これは、稲(いね)科、ススキ属の薄(すすき)、(別名、尾花、)秋の七草の一つである。このススキを見ると、秋になったということが実感できるのである。薄(すすき)といえば、此処にも掲げたる通り、箱根の仙石原が有名であるが、かって彼の地を訪れたことがあるが、土地の関係かも知れないが、ススキの背の丈が少し低かったような気がしたのである。でも、広大な仙石原にススキが風になびいている風景は、何とも言えないような風情を感じたものだった。
薄(すすき)・稲(いね)科。
・学名 Miscanthus sinensis(ススキ)
Miscanthus : ススキ属
sinensis : 中国の
Miscanthus(ミスカンサス)は
ギリシャ語の
「mischos(小花の柄)
+ anthos(花)」が語源。
・秋の月見のおそなえとして
欠かせないもの。
【中秋の名月】(十五夜)には
収穫物と一緒に供えられるが
収穫物を悪霊から守り、
翌年の豊作を祈願する意味がある。
(【中秋の名月】は下記参照)
・屋根材のほかにも、
炭俵用、家畜の飼料用
などとしてもよく利用される。
・ススキの「スス」は、
葉がまっすぐに
すくすく立つことを表わし、
「キ」は芽が萌え出でる意味の
「萌(キ)」だと言われている。 (諸説あり)。
・箱根の仙石原や、
奈良の若草山で行われる
「山焼き」は、
ススキを野焼きすること。
春先に行う。
この野焼きをしないと、
ススキの草原には
次第に樹木が侵入し、
ススキの原として
維持することができなくなるので、
一年に一度全部焼き払って
ススキ草原を残すようにしている。
・「常磐(ときわ)すすき」
という種類は
「すすき」に比べて
開花が早いため、
真夏の頃から穂を楽しめる。
・「すすき」は「芒」とも書く。
・別名 「尾花(おばな)」
花穂が獣の尾に
似ていることから。
「茅(かや)」
民家の茅葺き屋根
(かやぶきやね)は、
この薄などの茎や葉を用いて
葺(ふ)いた屋根。
・9月7日の誕生花(薄)
・花言葉は「心が通じる」(薄)
・「秋の野の
美草(みくさ)刈りふき
宿れりし
宇治の京(みやこ)の
仮いおし思ほゆ」(美草=薄) 万葉集 額田王
「人皆は 萩を秋といふ
よし我は
尾花が末(うれ)を
秋とは言はむ」 万葉集 作者不詳
「虫の音も
ほのかになりぬ 花すすき
穂にいずる宿の 秋の夕暮れ」金槐和歌集 源実朝
「狐火の
燃(もえ)つくばかり
枯尾花(かれおばな)」 与謝蕪村
「山は暮れて
野は黄昏(たそがれ)の
芒(すすき)かな」 与謝蕪村
・秋の七草のひとつ。 萩 薄 桔梗 撫子 葛 藤袴 女郎花
(季節の花300から引用)
今日の誕生日の花:ヒヨドリバナ 花言葉:清楚
今日の一首:さがしものみつけてもらったようであるヒヨドリバナの清楚な見振り 鳥海昭子
(NHKラジオ深夜便から引用)
薄(すすき)・稲(いね)科。
・学名 Miscanthus sinensis(ススキ)
Miscanthus : ススキ属
sinensis : 中国の
Miscanthus(ミスカンサス)は
ギリシャ語の
「mischos(小花の柄)
+ anthos(花)」が語源。
・秋の月見のおそなえとして
欠かせないもの。
【中秋の名月】(十五夜)には
収穫物と一緒に供えられるが
収穫物を悪霊から守り、
翌年の豊作を祈願する意味がある。
(【中秋の名月】は下記参照)
・屋根材のほかにも、
炭俵用、家畜の飼料用
などとしてもよく利用される。
・ススキの「スス」は、
葉がまっすぐに
すくすく立つことを表わし、
「キ」は芽が萌え出でる意味の
「萌(キ)」だと言われている。 (諸説あり)。
・箱根の仙石原や、
奈良の若草山で行われる
「山焼き」は、
ススキを野焼きすること。
春先に行う。
この野焼きをしないと、
ススキの草原には
次第に樹木が侵入し、
ススキの原として
維持することができなくなるので、
一年に一度全部焼き払って
ススキ草原を残すようにしている。
・「常磐(ときわ)すすき」
という種類は
「すすき」に比べて
開花が早いため、
真夏の頃から穂を楽しめる。
・「すすき」は「芒」とも書く。
・別名 「尾花(おばな)」
花穂が獣の尾に
似ていることから。
「茅(かや)」
民家の茅葺き屋根
(かやぶきやね)は、
この薄などの茎や葉を用いて
葺(ふ)いた屋根。
・9月7日の誕生花(薄)
・花言葉は「心が通じる」(薄)
・「秋の野の
美草(みくさ)刈りふき
宿れりし
宇治の京(みやこ)の
仮いおし思ほゆ」(美草=薄) 万葉集 額田王
「人皆は 萩を秋といふ
よし我は
尾花が末(うれ)を
秋とは言はむ」 万葉集 作者不詳
「虫の音も
ほのかになりぬ 花すすき
穂にいずる宿の 秋の夕暮れ」金槐和歌集 源実朝
「狐火の
燃(もえ)つくばかり
枯尾花(かれおばな)」 与謝蕪村
「山は暮れて
野は黄昏(たそがれ)の
芒(すすき)かな」 与謝蕪村
・秋の七草のひとつ。 萩 薄 桔梗 撫子 葛 藤袴 女郎花
(季節の花300から引用)
今日の誕生日の花:ヒヨドリバナ 花言葉:清楚
今日の一首:さがしものみつけてもらったようであるヒヨドリバナの清楚な見振り 鳥海昭子
(NHKラジオ深夜便から引用)