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日韓関係を公平に見よう

2019-12-18 16:45:54 | ニュース
楽しかった山陰旅行記は一休みして政治報道を語りたい。

戦後最悪と言われる日韓関係の対話が再開したことについて、特にマスコミ報道について急ぎ私見を述べたい。先月、韓国政府がGSOMNIA維持を決めたのは米国の圧力を引き出した安倍外交の成果だと投稿した。その間、一部マスコミ報道は桜に熱中した。今回、関係改善の転機になるかも知れない会談はどうだっただろうか。

両国代表が対話後に「相互理解が進んだ」と述べ一定の評価をしたが、基本的な考え方に齟齬があり直ちに関係改善が進む可能性はないという見方でマスコミの大方が一致したと思う。それでも対話は決して悪くないと私も思った。だが、TBSの昼のニュースバラエティ番組の報道の仕方には従来と変わらない違和感があった。

該番組の背景説明で、韓国政府や国民が日本叩きするネタ(情報)ばかり説明した。これだけを見れば、如何に韓国が政府・国民ともに日本が大嫌いなのか見せつけられ、観光客や日本製品不買運動で日本経済にダメージを与えている印象を与える。理不尽にも日本人に韓国大嫌いになれという報道の様に私は感じた。

テーマによってだが、この手の一方的な報道が特にTBSに多いように感じる。昨日の番組ではゲストの評論家のコメントがある程度バランスをとっていたが、時には酷く偏見に満ちた結論を押し付ける印象を受けることがある。それでも私がこの番組を時折見るのは、メディアの中で最も一方的な見方は何かを知りたいと思ってのことだ。

先日、雑誌AERAが日韓両国民が同じ質問に対してどう答ているか意識調査して得た興味ある結果を報じていた。私の記事の総括は、「日韓国民は心ではお互い好意を持っており報じられる程嫌ってはいない」だ。ただ、特に韓国メディアの伝え方に強く影響され不買運動など韓国世論が動いている傾向が強いようだ。

参考のため上記記事の一部を引用する。「韓国メディアで、安倍首相を是々非々で論じる社はひとつもない。何をやっても批判する。2015年に韓日慰安婦合意を達成したときも、韓国メディアは安倍氏を評価しなかった」、「安倍氏を悪者にしないと、自分たちが批判される」という強迫観念がある… 私もそういう印象がある。

一方で日本人の冷静な反応にも驚いた。同じ記事で、日本人に「韓国の印象がこの半年以内で変わりましたか」との質問に、「いいえ」と回答したのが76人で、「はい」と答えた24人の3倍超に上った。メディアで盛んに日韓政府の対立が伝えられ、中には両国の分断を煽るような言説も目立つ中、市民感情に大きな影響は見られなかった… 

一見TBSのニュース番組は露骨に扇動してないように感じる。だが、性根は変わりないと私は感じる。視聴者に上記のような日韓両面から見た情報を与えて判断材料を提供するというメディアの基本姿勢がないのだ。韓国の反日運動のみ伝え、結果的に視聴者を煽っている。TBSほど酷くはないが他のマスコミにも同じ傾向があると感じる。

一方で、日本人の反韓感情が盛り上がらず冷静な反応をしているのに、私は正直驚いた。日本人が知的に成熟したからか?推測するに韓国の不買運動のインパクトが特定の地域や企業に限られているからかもしれない。日本の経済は停滞しているが、世界的に貧富の差が少ないからだろうか。ここまで見て多少楽観的な気分になった。

(補)最後に公平の為、私のポジションを明らかにしておきたい。韓国に国と国との約束を守るという姿勢が無い限り、韓国と約束しても無駄だと思う。大統領が変わったら、又、何を言い出すか分からないのでは約束する意味がない。安倍首相と同じ考えだ。一代前の大統領との約束でさえ反故にされ、新しい約束をするお人好しになるな!■
コメント
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