五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがホーム 感想①

2013年03月05日 | ◆4コマ誌① まんがホーム

2013年4月号

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 表紙は、野球スタイルのらいかさん・・・

 ですが、「目指せ!まんがホームラン王」て(;´∀`)

 他、コミックス2巻が3月7日発売の『孔明のヨメ。』や、新連載『黒い大家さん』も!

 

 

 今月の「わかるわかるーで賞」は、『私の好きな歴史上の人物』より、おーはしるい先生!

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 「三国志だったら魏国が好き」と述べるおーはし先生ですが、

 横山光輝先生の『三国志』を読んだ際には、孔明と関羽にドはまりしたのだとか。

 私も関羽スキーなので、そのあたりはよくわかりますし、

 あの作品の孔明さんは、五丈原のシーンがひときわ印象深かったですからね。

 〇〇を焼き殺そうとしたのはヒドイと思いましたけど(^^;

 

 

 

【3月7日、コミックス2巻発売!】

●孔明のヨメ。 (杜康潤 先生)

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 コミックス2巻、発売間近!

 サイン会情報もあります。

 そんな今回、過去に親友・士元さんが、月英さんに求婚したという話を知った孔明さん。

 いつも冷静な彼が、けっこう動揺しちゃってます。

 

 やっぱり気になっちゃうんですか~?

 なんてニヤニヤしちゃう一方で、士元さんに着替えを見られてしまった月英さんも動揺中。

 半べそかきつつも、完全武装している姿には笑いましたが、

 様子を見に来た孔明さんの手を、はしっとつかんで一緒にいてほしいと告げる月英さん、

 いじらしくって、可愛らしかったじゃありませんか!

 

 そして、士元さんの求婚話でしたけど、

 乗り気でない縁談に、月英さんとの行き違いもあっての破談とあって、

 孔明さんも一安心、ホッとしている姿がなかなかよかったですね~。

 士元さんの「好みの乳」にはケラケラ笑いましたが、

 月英さんの強烈なツッコミにも重ねて笑い!゜(*゜´∀`゜)゜

 

 士元さんの放蕩者っぷりが、孔明さんの実直さと対比になってて良いコンビ。

 月英さんとウブでラブな孔明さんと、月英さんから容赦ないツッコミ入れられる士元さん、

 というのも面白い! 3月7日発売のコミックス2巻ともども、今後も楽しみです!

 

 

 

【ゲスト作品】

●ちっこいんちょ (トイシキ 先生)

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 3月7日、コミックス1巻が発売!

 まんがタイムジャンボで連載中。

 小さな身体になってしまった委員長さんのお話です。

 

 バイトを頼まれたいいんちょさん。

 「ちっこくて役に立たない」と遠慮したものの、

 困っている人は放っておけないために、カフェでのバイトを引き受けることに。

 はじめメイドカフェと言われて驚いたり、あいさつの練習したりするいいんちょが可愛かった。

 制服姿も可愛らしかったけれど、店長さんにこき使われ、でも予想以上の成果を出したりと、

 いいんちょの可愛さと優秀さが目立って楽しいお話でした。

 

 本作品は、小さな身体をハンディキャップとせずに、

 毎日を楽しく暮らしているいいんちょの姿が、面白味になっていますね~。

 ついにコミックス1巻が、3月7日発売とのことで、注目です!

 

 

 

●200年の夜と孤独~おひとりさま吸血鬼~ (松田円 先生)

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 吸血鬼な女性が、現代社会で暮らす姿を描いた4コマ作品。

 月夜野さんは、バイトしながら日々をすごす普通の人。

 でも1つだけ普通じゃないのは、彼女が吸血鬼ということだったのです!

 

 バイトは夜のシフトばかりで、昼のシフトに変わってほしいと頼まれても、それは無理。

 陽の光やにんにくに弱い吸血鬼の弱点を持ちながら、

 社会でひっそり生きている彼女の生活そのものが、面白味になっていますね。

 自分は「吸血鬼だ」と申告しても、そんなこと信じてもらえるわけもなし(´▽`;)

 でも、人の血を吸ったりもしていて、そのあたりはさすが吸血鬼といった様子。

 

 そして松田先生の作品らしく、コメディとしても楽しい。

 かわった形の本棚があるな~と思ったら、とても吸血鬼らしい【再利用】で、

 そこから月夜野さんが、いかに現代社会に適応しているかをうかがい知れるのも面白い。

 最後の、弱点がオチになる4コマにも笑いましたが、タイトルの「孤独」は気になる所で、

 そのあたりの改善?を望みつつ、ぜひともつづきに期待です!

 

 

 

【新連載!】

●黒い大家さん (こいずみまり 先生)

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 不思議な大家さんがいる古びたアパートを舞台に、そこで暮らす人々を描いた4コマ作品。

 ゲストを経ての連載スタート!

 高校生・白丸千花さんが下宿することになった古びたアパート。

 そこの大家・黒井華織さんはちょっとかわってはいるけれど良い人で、

 なんだかんだと楽しい日々が始まったのでした・・・ というお話。

 

 今回は、花が咲いていることに喜ぶ千花さん。

 クラスメイト2人、宮ノ平菊美さんと羽村桃子さんをアパートまで誘って、

 見物することになりましたが、大家さんによる花の解説に、

 いちいち魔女的なツッコミを入れているのが可笑しかった。 大家さん=魔女かよッ!

 華織さんも表情を変えずに動じていないのが、すごいなあ(^◇^;)

 

 さらに、菊美さんが住人の1人、河辺さんに“一目ぼれ”してしまったもので、面白いことに。

 河辺さん、一応女性なんですけどね。

 「女じゃ、ダメかい・・・?」なんて、本気で口説きにかかってるところがガチでした(´▽`;)

 桃子さんは華織さんが好きだし、千花さんのお友達はフラワーハイツに縁がありますねえ。

 などなど、個性的な大家さんや住人のいるアパートを舞台にくりひろげられるコメディ4コマ。

 連載スタートとのことで、今後も楽しみです!

 

 

 

【最終回!】

●さえずり少女しんしん鎌倉 (matoba 先生)

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 コミックスは5月発売予定とのことですが・・・ 最終回!

 金髪少女・コズリ=ビュシェルジェールさんによる、鎌倉物語も完結です。

 フランスからやって来たコズリさんの目的の1つ、想い出の場所。

 そこがついに判明して、静くんといっしょに訪問することに・・・

 

 おっちょこちょいなコズリさんが、周囲の景色に目を奪われて転んでしまっているのを、

 静くんが助けたり、手をつないじゃったり、何ともほんわりした2人の雰囲気が心地よい。

 そして目にする想い出の場所の風景が、鎌倉の街を一望できる素敵なもので

 とても清々しく、安らぐ気持ちにさせてくれました。

 

 本作品は、コズリさんの可愛さはもちろんのこと、

 こうした鎌倉の風景を切り取ったシーンも、大きな魅力であったと感じています。

 最後、心配してくれていた友人達との

 笑いのある一幕でシメとなっていたのは、よかったですね。

 大切な想い出にひたりながらも、明るく笑顔ですごせる毎日がある。

 そうした幸せをかみしめられるラストが、素晴らしかった!

 

 そして次回、特別編が掲載されるようです。

 まだ終わらない物語。 コミックスも5月発売ではありますが、ひとまずこれにて最終回。

 楽しませていただきましたー!

 

 

 

●恋に鳴る (山名沢湖 先生)

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 様々な想いを、「音」にたとえて描かれてきたオムニバスも・・・ 最終回!

 最後の「音」は、「♪」=すなわち音楽。

 音楽家さんの奏でる音が、淡い恋の思い出のごとく響くお話。

 

 博泰くんのつくった音楽が、九州だけのCMでとはいえ

 テレビで流れているらしいのですが、本人は聴けずにいるのだとか(^^;

 そんな博泰くんは、そうした地方銀行のCM曲や、英語教材のBGMなんかを作る音楽家で、

 下請け的な活動をおこなっていますが、本人はそれなりに楽しんでいる模様。

 夫婦2人で食べてゆける、というのは大きいですものね。

 

 そんな彼が好きなのは、ハナウタ。

 誰かが口ずさむハナウタが、頭の中にしっかり残っていて、

 だけどそれを曲としてカタチにする気はないというのだから、面白い。

 やがて彼にも子供ができ、その子が歌った歌にまつわるお話に、

 思わず頬がほころぶような感覚を覚えてしまったりと、なかなか楽しい最終回でありました。

 最後の音にも、なつかしさを感じますよね。

 

 本作品は、おもに恋心を中心に、その想いが音として詩的に表現される物語でした。

 時に優しく、時にたくましく、時に可笑しく・・・ 様々な音が心に響き、残りましたね。

 その集大成とでもいうのか、ラスト・エピソードは「音楽」でシメ。

 すべての音が奏でるメロディは、いつだって心からとりだせるのだと、しみじみ感じつつ・・・

 楽しませていただきましたー!

 

 

 

【新人4コマまんが大賞 今月の一本!】

・土地神ちゃんLV.1 (藻岩進斗 先生)

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 とつぜん神様になってしまった少女のお話。

 柚子葉ちゃんが10歳の誕生日に、おじいちゃんから告げられたのは、

 神様になってしまったということだった!? 「かみちゅ」ならぬ「かみしょー」。

 とくに深く考えず、笑顔で受け容れちゃう柚子葉ちゃんの可愛さと、

 10歳児が神様やってる(具体的に何があるわけでもありませんが)という状況の可笑しさ。

 そうしたものが面白味になっていますね。 つづきに期待です!

 

 

②へつづきます。