五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 『制服あばんちゅーる』1巻 自意識過剰、青春ツンデレ物語

2014年10月11日 | ◆マンガ 感想

『制服あばんちゅーる』1巻 (原作:さぬいゆう 先生/作画:伊丹澄一 先生)

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 「暴走ツンデレ風紀委員長 vs 受け身男子」 (オビ文より)

 風紀の乱れ=男女交際に厳しい風紀委員長・絲生絢子さん。

 ある日、ひょんなことから同じく風紀委員である嘉湧くんのことが気になって・・・

 そこから始まる赤面ドキドキ、自意識過剰な青春コメディです。

 「まんがライフSTORIA」にて連載中!

 

 

 

【主人公:絲生絢子】

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 ちょっと厳しい風紀委員長。

 とくに男女交際については、やたらと険しい視線を向けている様子。

 下校する生徒たちを観察しながら、カップルが増えたことを気にしていますが、

 それもこれも、恋愛に興味津々なため? と思わせる態度が、面白かったり可愛かったり。

 自意識過剰で、ちょっとしたことでも誤解して、赤面する純情っぷり。

 ある日、意識するようになってしまった男子・嘉湧くんとの関係が、気になる日々であります。

 

 

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 男女交際に厳しい風紀委員長。

 絲生さんにとっての風紀の乱れは、イコール男女交際の増加。

 下校するカップルを見てはイラついてますけど、それって単にうらやましいだけじゃ・・・

 と、本人は認めようとしないあたり、滑稽ながらも愛嬌あります。

 しかし、(無意識でも)うらやましいということは、つまり恋愛ごとに惹かれているということ。

 そこで、ある男子のことが気になってしまってから、彼女の赤面生活が始まることに。

 

 

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 同じ風紀委員の嘉湧くん。

 絲生さんなどは、「仕事が遅い」と酷評していた委員の1人ですが、

 本当に大したことないことから、彼のことが気になり始めてしまい、

 やたらと意識しては、動揺のあまり言動がズレてしまう様子に、面白味があります。

 そして何より、ふだんの厳しさとのギャップで、可愛らしさも増し増し!

 いわゆるツンデレな態度で、嘉湧くんとのやりとりに思わずニヤニヤしてしまう楽しさです。

 

 

 

【自意識過剰こそ青春】

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 絲生さんの恋愛への憧れ。

 絲生さんは高校3年間、男女2人きりで下校したこともなく、

 冗談交じりに「カレシ募集中」とか言っちゃったり、

 「男子と手をつなぐ」ことに興味津々だったりと、割とあけすけに表明しています。

 

 そこで相手となるのが、嘉湧くん。

 彼に期待しているようで、でもその気持ちをハッキリとは表に出さず、

 そうした微妙な態度と心情に、いじらしさを感じてしまいますね~。

 この相手との距離感を、恐る恐るはかるような感覚には、覚えがありますよ、まさに青春!

 しかも絲生さん、自分では気付いてないのですが、ふだんの生活の中で、

 やたらと嘉湧くんを意識していることが、丸わかりな行動をとってしまうこともしばしば。

 

 終盤では、それまで一定だった彼との関係に、少しずつ変化が現れ始め、

 今後の展開に、大きな期待を寄せたくなりますね~。

 また、ページの使い方が大胆なシーンも多く、そうした画面の演出にも

 引き込まれてしまうマンガ的な魅力があります。 (このあたり紹介したかったですね)

 

 そんな青春の日々を描いた物語。

 思わず笑みがこぼれる青春模様に、瑞々しい楽しさを覚えてしまいます。

 基本はコメディ、絲生さんのズレたツンデレ言動が面白おかしく、

 それでいて恋愛についても気になる展開がある本作品、今後が楽しみです!

 

 

 

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 私の「お気に入り」キャラクター。

 余談ですが、本作で私が注目しているキャラクターは、不二藁先生。

 風紀委員の顧問であり、英語教師という立場ですが、下ネタ大好き!

 そのくせ、すぐ顔が赤くなるというから、不純なんだか純情なんだか・・・

 しかも、生徒である絲生さんに、卑猥(じゃないけど)な言葉を言わせて喜んだりと、

 教師らしからぬ行動が、愉快な人物であります。 今後、彼女の活躍にも期待したい所(ぇ

 

 


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