五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがホーム 感想①

2015年05月10日 | ◆4コマ誌① まんがホーム

2015年6月号より

 

 表紙は、カメラをもったらいかさん!
 名前の由来がカメラということで、コラボもなじんでます。
 他、いちごちゃんたちと、写真になっている月夜野さんや、月英&孔明さんも!
 
 

 今月の「イケメン主観説で賞」は、『歌詠みもみじ』

 

 今回は、席替えで一喜一憂、もみじさん。

 そんな中、友人の盛あやかさんが、長野くんの隣になりたい
 と言い出して、何やら乙女が恋する空気を醸し出しておりました。

 あやかさんは、長野くんを「イケメン」と評していたものの、
 もみじさんら友人は、賛同しかねている様子で、そこで出た川柳が面白い!

 「イケメンは個々の主観で多種多様」
 個人の好みが異なるというのは、まあ、その通りではあるでしょうけど、
 これって、つまり、恋をした相手は「あばたもえくぼ」に見えるほど、
 惚れこんでしまうということもありますよね~。

 もみじさんたちにはイケメンでなくとも、あやかさんにはイケメンに見えてしまう。
 これぞ、恋という魔法の特性なのでございますことよ(ぇ

 

 

【2本立て!】
●まんがの装丁屋さん (小石川ふに 先生)

  

 全ボツに対し、奮起する冬坂デザインの人々・・・ と、編集さん。

 一気に忙しくなった現場ですが、律さん、編集の井上さんにはキビシー!
 でも、まあ仕方ないですよね、いろいろと問題のある人ですから(^^;

 ひとり漫画喫茶状態の井上さんには笑いましたけど、現場は真剣そのもの。
 そんな律さんたちの仕事ぶりに、触発されるように井上さんが適切な助言を
 与えてくれたのは、好印象でした。

 対象のまんがが好きな気持ちは本物という所から、
 井上さんのイイ所が引き出され、きちんと仕事に加われていたのは、よかった!

 最後は、良い方向へ進めそうな気配がありつつ、律さんの厳しい姿勢も頼もしく、
 いったいどうなるのか、次回が楽しみな引きでしたね~。

 
 2本目は番外編で、律さんと春香さんの大学時代のお話。

 大学時代の律さんは「不思議ちゃん」として有名だったらしく、
 自由な空気をまとっているタイプで、いわゆる天才肌っぽいイメージ。

 何やら広場で露天のようなことをしていて、その様子が、春香さん曰く
 「露店のおっちゃん風味」だったのが愉快でしたけれども、
 そこで露店に並んだ品を、春香さんが眺めていると、唐突に律さんが小躍り!?

 春香さんの持ち物から、インスピレーションを得た律さん、満面の笑顔で喜び、
 目をキラキラさせながらデザインに取り組み始める様子が、何とも楽しげで、
 見ているこちらまで、心が躍ってくるような雰囲気でしたね~。

 そうした律さんの姿を眺める春香さんの視点。
 それは、憧れであり、自分の世界を変えてくれるかもしれないという期待を
 込めたもので、今の2人から見ると、ちょっと違った印象をうける話でありました。

 などなど、2本立てだった今回のお話でしたけど、
 さて、仕事の方はどうなるのか気になりつつ・・・ 今後も楽しみです!
 
 
 
 

【ゲスト作品】
●部屋カフェ (あまだれわらう 先生)

  

 妹の自室でカフェを開こうとする姉!?

 菜緒さんのお姉さんが、カフェを開くことになったということで、
 喜ぶ妹の菜緒さんでしたが、そのカフェが自分の部屋で開かれると知って・・・

 と始まるお話。
 普通の家の普通の部屋で、カフェをやろうとする姉の大胆さは相当なもの。
 押し切られて、姉に付き合うことになってしまう菜緒さんが気の毒かも(^^;

 いきなり、お客さんがやって来て、対応に追われてしまう菜緒さん。
 お客さんも「普通の部屋みたい」なカフェに戸惑うばかりでしたけど、
 お姉さんがノリノリで、乗り切ってしまうあたりが愉快でありました。

 気にせず、普段通りに生活しようとする菜緒さんも、空気に逆らえず、
 接客するようになったりと、一段と大変そうでしたが、何だかんだと、
 イイ話風にまとまっていたのは、可笑しかったですね~。

 などなど、無茶な姉に振り回されてしまう妹さんが大変なお話。
 アイデアとしては面白いと思うのですが、姉の無茶さに軽い抵抗感あるかも?
 と感じてしまったのは、ちと残念でした。 とはいえ、楽しかったです!
 
 
 
 
●あのこのちから (戸田光 先生)

  

 超能力少女の日常4コマ。

 金田蝶子さんは、超能力を使える中学女子。
 友人の田中波子さん視点で、そんな彼女の日常が面白おかしく描かれます。

 超能力で物を浮かせられる蝶子さんに、魔女っぽく宙に浮かべてほしいと
 頼む田中さんでしたが、たしかに魔女っぽく浮けはしたものの、
 やはり重いものを浮かべるのは難しいようで(^^;

 他にも、人の心の中を読めたり、他人の脳に直接声を届けたり、
 かなり便利というか、様々な分野の超能力を使える蝶子さんなのですが、
 いずれも、日常の中で大したことに使われないのが、愛嬌ありますね。

 さらに、超能力が使えるのに、手品を見て目を輝かせて喜んだり、
 超能力でも勉強はどうにもならないなど、ふつうの中学女子の一面も見せたり、
 そのあたりに安心感あるのも、よかったです。

 などなど、かなりの超能力を持ちながら、日常レベルでしか用いない少女。
 そんな様子が面白味になっている4コマ作品でしたけど、
 まだまだ多くの超能力を見せてほしいと思いますので、つづきに期待です!
 
  

②へつづきます。