本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

山口・瑠璃光寺とザビエル記念教会

2017-02-06 16:10:21 | 住職の活動日記

一度は行きたいと思っていた

瑠璃光寺の五重塔

 

 

やはり美しい姿でした。

 

 

屋根が檜皮葺(ひわだぶき)

ヒノキの皮で葺いてあります。

ちょうど梅も見頃

 

 

梅越しに見る五重塔も美しい

 

 

瑠璃光寺とありますから

ご本尊は薬師如来です。

薬師如来正式には

「薬師瑠璃光如来」といいます。

 

 

 

ここが本堂、

上がってお参りすることができます。

その前には

 

 

「吾唯足るを知る」の

蹲(つくばい)があり、

手を洗いお清めをします。

 

 

このお寺を造られた

大内家初代「大内弘世」の

とても立派な銅像があります。

 

また、隣りには

萩藩主「毛利家」の墓所が

 

 

この奥にあります。

 

 

墓所へ行く参道は「鴬張りの石畳」

この上で手を叩いたりすると

とこだまが響き渡ります。

 

これを見てください!、と

 

 

ここにいた案内らしき人?

「サルスベリに松」が寄生木を

 

 

サルスベリの幹の中に

松の種が落ちて

サルスベリの中から松が出てきた

サルスベリは皮だけ

でも共存しているのですね。

 

そしてその近くに

「ザビエル記念教会」があり、

ザビエルと聞けばぜひ行ってみたく

 

 

鹿児島にもありますが

ここもとてもおしゃれな教会です。

 

 

ザビエルが迎えてくれています。

 

「ザビエルはヤジロウに出逢い

福音を伝えてくれる民族は

日本人をおいて他にはいない

という確信で日本にやって来た」

のですよね?

とお尋ねすると、

「ヤジロウは通訳ですね。」

「しかし、ローマ法王へ

日本人の素晴らしさを書いた

書簡をたくさん送っていますから

そうかもしれませんね。」

という返事でした。

 

 

境界の後ろに聳える二本の塔

 

 

一つは面白いデザインの

鐘楼になっているタワーです。

 

ザビエルは1551年4月

キリスト教の布教の求めて

京都へ行くのですが

荒れ果てた京都に失望して、

山口を訪れ大内義隆の許可をもらい

ここを拠点に布教活動に努めます。

そして、

1552年12月9日、日本で初めて

クリスマスの行事を勤めます。

クリスマス発祥の地ですね!

 

初代大内弘世が京都を訪ね

その地形が

京都に似ているところから

京都の文化を持ち込み

見事に花を開き、

大内文化というものを発展させます

 

仏教文化とキリスト教の布教が

見事に融和した山口

もっともっと見どころはありますが

ほんの少しだけ触れた気がします。

 

 

 

 

この「沈流邸」、

幕末、薩長連合の時

長州藩と薩摩、西郷隆盛とか

ここで密談したという、

 

色々な時代の歴史が凝縮されている

また訪れたい地でもあります。

 

 

 

 

 

 

コメント
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