チャイコフスキーの言葉です。
この世に悲しいことはない
小さな喜びを見つければ
悲しい運命は乗り越えられる
辻井伸行さんサンクトペテルブルグの
音楽祭に出席されて、
そこから、列車で4時間の
クリンという町へ、
そこはチャイコフスキーが
晩年を過ごしたところです。
そのチャイコフスキーが悲愴を
書き上げたという家へ
緑に囲まれた静かな家です。
悲愴が書かれたというテーブルに座り
特別のはからいで、
チャイコフスキーが弾いていた
ピアノでの演奏が叶いました。
その音は
今のピアノとは少し違うそうです。
即興で、頭に浮かんでくる音を
ピアノで表現していかれる。
「悲愴」この曲はとても好きな曲で
高校時代からよく聞きました。
祖父がステレオを買ってくれて、
クラシックも好きで毎月のように
レコードを買ってくれました。
祖父もこの曲を聞きながら、
ソファーの上で眠るのが
疲れを取る一番の方法だったようです。
分からないなりにも、
出だしから響いてくる重苦しい
この曲は今でも心に響いてくる
旋律を持っているようです。
この言葉は、
チャイコフスキーが亡くなる前に
友人にあてた手紙の中に
書いてある一文だそうです。
彼は読書が好きで、
銅像も片手に本を持った姿に
作ってあります。
閃きというより、努力によって
曲を作り上げていったと、 …
辻井伸行さんも
チャイコフスキーが好きで
その家を訪れ、その空気に触れ
作曲されたテーブル、
悲愴を作り上げたピアノ、
彼にとっては全身全霊で
チャイコフスキーの思いを
吸収しておられるようでした。
人生いろいろありますが、
「小さな喜びを見つければ…」
です。
それこそが、
人生の宝物のように思います。
大切なものは目には見えない、
ということがあります。
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