五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがくらぶオリジナル 感想①

2014年01月25日 | ◆4コマ誌⑥ まんがくらぶオリジナル

2014年3月号

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 表紙は、バレンタイン!

 ・・・なのですが、なんとゲスト作品の『お姉ちゃんが来た』がドドーンとセンターに!?

 アニメが絶賛放映中の本作品、竹書房系4コマ誌を全誌ジャックしております(^^;

 

 

 今月の「さすがに顔面蒼白で賞」は、『しばいぬ子さん』より、しばいぬ茶子さん!

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 初夢で、いぬ子さんと入れ替わる茶子さんは、ライオリ企画で描かれていました。

 いつも平静にいぬ子さんを観察する茶子さんも、この時ばかりは慌てまくりで面白い!

 外見は自分(中身はいぬ子さん)はドジッ子だし、水着は貝殻だしで、

 見ていて気が気でないといった様子が可笑しかったですねえ(´▽`;)

 

 

 

【ゲスト作品】

●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生)

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 TVアニメ化記念、全誌ジャックゲスト!

 まんがライフやMOMOで連載中の本作品、絶好調ですね。

 父親の再婚により、姉ができた朋也くん。

 でもその姉は、ちょっと変わった人で・・・ というお話。

 

 今回は、お菓子づくりをする朋也くん。

 そのお手伝いをすると申し出る姉・一香さん、友人マリナっちさんも巻き込んでます(´▽`;)

 けれど、卵黄と卵白の分け方も知らない一香さんに、手伝いはムリというので、

 足りないバターを買いに行ってもらうことに。

 

 その間、マリナっちさんから一香さんのことを聞くのですが、

 「少し変だけど朋也のこと大切に思ってるぞ」なんて言われて、

 ちょっと意外そうな顔をしていたのは、可笑しかった。

 一香さんのことを“変な人”だと認識しているのはわかってましたけど、

 “変な人”だけだと思っていたんですかね(;´∀`) いや、“変な人”には違いないですが。

 

 でも、彼女の行動で、弟を心配する姉であることがわかったのは、微笑ましかった。

 朋也くんの一香さんへの認識も、だいぶ変わりそう・・・かな?

 などなど、家族になりつつある姉と弟のお話。

 コミックス3巻も発売中! アニメも放映中ですし、ますます今後も楽しみです!

 

 

 

【今月のピックアップ!】

●うしろのご先祖さま (勇人 先生)

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 温泉旅行へ来ている一同でしたが、何やらアヤシイ影が?

 ハナ様が起きて、朝食をとろうとすると、何者かに食べられた形跡が!

 前回も、所々で似たようなことがあり、これは誰かの仕業だと思われましたが・・・

 

 そこで、ご飯泥棒を捕まえようとしますが、さすがハナ様、石器時代の人。

 なんとも原始的な罠をしかけているのが面白い。

 と思ったら、その罠に犯人がかかってしまうのだから、2重に楽しかった!

 しかしその犯人、帰ってこないご先祖さまたちを、連れ戻しに来たというから驚き。

 そこから一気に、菜々緒さんとの別れ話になってしまう展開に!?

 

 なんてお話でしたけど、迎えに来た椿さんが、厳しそうでいて結構ぬけていたり、

 真面目さゆえに泣いちゃったり、そんな愛嬌ある姿が可愛らしかったですね~。

 結局は、ぬけてる椿さんのおかげ(?)で、一件落着でしたし、

 ますますにぎやかになりそうな、ご先祖さまたちの日々。

 もちろん今後も、楽しみです!

 

 

 

●ヒナ書房へ行こう (都波みなと 先生)

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 本屋のリスク、いろいろ・・・

 TVを観ていて、書店は「委託販売」だから売れなければ“返品”すればいい、

 イコール「ノーリスクな商売」なんて言っているコメンテーターがいて、

 さすがに現場の人間としては、憤怒の表情を浮かべるヒナさん。

 

 そんな所から、書店は本当にノーリスクなのか?

 ということで、様々なリスクが語られていたのが、興味深く楽しめました。

 万引きは、1冊取られるだけで、20冊は売らないと利益が出ないという話は聞きます。

 倒産にまで至るケースがあるとかで、ちょっとバカにならないですよね。

 

 また返品ができない「買切」や、ベストセラー倒産などの話もありましたけど、

 ベストセラー倒産はちょっと怖いですねえ・・・ こーゆーのはハマると防げなさそうで。

 そして後半の、TV情報で売り上げが左右される話も面白い。

 こうした所にもアンテナを張っておかないと、書店員は務まらないのかもですね~。

 情報を得られなければ、せっかくの好機を逃がすことになりかねませんし、

 また逆に、評判が下がっていることをつかめないと、大損する可能性も・・・

 

 などなど、書店のリスク、それにまつわる苦労話でありましたが、

 こうして見ますと、決してノーリスクなんて気軽に言えたものではないでしょうね。

 そんな書店で奮闘するヒナさんたちのお話、まだまだ今後も、楽しみです!

 

 

②へつづきます。