五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムオリジナル 感想①

2013年03月28日 | ◆4コマ誌⑧ まんがタイムオリジナル

2013年5月号

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 表紙は、パワーチャージな山下さん! ファイト一発な榊&里見先生に笑った゜(*゜´∀`゜)゜

 『小森さんは断れない』の小森さんも、ヤキトリ食べてパワー全開だし、

 『電車のお姫様。』の雨甲さんも、例のおまんじゅうを食べて元気はつらつ!?

 さらに、4月6日コミックス1巻発売の『あねぐるみ』姉弟も載っています!

 

 

 今月の「ドラゴンだって人間で賞(違)」は、『ぎんぶら』より、ドラゴンさん!

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 今回訪れた星は、ドラゴンにそっくりな生物がいるということで、トビラ絵など壮観でした。

 が、このドラゴンさんたち、人がイメージする「ドラゴン」とはちがって、なんとも人間臭い!

 そんな様子が、めっさ楽しいお話でした。 中でも、ドリーマーなシルバースカイさんが(^^;

 

 

 

【4月6日、コミックス1巻発売!】

●あねぐるみ (森繁拓真 先生)

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 おもちゃメーカーで働く姉と弟、その騒がしい日々を描いた4コマ作品です。

 楠木タケローくんと、その姉・暦さん。

 姉は企画部の課長で、業界では有名人ですが、弟にとってはただの“暴君”。

 そんな姉にふりまわされる弟くんの姿が、面白おかしいお話になっています。

 

 今回は、北見課長が親戚の子にあげる入学祝いを悩んでいたことを、

 タケローくんが他の人たちに話したところ、みんなで色んなアイデアを出していたのが

 面白かった・・・ まあ、とんでもない案が次々に出てきて、笑えましたが(´▽`;)

 

 からんさんの一風変わったランドセルは、実際にあったら困りそうだけど、

 発想としては悪くないものばかりでしたね~。 あくまで発想のみですけども。

 姉上も、そのアイデアを評価して男の子にウケそうなものを発案してましたが、

 可笑しいながらも、イイ所ついている気はしますね。 「ワルに憧れる」というのは、納得。

 

 そこから、タケローくんの黒歴史発掘になっていたのも楽しかったけど、

 子供の頃のそういった話は、まあ、笑い話ですまられせるから良いじゃないですか!

 そして姉上、「子供が喜ぶもの」を提案していたのは、さすがでしたね。

 これには、姉上をライバル視する北見課長も複雑。

 ラストのタケローくんへの苦情が、上手くいったのに悔しそうなのが、もう(^◇^;)

 

 そんな姉弟の、おもちゃメーカーでの日々を描く4コマ作品。

 自由人だけど優秀な姉の“暴君”ぶりと、弟くんの苦労人ぶりがよいバランス。

 コミックス1巻が4月6日発売とのことで、今後も楽しみです!

 

 

 

【ゲスト作品】

●花の任侠物語しずか (火ノ鹿たもん 先生)

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 組長の1人娘、その任侠の日々(?)と学校生活が楽しい4コマ物語。

 まんがタイムジャンボからゲスト登場!

 静花さん、いきなり不機嫌そうにしていて、組員たちも戦々恐々・・・

 でしたが、じつはテスト勉強で覚えたことを、忘れないようにとしていただけとか(´▽`;)

 

 今回、そんな静花さんのテストへの挑戦!

 話しかけられただけでも、暗記したことが吹き飛んでしまいそうというので、

 かなり緊張している様子の静花さんでしたが、そこへ他の組の“鉄砲玉”がやって来て、

 派手にやらかしたものだから、頭が真っ白になってしまって大変なことに!

 

 落とし前をつけさせようと“鉄砲玉”にすごむ静花さん、さすが組長の娘。

 思わず息をのむほど迫力ある2~3コマ目でしたが、

 4コマ目では可愛い少女の顔になっていて、その落差がオチとして面白かった!

 この任侠の顔と、少女の顔のギャップが、たまりませんね~。

 あと、女の子に接すると緊張してしまう性格も可愛らしい。

 

 学校では、なんとか緊張をほぐすおまじないを使っていましたけど、

 友人たちに誤解されるような言動していたのは笑った笑った!

 ドキドキ緊張するときの静花さんも可愛かったですし、ぜひとも再登場に期待したいですね。

 

 

 

【最終回!】

●おやすみ魔法使い (ふじのはるか 先生)

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 極上のマッサージでリラックスさせてくれる、ほぐし屋・天花粉の物語も・・・ 最終回!

 最後は、これまで自分流を貫いてきた真弓先生が、

 ちょっと変化を見せ始めたというお話で、シメとなりました。

 

 これまでは、力強くマッサージすることで、

 最大限にお客様の身体をほぐす方法をとってきましたけど、

 助手・十和さんの協力を得ながら、やさしい施術を取り入れることに。

 これが常連さんにも大好評で、みんな「癒し」を求めていたんだな~とは思うのですが、

 真弓先生は「癒し」を否定していて、驚きましたね。 でも、理由を聞いて納得。

 

 なるほど、ほぐし屋はあくまでほぐし屋であって、「癒し屋」になってはいけない。

 真弓先生は施術も厳しい方だけど、こうした一線を引く姿勢も厳格で、

 そこにプロフェッショナル精神を感じることができました。

 癒しを与えるのは、家族や恋人の役目。 友人その他も加えて良いとは思いますけど、

 そうした姿勢でのぞむストイックさは嫌いじゃないですね~。

 

 まあ、でもだいぶ、お客様に知らぬうちに「癒し」を与えちゃってるんじゃないの?

 なんて所に気づいていないのも、真弓先生の魅力ですかね(^∇^;

 などなど、最後は真弓先生の、そして「天花粉」の変化が描かれつつの最終回。

 桃花さんや剣士郎くんはじめ、多くの常連さんや、今までのお客様をほぐしてきた内容は、

 読者にとっても「ほぐし」の爽快感を得られる作品になっていたと思います。

 ふじの先生の作品ですし、もっと読んでいたかったですけどね・・・ これにて完結。

 楽しませていただきましたー!

 

 

 

【新人ギャグまんが展】

・ (伊藤彩夏 先生)

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 食生活って大事だよね! ・・・と思えるかもしれない男女のお話。

 辻井くんに呼び出された佐藤さん。

 彼からいきなり、「佐藤のことが気になっていた」なんて言われてます。

 読者的には「もしかして告白?」と思ったところに、飛び出したのはお弁当???

 どうやら辻井くん、佐藤さんの偏食っぷりを気にしていたというから面白い。

 そんな彼と彼女の、食生活を見つめ直すコメディ・・・かな?

 何と言うか、食生活という発想がよかったですね。

 佐藤さんの食生活、改善できるのかどうか気になるので、つづきに期待です!

 

 

②へつづきます。