こんばんは、白黒茶々です。
今年の夏、初めてたつぴを伴って行ってきた甲子園。 それは、未明に自宅を経ち、夜行列車などを乗り継いで球場に向かい、郷土の代表校の試合を観戦し、神戸の鉄人の前でポーズを決め、明石焼きを食べて帰ってきた長いようで短い1日でした。 実はそれには、話せば長くなる裏話があったのです。というワケで、話は8月7日にまでさかのぼります。
お城が目の前にある、JR明石駅
その日の予定を終えた私とたつぴは、明石駅で箔母さんへのお土産を選んでいました。
「お持ち帰り用の明石焼き(玉子焼き)って手もあるけど、お母さんは別腹系のほうが喜ぶから、そっちにしようか?」とかなんとか言いつつ、駅のショッピングセンターをうろうろしていたら、私たちはあるものに目が留まりました。 「もろぞっ…ふ?なんかわからないけど、80thとか刻まれていて、高級で美味しそうなプリンだな、よぉし、こいつにしよう!すいませ~ん、この1番大きいヤツを3つください 」「ありがとうございます、本日中にお召し上がりくださいませ 」今回は少し奮発して、ちょっと豪華なヤツを買っていきました。そして、私たちはその駅から列車に乗り込み、帰路に就きました。
箱の中に入ったプリンをイメージして、京を入れ……… って、苦し~
帰りの列車に乗り込んだあとは、私はその日の疲れがドドッと出て、爆睡しておりました。 一方のたつぴは、持参してきたゲームのDSでただひたすら遊んでいたみたいです。 その間、私の荷物とお土産の袋は、丁重に網棚の上に乗せておきました。 「ひとまとめにしておいたほうが楽なんだけど、なるべくプリンは傾けないで持ち帰りたいからなぁ」今回のお土産は、扱いのほうも慎重にしました。
この頃のメールは、まだほんわかとしていたのになぁ………
途中何回か乗り換えたのですけど、荷物の管理にはぬかりはありませんでした。 そのような中、居残り組の箔母さんから「帰りは何時頃になりそう?」というメールが来たので「22時ぐらい」と答えておきました。そして、列車は私たちが降りる予定の浜松駅に差し掛かりました。「父ちゃん、もうじき浜松だって」「ZZz………んぁ、ああ 」
そのあとは駐車場に止めてあった車に乗り換え、あとは自宅に向かうだけなのですけど、少々小腹が空いたので、途中でマクドナルドに立ち寄りました。
ハンバーガーと、当時全サイズ100円だったコーラを平らげたところで、私はふとあることに気付きました。「………そういえば、お土産ってちゃんと持ってきたっけ? 」慌てて車の中を見てみたのですけど、まったく見当たりません。 どうやら、最後の最後で電車の中に忘れてきてしまったみたいです。「まだあまり時間が経っていないから 」私は大急ぎで浜松駅に引き返しました。
着いてすぐに駅員さんにその旨を伝え、すぐに探してもらうことを期待していたのですけど「明日にでも、こちらに問い合わせてみてください」と、連絡先の書かれた紙切れを手渡されただけでした。 だからといって、すぐに引き下がるワケにはいきません。「日持ちしないものなので、明日までは待てませんよ、それに浜松が終点だったので、なんとかなりませんか?」「わかりました、いちおう聞いてみるので少々お待ちください」そこまで言ったら、駅員さんはようやく動いてくれました。列車を回送したあと、清掃の方あたりが回収してくれていたらいいですね。そして、ようやく先ほどの駅員さんから返事がありました。「その列車は、当駅から折り返して豊橋方面に行ってしまったので、(忘れ物は)探しようがありません。なので、こちらに電話してみてください」と言って、またしても例の紙切れを。「………わかりました」そこまで言われたら、負けを認めるしかありません。
こうなったらいっそのこと、たつぴと口裏を合わせて、お土産自体なかったことにしたほうが手っ取り早いかも。 そう目論んだところで、私宛にメールが来ました。「遅い 22時過ぎたのにまだ帰ってこないなんて、何かあったの?」み、見透かされてた もう箔母さんに言い逃れはできないようです。「家に帰ってから、詳しく話すよ 」今回のことはあまりに内容が深すぎて、メールだけでは説明しきれません。
帰宅後は、土産話より土産の経緯を説明するほうに時間を割かれました。「明石駅で『なんとか………っふ』ていう、確か神戸の有名なお店のプリンを買ってきたんだけど」この時点で『もろぞ………』の部分までも忘れているなんて、こんなので通じるのでしょうか?
「それって、モロゾフのこと?あの有名店のプリンを忘れてくるなんて………」「そうそう、確かそんな名前だったよ。ところでそこのプリンって、そんなに有名なの?」
このあたりで、モロゾフ(Morozoff)の豆知識をば。
モロゾフは、神戸を代表する洋菓子メーカーのひとつです。その会社は1931年8月8日に創立され、今年でちょうど80周年になります。私たちがその出店に行ったのが8月7日だったので、まさに前夜祭ということに。
また、プリンの他にも、チーズケーキ、クッキーなどが有名です。
なかでも、プリンは厳選された卵を使い、素材のもつ自然な美味しさを生かす、なめらかで優しい味わいです。またその空き瓶は、食べ終わったあとにいろいろなものに使えます。
「よりによって、なんでモロゾフのプリンを忘れてくるの? 」その名前を聞いて、箔母さんは余計食べたくなってしまったみたいです。「それは……… 最後の最後で油断したというか、気が緩んだから」
それでも、わずかながら私たちの手元にプリンが戻ってくる可能性は残っています。明日になったら、駅員さんから手渡された連絡先に電話してみるようにします。プリンさん、頼むから無事でいておくれ~
………と、せっかくモロゾフに感情移入したところで申し訳ないのですけど、このあとも長くなりそうなので、一旦仕舞いにさせていただきます。 果たして、預かりの身となったと思われるプリンは無事なのか?白黒茶々家の面々はそのプリンにありつくことができるのか?気になる方は、次回の日記のほうにもお付き合いくださいませ~
モロゾフの呪いにかかってしまった方は、こちらに投票してやってください。
今年の夏、初めてたつぴを伴って行ってきた甲子園。 それは、未明に自宅を経ち、夜行列車などを乗り継いで球場に向かい、郷土の代表校の試合を観戦し、神戸の鉄人の前でポーズを決め、明石焼きを食べて帰ってきた長いようで短い1日でした。 実はそれには、話せば長くなる裏話があったのです。というワケで、話は8月7日にまでさかのぼります。
お城が目の前にある、JR明石駅
その日の予定を終えた私とたつぴは、明石駅で箔母さんへのお土産を選んでいました。
「お持ち帰り用の明石焼き(玉子焼き)って手もあるけど、お母さんは別腹系のほうが喜ぶから、そっちにしようか?」とかなんとか言いつつ、駅のショッピングセンターをうろうろしていたら、私たちはあるものに目が留まりました。 「もろぞっ…ふ?なんかわからないけど、80thとか刻まれていて、高級で美味しそうなプリンだな、よぉし、こいつにしよう!すいませ~ん、この1番大きいヤツを3つください 」「ありがとうございます、本日中にお召し上がりくださいませ 」今回は少し奮発して、ちょっと豪華なヤツを買っていきました。そして、私たちはその駅から列車に乗り込み、帰路に就きました。
箱の中に入ったプリンをイメージして、京を入れ……… って、苦し~
帰りの列車に乗り込んだあとは、私はその日の疲れがドドッと出て、爆睡しておりました。 一方のたつぴは、持参してきたゲームのDSでただひたすら遊んでいたみたいです。 その間、私の荷物とお土産の袋は、丁重に網棚の上に乗せておきました。 「ひとまとめにしておいたほうが楽なんだけど、なるべくプリンは傾けないで持ち帰りたいからなぁ」今回のお土産は、扱いのほうも慎重にしました。
この頃のメールは、まだほんわかとしていたのになぁ………
途中何回か乗り換えたのですけど、荷物の管理にはぬかりはありませんでした。 そのような中、居残り組の箔母さんから「帰りは何時頃になりそう?」というメールが来たので「22時ぐらい」と答えておきました。そして、列車は私たちが降りる予定の浜松駅に差し掛かりました。「父ちゃん、もうじき浜松だって」「ZZz………んぁ、ああ 」
そのあとは駐車場に止めてあった車に乗り換え、あとは自宅に向かうだけなのですけど、少々小腹が空いたので、途中でマクドナルドに立ち寄りました。
ハンバーガーと、当時全サイズ100円だったコーラを平らげたところで、私はふとあることに気付きました。「………そういえば、お土産ってちゃんと持ってきたっけ? 」慌てて車の中を見てみたのですけど、まったく見当たりません。 どうやら、最後の最後で電車の中に忘れてきてしまったみたいです。「まだあまり時間が経っていないから 」私は大急ぎで浜松駅に引き返しました。
着いてすぐに駅員さんにその旨を伝え、すぐに探してもらうことを期待していたのですけど「明日にでも、こちらに問い合わせてみてください」と、連絡先の書かれた紙切れを手渡されただけでした。 だからといって、すぐに引き下がるワケにはいきません。「日持ちしないものなので、明日までは待てませんよ、それに浜松が終点だったので、なんとかなりませんか?」「わかりました、いちおう聞いてみるので少々お待ちください」そこまで言ったら、駅員さんはようやく動いてくれました。列車を回送したあと、清掃の方あたりが回収してくれていたらいいですね。そして、ようやく先ほどの駅員さんから返事がありました。「その列車は、当駅から折り返して豊橋方面に行ってしまったので、(忘れ物は)探しようがありません。なので、こちらに電話してみてください」と言って、またしても例の紙切れを。「………わかりました」そこまで言われたら、負けを認めるしかありません。
こうなったらいっそのこと、たつぴと口裏を合わせて、お土産自体なかったことにしたほうが手っ取り早いかも。 そう目論んだところで、私宛にメールが来ました。「遅い 22時過ぎたのにまだ帰ってこないなんて、何かあったの?」み、見透かされてた もう箔母さんに言い逃れはできないようです。「家に帰ってから、詳しく話すよ 」今回のことはあまりに内容が深すぎて、メールだけでは説明しきれません。
帰宅後は、土産話より土産の経緯を説明するほうに時間を割かれました。「明石駅で『なんとか………っふ』ていう、確か神戸の有名なお店のプリンを買ってきたんだけど」この時点で『もろぞ………』の部分までも忘れているなんて、こんなので通じるのでしょうか?
「それって、モロゾフのこと?あの有名店のプリンを忘れてくるなんて………」「そうそう、確かそんな名前だったよ。ところでそこのプリンって、そんなに有名なの?」
このあたりで、モロゾフ(Morozoff)の豆知識をば。
モロゾフは、神戸を代表する洋菓子メーカーのひとつです。その会社は1931年8月8日に創立され、今年でちょうど80周年になります。私たちがその出店に行ったのが8月7日だったので、まさに前夜祭ということに。
また、プリンの他にも、チーズケーキ、クッキーなどが有名です。
なかでも、プリンは厳選された卵を使い、素材のもつ自然な美味しさを生かす、なめらかで優しい味わいです。またその空き瓶は、食べ終わったあとにいろいろなものに使えます。
「よりによって、なんでモロゾフのプリンを忘れてくるの? 」その名前を聞いて、箔母さんは余計食べたくなってしまったみたいです。「それは……… 最後の最後で油断したというか、気が緩んだから」
それでも、わずかながら私たちの手元にプリンが戻ってくる可能性は残っています。明日になったら、駅員さんから手渡された連絡先に電話してみるようにします。プリンさん、頼むから無事でいておくれ~
………と、せっかくモロゾフに感情移入したところで申し訳ないのですけど、このあとも長くなりそうなので、一旦仕舞いにさせていただきます。 果たして、預かりの身となったと思われるプリンは無事なのか?白黒茶々家の面々はそのプリンにありつくことができるのか?気になる方は、次回の日記のほうにもお付き合いくださいませ~
モロゾフの呪いにかかってしまった方は、こちらに投票してやってください。
すぐに終点の駅で見つかったのですが、「中身が生もの場合、中身は廃棄します。」と言われてしまった経験があります。
モロゾフプリンが手元に戻ってくると良いなぁと、願っています。
おっきくて美味しいですよね、モロゾフプリン
モロゾフって神戸のメーカーだったんですね。
最近見ないのですが、ヨーグルトムースが好きでした
う~ん、食べたくなってきました!
それより!!!
プリンの行方、、、ドキドキしてます。
どうか、明日のブログにプリンの姿がありますように
冷蔵庫で保存していてくれるな~んてこと、、、ないですよねぇ・・・
どうなっちゃうのかしら~~気になるぅ
お土産にモロゾフのプリンなんて、、
私も食べたくなっちゃっいました~
一方、こちらのモロゾフプリンはその日のうちに見つけ出すというワケにはいきませんでした。親切な人に保護されていればいいのですけど………
その美味しさを再認識させられただけに、余計食べたくなってしまいましたよ。(その日の晩の心境)
モロゾフって、けっこう有名みたいですね。豆蔵さんも箔母さんも知っているのに、知らなかったのは私だけかも知れません。 しかし、今回の一件で強力にインプットされましたよ。
その日はあまりじっくり見なかったのですけど、ヨーグルトムースも売られていたのですか その名前を聞いただけでも、美味しそうです。
私たちの手元を離れたプリンの行方は………
次回の日記は金曜日の深夜にUPする予定なので、それまでお待ちくださいませ~
いつもは箱詰めの日持ちするものを買って帰って、箔母さんはそこそこの喜び、いや、普通のリアクションだったのですけど、今回のモロゾフには激しく反応しました。それだけに、どうにかしてそいつを取り戻し、彼女にも食べさせてあげたいという気持ちになりましたよ。