む5安打を浴びて、決定的な3点を失い試合は決まりました。

 元気のない打線は、6回から3イニングを新人の田島に1安打無得点に抑えられましたが、9回に鈴木を攻めて1死1,2塁とするも、堂林と會澤が凡退してしまいました。

 対中日戦は、1分を挟んで4連敗と完全に苦手にしてしまいました。このままいってしまうと、苦手意識を払しょくできなくなるので、明日の試合では絶対に勝たなければいけません。先発の野村は、またもプレッシャーの掛かる登板となってしまいましたね。しかし、天気予報はおもわしくないので、中止かもしれませんね。今の流れならその方が良いかもしれないですね。



 篠田は制球が甘く、5回8安打3失点と苦しい投球内容でした。毎回の8安打を打たれながらも、3点に抑えたと見るべきかもしれませんが、失点の内容、タイミングが悪いですね。
 課題の四球は1個でしたが、その1個が初回の先頭打者に与えて、先制点に繋がってしまってはいけません。唯でさえ中日には分が悪いのに、試合開始早々に先制されては、チームが乗っていけません。この四球は反省ですね。
 また、3回の本塁打も痛いです。味方が同点に追いついた直後に、勝ち越されては流れを止めてしまいます。3回はもう少し丁寧にいってほしかったですね。

 打線が流れに乗れないです。今日も得点圏に走者を進めるも、適時打は出ませんでした。ポイントは3回の攻撃でした。中日先発の岩田は、先頭の會澤に頭部死球を与え、カーブのすっぽ抜けと判定されて危険球退場にはなりませんでしたが、その後は明らかに動揺していました。しかし、今のカープ打線はそこを攻めきれませんでした。1死2塁で東出と梵が凡退して、岩田を助けてしまいました。
 特に1,2番の不振が目につきますね。何か浮上のきっかけを見つけ出してほしいですが、その気配を感じられません。あとは、首脳陣が何かきっかけを与えるしかなさそうです。ここは野村監督の腕の見せ所ですね。
コメント (2)

拙攻でバリントン見殺し

2012年04月20日 22時07分32秒 | 試合結果
中日 000 000 101 2
広島 000 000 000 0
勝利投手:山内2勝1敗
セーブ投手:岩瀬1敗7S
敗戦投手バリントン1勝3敗


 バリントンは低めに球を集め、中日打線にゴロの山を築かせて、4回まで無安打に抑えました。5回には2死から連打を浴びて1,3塁とされるも、投手の山内を三振に仕留めて無失点で切り抜け、6回まで中日に得点を与えませんでした。

 ここ2試合は2ケタ安打で調子が上向いてきた打線でしたが、今日は一転して拙攻の繰り返しでした。
 初回1死1塁では丸が併殺打、2回の1死2塁では廣瀬と堂林が凡退、3回には2死2塁から梵が右前安打を放つも、東出が本塁憤死で得点を挙げられませんでした。
 5回にはこの試合初めて先頭打者を出塁させるも、走者を進められず1死後に併殺で潰してしまいました。更に6回は、2四球と安打で1死満塁のチャンスを貰い、打席には栗原、ニックを迎える最高の場面でしたが、2人とも遊ゴロに倒れて得点を挙げられませんでした。

 この逸機が試合の流れを変えてしまい、7回に2死から四球と安打で1,2塁とされると、谷繁に適時打を打たれて先制点を奪われてしまいました。
 9回からは3番手岸本がマウンドに上がるも、安打、敬遠と四球で2死満塁のピンチを作くると、まさかの暴投で余分な追加点を与えてしまいました。

 何としても追いつきたところでしたが、7回は2死2塁で代打松山が三振に倒れ、9回にも岩瀬に対して2死1、2塁とするも、代打會澤が遊飛に倒れてしまい、中日に完封されてしまいました。

 チームの連勝が3で止まってしまいました。対中日戦は1分けを挟んで3連敗中ですから、ここらで連敗を止めないと苦手意識がどんどん大きくなってしまいそうです。
 明日こそは打線が機能することを願いましょう。良く考えると、今季はまだ巨人とDeNAにしか勝っていないですね。


 昨日までの打線が一夜にして貧打に逆戻りしてしまいました。9安打を放ち、4回と8回以外は毎回走者を出しながらも、本塁が遠く無得点に終わりました。
 初回から押し気味に試合を進め、最大のチャンスは6回でした。1死から四球、安打、四球で満塁のチャンスを貰い、しかも栗原に打順が回るというこれ以上ない得点機でしたが、遊ゴロに倒れ、続くニックも遊ゴロで得点できなかったことで、試合の流れは中日に傾いてしまいました。
 中日は、その直後に2死から作ったワンチャンスできっちりと適時打を放ち、決勝点を奪いました。
 もちろん、バリントンが2死から四球を出したことが失点のきっかけではありますが、味方打線が拙攻を繰り返したことが、リズムを崩したのだと思われます。

 今日のような試合展開は、昨季までの中日との対戦で何度も見た光景です。今季も同じことを繰り返すということは、チーム力の差が縮まっていないということでしょうか。個人的にはそんなことはないと思っています。
 明日は今季のカープの力を中日に見せ付けるような試合をして、中日戦の連敗を止めてほしいですね。
  
コメント (2)

白濱攻守で光る

2012年04月19日 22時03分24秒 | 試合結果
DeNA 100 000 000 1
広島 010 003 02X 6
勝利投手:福井1勝1敗
敗戦投手:山本1勝2敗


 福井はいきなり初回に1死から連続長短打で1点を失うと、更に安打を浴びて1死1,2塁のピンチでしたが、金城と森本を打ち取り、最少失点で切り抜けました。
 2回以降は球のキレも良くなり、課題の制球も安定しており、7回まで無安打1四球に抑えてDeNA打線を全く寄せ付けませんでした。

 今季はここまで先制された試合は全敗でしたが、昨日ようやく目覚めた打線は今日も活発で、2回に2死1,2塁から白濱が適時打を放って同点に追いつくと、6回にも無死3塁からまたも白濱が適時打を放って勝ち越しに成功しました。更に2四球で2死満塁とすると、栗原が2点適時打を放ちました。
 8回にも2四球で得た2死2,3塁で代打會澤が2点適時打を放って、DeNAにダメを押しました。

 8回はミコライオ、9回は今村が無失点に抑えて、福井に今季初勝利が付き、チームはDeNAに開幕から6連勝となりました。

 明日からは開幕戦で白星なしの2敗を喫した中日戦です。この良い流れで中日にも勝って連勝を伸ばしたいですね。


 白濱が石原と倉の代役をしっかりと果たしました。守っては福井を好リードで引っ張り、打撃では同点打と勝ち越し打を放ちました。
 2回の同点打は大きいと思います。1点を追いかける状況で、2安打で作った1死1,2塁の同点機で打席にはチームで打率トップの堂林でしたが、三振してしまいました。
 もし、ここで白濱も倒れると、またチャンスで打てず無得点という悪い流れに繋がってしまい、拙攻病が再発していたかもしれません。ここで直ぐに追いつけたことが今季初の逆転勝利へと繋がっていると思います。
 倉と石原の復帰の目処が立っていない苦しい状況ですが、白濱がその代役をしっかりと果たしてくれることを期待したいですね。


 福井が素晴らし投球でした。初回こそ3連打を浴びて1点を失いましたが、終わってみれば打たれたのはこの3安打だけでした。2回以降は無安打投球で全く危なげ無く、安心して見ていられました。
 あまり考えすぎずに投げたとのことで、変に制球を意識し過ぎることなく、白濱のミットめがけて思い切り腕を振ることだけを考えたことが良かったということですね。
 今日のような投球を、これからも続けられるかが福井の課題です。次戦で今日の投球が本物かどうかの真価が問われますね。
コメント (2)