安倍政権の7年8カ月（補）

安倍首相が退陣の意向を発表した直後に、憲政史上最長政権に対し私なりに高い評価を投稿した。その後も安倍政権を評価する記事を見たが、海外の首脳やメディアの高い評価を紹介する記事と、対照的に国内メディアや評論家の厳しい評価のギャップを見て驚いた。

海外トップの好意的な評価は外交上の配慮もあるだろうが、今迄厳しい評価が多かったニューヨークタイムズ（ＮＹＴ）も好意的な評価をした。驚いたのは今日のウォールストリートジャーナル（ＷＳＪ）の記事「安倍首相の退陣、日米連携の波乱要因になるか」で、安倍ロスを懸念する内容だった。

私は前回投稿した記事で、世界的な評価を受けない日本の恥ずかしい３流マスコミが、世界１流のマスコミが称賛する安倍首相に厳しい評価をする、と皮肉たっぷりに酷評した。更に、安倍首相批判に都合のいい時にのみ海外メディアの記事を引用していると。

私のニュースソースはネットと、朝昼のテレビのニュースバラエティ番組だけ。だが、このままでは視聴者を非常識で一方的な意見だけ聞かせ馬鹿にすることになる。コメディアンとか素人評論家よりもう少し知性が感じられる出演者に代えて、主要な海外メディアの評価を公平に紹介させたらどうか。これからもこんな報道が続くと国の政治の劣化を招くことになる。■