ズッキーニの味噌煮込みBlog版

コンピュータのこと、食べ物のこと、なんでもないこと、とんでもないこと。

Pastebit

2009年12月27日 19時45分58秒 | iPhone
書き上げて公開したつもりだったのに、またタイトルを入れ忘れたようだ。取りあえず「無題」でいいから公開するか、せめて下書きに保存してくれたらいいのに。だいたい、タイトルが入っていないなんてそんなに致命的な状況じゃないじゃないか。^_^;

気を取り直して、もう一回書こう。

PastebotというiPhoneアプリが気に入って、ホーム画面最下段の「不動の4アプリ」から「電話」アイコンを追い出して入れてしまった。何画面目にいても、すぐにPastebotを起動することができる。

Pastebotはひとことで言うと、iPhone OSのクリップボード機能を拡張するアプリだ。OSのクリップボードは1レベルの言わば「変数」で、コピーするとそれ以前にあったデータは上書きされて消えてしまう。しかしPastebotのデータ領域は「スタック」になっている。新しいデータはそれ以前のデータの上に置かれるだけで、古いデータは99レベルまで消えずに残っている。

使い方は簡単で、クリップボードにデータを送ってからPastebotを起動するだけだ。起動時にクリップボードのデータを自分自身のスタックの上に移動してくれる。通常はスタックの最上位データがOSのクリップボードと同期しているので、OSのクリップボードの使い勝手は変わらない。

あちこちのデータをコピーして一カ所にまとめたいようなときに、このスタック構造は威力を発揮する。あっちからコピーしてPastebotへ、またこっちからコピーしてPastebotへ、というふうにつぎつぎとデータをスタックに積み上げていけるからだ。

簡単なデータの編集(検索も可)機能があるので、スタック上のデータを加工して貼り付けるという芸当も可能だ。使いこなせばなかなか強力。

データ種別はテキストだけではなく、画像も扱える。画像に対しても簡単な加工ができるので、絵心のある人にとっては面白いオモチャになるかも知れない。アタシはあいにく絵心の持ち合わせがないので、試しようもないが。

そして極めつけ。このアプリにはMacのクリップボードとのデータ交換機能がある。クリップボードをiPhoneとMacで共有しているような使い勝手だ。

Mac側に無料の対応ソフトをインストールしておくと、同一の無線LANセグメント上にあるiPhoneとMacとでクリップボードを共有できる。これは非常に強力な機能だ。

iPhone側でPastebotを起動しておき、Mac側でテキストを選択してクリップボードに送り込む。次の瞬間、そのデータはPastebotのスタックにも送り込まれている。逆ももちろんあり。Pastebotのスタック上のデータをタップ&ホールド(長押し)すると、そのデータはMac側の現在カーソルがある位置に流し込まれる。iPhoneからMacにテキストデータを送り込み、Macで便利に編集したあとでiPhoneに送り返すということが、楽々できる。

開発はデザイナとプログラマがひとりずつでやっているらしい。そのためなのかデザインがとても良くて、この点でもお勧めできる。ぜひお試しを。

    *

金宝樹は滅多に満開にならないらしいが、今年は実によく咲いている。縁起がいいようなので、これを今月の27日の花にしよう。

金宝樹が満開

今年の更新はこれで最後になる。一年間みなさま、お世話になりました。来年もまたよろしくお願いします。うふ(←うぷっ、気持ち悪い)