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フィギュアの採点とカラオケマシン採点

2018-02-22 16:36:02 | ニュース
平昌冬季オリンピックが日本人選手の活躍で我が家でも盛り上がっている。その中で男子フィギュアの中国人ジャッジの‘不正採点問題’がスペインなどの海外メディアで指摘され注目されているらしい。公開された採点表を見る限り問題になった中国人ジャッジの採点は他のジャッジとは明らかに異なり、しかも自国の選手に非常に甘い評価をしている様に見える。

何故こんなに見え見えのエコヒイキ採点をしたのだろうか。ニュースを聞いて天邪鬼の私は「別に異常ではない、南シナ海や東シナ海で国際法を無視して自国領土を主張する中国政府と同じだと皮肉った。中国は法の支配による民主主義国ではないのだ。それが中国だと。中国人選手はこのジャッジの教え子だそうで情が働いたからという疑いもあるという。それでも彼女が誰にでもわかるような馬鹿な判定を下した理由が今一分からない。

多分、彼女は職を追われるか辞任を迫られることになるだろう。時間の問題だ。何もしなければ彼女を推薦した中国の協会やしいては国の顔に泥を塗ることになるからだ。国辱ものの行為だ。彼女はそんなことが分からないほど馬鹿だったのか、どうにも分からない。最終的には国際スケート連盟(ISU)が処分するだろうし、その前に中国の協会が先手を打つかも知れない。それによって組織の責任や姿勢が問われることになるだろう。

報道によればフィギュアスケートの不正採点問題は、今回の中国以外にも何度も発生し対応に手を焼いてきた歴史があり、その都度採点システムを手直しして来たそうだ。フィギュアは競技の性格上どうしても採点する人の主観に依存せざるを得ないから、結果としてジャッジによって採点に偏りが出て来るのは避けられないのだという。だとしても今回指摘された採点は露骨すぎて論外の様に思う。キーワードは「公平性」だ。

私はこのニュースに接して、機械(カラオケマシン)が歌の上手い下手を採点する最近人気の歌番組を思い出した。これらの番組では人は一切採点に関わらず、機械が音程の正確性やテクニックを評価して点数を出す。機械の評価基準の妥当性は分からないが、プロもアマチアも同じ条件で評価される公平性が保たれているのがミソだ。プロがアマチアに負けることも珍しくない真剣勝負になり、更にはプロになる為の登竜門的性格もある。そんなところが見かけ重視のアイドル全盛の時代で、ガチンコ勝負を見る思いで楽しんでいると思う。

そこで私が思うのはフィギュアの採点もAIを活用したらどうかということだ。最近は大きなお金が動くプロスポーツには勝敗を分ける判定の正確を期すためデジタル技術が利用されている。判定によって選手の評価(つまり収入)が一瞬にして決まる場合もある。昨年もプロ野球日本シリーズで勝敗を決するホームプレート上でのクロスプレーがビデオ判定で決まった。キーワードは「公平性」だ。

フィギュアのような芸術的な評価を下すスポーツでもAIを利用すれば公平な採点が出来るのではと思う。そこまで技術は進んだと思う。勿論、コンピューターがどこまで芸術を評価できるのかしっかり検証する必要があると思う。しかし、今から始めれば4年後のオリンピックまでには実用化できるだろう。皆が望んでいるのは「公平性」だ、それさえ担保されていれば多少の足りない部分は人手をかけて補正することで十分な時代が来る思う。■

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