草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

覚悟をば決めて眦(まなじり)決すとき 10句

2023年12月31日 | 川柳
 危機なのに内輪もめして国亡ぶ

 名ばかりの烏合の衆の安倍派かな

 攻められる前に白旗掲げけり

 多様性国亡くなるも多様性

 法以前パーティ券をかの国が

 高市さん大和はまほろば国救う

 保守という言葉ブームになる時代

 特捜もマスコミもまた騒動師

 特攻の後の続けを忘れしか

 覚悟をば決めて眦(まなじり)決すとき
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戦後の言論空間の破壊者と呼ばれた男

2023年12月30日 | 百田尚樹
 百田尚樹氏の『日本国紀』が出たときに、その記述の誤りを指摘し、参考文献が掲載されていないことを問題視したら、僕は百田氏からXをブロックされた。しかし、多くの読者を獲得したことは紛れもない事実である。
 日本の歴史を学ぶには、徳富蘇峰の『近世日本国民史』を筆頭に上げなくてはならない。また、平泉澄一派の国史の研究の成果も無視できない。その普及本が『物語日本史(上)(中)(下)』である。さらには、大川周明の『日本二千六百年史』などは日本の歴史を概観できる。現代史となると伊藤隆の『日本政治史』などがある。
 それの書物を読みこなすというのは、あくまでも特定の人たちである。そこで『日本国紀』のような読みやすいものが必要になってくるのだ。
 実際に百田氏が全編を書いたのか、有本香氏のグループが協力したかについては、僕は知見を持ってはいないが、自虐史観の真っ向から挑戦したことの意義は大きい。
 もともと百田氏はテレビマンである。雑多な情報をまとめて構成力で勝負するタイプではないだろうか。文章の簡潔な表現などは、映像的な文章の特徴だと思う。
 百田氏が病気になって残念なのは、そうした彼の才能が発揮されなくなることだ。天は見捨てないと信じたいが、戦後の日本の言論空間のゆがみを、強引にも突破しようとした点においては、まさしく先駆者であった。ぜひとも復活して、これまで以上に先頭に立って欲しいと願うばかりである。
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百田氏はがんに負けないで欲しい

2023年12月29日 | 日本保守党
 よく頑張ったとは思う。僕は日本保守党を支持はしないが、日本の政治に一石を投じたことは間違いない。その百田尚樹氏が去る27日、自らががんであることを明らかにした。「手術がうまくいかなくても、それは天命です」との一言は胸を打つものがある。
 百田氏よりも高齢である僕は、多くの友をがんでうしなってしまった。しかも、ここ2、3年の間においてであった。僕もまた病院の検査に一喜一憂する身である。確実に死は忍び寄ってきているのだ。
 百田氏には頑張って欲しい。全国でがんと闘っている患者は約100万人とみられる。約100人に一人はがん患者なのである。病気はなりたくてなるものではない。戦後の日本は異常に死を無視してきた。死生観を語られることも少なくなった。しかし、人間は必ず死ななければならない。人間の価値は最期で決まるのかもしれない。何はともあれ、それを公然と口にした百田氏は立派だと思う。
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真の保守とは高貴な使命感を持った人たちだ

2023年12月26日 | 祖国日本を救う運動
 真の保守というのは、高貴な使命感を持った人たちを指す。金持ちとか学歴とは無関係である。名も無き庶民の中にこそ、そうした人たちが埋もれているのだ。保守内部の争いごとを見ていると、受けを狙っているように思えてならない。
 それは大衆化社会の人気者になりたいからだろう。真の保守にとっては、そんなことはどうでもいいのである。批判する場合にも、慎みが求められるし、できるだけ相手を理解しようとする心の広さが必要だ。その原則さえ踏み外さなければいいのである。
 日本保守党も岸田擁護派も議論するのはいいことだ。しかし、いざというときには、小異を捨てて大同に就かなくてはならない。日本に危機が迫っているのに、それに無関心であってはならないからだ。
 あくまでも保守は常識人の集まりでもある。今後日本がどうあるべきか、そのレベルで論争すればいいのである。もう悪口は耳にタコができるほど聞いた。そろそろ打ち止めにしないと、保守の権威が失墜してしまう。仲良くする必要はないが、揚げ足取りは止めるべきである。
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岸田首相に憲法改正ができるわけがない

2023年12月25日 | 憲法
 岸田首相が憲法改正を実現してくれるとか言って、必死になって擁護している人たちがいるが、本当のそんなことになるのだろうか。四面楚歌状態の岸田首相には、そこまでのパワーが残っていない。
 岸田首相のやり方は、マスコミと一緒になってスケープゴートをつくり、それで自らの人気を高めるという手法である。これによって、自分の意にそわない保守派を一掃しようとしてきた。そんな人間に憲法改正などできるわけがない。
 それを実現するには公明党との連立を解消しなくてはならないし、今のように国際情勢が危機的な状況下にあっては、憲法9条第2項の「交戦権」について触れなくてはならないが、自衛隊を書き込むことすら無理だろう。
 安全保障政策における我が国の最大の関心事は、核保有をどう考えるかである。韓国は米国の原潜の寄港を容認し、核のシェアリングに一歩近づいた。これに対して、岸田首相は「核なき世界」を主張し続けている。
 日本国民の命などどうでもいいのだ。中国人からパーティ券を買ってもらうような派閥が、このまま政権の座にあり続けるというのは、我が国にとって最悪であり、親中派の岸田首相に憲法改正を期待するのが間違っている。
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小林秀雄は同胞のために死ぬことの意義を説いた

2023年12月24日 | 思想家
 戦争の足音が聞こえてくるという言い方があるが、それは他国からの侵略の危機であり、交戦権無き日本の問題ではない。しかし、どこまで私たちは、そのことを深刻に受け止めているだろうか。
 中国は、尖閣諸島を奪取するためには「武力に訴えることも辞さない」と口にしている。台湾有事以前に、台湾を海上封鎖するために、尖閣諸島に攻めてくるのではないだろうか。もはや巡視船では太刀打ちできない。海上自衛隊が前面に出るべきだろうが、今の岸田首相に、それを望んでも無理だろう。
 では戦争になった場合に、私たちは、一国民としてどう対処すべきだろうか。小林秀雄に「戦争について」という一文がある。そこで述べていることは単純明快である。「同胞のために死なねばならぬ時が来たら潔く死ぬであろう」という一言である。
 小林は「日本に生まれたという事は、僕等の運命だ。誰だって運命に関する智慧は持っている。大事なのはこの智慧を着々と育てる事であって、運命をこの智恵の犠牲にする為にあわてる事ではない。自分一身上の問題では無力な様な社会道徳が意味がない様に、自国民の団結を顧みない様な国際正義は無意味である」と言い切ったのである。
 リアリストである小林は、国家や民族を妄信する人間ではない。しかし、日本を守ることの覚悟は別だというのだ。そして、その時点では文学者であるということは、どうでもいいのである。
 正しい戦争とか間違った戦争とかいう以前に、国土が敵に手に渡り、多くの同胞が殺されるのを、傍観視することはできないという立場である。小林の決断主義は、日本人としての矜持を示しているように思えてならない。
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白虎精神で日本を守り抜く運動を

2023年12月23日 | 祖国日本を救う運動
 会津の地から来年は日本を守り抜く運動を開始したいと思っています。まずは4月には会津柳津温泉に於て「今の世に白虎精神を問う」(仮称)というテーマで、講演会とパネルディスカッションを企画いたします。
 そのイベントでは、白虎隊士から東京帝国大学総長になった山川健次郎先生と、敗者の立場にあった山川少年の面倒をみてくれた、松下村塾の高弟前原一誠、その門下の長州藩士奥平謙輔との結びつきから、松陰の教えと白虎隊について語り合いたいと思っています。いうまでもなく前原は吉田松陰から「勇あり、智あり、誠実人に過ぐ」と評された傑物です。
 日本が危機的な状況に直面しつつある今こそ、崇高な使命感を持った者たちが結束しなければなりません。かつて会津と長州が戦ったのは、欧米列強の侵略に備えて、どちらが主導権を握るかという切羽詰まった問題があったからです。そこで会津が敗れたのはふさわしい力がなかったからです。しかし、それでも会津は教育の面で明治国家の建設に協力をしたのです。傍観者であったわけではありません。
 会津は敗れましたが、しかし、白虎隊の殉国の精神は長州の萩の人たちによって、現在も顕彰されています。唐樋町地蔵堂には白虎隊石版絵図が展示され、萩の人たちが日々手を合わせておられるからです。
 具体的なスケジュールは後ほど発表しますが、会津人ばかりではなく、全国からの参加者を募りたいと考えています。白虎隊士が戦った史跡めぐりも予定しています。会津から日本を変えようではありませんか。
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尊皇の藩会津が目指したものと現代

2023年12月22日 | 歴史
 僕は会津だけが絶対であったとは思いません。忘れてならないのは、薩長土肥と同じように、会津もまた水戸学の影響下にあったということです。
 会津松平家の8代藩主の容敬公は、水戸からの養子です。同じく高須藩から養子に入った9代藩主の容保公とは、伯父甥の関係です。藩祖保科正之公は、朱子学者で神道の徒であった山崎闇斎を賓客として招き、自らが神として祀られています。水戸学と合体することで、王城の護衛者にふさわしい藩になったのです。
 その意味では、討幕派と同じように、新たな政権構想を胸に秘めていました。桜田門外の変以降の幕府の中枢権力は、あまりにも弱体化していたからです。
 このため、容保公が京都守護職を引き受けたのは、政治的指導者としての一橋慶喜(水戸藩つながり)、その当時の開明派の代表的論客である佐久間象山(吉田松陰の師)を擁して、日本を救おうとしたのでした。
 しかし、欧米列強に抗するためには、日本は一つにまとまる必要があり、権力闘争を避けては通れませんでした。戊辰戦争で敗れたことは恥ではありません。会津の人々は薩長藩閥であろうとも、背を向けたわけではなく、同じく明治新国家の建設に尽力したのです。僕からすれば「会津にも大義があった」ということを、知ってもらうだけでよいのです。
 そして今、我が国を取り巻く情勢は深刻を極めています。会津が主張すべきは、公というものを抜きにしては物事は語れないということです。戦後民主主義はそれを否定してしまいました。リベラルはそれを語ることすら拒否しています。それを批判したのが大熊信行でした。右左関係がありません。個を超えた価値に殉ずるという精神を再認識しなければなりません、それが日本を守り抜くことだと思います。武器よりも、精神性の高さが求められるのではないでしょうか。
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パーティ券『裏金問題』よりも尖閣が波高しではないか

2023年12月21日 | 自衛隊
 安倍派のパーティ券の「裏金問題」で大騒ぎしているときに、中国は尖閣諸島に武力侵攻するのではないか。相手は日本の政治が機能していないことを確認しており、ここぞとばかり攻めてくるような気がしてならない。
 まずは交戦権無き自衛隊が対応せねばならず、先島諸島の基地が壊滅的打撃を受けるだろう。そして、米国に仲裁に入り、休戦協定が結ばれるという段取りではないだろうか。
 国内で自民党が内紛で揉めていることは、我が国にとっては最悪の事態なのである。岸田首相のような権力亡者で親中派の政治家のために、かけがえのない自衛隊員の命が失われるのである。
 東京地検特捜の思わせぶりな捜査はあまりにも常軌を逸している。東京地検特捜は平成18年、原発の再稼働に慎重(反対ではない)であった福島県知事の佐藤栄佐久を強引に逮捕した、その結果、福島第一原発の管理がなおざりになった過去を忘れてはならない。
 危機を前にして、我が国がどうすべきは、自ずから結論が出ているはずだ、中国を喜ばすことだけは、断じて避けなくてはならないのである。内部で争っているときではないのである。
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自民党をリベラル化した岸田首相の責任は重大だ

2023年12月20日 | 政局
 国難に直面して保守を鮮明にすべきときに、岸田首相はハンドルを左に切ってしまったのだから、これでは国民も自民党に見切りをつけることになるだろう。
 選挙ドットコムが去る16日から17日にかけて、衆議院選比例先の投票先を電話で聞いたところ、自民党が18・5%で立民の18・1%とほぼ並ぶ数字となった。
 これによって、国民が岸田政治をどう見ているかが明らかになった。強い国家を目指すのではなく、せいぜい米国の傭兵に甘んじようとしている岸田首相は、特定政党の立民と同じように考えているからこそ、そんな数字になってしまうのである。
 それでも小石河よりはましだという議論があるが、自民党内保守派は、このまま引き下がるべきではない。まずは政局にして、一日も早く岸田首相に引導を渡すべきなのである。
 台湾総統選挙がいよいよ来年1月14日に迫っている。そこで民進党が勝つとみられているが、まだ予断は許さない。最近は台湾有事よりも、かの国が尖閣に攻めてくるのが先という見方もある。岸田首相の親中派を中心とした内閣では、戦わずして敗北することになるだろう。
 日本に危機が迫っているのに、党内の権力闘争ばかりに目を奪われている人間を、このまま放置して置くわけにはいかない。それは、我が国が座して死を待つことにほかならないからである。
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