ズッキーニの味噌煮込みBlog版

コンピュータのこと、食べ物のこと、なんでもないこと、とんでもないこと。

浮動小数点演算ユニット発見

2008年12月27日 10時14分25秒 | Weblog
 今年最後の話題がそれか、という突っ込みはあえて受けよう。むかし「街で見かけた98シリーズ」というのをひとりでやっていたことがあって、9801だけではおもしろくないので6502とか6809とかCPU名も見つければパシャリとやって集めていた。こないだ出先でこれを見かけて、そのころを思い出して久々に一枚。

だいたいこのごろの子たちは、「浮動小数点演算ユニット」などと言ってもわからんよな。そういうものがあったんだよ、むかしはね。上司から「これ飛ばしたらおまえの一ヶ月分(の給料)じゃ払いきれないからな」と脅し入りで手渡されたことがあった。アルミ箔をはぎ取ると黒い導電性マットに鎮座していたこいつを見て、「おれの給料一ヶ月分以上の価値か。おれってどんだけ価値ねーんだよ」などと少し悲しかったことを覚えている。当時書いていたソフトのテストのためにソケットに何度も抜き差ししたが、飛ばさなかったのは幸いだった。

そのうちCPUユニットの中に取り込まれちゃって、独立したパッケージとしては姿を消した。FIFTHっていうFORTH系のコンパイラがあって、これの86版のライブラリの中に87叩きまくる浮動小数点演算ユニットがあるというのでソースコードを取り寄せて眺めたことがある。あまり詳しくは覚えていないのだが、演算ってスタックを使うと効率よく処理できるらしくて、そのライブラリはFORTH系言語のライブラリだから当然スタックオリエンテッド。それでその構造の方に魅力を感じたものだった。

わかるかな、わかんねーだろなー。いえー(それこそわからんわ)。


今年の更新はたぶんこれが最後。来年こそ世界制覇するぞ。

    *

こないだ「しめた」と思って写したのが、自宅で改めて見るとボケまくり。久しぶりにいい花の写真が撮れたと思ったのに、残念だった。仕方がないので今月の「27日の花」も蔵出し。ごめんね(誰に謝っている)。

庭の花

ほぼ日手帳を使う

2008年12月16日 15時19分33秒 | Weblog
(写真は実際にアタシが使っているものとは違う)


どうやら得意の三日坊主にならずにすみそうだという見通しが立ったので、書くことにした。

最近、ほぼ日手帳というものを持ち歩いている。どこに行くときもこれ一枚で済ませているカメラマンベスト(「着る四畳半」と呼んでいる)の、大きめの左のポケットに入っている。4色のボールペンと一緒になっている。

最初のページを開いてみると、買ったのが11月21日だということがわかる。前年の12/1から書き始められるようになっているのだが、買ったその日から書き始めてしまった。日付が合わないので仕方がなく、その日の日付を手で書き込みながら使っていたら12/21までふさがってしまった。そんなに書くことがあるのかと自分で不思議に思うのだが、意外にあるのだ。

しかしこのままだと年内に正月に突入(笑)してしまう。困ったなと思っていたらPokeDiaという「ほぼ日手帳」っぽいiPhoneアプリが公開されて、しばらくこっちに避難した。

もう、理想と考えていた「情報の一元管理」はどこかに吹っ飛んでしまった。

仕事の打ち合わせなどには赤いシステム手帳を持っていくので、かろうじて仕事と私生活という使い分けにはなっている。その私生活がさらに、ほぼ日手帳とPokeDiaに分かれている。冷静になって考えてみると、それほど混乱するような話ではない。管理しなければならない価値ある情報なんて、そうそうあるもんじゃないのだ(←やけくそ)。

意外にいいのが4色のボールペンだ。自分の色遣いだから、それを頼りにぱらぱらめくって情報を探すことができる。書いたときにはそれなりに思い入れがあって赤だの青だのを選んでいるので、それが記憶の端に残っているようなのだ。PokeDiaも文字色を選べるのだが、多色ボールペンのように簡単に色を切り替えられないので、結局黒一色になってしまう。ちょっとした思いつきなんかを、紙と筆記具を使って手で書くというのは、案外いいものなんだなぁと思う。

結論は、ない。オチも、ない。

中田の梅干しは中国の梅干し

2008年12月13日 18時10分16秒 | 食い物
なにしろ餃子に毒を入れてしらを切る国だ。しばらくは「中国」と付いたものは買わないことにしている。国産を使わず中国からソフトを仕入れている発注元は毒入りソフトに呪われるがいい(極めて個人的な恨み ^^ゞ)。

週末恒例の買出しに行ったとき、嫁さんが梅干しを買うと言う。今年もちょうど時期にひどく忙しくて漬けなかったから、保存しておいたものが底をついたのだ。致し方ない。

うまそうなのを見つけてこれはどうだと聞くと、「中国と書いてあるからやめよう」という。たしかに…いや、違うぞ。これは「中田」、「なかた」という会社名を書いているのだ。それなら大丈夫だねとカゴに入れようとした嫁さんが、パッケージの裏のシールを見て棚に戻した。

シールの原材料のところに「中国産梅を使用」と書いてあったのだ。だめじゃん。

派遣労働拡大はいつから?

2008年12月10日 13時19分51秒 | Weblog
ヒマができると、そのとき気になっているキーワードをググって時間をつぶす。年を取っても好奇心は衰えないので、おかげでいろんなことを覚える。

あるとき「生きさせろ」という妙なタイトルの本のことが気になった。それを調べているうちに、1995年の日経連の報告書に行き当たった。労働者を三段階に階層化し、最下層はほとんど奴隷とも言える立場に置こうとするものだ。少し背筋が寒くなった。

さすがにまずいと思ったのかどうなのか、出版されたはずのこの報告書のオリジナルはいま、Amazonでも取り扱っていない。オリジナルにアクセスせずにものを書くのはどうも落ち着かないのだが、「日経連 階層 労働」あたりをキーワードにググれば要約されたものはいくらでも読める。Googleの陰謀でもない限り、これだけほとんどおなじ内容が見つかるのだから、まぁ正しいのだろう。

これを読んでいると、「格差は小泉改革の結果ではなく、目的だった」という経済評論家の言葉も荒唐無稽とは思われなくなる。派遣労働の拡大はまさにその小泉時代に起きたことだからだ。もちろん社会で起きることは、たったひとつ単独の理由によることはむしろ少ない。しかしこの、社会と経済に強い影響力を持つ団体と政治が協力でもしない限り、派遣労働の拡大と格差の固定化などそう簡単に起き得ないのではないだろうか。

おそらくこの流れは、静かに深く進むはずだったのだろう。実際そうであったのだ。多様な労働形態を保証するものとして、労働者側にはむしろ歓迎する空気さえあったのだから。しかしその問題点を一気にさらしたのが、いまの世界レベルの不況だ。

冷静に考えてみて、いまのこの時代に人を奴隷化するなどということが簡単にできるはずはない。この国は教育レベルが高いし、いまは情報があっという間に世界中を駆け巡る。自分が奴隷扱いを受けていることに気付かないはずはない。しかしそれはできてしまっていたのだ。将来への多少の不安を抱えながらも、ある程度の好景気に支えられながら住居まで与えられてごまかされていたのだ。いわばそれは奴隷小屋であったのだが。

いま働いている人も、これから社会に出ようとしている人も、この現実をよく認識しておいた方がいいと思う。自分はどの階層に属しているのか。企業は自分をどの階層に置こうとしているのか。それより、自分はどの階層で生きていこうとするのか。それを真剣に考えながら生きていく必要があるのではないか。

もっともこれ、労働者だけじゃなく企業にも言えることだけどね。

帰って来いよ、帰って来いよ、帰って来ぉぉぉぉいぃよぉぉぉぉ

2008年12月09日 21時21分32秒 | Weblog

琴似の地下鉄駅からJR駅までのあいだにある、docomoショップのウィンドーに。

いやぁなんか、思わず「帰って」しまいそうになった。docomoをやめてauにして、口の悪い仲間にさんざんなじられながらSoftBank(iPhone)にしちゃったんだけどね。

キャッチって、こういうストレートなのがいいんだなぁ。本日の学習。

    *

でもさ。

いまのdocomoのよっつのアンサーって、かえってわかりにくい。結局機種ごとに特徴を見ないと、どこが違うのかわからない。無理矢理よっつに分類する必要があったのかな。

大辞林 for iPhone

2008年12月06日 10時59分26秒 | Weblog
いやぁ、まいった。国語(百科)辞典でこんなに遊べるなんて。

昨日久しぶりに、むかし一緒に会社をやっていた二人と呑んだ。いまはそれぞれアタシとおなじ業界で自分の会社を持っているので立場はおなじ。欠点も短所も(長所はないのか)知り尽くした仲なので、盛り上がること盛り上がること。

さすがに飲み過ぎて、ぼーっと目が覚めたのが午前6時。いつもより1時間ほど遅い。すぐにiPhoneに手を伸ばしてコンピュータ関連のニュースを閲覧。もう目覚めの儀式と化している。

あっ、AppStoreに「大辞林」が出ている。先月勧められて大辞泉を入れたのだが、ユーザインタフェースに力を入れた大辞林の開発が進行中という情報があり、楽しみにしていたのだった。

解説を読むと、大辞泉になくて残念に思っていた機能がある。ピンチアウト(文字の拡大)だ。老眼のくせに意地を張って(ほっといてくれ)メガネを使わないものだから、文字の拡大機能はどうしてもほしかったのだ。これはもう、「買い」だ。これだけで買いだ。巨大なデータだが自宅は無線LANを張っているので、iTunesを使わなくてもその場でダウンロードができる。行けーっ。^^;

ヒラギノフォントの美しさ。ピンチアウトしたその書体は思わず息を呑むほど。親項目/子項目による便利なインデクス。検索の素早さ。



なんとも快適だが、それらの魅力もこの機能の前にはかすんでしまう。表示されている文字を指でなぞると範囲指定ができ、指を離したとたんにその言葉を検索してくれるのだ。もちろんさらにさらにと検索していけるし、直前の項目や最初の項目にも素早く戻ることができる。すっげーっ。\(^o^)/

面白くて面白くて、気がつくと30分近く遊んでいた。紙の辞書は決して否定しないが、これはまったく新しい辞書の形だ。すばらしい。これからは待ち合わせの時間潰しはゲームじゃなくて、この大辞林だ。

今日からmobilepointはiPhoneから自動ログイン

2008年12月01日 16時22分22秒 | iPhone
先月から、iPhoneユーザは無料でmobilepoint(BBモバイル)が使えるようになっていた。

あらかじめmobilepointのESS-IDとWEPキーを登録してあれば、エリア内でiPhoneからインターネット接続しようとするとiPhone専用のログインページに飛ばされる。そこからSoftBankのメールアカウントとパスワードを入力して、初めて利用できる。

公衆無線LANが無料で使えるのはありがたいが、毎回メールアカウントとパスワードを入力するのがちょっと手間だった。それが今日(2008/12/01)からは、最初に一回ログインしたらその情報をサーバ側で覚えてくれて、次回からログイン手続きが要らなくなるということだった。

実は今日はちょっとした事情で自宅にいた。といってもアタシの仕事は自宅でも十分できる仕事だから、休んでいたわけではない。その証拠に午前中は嫁さんに「あんた、会社に行った方が楽なんじゃないの?」と言われるくらいメールと電話の対応に追われていた。

午後になって嫁さんが、買い物に出かけるという。こっちも連絡やらなにやらが一段落したところ。ちょうどいいからクルマに乗せていってもらって、ついでにマクドナルドで接続実験(笑)をしてこようと思った。嫁さんは、コーヒーをおごってくれるなら乗せて行ってやらんでもないと、大きな態度だ。言っておくがあたしのクルマだ。運転が好きじゃないし、めんどくさいから、ふだんの運転は嫁さんに任せているだけだ。


手稲区の状況

ルートからいって「トライアル店」というのが一番行きやすいというのでまずそこにした。ここでOKなら良かったのだが、なんと電波が出ていない。(⌒_⌒;)

ここは元々あった「カウボーイ」というディスカウント店がつぶれて、業態はほとんど変わらない「トライアル」という店舗になっているのだ。もしかしたら入れ替えのどさくさでルータの電源が切られたままになっているのかも知れない。

そのファーストフードコーナーはちょっと暗い雰囲気で、その中にあるマクドナルドはおばちゃんが二人、カウンターの向こうにぼーっと突っ立っている。「無線LANが使えないようだが」と聞いてもまともな返事が返ってくるとは思えないので、諦めた。

仕方がないので西友のマクドナルドへ。

ここは以前MacBookとiPhoneの両方で接続した実績がある。つながるのだが、電波がとても弱い。店舗の入り口付近ではまったく電波が捕まらず、奥の方に行くとかろうじてつながるような状況。店舗の中だけで使えるようにわざと電波を弱めにしているのかと思ったのだが、その割には店舗の駐車場側では外でも使える。下手をすると外の方が電波が強かったりする。いったいなにをやっているのだ。

しかしログインテストの結果は上々だった。ここのマクドナルドが12月1日最初のログインになるのだが、接続したあとでログアウトしても、次回Safariを起動してWebページを見ようとするとログイン画面を飛ばしてウェルカムページにリダイレクトされる。電波が届かないところに移動してから戻ってきてみたり、iPhoneをリセットしてからつないでみたりしたが、再びログイン画面が出ることはなかった。これは快適だ。それにしても電波は弱い。

これで帰っても良かったのだが、もうひとつ確かめたいことがあって新発寒店へ。

実はこのリストにある店の地図へのリンクが大嘘だ。住宅街のど真ん中にあるようになっているが、実際には近くのコープ(市民生協)の敷地内にある。まったくいい加減な情報を流しているものだ。

ついでだからとそこまで行って、試しに店の外でiPhoneを開いてみると、驚いたことにインジケータが振り切れるほど電波が強い。西友店の方は店舗内ですら最大でインジケータの半分しか行かないというのに。それにしても、地図はでたらめだ。

当然だがここでも、接続の際にログインページが出ることはなかった。これが無料なんだから、iPhoneユーザにはありがたい話だ。