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今年の秋の収穫 里芋と薩摩芋

2016-10-22 12:24:17 | 自然農法の部屋

今日は10月22日(土)。
今年の芋の収穫が先週から始まったが、ようやく八割ほど終わった。
今年の収穫は天気に恵まれ、招待した人達にも寒くなく暑くもなく最適だった。
おまけに去年は不作でがっかりさせた薩摩芋も今年は大きく育っていて、皆で歓声をあげながら掘っていた。
また、里芋も今年は茎や葉が今までの最高の大きさで、芋の方もお蔭様でたくさん付いていた。
前から述べているように、今年の芋畑(休耕田)は、夏の雑草対策として畑全面を分厚い防草シートで覆ってしまった。

今年の里芋

防草シートを使用したため里芋は、苗を植えた後の土寄せが、今までの二回から一回に減った。
昨年まれま、里芋の周りの雑草の根が伸びない内に、ボカシ散布して除草しながら、周囲の土を寄せた。
ここの「土寄せ」が、今年は二回から一回に減ったので真夏の作業が楽になった。
しかし、手伝ってくれるようになったtさんが、真夏に根元を見て「やはりもう一度土寄せをした方がいいよ」と言った。
しかし、防草シートを開けて熱中症が心配な真夏に土寄せをするのが大変だったので、敢えてしなかった。
そのためにと一回目の時にボカシは二回分を撒いていたが、これが、アブラムシ発生の原因だったかも知れない。
その結果、今年の収穫では、土寄せが減ったためか、親芋の大きさがいつもの半分ぐらいだった。
親芋は、昔の婆さん達以外は食べずに捨ててしまうから、かえって良かったかも知れない。
また今年は太い茎と共に、根元に脇芽が多く出たようだった。
tさんが一生懸命に除いていたが、私は真夏の作業を減らそうと敢えて消極的だった。
しかし、脇芽はせっかく実った芋から出てくるようなので、やはり除いた方が良さそうだった。
最期に遊び半分で、来年、もしかしたら苗植えをしなくても済むかも知れないと期待して、収穫した芋の中から一個を種イモとして、掘った穴の底の土深くに埋めておいた。
うまく凍らず冬を越す事ができれば、来年の苗植えの頃、ひょっこりと芽を出していて、「こんにちは、お久しぶりです!」なんて言うかも。

今年の薩摩芋

さて、薩摩芋は昨年も防草シートを使用したのだが、畝間の裸土に生えた雑草が薩摩芋を覆ってまるで草原のようになってしまい、芋はほとんど付いていなかった。
それで、今年は、それに懲りて畝間にも防草シートを敷いて雑草が生えないようにした。
そのお蔭で、薩摩芋が伸び伸び育った。
tさんが、根元に生えた雑草や隙間に生えた雑草をていねいに取ってくれたので助かった。
ところが、いざ収穫をして見ると、植えた株の半分以上が枯れていた。
しかし、生き残った株が、枯れた分までツルを伸ばして茂っていたため、大きな芋ばかりが頭を出していた。
特に大きな芋の重さを測ったら、3.5キロあった。
やはり、休耕田は砂地のような水はけが良くないから、薩摩芋には向かないようだ。
おそらく、砂地ならば、消費者が喜びそうなサイズの芋ばかり収穫できたかも知れない。
しかし、芋がびっくりするくらい大きいので掘る人達は大喜びだった。
それに、自然農法産なので、大きな芋でも味が良く、「天ぷらにしたら、とても美味しかった!」と皆からお礼を言われた。

まだ畑に薩摩芋も5畝残っている。
最期に植えた畝は、適当なサイズの芋が育っているかも知れないので、早速、午後から掘ってみようと思う。

(つづく)