2010年6月号
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●みそララ (宮原るり 先生)
今回は珍しく、カジさん視点でのお話。
前半はカジさんを主軸として、「仕事仲間にモノを頼む」ことを見事に描いていた印象。
気安く引き受けてくれることもあるけれど、大抵はそーでもなかったり・・・
「モノを頼む」ことの難しさってありますからね~。
たとえ同僚に対してといえども、簡単にはいかないものです。
まあ、棚橋さんの“兄魂”に火をつけちゃあ、交渉決裂も当然だけど(^^;
それだけでなくて、あの温厚なチーフですら口説けなさそうだったり、
大島さんの「地雷」踏んだりしていたのは、カジさんフツーに酷いッス。
カジさんのデリカシーのなさって、「素」だったのか~。 (追記) コミックスでのセリフ改変
いろいろあってペース乱されているのもわかるけど、それでも気配り足りなすぎ(^o^;)
彼の「毒」は、ある程度、意識して放たれているものだと思っていたので、
ここらへん、ちょっと意外に感じました。
いや、棚橋さんやチーフに対しては、思わず本音が先走っちゃった感があるんですけど、
大島さんへの言葉の何が悪いのか、分かっていないというのは、ちょっと・・・ねえ。
そう考えると、カジさんのデリカシーのなさは、女性に対しての部分が大きいのかも?
(アレでも、よかれと思って言っているようですけど)
ゆえに美苑さんに対しても、そこらへんがストレートに突き刺さってしまったということかな。
その美苑さん、珍しく不穏な空気をまとってます!(>_<) やはり引きずってますね~。
で、いつもとちがって、カジさんより優位に立って余裕かましたり、なんかクレバーだ。
でも美苑さんの態度に、カジさんもカチンときたり・・・収拾つくのかなコレ。
今後はたして、美苑さんのカジさんへのマイナス感情は払拭されるのか?!
さらに、その感情が反転して、桃色プラスに変化してしまうのか?!!
この次のテーマは、「職場恋愛」なのか?!!! ヾノ ̄∇ ̄;)ナイナイ(?)
そんなことも気になるけれど、それ以上に私が注目するのは、「仕事仲間との不和」。
人間関係良好な本作品において、これはかなり興味深いテーマかな・・・とも思いますので。
ここらへんがどう描かれるのか、そしてどのように収拾させるのか。
私はふだんの美苑さんが好きなので、早いところ、もとの彼女に戻ってほしい。
でも今回、思わぬ伏兵=マース社長が、すべてをかっさらっていきましたね~(^◇^;)
以前出てきた昔の写真から考えると、わからんでもないですけど・・・髪型がキーなのか。
さてさて、大勢集まりましたが、これからどうなるのか、楽しみです!
●天子様が来る! (安堂友子 先生)
コミックス『プレミアム天子様』、発売中~! 買いましたー!!
1つ1つのネタが楽しめるオーソドックスな4コマ作品であり、
天子様をはじめとするフェアリーズが「願い事をかなえる」ことを軸として、
それが微妙に(時に大きく)ズレたり、ブッ飛んだところにオチるというスタイルが
面白さの基本。
2006年以降の連載から抜粋された傑作選という感じで、いつも通りに楽しめますが、
おまけの「ふぇありぃず☆うらばなし」なんかも面白い!
福美サマが、なぜ「見てみたい」シリーズ担当なのかとか、
ユキジさまが、なぜあまり役に立たないのか(ヒドっ)などの理由がわかります。
フェアリーズ5名の特徴も、よい感じに把握できますね~。
その他にも、準レギュラー的なキャラクターたちの個性・楽しさも魅力。
今回も、天子様をまじえたアニキと舎弟のやりとりや、念珍さんへの和尚様のツッコミなど、
笑わせていただきました(^◇^;) 舎弟の妹さん、見てみたいな~。
もちろん、フェアリーズも面白い!
フェアリーズにシャーペンがタブーだというのは納得です。
イメージ画像の「へのへのもへじ」が説得力を増していますね!
そして、小夢サマがハンパに願いをかなえて公開された「怪獣映画」が、
ハンパどころかある意味「パーフェクト」なことに感動したー!
でも、これ怪獣でなくて恐竜っぽいよね・・・この両者は、似て非なるモノなのですよ?
そんな細かい事はどーでもいいとして、『プレミアム天子様』の話なのですが、
うらばなし「6」には気になる情報がのっています!!
これは、今後が楽しみで仕方ない!