ズッキーニの味噌煮込みBlog版

コンピュータのこと、食べ物のこと、なんでもないこと、とんでもないこと。

活動拠点を札幌から東京へ移す

2010年08月27日 23時03分51秒 | Weblog
アタシの会社は札幌の組み込み系開発会社。ソフト屋で出発したが、最近はハードも扱うようになってきた。

ワンストップなんて言えばカッコはいいが、要はまとめて引き受けないとお客さんがめんどくさがって仕事を出してくれないからだ。それにやってみると、この方が面白みが段違いに大きい。

近ごろはハイビジョンカメラモジュールの応用開発を頑張ってやっているが、こういうことを始めるとソフトだハードだと垣根を作っていては営業も開発も効率よく進まない。両方やります、全部やります。それでこそお客さんが楽になって喜ばれる。

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ところでここ数年、どうも景気がよろしくない。自分の商売下手まで景気のせいにするつもりはないが、地方の経済はかなりヤバいレベルだ。いままで地元の仕事を取って地道にやってきた我が社も、なかなか大変なことになっている。

どうしたものか珍しくあれこれ考えて、東京に出て行くことにした。出ていくといっても家族が住む自宅は札幌のまま。開発実務をお願いするエンジニア群も、地元に多数集積している。ただ自分自身の活動の場を札幌(北海道)ではなく東京に求めるということだ。実は一時コンピュータメーカにいたこともあって、エンジニア以外のこの業界の交友関係はむしろ、東京に多い。

東京に出て行くもうひとつの理由は、地方にいると得られない情報や、機会や、刺激や、手本がたくさんあるからだ。それはずっと前からわかっていたが,ちょっとした出来事があって札幌とのあまりの違いを感じ、やはり自分は東京に行くべきだと決めた。その先のアジアに出るのが本当の目標だが、取りあえずまずは東京へ。

決めると行動が早いのが本品の特徴。

もう6年ほど開発の拠点としてきた、JR札幌駅北口から徒歩2分という好ロケーションの開発分室を閉鎖することにした。

社長であり、営業マンであり、テクノプロデューサを名乗る自分自身の活動拠点を札幌から東京に移すのだ。協力してくれる組み込み系のエンジニアは個人であれ法人であれ、それぞれ自分の拠点を持っている。必要ならこちらがそこに行って打ち合わせをすればいい。もちろんメールやSkype他、使えるツールはフル活用する。

現在の開発分室を居場所にしてきた、どちらかというと業務系のエンジニアたちには在宅での業務継続をお願いして、了承してもらった。この方面の地元のお客さんがまったくいなくなったわけではないので、これまでどおりキメの細かな対応をお約束する。レスポンスがこれまでより半日程度、遅れる可能性はあるが。

そんなわけで札幌駅北口の開発分室は今月(8月)限り。9月からは東京にいる時間をできるだけ長く取る。それ以外は本社として登記している自宅の書斎(えっへん)で主にデスクワークをしていることになる。出社時刻にも、そこから逆算される朝の行動からも、自由になる。もともと自宅で仕事をするフリーの生活が長かったので、時間配分など自己管理はお手の物だ。

面白いことになる。期待していただいていい。

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今月の27日の花。まだそちらに行く機会はなさそうです。