こんばんは、白黒茶々です。
私の職場には、看板猫がいます。 その名はフク福社長といい、今回は箔日記初登場だというのに、すでに15歳の老猫なのです。
今から15年ほど前のことになりますけど、私は瀕死の状態で家に迷い込んできた猫を保護しました。 その時その猫は左前足と右後ろ足がぶら~んとしている状態で、とてもじゃないのですけど自分で歩くことはできませんでした。 不憫に思った私と家族のみんなは彼を獣医さんに連れて行き、とにかく怪我が治ることを願っていました。しかし、後ろ足はなんとかなったのですけど、前足のほうは神経が切れていて、元通りにはできないというのでした。 そのような状態ではとてももらってくれる人は現れないだろう………ということで、結局その猫は実家兼職場で飼うことになりました。
「不憫なこの子にも福が訪れますように~」という願いを込めて、名前はフクにしました。左前足の障害は生涯残るということでしたけど、神経が通ってなくて動かすことにできない足を切断するのはあまりに忍びないので、結局、地面に引きずってもいいように包帯等で保護しておきました。
「足を切断しなくて済むのなら、包帯を換える苦労は厭わない」と言って、毎日フクを気遣ってくれたお母さん、本当にお世話様でした。 フクのほうも家族や猫好きのお客さんの愛情に応えようとしていたのでしょうか、とても愛想がよく人の言うこともよく聞き分けていたので、たちまちお店の看板猫になっていきました。
それから15年が経ち、その間に私は新居(いや、正確には中古住宅……… )を構え、そこで箔の登場となったワケです。「せっかくなのでその両者を対面させてみたい 」と願うようになったのですけど、ここで新たな問題が発生してしまいました。ここ最近になって、フクの左前足が壊死し、それに伴って出血が止まらないようになってしまったのです。 しかし、高齢なのでその足を切断手術するのはあまりにもリスクが大きすぎます。 だからといって、これ以上放っておいたら、壊死が拡大するか毒素が全身に廻ってしまうか、それ以前に出血多量で命に関わる恐れがあるので、早急にその後の対応策を考えなければなりません。「どちらかに決めたとしても、フクの身に危険が………ああっ………」
結局、私たちは意を決してフクを獣医さんに連れて行くことにしました。そしてそのまま即入院・手術という流れで進んでいき、その後のフクの経過は順調そのものでした。そして獣医さん指定の日に、母と姉がフクを迎えに行きました。「もうすぐフクに逢える 」私もそのことをとても楽しみにしていたのですけど………
フクの容態が急変し、危篤の状態になってしまったのです。母たちによると、フクは体温が下がり、彼女らの呼びかけには一切反応を示すことなく、もうすでに死んでしまったのではという状態だったそうです。 できることなら一度でいいから箔と対面させてみたかったのに……… もうこうなってしまったら、後は獣医さんに任せて、私たちはフクが元気になることを祈るしかありません。
そしてその翌日は日曜日だったのですけど、その夕方に姉から電話がかかってきました。まさか……… しかし、その声は意外と明るかったのです。「その様子だと、いい知らせみたいだね 」やはり、フクが奇跡的に元気を取り戻し、無事に退院したという報告でした。 あれからずっと心配していただけに、そのときの私の喜びは表現のしようがありません。とにかくよかったです。 (うれし泣きです)
その翌日、私が目にしたフクはまだこんな痛々しい状態だったのですけど………それから徐々に元気を取り戻し、数週間後にはすっかりよくなりました。もちろん、三本足になってもうまく歩いてくれたので、もう安心です。 そして晴れて箔と対面させる機会に恵まれました。ちなみにフクは、以前一緒に飼っていたシベリアンハスキーのリキとは仲が良かったのですけど、ミックスのタロにはなぜか敵対心ムキムキでした。 果たして、今回はどのような反応をするのでしょうか?お待たせしました、いよいよご対面です
シャーーーーー! ま、まさかいきなり威嚇されるとは……… しかし、しかしですよ、これほどまで元気になったということは大変喜ばしいことではありませんかっ 今回は強引ではありますけど、めでたしめでたしということにしておきましょう。
私の職場には、看板猫がいます。 その名はフク福社長といい、今回は箔日記初登場だというのに、すでに15歳の老猫なのです。
今から15年ほど前のことになりますけど、私は瀕死の状態で家に迷い込んできた猫を保護しました。 その時その猫は左前足と右後ろ足がぶら~んとしている状態で、とてもじゃないのですけど自分で歩くことはできませんでした。 不憫に思った私と家族のみんなは彼を獣医さんに連れて行き、とにかく怪我が治ることを願っていました。しかし、後ろ足はなんとかなったのですけど、前足のほうは神経が切れていて、元通りにはできないというのでした。 そのような状態ではとてももらってくれる人は現れないだろう………ということで、結局その猫は実家兼職場で飼うことになりました。
「不憫なこの子にも福が訪れますように~」という願いを込めて、名前はフクにしました。左前足の障害は生涯残るということでしたけど、神経が通ってなくて動かすことにできない足を切断するのはあまりに忍びないので、結局、地面に引きずってもいいように包帯等で保護しておきました。
「足を切断しなくて済むのなら、包帯を換える苦労は厭わない」と言って、毎日フクを気遣ってくれたお母さん、本当にお世話様でした。 フクのほうも家族や猫好きのお客さんの愛情に応えようとしていたのでしょうか、とても愛想がよく人の言うこともよく聞き分けていたので、たちまちお店の看板猫になっていきました。
それから15年が経ち、その間に私は新居(いや、正確には中古住宅……… )を構え、そこで箔の登場となったワケです。「せっかくなのでその両者を対面させてみたい 」と願うようになったのですけど、ここで新たな問題が発生してしまいました。ここ最近になって、フクの左前足が壊死し、それに伴って出血が止まらないようになってしまったのです。 しかし、高齢なのでその足を切断手術するのはあまりにもリスクが大きすぎます。 だからといって、これ以上放っておいたら、壊死が拡大するか毒素が全身に廻ってしまうか、それ以前に出血多量で命に関わる恐れがあるので、早急にその後の対応策を考えなければなりません。「どちらかに決めたとしても、フクの身に危険が………ああっ………」
結局、私たちは意を決してフクを獣医さんに連れて行くことにしました。そしてそのまま即入院・手術という流れで進んでいき、その後のフクの経過は順調そのものでした。そして獣医さん指定の日に、母と姉がフクを迎えに行きました。「もうすぐフクに逢える 」私もそのことをとても楽しみにしていたのですけど………
フクの容態が急変し、危篤の状態になってしまったのです。母たちによると、フクは体温が下がり、彼女らの呼びかけには一切反応を示すことなく、もうすでに死んでしまったのではという状態だったそうです。 できることなら一度でいいから箔と対面させてみたかったのに……… もうこうなってしまったら、後は獣医さんに任せて、私たちはフクが元気になることを祈るしかありません。
そしてその翌日は日曜日だったのですけど、その夕方に姉から電話がかかってきました。まさか……… しかし、その声は意外と明るかったのです。「その様子だと、いい知らせみたいだね 」やはり、フクが奇跡的に元気を取り戻し、無事に退院したという報告でした。 あれからずっと心配していただけに、そのときの私の喜びは表現のしようがありません。とにかくよかったです。 (うれし泣きです)
その翌日、私が目にしたフクはまだこんな痛々しい状態だったのですけど………それから徐々に元気を取り戻し、数週間後にはすっかりよくなりました。もちろん、三本足になってもうまく歩いてくれたので、もう安心です。 そして晴れて箔と対面させる機会に恵まれました。ちなみにフクは、以前一緒に飼っていたシベリアンハスキーのリキとは仲が良かったのですけど、ミックスのタロにはなぜか敵対心ムキムキでした。 果たして、今回はどのような反応をするのでしょうか?お待たせしました、いよいよご対面です
シャーーーーー! ま、まさかいきなり威嚇されるとは……… しかし、しかしですよ、これほどまで元気になったということは大変喜ばしいことではありませんかっ 今回は強引ではありますけど、めでたしめでたしということにしておきましょう。
手術に耐え、箔君を威嚇するまでに回復できて
本当に良かったですね
フクちゃん、頑張ったね~
前足はなくなってしまいましたが、きっと長生き
してくれるに違いありません
ちなみに、友人の家のにゃんこは交通事故に
遭ったりしましたが、23歳まで生きましたよ
それに比べたらフクちゃんはまだまだお若い
もぉ、白黒茶々さんってば文章上手!
フクちゃん、回復されてよかったですぅ
皆さんの愛情がひしひしと感じられます
箔くんも、フクちゃんの元気回復に一役買いましたね~
それでも危篤の状態から奇跡的に回復し、箔に威嚇するまで元気になってくれて本当に良かったです。
ちなみに私が関わったペットの中では、ミックス犬のタロの16歳8ヶ月が長寿記録なのですけど、それも軽々と超えそうです。
小梅ママ☆さんのお友達のにゃんこは23歳まで生きたのですかーーー
もうそのあたりには猫の領域を超えていそうです。
それでも、奇跡的に生還してきてくれてホッとしました。
怪しい白い物体(箔のことです )にも気を抜かないぐらいだから、まだまだ元気な証拠です。これからもその調子で長生きして欲しいです。
それでも、あのときのハラハラ感を共有してもらえて、とても嬉しいです。シロダヌキさん、ありがとうございました。
今回の箔は脇役&引きたて役&かわいそうな役でしたけど、フクのために一役、いや、三役買ってくれました。
心臓さえ問題なければ手術は大丈夫だよね。
手術か否かの決断はとっても悩む所なのですが、「決断したら何があっても後悔しない事」・・・これ、経験からの自信ある言葉です。
箔君お疲れさまでした。これからもフクちゃんの若返りに一役かって下さいね。
「決断したら何があっても後悔しない事」この言葉、ありがたく頂戴し、今後体験することに生かしたいと思います。
それから、また箔とフクとが対面する機会がありますように~
おめでとうございます。
白黒茶々さん家族に出会えたフクちゃんこそ
生きる幸福を貰って 幸せなニャンコですね。
感謝の気持ちが ご家族に多くの福を運んでくれたのでしょうね
箔君との対面 若いもんには まだまだ 負けない!!
強い命のパワー感じます
奇跡の生還というより、フクちゃんを思う皆さんの愛情のなせるものと思います。