五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがライフ 感想①

2016年02月23日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2016年4月号

 

 表紙は、ミカちゃんたち!
 さくらを抱え、タローをそばに、笑顔いっぱいな雰囲気が可愛らしい。
 他、ゲスト作品や新連載作品も!
 
 

 今月の「不死者で賞」は、『化野さんはすでに死んでる。』より、上終幽一さん!

 

 今回、ゾンビ以外の不死者さんが登場!

 営業の上終幽一さんは、首なしさん。
 昨今は、けっこう有名になりましたよね、デュラハン。

 アイルランドの伝承における死を告げる存在で、
 日本では「首なし騎士」の姿で知られているでしょうか。

 そんなデュラハンの上終さんですが、会社勤めの営業職ということで、
 首が外れている以外は、普通の人っぽい所が面白かったり(^^;

 しかも尊大な性格で、自分の出身大学を誇ったり、不死者としては同じである
 化野さんと張り合ったりと、俗世にまみれている感がハンパなく、愉快でした。

 そんな彼にも、知られたくないことがあったようですけども、
 いわゆる隠れオタク的なものを知られたくない心情に、共感できちゃいましたね~。

 

 

【コミックス15巻、発売中~!】
●動物のおしゃべり (神仙寺瑛 先生)

  

 今日も今日とて、動物たちとのふれあい。

 お兄ちゃんが読んでいる本の「謎の未確認生物」=UMAも、
 動物の範疇に入れてよいのでしょうかね? まあ、謎なので謎ですけど(意味不明)

 ミカちゃんがお兄ちゃんに、「パンダさんのしっぽの色」について聞いてますが、
 お兄ちゃんは、そもそもしっぽがあるのかわかっていなかったらしくて、笑!
 ちなみに答えが4コマのタイトルだったのには、感服いたしました。

 そして、予防接種。
 しぶるタローくんを、どうやって連れてゆこうか悩むお兄ちゃんでしたが、
 ナイスアイデアで退路をふさいでいたのは、お見事!

 それにしても、動物病院でミカちゃんが読んでいた本の
 「カニス ルプス ファミリアーリス」には大笑゜(*゜´∀`゜)゜ カッコイイ!

 また、ホワイトデーのあれこれも、微笑ましかったですね。
 お兄ちゃんの田崎さんへの1日早いお返しの理由について、ミカちゃんが
 「副音声」でお届けしていたのが楽しすぎました!

 さらに、チャラ男・安藤くんのマオさんへのアタックも、
 砕け散ってはいましたけども、本気が垣間見えているのは、興味深かったです。

 ただ、マオさんには、やはりお兄ちゃんからもらった物の方が特別だという
 その心情に、感じ入るものがありましたね~。

 などなど、動物あれこれ、ホワイトデーあれこれな今回。
 動物たちとのふれあいはもちろん、人間模様にも注目しつつ、今後も楽しみです!

 

 

【新連載!】
●ホラーハウスは内より裏が怖い (胡桃ちの 先生)

  

 評判のおばけ屋敷を訪れた少女が1人・・・

 ビルの間にある階段を下りると、「カロン」とギリシャ語で書かれた看板が。
 昼間でも悲鳴が絶えず、評判を耳にして来たお客も、救急車で運ばれるほど、
 恐ろしいおばけ屋敷なのだとか。

 そこへ、1人の泣き顔な少女がやって来たところから、物語は始まります。
 やたらと怖がりで、ちょっとしたことで大騒ぎ。
 入店前から泣きじゃくる姿は、お世辞にも可愛いとは言えないような表情で(^^;

 そんな少女の姿が、コミカルに感じられる内容でしたが、
 「カロン」の従業員である男性陣・ヨウくんやシロさんも、個性的な面々で、
 首を外したり、眼球を取り出したりと、サービス満点に怖がらせてくれます。

 しかし、少女がここへ来たのは、ホラーハウスを堪能するためではなく、
 自分の怖がりをなおそうと、働くためというから、これまた面白そう。

 シロさんも、彼女に似合うホラースタイルを見繕って、
 何やら期待できそうなお話でありました。

 怖がり泣き虫少女と、ホラーハウスの面々と、 どのような物語をつむぐのか。
 連載開始とのことで、今後も楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】
●しらす (原田楽 先生)

  

 文鳥しらすと暮らす鈴木くん。

 「おしゃべり増刊で話題の鳥4コマ」とのことですが、
 申し訳ない、私は存じ上げませんでした。

 鳥が好きな鈴木くんは、文鳥のしらすと暮らしていて、
 その日常が楽しい内容となっているようです。

 今回は、2月22日=猫の日というので、鳥の日もあるのでは?
 と考えた鈴木くんが、ネットで検索してみたところ、毎月28日が、
 鳥にとっては不吉な日だったことが判明して、衝撃を受けていたのは笑!

 そこから、猫や犬との間にある格差に、あれこれ悩む姿も、また愉快。
 猫好きな別府くんにとって、鳥は唐揚げみたいなものというから、
 こりゃ戦争起きますよ(ぇ

 また、犬好きな矢口くんは、犬の良さを語りつつも、鳥も肯定する好青年。
 でも、しらすの行動を「おっさん」に例えていたのは大笑゜(*゜´∀`゜)゜
 しかも笑顔で、好意をもって例えている所が、妙に可笑しかったですね~。

 そして何より、鈴木くんとしらすのやりとりに、動物とたわむれる楽しさを
 感じられるあたりも、魅力になっていました。
 
 ちなみに、文鳥の日というのもあるようで、しらすもひと安心。
 正直、かなり面白かった作品ですので、再登場に期待したいです!

 

 

【最終回!】
●ミケさんは役に立たない!?
 (藤丘ようこ 先生)

  

 4月7日、コミックス発売! ・・・ではありますが、最終回!

 最後は、ミケさんたちが天界へ帰ってしまう!?
 といった展開になっていました。

 スマホを手に入れたミケさん、さっそく真人くんとやりとりしてますが、
 やはりゲームに熱中してしまうあたり、ミケさんらしい(^^;

 今では、元家政婦として真人くんと一緒にいるだけだったミケさんですが、
 くるみちゃん共々、家政婦の契約期間が切れるというので、帰ってしまいます。

 あっさり去ってゆくミケさんとくるみちゃん。
 残された真人くんは、静かな部屋で、「本来のひとり暮らし」を実感しつつ、
 「ヒマ」だと感じていますけど、やはり寂しいという感情があるようで・・・

 親御さんが亡くなり、独りになった真人くんのもとに派遣された家政婦ミケさんは、
 働かない家政婦さんで、むしろ真人くんの負担が増えてしまうあたり、
 いかがなものか? という印象がぬぐえなかった、という点はあります。

 しかし、そのことが、むしろ真人くんの寂しさをまぎらわせつつ、
 しっかりした生活をさせるのに、一役買っていたと考えますと、
 誰かの存在があることの大切さを、噛みしめたくもなりますよね。

 それがグータラな人であっても、不快さが我慢できないほどでなければ、
 居てくれることの幸せというものは、確実にあるのだと思えます。

 そんなこと感じてしまった最終回。
 ミケさんたちのいなくなった部屋で、寂しさを覚える真人くんに、しみじみ・・・
 ではありましたけど、最後は、ああやっぱりね! という展開で笑!

 何だかんだで、楽しい生活の復活に、安心感を覚えつつ、
 コミックスは4月7日発売とのことで、楽しませていただきましたー!

 

 

【2月27日、『超絶フリテンくん』発売!】
●新フリテンくん (植田まさし 先生)

  

 無人島でも、ひな祭り? なトビラ絵が楽しい。

 【スイートルーム】いつかスイートルームに泊まってみたいと考える青年。
 30数年後、事業に成功し、泊まれるほどになった自分に、ご満悦・・・
 ですが、夢の中ではまだまだ? というネタは、もしや植田先生ご自身の投影?

 【温泉】美肌の湯に入った女性陣、お肌がツルツルになったと喜んでますが、
 男性は「そんなに早く効果が出るわけない」と、否定的・・・だったものの、
 別の所はきちんとツルツルになっていて、笑! おかげで男性、災難ですな。

 【タンス預金】銀行が頼りにならないから、タンス預金をしている男性。
 説得されて銀行に預けるようになるも、「タンス預金」は変わらなくて愉快でした。
 これは、最近の時事ネタという感じでしょうかね。 マイナス金利の影響とか。

 【開き】魚を釣って来たパパさん、開きにしていますけど、それを見たママさん、
 ほぼ毎日、別の物を開きにしていて、お疲れ様です(^^;
 これ本当、地味に大変というか、面倒くさいんですよね~。 共感します。

 【ゴシップ好き】社内で、書類のやりとりをしている男女を見かけ、
 「できてる」と述べるOLさん、あちこちで同じようなペアを見つけては指摘。
 しかし、まさか郵便はがきにまで、ゴシップを見出すとは、もはや妄想の域ですよ!

 などなど、今回もおもしろネタの数々でありました。
 それにしても、ゴシップ好きのOLさんはアレですよね、カップリングを見つけては
 妄想するタイプの女性ですよね・・・ なんて感じつつ、今後も楽しみです!

 

  

【新人4コマ杯 1月期月間賞】
・魔法使えない少女カラメロ★ (めちゃめちゃめちゃん 先生)

 

 タイトル通りな少女のお話。

 カラメロは魔法使い。
 優しさと愛を勉強しに地球へ来たといいますが、使える魔法はひとつだけ?
 そんな少女と友人たちとのやりとりが、楽しい4コマ作品でしょうかね。

 まず目を引かれたのは、採点どおりに画力。
 しっかりと描かれた絵柄には、魅力を感じました。
 使える魔法も地味というか、役に立ちそうもないあたりが面白味になりそう。

 なので、もっと読んでみたいとは思わされるのですが、
 編集部コメントによると、詰め込みすぎて窮屈になっている部分があるらしく、
 そうした点に改善があると、良いのかもしれませんね。

 
 もう一歩の作品は、『落とし物はなんですか』(早見みすず 先生)
 忘れ物センター常連の女性と、担当者の男性とのやりとりが楽しそうです。
 担当者の、また来たのかという不満げな表情がリアルで(^^;
 
 

②へつづきます。
 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。