五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムオリジナル 感想①

2014年01月28日 | ◆4コマ誌⑧ まんがタイムオリジナル

2014年3月号

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 表紙は、フィギュアスケートな山下さん!

 脚がこんなに上がっちゃうんですね~柔軟。

 らいかさんはカーリングやってます・・・ キラキラだ(^^;

 

 

 今月の「手で賞」は、『小森さんは断れない!』より、めぐみ父!

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 以前、登場しためぐみさんの父上ですが、その姿は「手」で表現されていました。

 今回も、手のまんまで登場しており、ふすまの向こうから手を伸ばしているのはともかく、

 食卓でまで「手」だけだったのは笑いましたよ! そこ、どう考えても不自然すぎでしょ!!

 マジメな話してるのに、手がしゃべっているみたいで可笑しかった(^∇^;

 そんな風に、コミカルなめぐみ父の姿ではあるのですけども、

 このごつい「手」の表現には、おそらく「父親」のイメージが込められているのでしょうね。

 

 

 

【今月のピックアップ!】

●らいか・デイズ (むんこ 先生)

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 母親ーズ、大ハッスルの巻!?

 マッキーの母上が帰ってくる!

 というので、さっそく家へ帰るマッキーですが、どことなく落ち着いた雰囲気。

 いつもなら喜び勇んで、飛び跳ねるように帰っていきそうなものですが・・・?

 

 むしろ、飛び跳ねて帰って来たのは母上の方で、テンション高め。

 それもそのはず、久方ぶりの長期滞在とのことで、

 これはマッキーも大喜び・・・ と思いきや、何だかドライに対応していて意外でしたね。

 さすがにマッキー母も、娘がもっと喜んでくれると思っていたようで、肩すかし。

 だけでなく、落ち込んでしまったようで、ちとお気の毒でありました。

 

 そこへ、らいか母や竹田母に遭遇したことで、

 娘に相手されない憂さを晴らそうと、カラオケだの、パフェを楽しむ姿が面白かった!

 実はマッキー、母が長期滞在するならば、休養をとらせようとしただけだったのですが、

 娘の心、母知らず(;´∀`) スネたり、いじけたりするマッキー母が可愛らしかったです。

 

 それに対して、子には徹底的にクールな竹田母。

 完全に子離れしているのが、マッキー母との対比となって、

 両極の母親像を見せてくれているようで、良かったですね~。

 【言っとけ】 竹田母の小芝居から、4コマ目のセリフへオチる落差が激しすぎて笑!

 などなど、マッキー母を中心に、母と子の関係を思わせる色々がありました。

 親心に子心、そうしたものを感じつつ・・・ 今後も楽しみです!

 

 

 

●カフェぽぽのチノちゃん (神馬耶樹 先生)

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 何やら、険しい顔した少女が来店しますが・・・

 やって来るなり、ツタバのメニューを注文する少女。

 もちろん、この店にはないもので、それどころか、あるのは抹茶か昆布茶(´▽`;)

 まったくオシャレではないカフェに、少女も呆れ果てています。

 

 そんな彼女は、店長ちゃんのイトコ・渋川茶子さん。

 チノさんと同級生にあたるとのことで、仲良くなれそう・・・と思いきや、

 東京から越してきたばかりで、田舎の生活に慣れていないらしく、ツンケンしてます。

 そうした茶子さんの都会センスを求める心情と、

 カフェののんびり田舎ムードとのコントラストが、何かと滑稽でありつつも、

 ゆったり気分で心地よかったですね~。

 

 カフェで椎茸パーティを始めるなど、都会では考えられない風情に、

 茶子さんはツンケン反発しつつも、椎茸の美味しさに感激していたのが面白かった!

 チノさんも、はじめはオシャレなカフェをめざしていたものの、

 地域の要求に応えることで喜びを提供できるようになった、という話には納得です。

 都会田舎関係なく、それぞれの場所にあったサービスが必要ということなのでしょう。

 

 などなど、都会っ子の茶子さんが登場したことで、

 田舎カフェに「外部」の価値観が入り込み、

 そのため一層、カフェの魅力を感じられるようになったのは面白い。

 チノさんとも仲良くなれるのかどうなのか、その価値観のぶつかり合いと融和が見たい・・・

 なんて感じつつ、今後も楽しみです!

 

 

②へつづきます。