2013年4月号
表紙は、野球スタイルのらいかさん・・・
ですが、「目指せ!まんがホームラン王」て(;´∀`)
他、コミックス2巻が3月7日発売の『孔明のヨメ。』や、新連載『黒い大家さん』も!
今月の「わかるわかるーで賞」は、『私の好きな歴史上の人物』より、おーはしるい先生!
「三国志だったら魏国が好き」と述べるおーはし先生ですが、
横山光輝先生の『三国志』を読んだ際には、孔明と関羽にドはまりしたのだとか。
私も関羽スキーなので、そのあたりはよくわかりますし、
あの作品の孔明さんは、五丈原のシーンがひときわ印象深かったですからね。
〇〇を焼き殺そうとしたのはヒドイと思いましたけど(^^;
【3月7日、コミックス2巻発売!】
●孔明のヨメ。 (杜康潤 先生)
コミックス2巻、発売間近!
そんな今回、過去に親友・士元さんが、月英さんに求婚したという話を知った孔明さん。
いつも冷静な彼が、けっこう動揺しちゃってます。
やっぱり気になっちゃうんですか~?
なんてニヤニヤしちゃう一方で、士元さんに着替えを見られてしまった月英さんも動揺中。
半べそかきつつも、完全武装している姿には笑いましたが、
様子を見に来た孔明さんの手を、はしっとつかんで一緒にいてほしいと告げる月英さん、
いじらしくって、可愛らしかったじゃありませんか!
そして、士元さんの求婚話でしたけど、
乗り気でない縁談に、月英さんとの行き違いもあっての破談とあって、
孔明さんも一安心、ホッとしている姿がなかなかよかったですね~。
士元さんの「好みの乳」にはケラケラ笑いましたが、
月英さんの強烈なツッコミにも重ねて笑い!゜(*゜´∀`゜)゜
士元さんの放蕩者っぷりが、孔明さんの実直さと対比になってて良いコンビ。
月英さんとウブでラブな孔明さんと、月英さんから容赦ないツッコミ入れられる士元さん、
というのも面白い! 3月7日発売のコミックス2巻ともども、今後も楽しみです!
【ゲスト作品】
●ちっこいんちょ (トイシキ 先生)
3月7日、コミックス1巻が発売!
まんがタイムジャンボで連載中。
小さな身体になってしまった委員長さんのお話です。
バイトを頼まれたいいんちょさん。
「ちっこくて役に立たない」と遠慮したものの、
困っている人は放っておけないために、カフェでのバイトを引き受けることに。
はじめメイドカフェと言われて驚いたり、あいさつの練習したりするいいんちょが可愛かった。
制服姿も可愛らしかったけれど、店長さんにこき使われ、でも予想以上の成果を出したりと、
いいんちょの可愛さと優秀さが目立って楽しいお話でした。
本作品は、小さな身体をハンディキャップとせずに、
毎日を楽しく暮らしているいいんちょの姿が、面白味になっていますね~。
ついにコミックス1巻が、3月7日発売とのことで、注目です!
●200年の夜と孤独~おひとりさま吸血鬼~ (松田円 先生)
吸血鬼な女性が、現代社会で暮らす姿を描いた4コマ作品。
月夜野さんは、バイトしながら日々をすごす普通の人。
でも1つだけ普通じゃないのは、彼女が吸血鬼ということだったのです!
バイトは夜のシフトばかりで、昼のシフトに変わってほしいと頼まれても、それは無理。
陽の光やにんにくに弱い吸血鬼の弱点を持ちながら、
社会でひっそり生きている彼女の生活そのものが、面白味になっていますね。
自分は「吸血鬼だ」と申告しても、そんなこと信じてもらえるわけもなし(´▽`;)
でも、人の血を吸ったりもしていて、そのあたりはさすが吸血鬼といった様子。
そして松田先生の作品らしく、コメディとしても楽しい。
かわった形の本棚があるな~と思ったら、とても吸血鬼らしい【再利用】で、
そこから月夜野さんが、いかに現代社会に適応しているかをうかがい知れるのも面白い。
最後の、弱点がオチになる4コマにも笑いましたが、タイトルの「孤独」は気になる所で、
そのあたりの改善?を望みつつ、ぜひともつづきに期待です!
【新連載!】
●黒い大家さん (こいずみまり 先生)
不思議な大家さんがいる古びたアパートを舞台に、そこで暮らす人々を描いた4コマ作品。
ゲストを経ての連載スタート!
高校生・白丸千花さんが下宿することになった古びたアパート。
そこの大家・黒井華織さんはちょっとかわってはいるけれど良い人で、
なんだかんだと楽しい日々が始まったのでした・・・ というお話。
今回は、花が咲いていることに喜ぶ千花さん。
クラスメイト2人、宮ノ平菊美さんと羽村桃子さんをアパートまで誘って、
見物することになりましたが、大家さんによる花の解説に、
いちいち魔女的なツッコミを入れているのが可笑しかった。 大家さん=魔女かよッ!
華織さんも表情を変えずに動じていないのが、すごいなあ(^◇^;)
さらに、菊美さんが住人の1人、河辺さんに“一目ぼれ”してしまったもので、面白いことに。
河辺さん、一応女性なんですけどね。
「女じゃ、ダメかい・・・?」なんて、本気で口説きにかかってるところがガチでした(´▽`;)
桃子さんは華織さんが好きだし、千花さんのお友達はフラワーハイツに縁がありますねえ。
などなど、個性的な大家さんや住人のいるアパートを舞台にくりひろげられるコメディ4コマ。
連載スタートとのことで、今後も楽しみです!
【最終回!】
●さえずり少女しんしん鎌倉 (matoba 先生)
コミックスは5月発売予定とのことですが・・・ 最終回!
金髪少女・コズリ=ビュシェルジェールさんによる、鎌倉物語も完結です。
フランスからやって来たコズリさんの目的の1つ、想い出の場所。
そこがついに判明して、静くんといっしょに訪問することに・・・
おっちょこちょいなコズリさんが、周囲の景色に目を奪われて転んでしまっているのを、
静くんが助けたり、手をつないじゃったり、何ともほんわりした2人の雰囲気が心地よい。
そして目にする想い出の場所の風景が、鎌倉の街を一望できる素敵なもので
とても清々しく、安らぐ気持ちにさせてくれました。
本作品は、コズリさんの可愛さはもちろんのこと、
こうした鎌倉の風景を切り取ったシーンも、大きな魅力であったと感じています。
最後、心配してくれていた友人達との
笑いのある一幕でシメとなっていたのは、よかったですね。
大切な想い出にひたりながらも、明るく笑顔ですごせる毎日がある。
そうした幸せをかみしめられるラストが、素晴らしかった!
そして次回、特別編が掲載されるようです。
まだ終わらない物語。 コミックスも5月発売ではありますが、ひとまずこれにて最終回。
楽しませていただきましたー!
●恋に鳴る (山名沢湖 先生)
様々な想いを、「音」にたとえて描かれてきたオムニバスも・・・ 最終回!
最後の「音」は、「♪」=すなわち音楽。
音楽家さんの奏でる音が、淡い恋の思い出のごとく響くお話。
博泰くんのつくった音楽が、九州だけのCMでとはいえ
テレビで流れているらしいのですが、本人は聴けずにいるのだとか(^^;
そんな博泰くんは、そうした地方銀行のCM曲や、英語教材のBGMなんかを作る音楽家で、
下請け的な活動をおこなっていますが、本人はそれなりに楽しんでいる模様。
夫婦2人で食べてゆける、というのは大きいですものね。
そんな彼が好きなのは、ハナウタ。
誰かが口ずさむハナウタが、頭の中にしっかり残っていて、
だけどそれを曲としてカタチにする気はないというのだから、面白い。
やがて彼にも子供ができ、その子が歌った歌にまつわるお話に、
思わず頬がほころぶような感覚を覚えてしまったりと、なかなか楽しい最終回でありました。
最後の音にも、なつかしさを感じますよね。
本作品は、おもに恋心を中心に、その想いが音として詩的に表現される物語でした。
時に優しく、時にたくましく、時に可笑しく・・・ 様々な音が心に響き、残りましたね。
その集大成とでもいうのか、ラスト・エピソードは「音楽」でシメ。
すべての音が奏でるメロディは、いつだって心からとりだせるのだと、しみじみ感じつつ・・・
楽しませていただきましたー!
【新人4コマまんが大賞 今月の一本!】
・土地神ちゃんLV.1 (藻岩進斗 先生)
とつぜん神様になってしまった少女のお話。
柚子葉ちゃんが10歳の誕生日に、おじいちゃんから告げられたのは、
神様になってしまったということだった!? 「かみちゅ」ならぬ「かみしょー」。
とくに深く考えず、笑顔で受け容れちゃう柚子葉ちゃんの可愛さと、
10歳児が神様やってる(具体的に何があるわけでもありませんが)という状況の可笑しさ。
そうしたものが面白味になっていますね。 つづきに期待です!