ズッキーニの味噌煮込みBlog版

コンピュータのこと、食べ物のこと、なんでもないこと、とんでもないこと。

FPGAにデータを送る準備をする

2016年06月25日 15時00分13秒 | 写落ッ子Jr

本業を言い訳にするつもりはないんだが、趣味に没頭するには落ち着いてものを考えるまとまった時間が必要。

週末には買い物やらなにやらで駆り出されることも多いのでますます時間が限られるが今日に限って嫁さんがひとりでプラプラ買い物をしてきたいという。買い物自体はこちらの気分転換にもなるのでいつもは一緒に出かけるんだが、今日はありがたくコテを温めた。

FPGAのスタックマシンにデータを送り込むのはArduinoに任せようと思っているが、コンパイラができる前でも簡単な実験ができるようにDIPスイッチを基板に乗せた。できるだけシンプルに進めるためにデータはばを8ビットで我慢したこともあって、秋月から取り寄せた10芯のフラットケーブルは大変使い勝手がいい。

さて、ちょっと遊ぶかな。(^^)


岩見沢の暮らし・その2

2013年09月27日 08時52分48秒 | 写落ッ子Jr
こないだまで暑い暑いと言っていたような気がするが、今朝の岩見沢の気温は4度。午前5時で室内も15度まで下がっている。

今月は3連休が2週続いた。最初の週は台風の接近であいにくの雨。それでも合間を縫ってお祭りにふたりで繰り出した。田舎のお祭りは人口の割りには賑やかで、地元の特産物の売り出しもあってローカル色が楽しめる。腰痛がひどいので町外れの自宅から中心部へ歩いては出られないのだが、クルマで行ってはどちらかがビールも飲めない。嫁さんの自転車を借りて杖代わりに押していくといういささか情けない格好だが、引っ越しからしばらくはなにかと忙しくて二人でクルマ以外での外出は初めて。いろいろなことを話しながらの行き帰りもそれなりに楽しめた。

田舎は町や村ごとに小さなお祭りや行事があって、札幌での暮らしより気持ちが和む。

しかしもうすぐ冬がやってくる。ここ数年は大雪に見舞われている岩見沢、どんな暮らしになることか。

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今月も華の写真が撮れなかったので、先月に引き続き畑で収穫した野菜の写真。ごめんなさい。

お花見(宴会)は残念だったけど

2013年05月27日 09時42分37秒 | 写落ッ子Jr
天候が悪くて桜が咲くのが大幅に遅れた。しばらくできなかった円山公園のお花見を今年はやろうと計画していたんだが、諦めざるを得なかった。来年こそ、満開の桜の下でジンギスカンをやるぞ。(^^)

しかしジンギスカンはともかくとして花見はしたい。近くのモエレ沼公園に嫁さんと出かけて、レンタルの自転車で少し奥に入るとちょうどいい咲き具合の桜の木があった。スーパーで買っていった弁当を広げ、桜を観ながらしばしの休憩。こういう花見もいいもんだ。

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今月の27日の華は、これ。大通公園を散歩中に、ちょっと腰を下ろした隣に咲いていたもの。うまい具合に白い花のところだけ光が当たった。

iPhone用簡単お値段比較アプリ「どっちがお得」をリリースしました

2012年09月14日 10時20分50秒 | 写落ッ子Jr
画面写真

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おなじ内容の文章をFacebookにも上げています。
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夫唱婦随ならぬ婦唱夫随アプリの第2弾「どっちがお得」が今朝、AppStoreの陳列棚に並んだ。ちなみに第1弾は「写落ッ子Jr」。どちらもアイデアはそこそこだが、その見せ方でたっぷりと脱力感を味わえる作りになっている。忸怩たるものがある。じくじく…

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嫁さんの買い物に付き合うとしばしば、「これ、どっちが安いと思う?」と聞かれる。暗算が得意な人はすぐに答えが出せるんだろうが、こちとら「算数は苦悶式」をギャグにしているくらいで困ってしまう。仕方がないので電卓で何度もやり直しては答えていたんだが、何度か間違って逆の答えを出してしまったかも知れない。

しかしある日、AppStoreでiPractiCalcというアプリを見つけた。

http://itunes.apple.com/jp/app/ipracticalc-bi-li-bi-jiao/id321215225?mt=8

もう本当に、涙が出るほどうれしかった。これこそアタシがほしかったアプリだった。

さっそくダウンロードしてずっと愛用していたが、人間は欲が出る。このアプリは比例計算用なので、単なる価格の比較にはちょっともどかしいところがある。価格比較専用の電卓(?)を作ればもっと使いやすいだろうと思い、半日くらいで最初の版を作った。

嫁さんに見せたところこれが大好評を博し(笑)、ああしてほしい、こうしてほしい、それはいらない、これもいらないとうるさい。面倒になって、この際思い切ってトーシロの意見どおりに作ってやることに決めた。ようやく嫁さんが納得したものが、今回公開した版になっている。

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コンセプトと呼んでいいのかどうかわからないが、とにかく簡単に使える専用ソフトで、飾りやおまけは一切ない。技術屋のスケベ根性であれも入れたい、これもあれば便利、どうだこんなこともできるぜ、というようなものは信念を持って排除した。最後まで迷ったのは「シングルロール50メートル6個で300円とダブルロール60メートル12個で650円はどっちがお得か」という計算だ。今回の版ではこれは判定できない。

入力項目が増えることに関しては、嫁さんが抵抗した。「トイレットペーパーばっかり買ってるわけじゃないしょ」と言い放った。確かにそうだ。項目を増やさずに、数値入力ルーチンに加減乗除式を入れることも検討した。もともとインタプリタなどを書く言語屋なので、式評価ルーチンくらい自前で持っている。しかしこれも「余計なボタンがあると押しにくいし間違って押すから」という理由で却下された。もはやこれまで。orz

そんなことでアプリ自体は固まった。嫁さんが自分が使っているらくらくホンでも動くようにしてくれと強く希望したが、さすがにそれはこっちが却下した。近いうちにdocomoがAndroidベースのらくらくホンを出すことがわかっていたので、そのときにAndroidに移植してらくらくスマホを買わせればいいと思っていた。

* らくらくスマホはアプリのインストールができないことが後にわかった。

ところがその前にらくらくホンがくたばりかけた。もう待てないということで、やむなくiPhone4Sを買ってやった。

質問攻めに遭うのが嫌だかららくらくホンにしたので、iPhoneなんか買わせたら毎日「奥さまスマホ教室」が展開されるのが目に見えている。しかし選択肢がない。いまガラケー探してもろくなのがない。Android端末には開発者としてさまざま恨みがあるのでお断りだ。仕事以外では見たくもない。そうなるとアタシとおなじiPhoneしかないではないか。そして、iPhoneを買うならauだ。SoftBankには個人的に大変不愉快な思いをさせられたので、自分自身もつぎのモデルはSBMからは買わないと決めていたことでもあるし。

ということでめでたく嫁さんのiPhoneにもこのアプリがインストールされた。嫁さんは喜んでご近所のiPhoneを持っている(残念ながらSBMだ)仲良しの奥さんに自慢。絶対にほしいといわれたのだが公開していないので、動作試験に協力してもらうということでインストールしてあげてたいそう喜ばれた。

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こうなると嫁さんには欲が出る。アタシのは技術者としての欲だが、嫁さんの欲はドルマークだ。強度が違う。^^;

みんなにいちいちインストールしてあげるのは大変だから(もちろんそういうことは出来ない)、公開しなさい。お金になるならもらいなさい。私が考えたんだからね。なにやってんの、さぁ出せ、やれ出せ。

ところが公開しようとするとちょっと困ることがあった。アイコンがない。スプラッシュがない。第1弾の「写落ッ子Jr」の時はお絵かきソフトなので、嫁さんがそれ自身でアイコンとスプラッシュを描いた。しかし今回のはちゃんとした(ごめん)絵を使いたかった。そこから3ヶ月ほどドタバタし、途中で引っ越しが入ったりしてグチャグチャだったんだが、ジャクスタポジションの西山さんのご協力をいただき、アイコンとスプラッシュを揃えることができた。ボタンの画像も氏の手によるものだ。細かいところにわがままを言ったのは嫁さんだが、何度もの書き直しに快く付き合っていただき、大変感謝している。

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ところでこのアプリは先に書いたように、iPractiCalcにヒントを得て書いたものだ。そのときは同種のアプリがあるかどうかなんて、まったく考えもしなかった。こんな単能アプリを書こうとするヤツがほかにもいるとは思いもしないし、そもそも公開を考えていなかったのだから。しかし公開時に付けたアプリ名が先に使われているとiTunesConnectから拒否されて、初めて同種のアプリがすでに2つ、しかもどちらも無料で公開されていることを知った。あらまぁ…(⌒_⌒;)

それでも、自分なりに納得してこれを公開した。

まず、無料でソフトを公開することは自分としてはあまり好まない。苦労して書いたのだから、幾ばくかでもお金になればうれしいし、つぎをやろうかという気持ちも出てくる。前作「写落ッ子Jr」は本当に忘れたくらいのタイミングでぽつん、またぽつんと売れている。ドイツだかどこだかの銀行から自分の口座に2千円とか振り込まれると、うれしいもんだよ。すぐに嫁さんと二人分のラーメン代に消えちゃうけどね。

無料にするためにアプリに広告を入れるというのも自分としては納得できない。いくつか広告入り無料のアプリを使ってもいるが、やはりうっとうしい。この選択肢を作ってくれたAppleの努力は大いに認めるが、自分はこの方法を使ってまで無料で公開する意義を感じない。

これはもう市場の判断というものだ。こんなチンケなソフトに大げさな言い方で恐縮だけど。^^;

オモチャが大人の役に立つこと

2012年08月27日 08時20分07秒 | 写落ッ子Jr
神経系統の難病と同居している友人がいて、病院を移ったと奥方から連絡をもらったので行ってきた。医療制度の仕組みは素人なのでとんとわからんが、長期間おなじ病院で治療なり介護を受けるのが難しいという状況があるらしい。よくわからんが、今回の病院は長期療養型とかいう施設だそうで、長くいられるのだそうだ。個室をあてがわれていて本人は至って元気。

彼はもう口が廻らなくなってきて、介護の人も何度か聞き直して意志をくみ取っているようだ。たまにしか行かない見舞客には聞き取りがかなり困難だが、面白いものを用意していた。写真ではよくわからないと思うが、こういうオモチャだ。

子供に平仮名を教えるためのものらしく、「し」というボタンを押すと「し」を合成音声で発音してくれる。彼はもう腕も思ったようには動かせないんだが指はなんとか使えるので、このボードを使って意思表示ができる。聞き取りは問題なく、アタシよりずっといい頭はまったく問題ない。会話に思わず大笑いするジョークも混じる。

なんでも彼の孫が使っていたものを母親(つまり彼の娘さんだ)が彼の奥方に「これ、お父さんの役に立つんじゃない?」と教えたのだそうだ。家族ならではのことだ。

これはこれで大変便利。しかし人間は欲が出る。

合成音声を認識できるかどうかわからないが、最近のiPhoneは音声によるナビゲーションが可能だ。もしこのオモチャの発音を理解できるなら、iPhoneを使ってメールを打つことも可能かも知れないと思った。以前別のことで「でも時間かかるよね」と言ったら、「時間は余るほどある」と返されたことがある。多少時間がかかっても、意思疎通のルートが残されていることは重要だと思う。

今度見舞いに行ったときに試してみようか。

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今月の27日の花はこれ

申し訳程度のベランダだが、いろいろ並べている。下から見るとけっこうきれいだ。

雪が降ったよ

2012年06月27日 14時29分54秒 | 写落ッ子Jr
…なぁんて、まさかね。

いくら北海道でも6月の末に雪が降るなんてことはない。5月の連休中に降ったことはあるけどね。一緒に散歩していた嫁さんによれば、これはニセアカシアという花の綿毛なんだそうだ。そういえば見た記憶はあるが、どういう加減か今年はずいぶん多いと思う。まるで吹雪があったあとのように真っ白に吹きだまっているので、面白いから写真に残しておいた。

雪こそ降らないが、今年はなかなか暖かくならない。日中は今日も26度。この時期の札幌にしてはなかなかの気温なんだが、朝夕はけっこう寒いこともある。昨年ちょっと腰を痛めてしばらく朝の散歩を控えていたんだが、やはり身体を動かさないとと思って再開した。歩けば少し汗ばむくらいだが、歩き始めは寒くて半袖の上から薄物を羽織らないとという気になる。

ところで来月、引っ越すことになった。手稲の暮らしも15年近くになって景色やら道路やら公園やら、もちろんご近所さんやら。馴染んだものもたくさんあるが、親戚筋の事情があって近くにいてほしいということなので元住んでいた東区に住居を探しているところ。たぶん来月の27日はそこからの投稿になると思う。お楽しみに(なにを?)。

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今月の27日の花はこれ

サポトレメンズで腰が楽になった

2012年02月27日 07時00分00秒 | 写落ッ子Jr
Z80シミュレータはあれ(先月の投稿)から急に勢いが付いて、とうとうアセンブラ、逆アセンブラ、シミュレータまで一気に書き上げてしまった。効率はまったく考えずに作り込んだのだが、iPhone4('S'が付かない旧タイプ)上で簡単なループを組んで走らせてみたところ「クロック10MHz相当のZ80」という結果を得た。演算命令はフラグに影響を与えるのだが、この処理がソフト的にはけっこう面倒で速度を落とす。平均的には「クロック5MHz相当のZ80」というところかなと想像している。

そんなこんなでまたもや、いつかのように座りっぱなしの日々が続いた。当然のことだが腰痛がひどくなって、近くのコンビニまで歩いて行くのもつらいほど。話を聞いた嫁さんの友達がサポトレメンズという商品を紹介してくれて、試してみたところこれが大変調子がよろしい。もともと女性用が先に商品化され、評判がよかったのか男性用があとから開発されたものと聞く。1万円前後とけっこうな高額商品だが、申し込むと無料試用期間付きのサンプルを送ってくれる。腰に弱点をお持ちの諸兄はご検討を。

腰の改善という大きな出来事に隠れてしまったが、開発用にiMacを導入した。これは来月のネタにでもしよう。


今月の27日の花はこれ

ありがとうスティーブ

2011年10月27日 08時31分21秒 | 写落ッ子Jr
冷蔵庫を開けてギョッとした。後で聞くと「生卵と間違えて使わないようにと思って」ということだった。絵を描くのが好きな嫁さんなので納得ではあるが、こんなにごていねいに描き込まなくても。(⌒_⌒;)

今月いろいろとあった中でやはり一番は、スティーブジョブズが亡くなったことだ。個人的に親交があったわけではもちろんないが、アタシのコンピュータとの付き合いはもう30年以上になるので、Apple(当時はアップルコンピュータ)という社名ともに彼の名はなじみが深い。製品との付き合いはiPodからだが、そこからご縁があってMacBook、iPhone、iPadと、ぐいぐいと彼の織りなす世界に引き込まれてきた。

それにしてもスティーブ、iPhone4S発表の翌日に旅立つなんて。最後までサプライズの王者、プレゼン上手な人だね。ご冥福をお祈りします。

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北海道の秋は早く、冬は長い。機能は手稲山が白い帽子をかぶった。日課にしている堤防の散歩も、一枚薄いものを余分に羽織らないと体が冷えてしまう。

今月の27日の花

Windows Phone7始めました

2011年09月27日 12時53分11秒 | 写落ッ子Jr
このごろ朝の散歩を夕方にシフト(?)したので、夕焼けを眺めながらの機会が増えた。嫁さんのケータイはFOMAなので、アタシのiPhoneにメール添付で転送させ、「写落ッ子Jr」(しゃらっこじゅにあ)で落書きさせたものがこれ(AppStoreへはこちらから)。

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ご注文をいただいて、Windows Phone7のアプリ開発に取り組んでいる。OSも言語(C#)も初めてだったが、8ビット時代からの開発経験で初めての開発環境への対応は体が馴れている。客先マネージャさんのアツいサポートをいただき、意気に感じて張り切っている。それでも最初はなかなかの難物だったが、どうにか最終段階を迎えることができた。

C#という言語は「いままでの言語のいいとこ取り」と言われるだけあって、柔軟な記述ができるし使いやすい。Windows Phone7の開発にはC#のほかにもうひとつ、xamlというxml系の言語とも付き合う必要があり、htmlの開発でひどい目に遭った経験から最初は尻込みしていたが、これも馴れてみると面白い世界ではある。

最近はiPhone5がKDDIから出るとか、SBMからは出ないんじゃないかとか(さすがにこの情報は眉唾物だが)、スマートフォンの話題はこれ一色になっている。しかし世の中は競争があるからこそいいものが生まれる。マイクロソフト渾身の一作、Windows Phone7にはぜひ頑張って、まずは第3極の位置を占めてもらいたいものだ。

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今月の27日の花はこれ

花の写真はけっこう撮っているが、なかなかいいものがない。反省。

「写落ッ子Jr」のオーバレイシート機能

2011年08月15日 13時53分21秒 | 写落ッ子Jr
こんにちは。写真に軽くイタズラ書きできるiPhoneアプリ「写落ッ子Jr」(しゃらっこ・じゅにあ)作者の「かの」でございます。どもども。

AppStoreへはこちらから

今日は、「写落ッ子Jr」「オーバレイシート機能」をご紹介します。

たとえばコーヒーカップから湯気が出ている絵を作るとき、まず「カメラを下絵に」でコーヒーカップの写真を撮ります。



つぎにその写真に指で湯気を描きます。



これが普通の「写落ッ子Jr」の使い方です。ではここでメニューの「下絵を消す」ボタンでコーヒーカップの写真を消してしまいます。写落ッ子Jrは普通のフォトレタッチソフトとは違って、写真に直接絵を描くのではありません。下絵と指で描いた絵は別々に保存していますので、下絵だけを消すことができるんです。

そうするとこんな絵が残ります。



ここでもう一度「カメラを下絵に」でカメラを起動すると、指で描いた絵がファインダー(?)にそのまま残っていますね。これが「写落ッ子Jr」「オーバレイシート機能」です。オーバレイシートはメニューの「描いた絵を消す」ボタンを押さなければずっと残っていますから、そのまま別の写真を撮ることができます。



電話機は湯気を出しませんが、着信があって音が出ているような感じの絵になりました。

たとえば先にメガネの絵を描いておいて、パーティの参加者ひとりひとりがおなじメガネをかけているような写真を撮る。そんなお遊びにも使えます。

お試しください。

☆彡 「写落ッ子Jr」のご紹介 ☆彡

2011年08月12日 16時35分23秒 | 写落ッ子Jr
あー、ごほごほ。写真に指でイタズラ書きできるiPhoneアプリ「写落ッ子Jr(しゃらっこ・じゅにあ)」作者の「かの」でございます。どもども。

AppStoreへはこちらから

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前回(2011/07/27)の当ブログ記事「手稲山麓2号橋からの眺望」にて、おまけのようにご紹介した自作アプリを先日(2011/08/06)、AppStoreに提出しました。イッパツで通るなどと甘いことは考えておらず、Reject喰らってからがスタートだ、くらいの気持ちでした。

実際には8月6日(土)に申請してステータスが「レビュー待ち」になり、「これからレビューするよ」というメールが届いたのが8月12日(金)の3時。順調にいけば半日くらいでレビューが終わると聞いていましたが、12時半には「AppStoreに上げる処理を始めたよ」というメール。その数分後に「Ready for Sale」になりました。その通知メールで実際にダウンロードできるようになるまでにはもう少しかかるからねといわれていて、16時に見たらダウンロード可能になっていました。

やった(ふぅ)。

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もともと「iPadの画面に指で文字を書くアプリ」というアイデアは知人が暖めていたものでした。自社開発するならこういうネタがあるよと教えてくれて、ちょっと興味を持ったのです。

もともとタッチ操作が主体のiOSデバイスは、それをサポートするAPIを豊富に揃えています。調査を進めると指の動きをトレースする描画の方法や、滑らかさを実現するためのロジックも見つかりました。

仕事(ソフトの受託開発をしています)がありますので遊んでいるわけにはいかないのですが、その仕事が途切れたときなどに手を空かすのはもったいないので、いっちょ取り組んでみるかと作り始めたのが開発の発端です。思ったとおり途中で仕事が入って何度も中断しましたが、少しずつ動き出していきました。

これをお絵描き好きな嫁さんに見せると非常に興味を持って、使わせろとうるさく迫ります。でも最初にこのソフトを動かしたiPadは仕事のソフト開発のターゲットとして使うので、これを取り上げられては仕事ができません。そこでiPhoneに乗せることにしたのです。iPhoneは通話にはほとんど使っていないので、長時間独占されてもさほど支障がありません。いまは自宅を仕事場にしているので、万が一電話がかかってきても居間から仕事場にしている自室に端末を持ってきてもらうだけでいいので好都合です。

最初は指の動きをトレースするロジックの検証のために作ったテストアプリのようなものでしたから、縦置き専用で色も白のみというあっさりしたもの。でもお絵描き好きの嫁さんに渡したのが運の尽き。やれほかの色がほしい、やれ写真が小さい、やれ横向きの写真は使えないのか、やれカメラで直接写真を撮りたい。

受託ならその都度お金をいただけてめでたいのですが、相手が嫁さんでは見積もりを出すこともかないません。「時間が空いているときだけだよ」と念を押して機能追加をしていきました。

そのうちiPhoneアプリに興味を持った嫁さんについうっかり、自分で作ったアプリを売ることができるという話をしてしまいました。その瞬間目が$マークに変わった嫁さんは、それはどうすればいいのか、このソフトを売るには何が必要かとしつこく聞いてきます。こちらもやったことがないので適当に受け流していたのですが、とうとうAppStoreで公開することを約束させられてしまいました。ひえーっ。

当初は写して落書きするアプリなので「写楽」と呼んでいました。開発コードは"Sharaku"。落書きなら「写落」なんでしょうが、「落ちる」ではアプリが落ちる(異常終了する)を連想するのでちょっとね。

名前もないのでは話のしようもないので適当に付けたわけですが、さすがに公開にあたってこの名前はまずかろうということになりました。「しゃらく」という語感は気に入っていたので、いろいろとひねくり回していまの「写落ッ子Jr」(しゃらっこ・じゅにあ)という名前に落ち着きました。Jr(ジュニア)と付いているのは、いずれもっと本格的なものをiPadでやりたいという希望を込めたものです。

価格に関しては会社の宣伝、つまり「こういうものを作れますので仕事ください」ということにもなるから無料でもいいかと思っていました。しかしいったん目が$マークに変わった嫁さんの厳しいチェックが入り、結局最安値の85円(2011/08/12現在)ということになりました。

なにしろ手が空いたときの暇つぶしのつもりで始めたものです。公開にあたってはずいぶん手を入れ、また可能な限り不安定さを取り除いたつもりですが、お手元で暴れたり拗ねてご迷惑をおかけするかも知れません。

もともとは組み込み系の古いエンジニア(PC-286のBIOSを書いたこともあるという輝かしい実績を持つ)なので、アプリには正直なところあまりセンスがありません。専業主婦である嫁さんの意見は大幅に取り入れていますが、今後は大勢(だといいな…)のみなさんのご意見を頂戴することになります。少しずつ改良していくつもりはありますので、長い目で見てやってください。

たぶん一番多いご意見は

1.使えない。
2.よくこんなんで金とる気になったな。
3.ゴルァ金返せ。

であろうことは覚悟しております。^^;

機能のご紹介や使い方などご質問への対応はこのブログでやっていくつもりですので、忌憚のないご意見を(できれば優しい言葉で)いただけたなら幸いです。

では「写落ッ子Jr」をよろしくお願いします。

「写落ッ子Jr(しゃらっこ・じゅにあ)」の使い方

2011年08月12日 16時35分03秒 | 写落ッ子Jr
どもども。写真にちょいと落書きするお手軽ソフト「写落ッ子Jr(しゃらっこ・じゅにあ)」作者の「かの」でございます。簡単な使い方を簡単にご説明します。

※ 説明写真への書き込みには「写落ッ子Jr」自身を使っています。

AppStoreへはこちらから

アプリを初めて起動したときに出る写真は、説明書を兼ねています。



写落ッ子Jr」は、「下絵」と指で「描いた絵」をそれぞれ別のプレーンで扱います。このため、いくらイタズラ書きをしても下絵には傷を付けません。ここは写真加工ソフト(フォトレタッチソフトなどと呼ばれておりますが)とは違うところです。どっちがエラいとか難しいとか、そういうことではなく、違うということでありますね。

この起動時の画面は特別なものではなく、単なる下絵です。試しに画面を指でなぞってみましょう。初期値では色は青になっていますので、指が動いたとおりに青い線が引かれます。画面の一番下に「 いまの色」というボタンがありますので、これをタップするとメニュー画面が現れます。



これが縦置きのメニュー画面です。このままiPhoneを横置きにすると横置き用のメニュー画面になります。



どちらでも操作はおなじです。当たり前ですね、はい。

このメニューが、「写落ッ子Jr」ができることのすべてです。少ないですか?少ないですね。でもそれだけ、簡単お手軽に使っていただくことができます。ではひとつひとつ。

まず上から三段は色の選択です。使いたい色をタップすると元の画面に戻ります。



試しにを選んでみましょう。戻った画面の一番下のメニューボタン。「」の色が赤に変わっているはずです。この状態で画面を指でなぞると、赤い線を引くことができます。



色はこんなふうに変更します。線の太さは変えられませんので、太い線を引きたいときは指をずらしながら何度か線を引いてください。太さを変えることはプログラムとしては簡単なのですが、機能が増えるとそれだけ操作が面倒になったりわかりにくくなったりするので、あえて踏み込みませんでした。

また三段目の一番右側にちょっと変わったアイコンがありますが、これは「消しゴム」です。



これを選んだときは指でなぞった線を部分的に消すことができます。透明の線を引くので目には見えませんが、色のある線の3倍くらいの太さになっています。試しに線を描いて消しゴムで消してみてください。何度か描いては消してみると感触がつかめると思います。



さて色選択部の下に「下絵を消す」「描いた絵を消す」というふたつのボタンがあります。このふたつは、ちょっと危険な機能です。描いた絵が一瞬にして全部消えてしまいます。やりなおしはできません。ごめんなさい。



では「描いた絵を消す」ボタンを押してみましょう。元の画面に戻ると、赤や青で書いたイタズラ書き(失礼)がきれいに消えていますね?でも安心してください。また描けばいいのです(ぉぃ)。

これに対して「下絵を消す」は、少し危険度が低いです。カメラで撮った下絵は消すと戻せませんが、アルバムから持ってきた下絵はもう一度アルバムから持ってくれば大丈夫です。「消す」は「写落ッ子Jr」の中から消すということで、アルバムの中からまで消してしまうわけではありません。

さて初期画面が表示されている状態で、もういちどメニューに入りましょう。一番下の左側に「アルバムに残す」というボタンがあります。これを押してください。



正常に終了したら、こんな画面が表示されます。



ここで「写落ッ子Jr」をいったん終了してiPhoneの標準アプリ「写真」を起動してください。カメラロールに初期画面が入っていますね。これが「写落ッ子Jr」の「アルバムに残す」という機能です。もちろん指で描いた絵があれば、それと合成したものが記録されます。記録された画像は合成後のものですので、このままメール添付で送ったりTwitterやFacebookに投稿することもできます。

逆にカメラロールから下絵を持ってくるのが「アルバムを下絵に」ボタンです。写真を選択してから一瞬待たされて、選んだ下絵が出てきます。最初とおなじようにこの上に指で絵を描いたり文字を書くことができます。



「カメラを下絵に」することもできます。



でもカメラ機能はメモリを一時的にたくさん使うため、ほかのアプリがたくさん常駐しているとメモリ不足で「写落ッ子Jr」が強制終了してしまうことがあります。そうなってはそれまでに描いた絵が全部消えてしまいますので、メモリが足りないときはこの機能が使えないようにしています。

もし警告が出たら、常駐しているアプリの中からすぐに必要がないものをいくつか停止してみてください。カメラが使えるようになるはずです。

説明が不十分でしたら、ぜひお問い合わせください。よろしくお願いします。