五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムきららキャラット 感想①

2011年08月31日 | ◆4コマ誌⑨ 不定期 きららキャラット

2011年10月号

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 今後、定期的に感想書けなくなるかもですが、

 今の所は大丈夫なので、できるところまで何とか・・・

 

 今月の「ホレなおしちまったで賞」は、『Aチャンネル』より、ユー子さん!

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 るんさんの身に起きた出来事に、ちょっと本気で怒っちゃったユー子さん。

 いつもなら、あたふたするだけなのに、るんさんのため(そしてトオルさんのことも考え)、

 きっちり怒っています・・・まあ、早とちりなんですけど(;´∀`) そんなとこも魅力だね。

 

 

 

●GA 芸術科アートデザインクラス (きゆづきさとこ 先生)

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 コミックス4巻、10月27日発売決定!!

 そんな今回、みんなで花火大会へ行くのですが、ノダちゃんはわけあって(?)仮面姿。

 しかし、これがこの話のキモとなるんだから面白い!

 下駄に慣れないキサラギ殿というのも、ちょっとした伏線になってるし。

 

 そして迷子になった仮面の少女を引き取りに、キサラギ・トモカネ・ナミコさんが駆けつける。

 かき氷を買ったはいいが、お財布ないとかノダちゃんらしい(^◇^;)

 もうここで、大した疑いも持たずに読み進めてしまうのだから、見事な展開のさせ方です。

 その後は、わたあめや、かたぬきや、ヨーヨー釣りやらで、縁日を楽しむ面々。

 いずれも面白いのだけど、ヨーヨー釣りで少し「おかしい」と気づかされ、

 キサラギ殿と“ノダちゃん”の会話で、「あれ?」と感じさせらてしまう流れが絶妙。

 

 それから、決定的におかしいと気づかされる、キサラギ殿の下駄修理(^^;

 これらすべてが楽しい空気の中で進行して、しこたま笑わせられた後、

 キサラギ殿がもらった「お返し」で、あったかい気持ちにさせられてしまうのだから、スゴイ!

 

 「一夏一夜の不思議な出会い」。

 最後に、きちんとお礼を言いに来るキサラギ殿の誠実さが、

 なんとも心晴れやかで、微笑ましくて素晴らしかったです。 もう友達だよね~。

 などなど、10月発売のコミックス共々、今後も楽しみです!

 

 

 

●アクアリウム (博 先生)

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 コミックス2巻、9月27日発売・・・ですが最終回!!

 紆余曲折を経ながらも、仲良くなったゆうさんとさおりさん。

 なのに、ゆうさんを家に誘いたくても、ウマく声をかけられないさおりさん。

 ゆうさんから「行きたい」言われてようやく、ちょっともったいぶった様子でOKて・・・

 そんなさおりさんが可愛らしい(●^o^●) 素直にな~れ。

 

 

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 しかしなぜか、ちほ&かよさんまでやって来て・・・

 ナチュラルに物色しようとする、ちほ&かよの遠慮ないこと!(*゜´∀`゜)

 でもこれって、さおりさんを「友達の輪」に加えたことの証明・・・ですよね。

 

 男友達はいるけれど、女友達がいないのが悩みだったさおりさん。

 周りからはクールとか思われていたみたいだけど、ここでの崩れ方が可愛らしい。

 ちほ&かよの冗談を真に受けて、ゆうさんのことを考えて絶叫しちゃったり、

 それを「まじめさん」とからかわれたり、そしたらゆうさんの胸に顔をうずめたり・・・面白ッ!

 でも、そんなやりとりが、さおりさんに女友達ができたことを感じさせてくれて微笑ましい。

 

 

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 一方、最終回だってのに、男どもは蚊帳の外!

 よしあきくんとゆうさんとの出会いからだいぶ経ちましたが、

 さおりさんを含めた3人の関係というものが軸にあった本作品。

 

 終盤の展開は、まさに「息がつまるほど青春」を感じさせてくれる素晴らしいもので、

 正直はじめのころはそれほど注目していなかった私も、物語が進むごとにぐいぐいと

 引き込まれていってしまうほどでした。 文化祭でのやりとりなんて、赤面モノでしたよッ!

 さおりおさんにとっては少しツライことではありましたが、それでもゆうさんとの関係は親密。

 それに、今後は苦労性のゆきおくんが何かと支えてくれるでしょうし・・・ねえ?

 

 しかし最後は、ゆうさんとさおりさんの関係に焦点を当てての完結。

 ゆうさんの純粋で一途でやさしい人柄と、さおりさんの素直でないけど可愛らしい性格、

 アクアリウムというものを介しての2人の出会いと交流が、やがて実を結び、

 親友としての関係を築いていく、そのような青春物語でした。 さおりさん、ツンツンしとった。

 

 おそらくアクアリウムは、多感な少年少女にとっての青春という時期に

 重なるメタファであったと私には感じられます。

 ゆったりとたゆたうように美しく・・・しかし、時には「息がつまる」ような空間。

 でも、楽しいんです。 そうした物語世界を、楽しく堪能させていただきましたー!

 

 

 

●もこもこBOX (☆画野朗 先生)

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 コミックス1巻、9月27日発売!!

 そんなわけで、トビラは可愛いルーさん・・・なのだけど、今回登場しておりませんよ?(^^;

 今回は、ラビ・カッチ・マメの3人が、なかなか起床できません・・・というお話。

 うん、いつものことだけどね!

 

 3人の中では一番しっかりしているラビが起きて、2人を起こそうとするものの、

 また寝そうになってしまい・・・という状況がくりかえされる面白さ。

 起きるのにも一苦労だな、この子たち(´▽`;)

 いちばん小さなマメを起こすのが大変でしたが、いっしょに遊んでしまったり、

 自由気ままなゆったり空気感が魅力で、なごまされながら楽しめてしまいます。

 

 こうしたゆったり感と、ぬくぬくもふもふしたモノがいっぱいのふわふわ感。

 そんなものが作品全体をやわらかく、そしてあたたかく彩っているのが魅力的ですね~。

 大きな話の流れもなく、爆笑4コマ・ネタがあるわけでもないのですが、

 そういった空気感にとらわれてしまうような作品。

 コミックス1巻の発売もありますし、今後も楽しみです!

 

 

 

●アライバルサバイバルリバイバル (IMO 先生)

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 フレッシュ☆ゲスト!

 以前、『びりけん。』でゲスト登場していたIMO先生ですね。

 今回は、南国リゾートを満喫する少女たちの話・・・と思いきや、遭難してしまったようで(^^;

 

 お金持ちのエリさん(ツインテール)のお誘いで、南の島へ向かいましたが、

 なぜか嵐の中をいかだで・・・って、君たち頭おかしいのん?(ォィ

 いや、アイさん(黒髪ロング)だけはまともな人なのだけど、他3名が楽観的すぎ!

 楽観的というか何も考えてないというか、そんな様子が安心感にはつながってる・・・かな?

 

 なので、他3名のボケに、アイさんがツッコミを入れるカタチが基本の4コマで、

 なかなか面白いのだけれども、1人苦労をしょい込むアイさんが少しカワイソウかも(;´∀`)

 最後はちょっとキレぎみに逃走してしまったけど、そんなこともうやむやになるような

 ラスト・オチに脱力! アイさんでなくとも、「なんじゃそりゃあああ」って言いたくなるわな!

 

 などなど、マジメなアイさんを中心に、悪くない感じの4コマ作品に仕上がっていますね。

 終始、深刻にならない他3名の明るさが楽しい雰囲気でした。

 1人1人のキャラクターを掘り下げていったら、さらに面白くなりそうなので、

 そのあたりに期待です!

 

 

②へつづきます。