MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

彼岸花が咲いた

2012年09月20日 | Weblog
これは、言わずもがな、彼岸花(ひがんばな)科、 ヒガンバナ属の彼岸花(ひがんばな)そのもの。この彼岸花は、ちょうど秋のお彼岸の頃に咲く、その通り咲いたのであった。この彼岸花は、我が家から10メートル先の道端に咲いていたものである。


彼岸花(ひがんばな)彼岸花(ひがんばな)科。
・学名 Lycoris radiata
Lycoris : ヒガンバナ属
radiata : 放射状の舌状花をもつ
Lycoris(リコリス)は、
ギリシャ神話の海の女神
「Lycoris」の名前から採ったもの。
花がとても美しいことから。

・開花時期は、 9/15頃~ 9/ 末頃。
・原産地中国。
・ちょうど秋のお彼岸の頃に咲く。

★お彼岸の時期
春のお彼岸 = 春分の日を含む、前後7日間
= 3/17頃~3/23頃
(彼岸の入り~彼岸の明け)
秋のお彼岸 = 秋分の日を含む、前後7日間
= 9/20頃~9/26頃
(彼岸の入り~彼岸の明け)
お彼岸の頃は、
昼と夜の時間が12時間ずつで同じになり、
太陽は真東から昇って真西に沈む。

★彼岸(ひがん)と此岸(しがん)
彼岸 = 浄土(向こう岸。極楽浄土。仏教では、
彼岸はちょうど西方にある、と
考えられてきた)
此岸 = 現世(こちら側の世の中。迷いが満ちた世界)

・「暑さ寒さも彼岸まで」。
ちょっと涼しくなってきた9月中旬頃、
突然茎が伸びてきて鮮やかな色の花を咲かせ、
数日で花が終わって茎だけになる。
花が白い種類もある。
(白花曼珠沙華(しろばなまんじゅしゃげ))。

・花のあとで葉が伸びてくるが、冬と春を越して
夏近くなると全く消えてしまう(不思議♪)。
花と葉を同時に見ることはできない。
葉のあるときには花はなく、
花のときには葉がない。 このことから
韓国では「サンチョ(相思華)」と呼ぶ。
「花は葉を思い、葉は花を思う」という意味から。

・根のところにはリコリンという毒があるが、
この毒は水で何回もさらせばとれるので
昔の人はこの根の部分からデンプンをとって
飢饉の際の食料とした。
・お彼岸の季節、田んぼのあぜ道や土手で
見かけることが多いが、
これはノネズミがあぜ道や土手に穴を開けるのを、
彼岸花の毒性のある球根を植えることで防ぐため、
また、
彼岸花の根茎は強いため、田んぼのあぜ部分に
植えてあぜの作りを強くするため、と言われている。

・別名 「曼珠沙華」(まんじゅしゃげ)。
”天上の花”という意味。
おめでたい事が起こる兆しに、赤い花が天から
ふってくるという仏教の経典による。

・「路(みち)の辺(へ)の 壱師(いちし)の花の
灼(いちしろ)く
人皆知りぬ わが恋ふる妻」
万葉集 柿本人麿(かきのもとひとまろ)
(壱師の花=彼岸花、といわれる)

・東京周辺の見どころ
<巾着田(きんちゃくだ)>
埼玉県飯能(はんのう)の近くにある、
高麗川(こまがわ)沿いの水田。
日本一の規模の彼岸花群生地として
知られる。
まさに一面の彼岸花。圧巻です。
花見頃9月下旬。
埼玉県日高市高麗本郷。
最寄駅 → 西武池袋線高麗駅

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ノハラアザミ    花言葉:心の成長

  今日の一句:さり気なく聞いて身にしむ話かな    富安風生

  (NHKラジオ深夜便から引用)

朝顔 (あさがお)

2012年09月20日 | Weblog
これは、昼顔(ひるがお)科、サツマイモ属の朝顔 (あさがお)の花である。朝顔といえば、入谷の鬼子母神境内で催された朝顔市からすでに、二ヶ月以上経っている。したがって、これは、季節はずれの花かと思ったが、さにあらず。この季節の花300によると10月頃まで咲くということで決して季節はずれではなかったようだ。この朝顔という花は、驚くことにサツマイモの親戚という。なお、この朝顔のネーミングは、「朝の美女」ということから名付けられたというのである。
この朝顔 (あさがお)の花は、我が家の隣、空き地に咲いていたものである。


朝顔(あさがお)・昼顔(ひるがお)科。
・学名 Ipomoea nil
Ipomoea : サツマイモ属
nil : 藍(あい)色
Ipomoea(イポメア)は、ギリシャ語の
「ips(芋虫)+ homoios(似た)」が語源。
物にからんで這い登るところに由来。
(Pharbitis(ファルビティス属)との説もあり)

・開花時期は、 7/ 1頃~10/10頃。
・中国原産、平安時代に日本に渡来した。
・日没してから約10時間後に開花する(朝4時頃)。
朝のうちが、花に勢いがある。
・夏から秋まで長い間咲き続ける。
・さまざまな色で楽しませてくれる。

・夏は全国各地で「朝顔市」が開かれるが、
東京では、台東区入谷(いりや)(上野の近く)の
鬼子母神(きしもじん、きしぼじん)の「朝顔市」が有名。
毎年、「七夕」の前後の7月6、7、8日に開催。
その時期にはふつうの朝顔はまだ咲いていないこと
が多いが、開花調整して早めに咲かせたものを
朝顔市に並べているそうだ。 (参考→) ほおずき市
・園芸店などで売られている鉢植えは、
「行灯(あんどん)づくり」がほとんど。
(竹やプラスチック製の輪がついた支柱に
つるをからませて花を咲かせる方法)
・「朝顔 = 朝の美女」の意味らしい。

・古代の中国では朝顔は高価な薬で
牛と取引されたほどのものだったので
漢名の「牽牛(けんぎゅう)」はそれにちなむ。
(牽牛子(けんごし)と呼ばれていた)
今でも漢方では種子を下剤や利尿剤に使う。
・「西洋朝顔」の花はふつうの朝顔によく似ている。
葉っぱには毛がなく葉の形も異なる。
「ヘブンリーブルー」などの品種が有名。

・8月4日の誕生花(朝顔)
・花言葉は「愛情、平静」(朝顔)


・「朝顔や 客が好みの 立ち話」    水原秋桜子

「朝顔に 釣瓶(つるべ)とられて もらひ水」
(または「朝顔や ~」)     加賀千代(かがのちよ)

「暁(あかつき)の 紺朝顔や 星一つ」高浜虚子

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ヤブラン    花言葉:忍耐

  今日の一句:一塊の雲ありいよヽ天高し     高浜虚子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

ルクリア(匂い桜)

2012年09月18日 | Weblog
今日、9月19日は、秋のお彼岸の入り

これは、茜(あかね)科、ルクリア属のルクリア、通称、「匂い桜」という花である。この「匂い桜」は、散歩の途中、こよなく花を愛するお年寄りのところで偶然に出会った花である。この花を見た瞬間、桜に似た綺麗な花ですねと言うと、花を愛する年寄りは、この花は、少しも匂わないのに拘わらず「匂い桜」なのですという。このルクリア(匂い桜)は、最近、珍しく新たに出回った花のようである。


ルクリア(匂い桜)・茜(あかね)科。
・学名 Luculia : ルクリア属
Luculia(ルクリア)は、
インドでこの花を「ルクリスワ」と
呼んでいたことに由来。

・冬咲き。うすピンク色がきれい。
・インド東部のアッサム地方原産。
紅茶の栽培が盛んなところ。
・別名「アッサム匂い桜
(アッサムにおいざくら)」
原産地名と、香りの良さから。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:オミナエシ    花言葉:はかない恋、親切

  今日の一句:供へある柿の大きな子規忌かな     深見けん二

  (NHKラジオ深夜便から引用)

萩(はぎ)の花

2012年09月17日 | Weblog
これは、豆(まめ)科、ハギ属の萩(はぎ)の花である。これまで萩の花で一番印象的だったのは、東京都向島の「向島百花園」の萩のトンネルである。余り変わり映えしない萩の花でも、トンネルのように仕立てれば見応えあるものだと感心したものだった。萩の花も、いろんな種類があるようだが、「宮城野萩」という名前はよく聞くようである。宮城県は、この花を県の花に指定し、この花を図案化して県のマークに採用しているという。また、関係があるかどうか解らないが、JR仙石線には、宮城野という名前の駅があるのである。


萩(はぎ)・豆(まめ)科。
・学名 Lespedeza thunbergii(宮城の萩)
Lespedeza bicolor var. japonica
(山萩)
Lespedeza : ハギ属
thunbergii : スウェーデンの
植物学者「ツンベルク」さんの
bicolor : 二色の
japonica : 日本の
Lespedeza(レスペデーザ)は、
18世紀後半の、アメリカのフロリダ州知事の
スペイン人「Cespedes さん」の名前にちなむ。
誤植のため Cespedes が Lespedez になった。

・開花時期は、 6/ 5頃~10/ 末頃。
・秋の七草のひとつ。
・日本各地の山野でごくふつうに見られ、
萩といえば山萩(やまはぎ)を指す。
東京近辺で見られるものは
「宮城の萩(みやぎのはぎ)」と
「山萩」がほとんど。
ここでは「萩」ページとして1つにしました。
・「萩」の字は
”秋”の”草(草かんむり)”なので
まさに秋の花だが、
早いものは夏前から咲き出している。
(でもやはり、秋の9月頃が見頃♪)

・花は豆のような蝶形花。
・枝や葉は家畜の飼料や屋根ふきの材料に、
葉を落とした枝を束ねて箒(ほうき)に、
根を煎じて、めまいやのぼせの薬にするなど、
人々の生活にも溶け込んでいた。

・地上部は一部を残して枯死するため、毎年新しい
芽を出すことから「はえぎ(生え芽)」となり、
しだいに「はぎ」に変化した。
・秋の十五夜(満月の夜)に、
「薄(すすき)」「おだんご」と一緒に
縁側などに置いて、お供えする習慣がある。

・あんこのおもちに「ぼたもち」と「おはぎ」が
あるが、じつは同じもの♪
◆春のお彼岸 に供えるのは、春を代表する花の
「牡丹(ぼたん)」にちなんで
(または牡丹の花に似ていることから)
「牡丹餅」→「ぼたんもち」→「ぼたもち」と
呼ばれ、
◆秋のお彼岸 に供えるのは、
秋を代表する花の「萩」にちなんで
(または萩の花に似ていることから)
「萩餅」→「御萩餅」→「御萩(おはぎ)」と
呼ばれるようになった。

それぞれには小豆(あずき)のあんこが
入っている。
あずきの粒は夏にできて、
秋の「おはぎ」の頃にはまだ柔らかいために
「おはぎ」は”つぶあん”にし、
冬を越え春になった「ぼたもち」のときには、
固くなった粒のままでは使えないので
粒をつぶして”こしあん”にする。
ここから、”つぶあん”と”こしあん”の
区別ができたらしい。

・別名 「庭見草」(にわみぐさ)
「野守草」(のもりぐさ)
「初見草」(はつみぐさ)
・9月18日の誕生花(萩)
・花言葉は「柔軟な精神」(萩)
・宮城県の県花(宮城の萩)

・「秋風は 涼しくなりぬ 馬並(な)めて
いざ野に行かな 萩の花見に」 万葉集 作者不詳

「人皆は 萩を秋といふ よし我は
尾花が末(うれ)を 秋とは言はむ 万葉集 作者不詳

「わが岳(おか)に さを鹿来鳴く 初萩の
花妻問ひに 来鳴くさを鹿」  万葉集 作者不詳

「高円(たかまど)の 野べの秋萩 いたづらに
咲きか散るらむ 見る人なしに」 万葉集 作者不詳

「高円(たかまど)の 野べの秋萩 この頃の
暁(あかつき)露(つゆ)に
咲きにけるかも」          万葉集 大伴家持

「宮人の 袖つけ衣 秋萩に
匂ひよろしき 高円(たかまど)の宮」 万葉集 大伴家持

「指進(さしずみ)の 栗栖(くるす)の小野の
萩の花 花散らむ時にし 行きて手向けむ」万葉集 作者不詳

「かくのみに ありけるものを 萩の花
咲きてありやと 問いし君はも」 万葉集 余明軍

「道の辺の 小野の夕暮 たちかへり
見てこそゆかめ 秋萩の花」 金槐和歌集 源実朝

「一家(ひとつや)に 遊女も寝たり 萩と月」松尾芭蕉

「白露を こぼさぬ萩の うねりかな」 松尾芭蕉

「行き行きて たふれ伏すとも 萩の原」  河合曽良(かわいそら)

「わけている 庭しもやがて 野辺なれば
萩の盛りを わがものに見る」 西行法師(さいぎょうほうし)

「萩の風 何か急(せ)かるゝ 何ならむ」 水原秋櫻子(みずはらしゅうおうし)

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ゲンノショウコ    花言葉:心の強さ

  今日の一句:着陸を待つ空港の星月夜     岡安勝夫

  (NHKラジオ深夜便から引用)


ミントの花

2012年09月16日 | Weblog
これは、紫蘇(しそ)科、ハッカ(メンサ)属のミントの花である。このミントは、かって我が家にも植えてあったことがあったが、家を処分してしまったため今は無くなってしまったのである。その当時は、芝生の中まで蔓延ってきて、少しばかり厄介だったこともあったが、今となっては、それも懐かしい思い出である。というのは、トイレなどで芳香剤の代わりに使ったり、また、ケーキなどの付け合わせにも使ったこともあったからである。このミントの花の写真は、散歩の途中、或るお宅の庭先に咲いていたところを撮ったものである。



ミント・紫蘇(しそ)科。
・学名 Mentha : ハッカ(メンサ)属
Mentha(メンサ)は、地獄の女王にハッカに
変えられてしまったといわれている、
女神の「Menthe」の名前に由来。 (ギリシャ神話)

・小さい花がいっぱい段々になって咲く。
・ミントと薄荷はなんとなく分けにくかったので
同じページにしました。

【ミント】
・精油には消化、消毒、強壮の効果があり、
歯磨き粉やチューインガム、化粧品、
入浴剤、紅茶などの香料、菓子類、
料理等に使用される。
・いろいろ種類がある。
「ペパーミント」「アップルミント」
「パイナップルミント」
「ペニーロイヤルミント」など・・・。
・別名 「西洋薄荷(せいようはっか)」。

【薄荷】
・茎や葉っぱを水蒸気で蒸留して
「薄荷油(はっかあぶら)」などをとる。
メントールという成分を含む。
この香料用や薬用として栽培される。
・夏、枝に沿ってすごく小さい白紫花が咲く。
・葉っぱをもむと、さわやかな香り♪
・「日本薄荷(にほんはっか)」の名で呼ばれることもある。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ツユクサ   花言葉:尊敬、懐かしい関係

  今日の一句:流木に敬老の日の父母憩ふ       関森勝夫

  (NHKラジオ深夜便から引用)


石榴(ざくろ)

2012年09月16日 | Weblog
これは、石榴(ざくろ)科、ザクロ属の石榴(ざくろ)そのものである。この石榴(ざくろ)は、散歩の途中、道すがら見掛けたものである。しかし、最近は、何故か余り見かけなくなったような感じである。その理由は、よく分からないが、果物としては余り好まれないからかも知れない。石榴(ざくろ)の花は、綺麗な花ではあるが、見応えするほど沢山は咲かないようである。この石榴は、果物としてだけではなく、扁桃腺や下痢止めの薬効があることを初めて知った。なお、「紅一点」という言葉の出典が、この石榴(ざくろ)にまつわる漢詩であると言うことも初めて知った次第である。


石榴・石榴(ざくろ)科。
・学名 Punica granatum(石榴)
Punica : ザクロ属
granatum : 粒状の
Punica(プニカ)は、ラテン語の
「punicus(カルタゴの)」が語源。
ザクロの原産地がカルタゴだったのかも。
カルタゴ → 北アフリカの今のチュニジアあたり

・開花時期は、 6/ 5頃~ 7/20頃。
・西南アジア原産。日本へは10~11世紀頃渡来。
・若葉は赤いのでよく目立つ(4月頃)。
なぜ若葉が赤くなるかは、
紅要黐(べにかなめもち)ご参照。
・呼び名の由来は、はっきりしないが、
おもしろい説として、原産地近くの
”ザグロブ山”の名前が由来、というのがある。

・実(み)は食べられる。
おもしろい形。不規則に裂けている。
種(タネ)が多いことから、アジアでは昔から
子孫繁栄、豊穣のシンボルだった。
また、実を煎じた液でうがいをすると扁桃腺炎に
効き、陰干しした花や実を煎じて飲むと
下痢止めになる。

・実に残る”帽子状”のガクの部分は冠にも似ており
王冠をいただく果物として権威の象徴にもなった。
昔のソロモン王の宮殿の柱頭にはこのザクロが
デザインされたという。
・男性陣の中にいる唯一の女性のことを
「紅一点」というが、
これは、中国の王安石が、石榴の林の中に咲く花を詠んだ詩から出た言葉。
・リビアの国花。

・「姫石榴(ひめざくろ)」は、
ふつうの柘榴より花や葉っぱが小さく、
花は少し遅めで夏から秋にかけて咲く。

・「鈴なりの 石榴いろづき 埃風の
なかに揺るるよ その赤き実が」 大橋松平

「ざくろの実 いまだ青しと 待ちしより
今日雨にぬるる 大き紅」 佐藤佐太郎

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:アキノタムラソウ     花言葉:自然のままのあなたが好き

  今日の一句:白樺を幽かに霧のゆく音か     水原秋櫻子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

サフラン擬(さふらんもどき)

2012年09月14日 | Weblog
これは、彼岸花(ひがんばな)科、ゼフィランサス属のサフラン擬(さふらんもどき)という花である。この花は、時知らずと言うか何時でも咲いているような感じの花である。なお、この花は、夏水仙によく似ていると思ったら、同じ彼岸花(ひがんばな)科の植物だったのであった。このサフラン擬(さふらんもどき)は、花がサフランによく似ているからといって名付けられたと言うことだが、サフランとは全く別な種類のものなのである。斯様に花や植物は、少々諄いかもしれないが、よく属性を調べないと理解できないものもあるようだ。





サフラン擬(さふらんもどき)・彼岸花(ひがんばな)科。
・学名 Zephyranthes carinata
Zephyranthes : ゼフィランサス属
carinata : 背骨のある
Zephyranthes(ゼフィランサス)は、ギリシャ語の
「zephyros(西、西風)+ anthos(花)」が語源。
西インド諸島が原産地であることから。

・熱帯アメリカ地方原産。
・夏、ピンク色の、
サフランにそっくりの花を咲かせる。
くっきりしていて、とてもきれい。
・葉っぱは線形。茎は細い。
・別名「カリナタ」 学名から。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ススキ     花言葉:活力

  今日の一句:薄野に心も身をも委ねたし      小川浪美子  

  (NHKラジオ深夜便から引用)

木槿(むくげ)

2012年09月14日 | Weblog
これは、葵(あおい)科、フヨウ(ハイビスカス)属の木槿(むくげ)の花である。いま此の木槿の花は、何処にでも咲いているが、いざ写真に撮ろうとしても中々恰好な花は見つからないのである。この木槿の花は、韓国の国花ということだが、むかし彼の地に何年か生活したことがある小生の記憶には無いのである。それは、咲いている地域の関係もあるのかもしれない。この花は、フヨウ(ハイビスカス)属というだけあって、よく見るとハイビスカスに劣らない美しい花である。




木槿(むくげ)・葵(あおい)科。
・学名 Hibiscus syriacus
Hibiscus : フヨウ(ハイビスカス)属
syriacus : シリア(小アジア)の

・開花時期は、 6/25頃~10/15頃。
・中国原産。平安時代に渡来。
・中国名を「木槿(ムージン)」と呼ぶ。
漢字はこの字があてられている。
漢名の「木槿」の音読み「もくきん」が
変化して「むくげ」となったとも、
韓国の呼び方「無窮花(ムグンファ)」または
「ムキュウゲ」が変化して「むくげ」となった、
ともいわれる。

・朝方3時頃に開花した花は夕方にはしぼんで
しまう「一日花」で、
「槿花一朝(きんかいっちょう)の夢」
(人の世ははかない、の意)に例えられているが、
次々に別の花が咲くため長く咲くように見える。
韓国では「無窮花(ムグンファ)」といい、
国の繁栄を意味する花として国花になっている。
・強い木で、枝を切って地面に刺しておくと
いつの間にか根づくらしい。
・8月28日の誕生花(木槿)
・花言葉は「信念」(木槿)

・「道のべの 木槿は馬に 食はれけり」 松尾芭蕉(野ざらし紀行)

「それがしも 其(そ)の日暮らしぞ 花木槿」 小林一茶

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:フヨウ    花言葉:繊細な美、しとやか

  今日の一句:水櫛に髪しなやかに花芙蓉      中村汀女

  (NHKラジオ深夜便から引用)

狐の剃刀(きつねのかみそり)

2012年09月12日 | Weblog
これは、彼岸花(ひがんばな)科、ヒガンバナ属の狐の剃刀(きつねのかみそり)という花である。この狐の剃刀は、夏水仙や彼岸花と同じ、彼岸花科、ヒガンバナ属であるからして、兄弟みたいなものである。にもかかわらず、「狐」と名のつく草花は、本来のものに比べて見劣りがすると言うのは甚だ残念である。ちなみに、狐を冠するネーミングの草花は、結構多いのにはおどろかされる。此の狐の剃刀は、我が家の玄関先、10メートル位の道端に咲いていたものである。でも、見劣りするどころか、間違いなく綺麗な花であった。



狐の剃刀(きつねのかみそり)・彼岸花(ひがんばな)科。
・学名 Lycoris sanguinea
Lycoris : ヒガンバナ属
sanguinea : 血紅色の
Lycoris(リコリス)は、
ギリシャ神話の海の女神
「Lycoris」の名前から採った。
花がとても美しいことから。

・日陰に生える。
・オレンジ色の珍しい花。
・晩夏の8月頃に開花。
花のあとで葉が伸びてくる。
・黒い実がなる。
実の形は 玉簾 に似ている。

・葉の形が剃刀に似ていることから、
山の中で「狐」が使う「剃刀」との
連想でこの名前になった。
ちなみに「狐」と名のつく草花は、
本来のものに比べて見劣りがする、
という意味をもつ。
(でもきれいな花ですよね)

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:キキョウ    花言葉:変わらぬ愛、気品

  今日の一句:ふっくりと桔梗のつぼみ角五つ    川崎展宏

  (NHKラジオ深夜便から引用)

バーベナ(美女桜)

2012年09月11日 | Weblog
これは、熊葛(くまつづら)科、バーベナ属(または クマツヅラ属)のバーベナという花である。この花は、隣のお宅のお庭で、綺麗に咲いていたので此処に紹介したような次第。この花は、別名を「美女桜(びじょざくら)」というように、桜に劣らないように美しい花である。
花言葉は、家族の和合 家族愛 柔和

バーベナ・熊葛(くまつづら)科。
・学名 Verbena hortensis
Verbena : バーベナ属
(または クマツヅラ属)
hortensis : 園芸の、庭園栽培の
Verbena は、宗教上の神聖な草花をさす言葉が
その由来になっているらしい。

・南アメリカ地方原産。
・5弁花。花色豊富。
晩春から夏にかけて長い間咲きつづける。
「タピアン」「花手毬」などの
園芸品種名がついている。

・4月7日、5月25日の誕生花
・花言葉は「忍耐」「勤勉」
・別名「美女桜(びじょざくら)」
桜に似た花びらなので。
・同じ「バーベナ」つながりで
「柳花笠(やなぎはながさ)」という花もある。
(バーベナ・ボナリエンシス)

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ツリフネソウ  花言葉:安楽

  今日の一句:肩ならべあひ秋冷嶺を讃へあふ   和田耕三郎

  (NHKラジオ深夜便から引用)