懐かしい本を手に入れました。
大学生の頃、お世話になっていたのです。
仏教辞典といえば、結構大きくて重たいものでした。
そんな中、コンサイスのようにコンパクトで
持ち運びが出来るというこの辞書は
たいへん重宝していました。
ま~、その当時としては
この辞典しかなかったといってもいいでしょう。
仏教を勉強された方は一度は手にされたのではないでしょうか。
なんとか、もう一度みたいと思って、
ネットで検索してやっと、
探し出すことが出来ました。 でも、
届いたものは、 …
年代モノです。
かなり使い込んであります。
やはり、昔のものは活字も見にくいものです。
その当時としては、それでも宝物でした。
紙質も今のものと比べれば悪いようです。
昭和十三年 コンサイス版初版発行
とあります。
この辞書は昭和28年3月25日の
中型初版発行となっています。
1200円、当時としては結構な値段です。
最初のページの 「 緒言 」 のところに
「 本辞典は編纂は主として 『 蓮澤成淳 』
『 坂井栄三郎 』 両氏の擔当せられたものである。
ここに両氏の倦まざる努力と、又本辞典の恩を蒙った
諸辞典の編著者とに深甚なる謝意を表す。」
とあります。
ここに書いてある、 『 坂井栄三郎 』 氏が、
先日紹介した、真言宗各山会の初代局長
『 坂井栄信 』 氏なのです。
「 深い学術的の要求は本辞典以外の専門的
大辞典によって充たされたい。
一般向きとしては本辞典が仏教の用語
その他一般のことを知るに簡単に
役立ち得ると信ずる。」
とあります。
なるほど、ぱっと調べるには
とてもよく出来ている辞書ではないでしょうか。
懐かしい辞典ですが、
これから、また愛用していきたいと思っています。
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