ズッキーニの味噌煮込みBlog版

コンピュータのこと、食べ物のこと、なんでもないこと、とんでもないこと。

偽装していない人は手を挙げてみて

2007年10月31日 12時24分37秒 | 食い物
吉兆・料理店 古い総菜再利用 岩田屋入居店 偽装発覚の店から納入(西日本新聞) - goo ニュース

 いやまぁ、そりゃ、決まりは決まりだからね。しかしいくらなんでも昨今の我々、ちょっとヒステリックになっとりゃせんかなぁ。

 昔から「食べ物屋の裏側を見たらなにも食べられなくなる」などと言われている。聞いたことがある人も多いんじゃないか。実際そうなんだろうと思うし、こんな賞味期限が切れた材料を使ったとか、日付をちょっとごまかしたなんてのは、実際に裏で行われていることに比べたら可愛いもん(?)なんじゃないかなぁ。だからいいんだと言うつもりはないんだが。

 悪いことは悪いことなんだが、これで大量に食品やら材料やらが廃棄処分になったらなぁ。飢えて死にそうな人間は世界中にいるわけで、我々が捨てないでちゃんと食えば、彼らに廻っていく分が少しは増えようってもんじゃないのか。そんなに単純な話しじゃないだろうとは思うがね。

 あれだよ。閉店間際のスーパーで売れ残りの揚げ物を半額で買ってきて、その戦利品をつまみにしてイッパイ飲るのは、我が家の楽しみなんだ。金曜の夕方はちょっと贅沢をして、生寿司の半額を狙ったりもする。まだ三割引きだからと売り場を一周している間に半額になって、さっと持って行かれたりすることもあるから大変なんだ。大変と言ってもそりゃ、ゲームみたいなもんだがね。

 その日に握った寿司が夕方に食えなくなるわけじゃない。うちなんかその半額の寿司を買ってきて、翌日の夕方に食うことだってある。もちろん室温が一番低い部屋に置いとくがね。冷蔵庫に入れると、しゃりが固まっちまってうまくないんだ。そんなところにこだわっても仕方がないが。^^;

 もう少しいい加減になって、食い物の無駄を出さないようにした方がよかないか。ほら、そこの宴会帰り。おまえらが最後に飲みのこした酒で、難民キャンプの子供たちが何人酔っぱらえると思う。いや、そういう話じゃないんだが。

東京三日間

2007年10月27日 07時13分39秒 | Weblog
 今週は水曜日から金曜日までの三日間、東京にいた。

 ちょっと事情があって営業に出る機会がなかったのだが、今月から復帰宣言をしており、久しぶりの首都圏営業に出たのだ。

 うちの会社をおもしろがって協力してくれている経営者がたまたま東京出張だと聞いて、日程を合わせて行くことにした。客先訪問が夕方なので最初は一泊の予定だったのだが、行く直前に翌日の午前中の予定が入り、その調整をしているうちに午後にも予定が入り、最終便で戻れるかと思っていたらさらにその翌日の午前中にまた打ち合わせの予定が入り、まったくうれしい限り。結局金曜日の午後の便に乗って札幌に戻ってきた。

 行く先々で歓迎していただき、ある会社では帰りがけにわざわざ役員に呼び止められて、今度から東京に来たときは必ず寄るようにと言っていただく。積極的に仕事の付き合いを始めたいという意思表示で、なんともありがたいお言葉だ。闘志が沸く。

 営業はデータ、分析力、判断力、瞬発力、などいろいろな要素をその瞬間に集中させるスリリングな作業。実に面白い。アタシの場合はお追従は一切しないが笑いを取るのは忘れない。二日目は一日に三社でこれをやったので、ホテルに戻るとさすがに頭が少ししびれていた。それでも手は自然にノートパソコンを開け、残ったメールを処理し始める。

 W-ZERO3で読むだけは読んでいるので、緊急性の高いものはその場で返信や電話で処理しているが、それでも50通ほどたまっている。事務所の方では社員たちが開発の打ち合わせをばりばりと進めているようだ。なんとも心強い。仕事のお土産をたっぷり持って帰るぞ、と気持ちを奮い立たせ、翌日の打ち合わせのイメージを頭の中に作り込んでいく。

 札幌に戻ってきたらもう17時を過ぎていた。18時からお客と会食の予定があるので、駅から会社に連絡を入れて素通り。実作業を社員に安心して任せられるというのはありがたいことだ。会食が終わったらもうへとへとで、嫁さんに連絡して車で迎えに来てもらう。会食をしたなじみの店が持たせてくれた珍しいつまみを肴に、自宅で嫁さんとイッパイ飲る。布団に潜り込んだら前後不覚。いつもは4時くらいに一度目がさめるのだが、今朝は6時過ぎに嫁さんが間違ってセットした目覚ましで目が覚めた。

 さて、山ほどもらってきた宿題を片付けなければ。

 もうこの世には存在しないと思っていた「コンパイラを新規開発しているんだが、相談に乗ってくれる?」なんて、よだれが出るような仕事までもらってきた。言語なんて最近は商売にならないから、やる人がどんどん減っている。言語屋は絶滅危惧種扱いされているのを身に染みて感じていたので、もう、うれしくてうれしくて。取りあえずコンサル扱いでプロジェクトに関わらせてもらうことで話をまとめてきた。

 そのほかにもあれやこれや。最大の問題は人のアサインだが、社内外に強力なメンバが山ほどいる。なんとかこなしてくれるだろう。彼らが悲鳴を上げるくらいの分量には、まだ少し足りない。また営業に行かなくちゃ。

 でも今日は大きな風呂に入って、ボーッとする。たっぷりの仕事のあとはたっぷりのリフレッシュが必要だ。少なくとも今日の夕方までは。^^; 

    *

 月命日のあの人に。

花じゃなくて実か

auone メール

2007年10月19日 12時16分04秒 | Weblog
 これがDoCoMoからauに乗り換えた理由のひとつでもあったのだが、先月末にサービスを開始したauone メール[*1]は Google の Gmail バックボーンを採用している。

 外部からのPOP利用ができないなどいくつかの制限が加えられてはいるが、ユーザインタフェースはまさにGmailそのもの。すでにGmailを使っているのでまったく違和感なく使える。

 ところで最近Gmailは容量増大のスピードを速め、そのニュースリリースが流れる直前に3GBを超えていた。ではauone メールの方はと見ると、こちらは2GBのまま。

 Gmailバックボーンを使っていると言ってもここまで一緒ではないのか、それともソフトウェアを導入しただけでディスクシステムは自前なのか? いやいや、そんな不経済なことをするはずはない…などとあれこれ想像を巡らせていたのだが、さっき見に行ったら3.8GB近くまで行っている。あれ、間違ってGmailの方を見ているのかと思ったが、間違いなくauone メールだ。Gmailの方はどうかというと、こちらも3.8GB弱。まったくおなじ容量になっている。やはりバックボーン丸ごと導入したようだ。

 そんなにあっても使いようがないだろうと言われるかも知れない。しかしディスク容量は必ず足りなくなる。空き容量が大きくなると、必ずそれを食いつぶす用途が見つかるものだから。

 しかしそれにしても、すごい時代になったものだなぁ。

[*1] auone

 「あうおね」ではない。「えーゆーわん」と発音する。念のため。

NASAはこの暴挙を許すのか

2007年10月14日 12時17分12秒 | Weblog
 10/13(土)

どこを切り取っても絵になるニッカの工場

 7:30の電車で余市に向かう。9時を待ってニッカの工場見学。ガイドのO田さん、口開けの客が試飲目当てのオヤジ三人ですみません。^^;

 竹鶴翁が最後に手がけたという「鶴」は実にうまかった。ほかのウィスキーもうまいが、上品な香りと深い味わいの「鶴」は別格だ。

 すっかり気に入ってしまったので、売店に駆け込んで「余市」「竹鶴」、おなじみのG&Gやスーパーニッカなど7本を片っ端から…詰め合わせたミニチュア瓶の袋を抱えてレジへ。

 いい気分で工場を後にし、柿崎商店の二階で朝飯。三人で思い思いの定食を注文し、同行のひとりが取ってくれたイカ刺しと冷酒でまたイッパイ。朝酒をいただいたので朝風呂へと、工場から歩いて余市川温泉へ。

 余市は宇宙飛行士毛利衛さんの出身地なので、あやかって「宇宙の湯」はいいだろう。しかし屋上のこのスペースシャトルは…いや、この模型は許そう。それは許すが、そのボディにこのマークはいかがなものか。

スペースシャトルの温泉マーク

 その後、今度はバスで小樽まで戻り、ニューなるとで若鶏の唐揚げで小樽ビールを楽しむ。

 この店はもともと寿司屋だったのだそうで、実際に店の奥の半分ほどのカウンターだけを見ると寿司屋だ。もちろん寿司も握っているし、メニューにも載っている。しかしそのメニューの表紙は若鶏の唐揚げの写真だ。キミら、寿司屋としてのアイデンティティを捨てていいのか、まぁ儲かればいいか。^^;

ニューなるとの若鶏の唐揚げ

 この後腹ごなしをしてからそば屋に繰り込んだのだが、新そばのうまさ喉ごしは格別であった。とてもいい雰囲気の店なので、やたらとカメラを向けるような無粋なことは遠慮した。日本酒にほろほろと酔って、静かに今日一日の締めの気分を楽しんで帰ってきた。

個室化する居酒屋たち

2007年10月11日 21時03分01秒 | Weblog
 会社の隣のビルに入っている「つぼ八」は、以前はテーブルを片付けると柔道の練習ができそうな畳敷きの大広間を「小上がり」と称していた。「大」上がりだが。

 それが久しぶりに行ってみたら、完全にではないが間仕切りを入れて数人ずつ収まる個室風に大改装していた。静かとは言えないまでも、怒鳴らなくても話ができる程度にはなっていて、よろしい。

 駅北口の焼鳥屋「蔵之介」は、「ぴよっと」という名前になり、やはり個室風に改装した。こちらは丈の長いのれんで仕切ったところもあるので落ち着かないが、隣の席の顔が見えないのはよろしい。

 居酒屋の個室化は最近の流行なのだろうか。それはそれとしていいが、カウンターは残しておいて欲しい。ちょいとマワったところで隣の席の話にちょっかいかける楽しみもまた、捨てがたい。

ubuntu で暮らす

2007年10月08日 15時19分16秒 | コンピュータ
 いや、linux国に移住したわけではない。

 知合いが貧乏会社を憐れんで、使っていないノートパソコンを譲ってくれた。リカバリディスクが1枚紛失しているので、EPSON DIRECTから取り寄せるか、面倒ならLinux入れてサーバにでもしろという話。

 アタシの現有機がNT351なので譲り受けたこのNT331の方が古いのだが、スペック的には古い方が勝っている。CPUはアタシのはセレロンだがこいつは本物(笑)だし、クロックも1.3GHzに対して1.8GHzでこいつの方が早い。メモリはどちらもMAXの768MBだが、ハードディスクはアタシの40GBに対して60GBだ。液晶もひとまわりデカい。なんてことだ。

 WindowsXPのリカバリディスクを取り寄せてこいつに乗り換えたらさぞかし快適なんだろうが、EPSON DIRECTにメールで問い合わせたらサポートデスクに電話をくれという。EPSON DIRECTのサポートはいつも的確で気持ちがいいが、なんだか今回は気が乗らない。どうやら潜在意識は久しぶりにLinuxしたがっているようだ。ファイルサーバにするにはディスク容量はともかく勿体ないスペックだが、デスクトップとしても使うのならいいだろう(なにが?)。

 幸いなことに知合いのUNIX屋さんが飲み会をやるという情報が入ったので、乱入して聞いてみたら「うぶんつぅ」にしとけばいいと言われた。耳なれない名前だが、専門家の言うことは聞いとくものだ。この三連休の前半はなにかと用があって時間がとれず、今日は嫁さんがひとりで遊びに行ってしまったので昼飯を食いながらインストールに挑戦した。

 いつもならCD-ROM付きのムックでも買ってくるところだが、車がない。試してみるかとサポートページから日本語対応版のディスクイメージをダウンロードしてきた。慣れないことで少し手間取ったが、なんとかCD-ROMに焼き込んで再起動すると難なくインストールが始まった。ディスクをフルに割り当てることにして、ユーザ名とパスワードを決めてやる程度であっさりと最後まで進んで、再起動すると立派にLinuxマシンとして生まれ変わっていた。

 ネットワークは無線LANのDHCPにしてやる。これも再起動後にESS-IDとWEPキーを設定してやるとすぐに使えるようになった。簡単だなぁ。「うぶんつぅ」偉い。

 なにはともあれFireFoxに、Google Browser Syncプラグインを入れる。これで会社のデスクトップや自宅のノートとまったくおなじ環境が再現できる。ブックマークは言うに及ばず認証ページのIDやパスワードまで、新しいFireFox環境に持ってこられるのだからありがたい。当たり前だがブラウザの設定なので、OSの違いはまったく問題にならない。Google、偉い。

 RSSリーダはgooが提供しているWindowsアプリを使っているが、gooのRSSリーダにはWeb版も用意されていて、アプリ版と設定を共有できる。Windows版で同期を実行してLinux側のFireFixでWeb版にログインしたら、Windows版の設定がちゃんと再現されている。goo、偉い。

 最後にメールだが、IMAP4にしているのでログの同期問題は発生しないからクライアントソフトはなんでもいい。メールサーバにログインするだけでいつでも最新のログ環境が再現される。しかし少々疲れたので、取り敢えずGmailが使えるからいいやと後回し。コーヒーを温め直し、ブラウザからログインしてブログのこの記事を書いている。

 親指シフトが使えないのが難点だが、仮住まいとしては我慢のできる範囲。さっきまでWindows環境にいたのに、Linux環境に来てもまったくと言っていいほど不便も違和感もない。ブラウザとメールクライアントがあれば、おおかた間に合ってしまう。Webメールで良ければ、ブラウザだけあればいいことになる。

 …てことは、Macでもいいわけね、と書くと必ず食いついてくる人がいるなぁ。マジで移っても大丈夫だなと思う。だれか、Macちょうだい。^^;

うろたえる男たち

2007年10月04日 20時58分10秒 | Weblog
 小さな会社なので、庶務の人がいない。

 文房具などの買い物その他の雑用はめいめい自分でやってもらっているし、飲み物も飲みたいときに自分で買いに行くなり、ポットはあるからお茶やコーヒーを淹れて勝手に飲んでいる。

 ところが今月から業務全般というかなんというか、要するに開発以外のことを全部やってくれる女性が入った。この人が朝、インスタントコーヒーを淹れてくれた。みんなうろたえた。

 朝のインスタントコーヒーにうろたえたのではなく、朝にインスタントコーヒーを誰かに淹れてもらうという状況が初めてなのだ。アタシも少しドキドキした。

 彼女はそんな我々のうろたえぶりにはお構いなく、翌日は埃をかぶっていたコーヒーメーカを発掘してレギュラーコーヒーを淹れた。全員またうろたえることになった。今朝は日本茶が出現した。もう社内騒然である。「いや、や、この湯飲みは自分で洗いますから。いやほんとに、もう、お構いなく」などとパニック状態になっているヤツまでいる。

 この人は決して「庶務のお姉さん」ではない。

 役所向けの申請書類を一部書いてくれたり、英語が読めないアタシのために英文のホームページを読み上げて(もちろん和訳してだ。英語で読んじゃ意味がない)くれたり、技術資料に図を入れてくれたりする。けっこう凄腕なのだ。

 たったひとりの存在が会社の雰囲気をがらりと変える。だから小さな会社は面白い。