草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

浜田聡参議院議員の時流に媚びぬ発言を断固支持する

2024年03月13日 | 旧統一協会
 参議院総務委員会で昨日、浜田聡参議院議員だ質問に立ったが、限られた時間にもかかわらず、政府側への追及があっぱれであった。
 浜田参議院議員が、アンチ旧統一協会でありながらも、解散命令や拉致監禁問題に強く反対している牧師さんだったり、弁護士さんが参加することになっている家庭連合、旧統一協会の集会に出席することが問題であるかどうかを、文科省に質問したからである。
 自民党が断絶宣言をしているにもかかわず、つまり、そうした同調圧力があるのに、浜田参議院議員自身が参加する意志を表明していることへの賛否である。これに対して本田文部大臣政務官は「文科省としては個々の議員の活動に見解を申し上げる立場ではありません」と答弁した。
 文科省としては、その答弁しかできないのである。旧統一協会をめぐっては、裁判所で争われている段階であり、一方的に断絶宣言をした自民党こそが批判されるべきだろう。どこの組織に属していようとも、政治的な自由を侵犯してはならず、それは自民党とて例外ではないのである。
 浜田参議院議員は、旧統一協会を支持しているわけではない。そちら側の話にも耳を傾けたいというのだ。それすらも否定するというのは、まさしく魔女狩りと同じではないだろうか。
 また、自民党の若手の研修会での行動が騒ぎになっているが、これについても、浜田参議院議員のXでの主張はまっとうである。「招かれたダンサーにとって大迷惑な事態になっていると思います。招かれて仕事をしたにも関わらず、『ハレンチ』『下衆』等と言及されることは差別になりかねないと危惧します」と述べたからである。
 本来の保守派というものは、情緒的な反応をするマスコミに迎合するのではなく、冷静な判断をすべきである。どうしてどんと構えていられないのだろう。浜田参議院議員にエールを送りたいと思うのは、私だけではないはずである。
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西岡力氏の言うように宗教団体への人民裁判は許されない!

2023年10月21日 | 旧統一協会
 SALTY(日本キリストオピニオンサイト)で去る19日、西岡力氏が「なぜ今なのかが不可解な旧統一協会解散命令請求」という一文を書いている。僕も同じ意見である。
 西岡氏は「今回、文部科学省は解散命令請求の根拠として『法令に違反して、著しく公共の福祉を害すると明らかに認められる行為をしたこと』(宗教法人法81条1項1号)だけでなく、『宗教団体の目的を著しく逸脱した行為をしたこと』(同2号)に該当すると主張した。宗教団体に対する死刑宣言のようなものだ」と見方は正論である。
 こともあろうに、岸田首相は「法律違反」の法令とは刑法に限られているとした政府見解を一夜にして撤回した。民法も含まれているとして、文科省に旧統一教会を解散させる方向に舵を切ったのである。
 これまでも何度も旧統一教会が問題になったことはあるが、政府は「解散請求はすべきではない」と繰り返してきた。西岡氏はこの点を指摘するとともに、被害事例が判明したわけでもないのに、マスコミの批判を恐れて、立場を一転させた岸田首相を厳しく批判する。
 このため、西岡氏は「安倍晋三元首相のテロ犯が旧統一協会を恨んでいたという情報が奈良県警からリークされるや、マスコミが旧統一協会たたきを始め、旧統一協会と関係があったという理由で自民党が激しく批判され、岸田政権の支持率が下がった。それが契機だったのではないか。そうだとすると、宗教団体に対する『人民裁判』ではないか」と憤る。
 あたかもマスコミは、安倍元首相と旧統一教会が強い紐帯で結ばれていたかのように報道した。本来であれば、岸田首相は反論すべきであるのに、それもしなかった。宗教団体は政治活動をすることは自由であるのに、どうしてそれを問題視しなかった。
 さに、ら西岡氏は「旧統一協会とその信者の信教の自由が大きく侵されている。それなのに「明日は我が身」である他の宗教から、信教の自由を守れという声がほとんど出ていない。強い危機感を覚える」と締めくくっている。
 いかなる宗教団体であろうとも、刑法に触れなければ、解散命令を出すべきではない。「魔女裁判」に加担するような政治は、全体主義と同じである。「霊感商法」が問題になっていたときはお構いなしで、下火になっている現在、それを持ち出すというのは大衆迎合そのものである。岸田首相を支持できないのは、そうした無見識な節操のなさなのである。
 
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