草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

岸田と二階の権力闘争に利用された「裏カネ」疑惑

2024年04月03日 | 政局
 「裏カネ」疑惑での清和研への処分は、塩谷立と世耕弘成両氏への離党勧告で決着しそうだが、政治的な権力闘争に利用されただけであった。岸田首相が会長であった宏池会も「裏カネ」があったにもかかわらず、会計責任者が法的責任を問われただけで、岸田首相自身も素知らぬ顔を決め込んだ。
 二階俊博元幹事長にしても、高齢でもあり、ここで立候補できなくなっても、何ら支障がない。それよりも、痛手が大きいのは世耕氏の方である。一時は次の首相候補とまでいわれ、岸田首相擁護の発言もしていたのに、これで和歌山県で衆議院に鞍替えすることは難しくなったのではないか。二階氏の子息が後継者として名乗りを上げる公算が大きく、岸田首相の裁定はそれを考えた末のことだろう。二階氏はほくそ笑んでいるのではないだろうか。
 これによって自民党は、親中派が過半数を制するまでになってしまった。マスコミもそれをよしとしており、河野太郎氏による中国寄りの動きについても、伝える気など皆無である。高市早苗氏を総裁選で勝たせる力が、今の自民党にあるかどうかはなはだ疑問である。
 しかし、それに取って代わる政党は見当たらず、期待した日本保守党も、発言が過激すぎて穏健な保守層からは敬遠されている。今後日本の政治は混乱するだろうが、正直なところ手が施しようがない。岸田首相は自民党ばかりか、日本そのものを破壊したいののだろうか。

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