ズッキーニの味噌煮込みBlog版

コンピュータのこと、食べ物のこと、なんでもないこと、とんでもないこと。

iPhone5祭り(しかし…)

2012年09月27日 08時36分13秒 | Weblog
とうとうiPhone5が発売になった。毎度のことながらショップ前には行列ができ、iPhone人気を見せつけた格好だ。

iPhoneアプリの開発を受託している身としては当然買わないといかん。いかんのだが、このお祭り騒ぎに飛び込むのはちょっとしんどいし、当面は開発環境(Xcode4.5)のシミュレータで間に合いそうだ。この騒ぎが落ち着き、利用方法などの情報が豊富になり、アクセサリ類も出回り、対応アプリが安定してから、よっこらしょとショップに出かけようかと思っている。

しかし面白いものだ。

Appleは今回のiOS6の地図アプリ「マップ」でユーザからの厳しい批判を浴びている。ジョブズだったらこのリリースを許したか、などとつまらんことを言うつもりはない。もうジョブズはいないんだから。気になるのはAppleが失速するのではないかという点だ。スマホでは重要なアプリのひとつになっている地図アプリをこんな状態で出してしまったことに、不満は当然だがむしろ不安の方を強く感じる。Apple、大丈夫なのか?

それと奇妙に符合するのが、これまでiPhoneの普及でApple親密な関係にあった(と想像する)SoftBankの失速だ。

今回SoftBankから、というより孫さんから、明らかに熱意が失われているのを感じる。プラチナバンド(900MHz帯)の普及は孫さんが当初吹きまくっていたような「一気に」ではなく「順次」になり、「プラチナ電波がここに来ていたぞ」とありがたがる一部のユーザはいるものの、電波品質が劇的に改善されたという声をあまり聞かない。LTEに関しても基地局の「数」は自慢するものの、そろそろ出始めた雑誌による検証記事では人口密集地域での成績は必ずしも良くない。山手線圏内ではそもそもLTEエリアになっていないところもまだ多いようだ。

iPhone5の販売にしても、後出しジャンケン(これが悪いとは個人的には思っていない)でauに遅れること4ヶ月でテザリングに対応するとし、旧端末の下取り(後に古物商の免許を持たないショップが扱うことに当局からクレームが付いたが)などでユーザの維持費を下げて、流出を食い止めるのに躍起だ。どうも一時の勢いを感じない。

どちらもこのまま沈んでいくとは思わないし、沈んでいってほしくない。しかしどうも、いやぁな感じがするのだ。

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今月の27日の花はこれ

ちょっとゴチャゴチャしているけど勘弁ね。