2012年11月号
表紙は、『ドリフターズ』から与一さん! カラーは珍しいんじゃないですかね、彼。
今回のお話でも複雑な心情を垣間見せたり、それでいて安堵の表情が美少年だったりと、
なかなかに目立っておりました。
今月号、本当なら「エンブリオ」や「それ町」あたりも長文にして語りたかったのですが、
時間の余裕がないため割愛させていただきました。
「リュウマ」もめっさ面白かったので書きたかったのですが、来月号で書く予定なので・・・
『〇ア部!葉桜中学アニマル部』は、巻頭カラーで2本立て! 先輩がカラーで可愛いぞ。
ちょとエッチなインコさんが飛んできて、七緒くんになついてしまい、飼い主をさがすお話。
インコさんが面白かったり、メガネの春野さんが可愛かったり、にぎやかに楽しかった~。
『ワールドエンブリオ』は、柩姫・エンデに会いに行くリクたち。 その目的は話し合い・・・?
劉生のもとへ来たはずのレナについて情報を得ようとするも、ほんの些細なことから暴走。
エンデの泣き顔カワイイ(ォィ。 彼女の心のわだかまりが晴れる、一連の流れが良かった。
『超人ロック 風の抱擁』は、ついにミラ救出へ動き出したロック! これで上手く事が運ぶ、
と思いきや、メレー大佐はさすがだし、ミラにいたっては大変な状態になっているという・・・
そんな一筋縄でいかない展開に、焦らされつつも引き込まれます。 ヤシキさん、イイ人や。
『スピリットサークル 魂環』は、新たな過去生のお話へ突入することに。 今度は騎士か~。
「過去を視て互いに理解し合う」ことと、「理解で済んだら感情は要らない」の言葉は、
双方まっとうなだけにツライですね、このあたりがテーマかな。 終わりと思ったら続いた!?
『裸者と裸者~邪悪な許しがたい異端の~』は、謎の2人組に迫られて、反撃する双子!
前回、己の無力さを痛感した双子が、憂さ晴らしとばかりにはっちゃけ、新たな仲間を得る
様子が楽しかった! アイコと万里を加えて、旗揚げの双子。 やっぱ、こうでなきゃね!
『アリョーシャ!』、コミックス4巻が11月30日発売! そんな今回、松山くん喪失危機(違)
未留さんが除け者にされている悩みを、見事な方向へ誘導して解消させる岡田さんスゴイ。
そして、セーラ・マクラレンとケイティの日本アニメ抗争がおもろかったけど、ラストに驚き!
『それでも町は廻っている』は、町にたちこめる謎の霧をめぐり、くりひろげられる陰謀話?
まさかの紺先輩が陰謀論好きとは面白い! 「紫だったらジミヘンだ」には笑いましたわ。
うなぎの話題は切実で、時事問題と「知らない方が幸せ」を重ねてくる内容がお見事でした。
『リュウマのガゴウ』は、ボス・チームの物語が終わり、新たな話は隻腕のリュウマのもの。
折れた心をつなぎとめ奮起する姿、そして白皮から人を救う理由には笑いつつも、痛快!
心を取り戻し、新たな展開の物語に期待が高まります。 コミックス2巻、10月30日発売!
『ソレミテ』は、遠出のために車を出すことに! 運転するのは、なんと編集長・筆谷氏!
怖がりな方のようで目的地の八王子城についても即離脱(´▽`;) 森山先生からネームて。
八王子城の探索は、暗闇におびえつつもいつも通りな面白さ。 月明かりってスゴイねえ。
『スプライトシュピーゲル』は、ツバメvs謎のサムライじいさん! サムライ杜さん、強い!!
そんな彼が頼みごとをしてきますが、ツバメさんは信用してない・・・ という関係が面白い。
べっぴん言われて照れながら怒ったりと、ツバメさんの元気っぷりが楽しかったのですが・・・
『BLADEMON』は、後編! 仲間の死にも「守れなければ犬死に」と叫ぶ筆頭、ちと酷い。
それだけの覚悟をもって任務に忠実という事ではあるのでしょう。 最後の行動も見事です。
「表の顔だけで判断できない」テーマは一貫してますね。 も少し、報われてもほしいかな。
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
【コミックス6巻、10月9日発売!】
●球場ラヴァーズ (石田敦子 先生)
実央編、クライマックス!?
“赤い帽子の人”の居場所が判明し、会いに行くことになった実央さん。
初めての野球・・・ そこからの様々な出会いと出来事。
実央さんにとって、そうした大きな喜びを与えてくれるきっかけとなった人物ということで、
読者としても胸が高まる展開。 さて、どーなりますか・・・?
基町さんも、何やら堂本くんに誘われたり、部長の様子がおかしかったり、
みなみさん周りでも色々あったりと、話が動いているのかいないのか。
実央さんの2人への感謝の念もはてしなく、1つのシメに向かっているんだな~
と思わされるような内容でしたね。
そして、実央さんと“赤い帽子の人”。
何と言いましょうか、お互いマジメですね、と言いたくなるくらいに、もどかしい思考・行動。
こーきちゃいましたか・・・ と、少ししんみり。
でも、そんなムードを消しとばす、マツダの人々の雰囲気がよかったー!
スゴイな~、実央さんの前向きな歩みが、カープファンの心情と重なるような気分で、
得も言われぬ良さがありました! 実央さん、がんばってください!!
これにて、1つの物語に一区切り。
次回からは主人公を変えての新章スタートとのこと! あの人が主役ですか~、楽しみ。
それにしても本作品のカープ愛は、本当にすばらしい。
負けても負けても、時に腐ることあるけれど、それでも再び応援するその情熱。
そこから生まれる喜び・楽しさが、人生に、暮らしに、豊かな実りをもたらす構図が、
やや大げさに、しかしそれゆえに感動的に伝わってくる面白さ。
新しいスタートとなりますが、変わらず、今後も楽しみです!
【コミックス6巻、ほやほや発売中~!】
●天にひびき (やまむらはじめ 先生)
コンクールを迎えることになる1年生3人組。
冒頭のコンクール課題曲についての説明が、興味深い世界をのぞかせてくれます。
曲の解釈、自由度の問題など、このあたりがテーマになっているのかな、
と思わせるのが、新進気鋭2人の若手ですね。
田辺修一と、堂嶋卓。
片や楽譜通りに完成度の高い演奏をするタイプ、片や自由度の高い演奏をするタイプ。
コンクールの主役と目される両者に、「勝てるとは思えない」と考える久住くんですが・・・
そこへ美月さんが電話してきて、文句言ったり、励ましたりと面白い(^^;
彼女らしいといえばそうですが、言っていることはなかなか悪くないんじゃないですかね。
最後の一言が、やさしさに包まれた感じなのも好印象でしたよ。
そして、ついにコンクール本番。
ひびきさんからの「おまじない」を受け取る3人ですが、
中でも久住くんの意識は集中しているように見えますね。
このあたり、指揮者の考えを忠実に受け取る、演奏者としての姿勢を感じます。
まあ久住くんにとって、ひびきさんは「特別」ですからね、特別に意識したのかも。
さて、はたして久住くんの演奏はうまくいくのか・・・ 今後も楽しみです!
【コミックス1巻、ほやほや発売中~!】
●カラメルキッチュ遊撃隊 (大石まさる 先生)
今回は、怪現象が起きるテング山にてひと騒動。
もちろん、その原因はイホージンということで、
カラン・メル・イラとキッチュにて、その騒ぎの中心へ・・・ というお話。
いきなりガリバー旅行記状態になったのは面白かったけど、
そこから一転、神扱いになってたのは笑った!゜(*゜´∀`゜)゜ 小人もカワイイし。
しかし、そこに現れた巨大な竜!
カランは1人突撃を敢行しますが、無論かなうはずもなし。
この竜退治(?)、なかなかエキサイティングに楽しむことができました。
それにしても、カランさんは思考が安易というか、直線的というか・・・
イラさんのことを疑っていたのはいただけないな~。 好戦的だったし(´▽`;)
まあ、でもそのことを、イラさんの方が理解していたのは良い感じ。
カランさんも反省してましたし。 そんな様子がすばらしかった。
下手に突撃するのではなく、遠回りして解決へ向かうという流れもよかったです。
などなど、コミックス1巻発売中!
今までの大石先生作品に比べると、話もそれなりにまとまってますし、
キャラクターも散らかっていないので、親しみやすいかな~と思っています。
私はもちろん、1巻買いましたよ・・・ ということで、今後も楽しみです!