僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

最低!

2017年10月08日 | 日記
今日は、ドンキチ(母ちゃん)の資格試験の日でした。

「明日は、朝五時に家を出るから」
教科書を広げていた、ドンキチが言いました。

『どうして、そんなに早く出るの?』
私は尋ねました。

「ファミレスで、勉強するのよ。
 ここじゃ、集中できないの」

早めに、試験会場に行かないと行けないし。
仕方がないか・・・。

『試験、合格すればいいね』
私は、布団に入りながら、そう言いました。

ところが・・・
「あ~、な防した!」
どこからか、悲鳴が聞こえてきました。

飛び出していく、家内。
なんか、不吉な予感・・・。

午後三時。無言のまま、家に帰ってきた家内。

『どうだった?』

「・・・」

『ダメだったの?』

「予想していたところが、出なかった。
 一問だけ、わかった」

「100%、落ちてる」

『落ちたの・・・残念。
 じゃ、結果をブログに書いてこようっと』

「あなたって、最低よね。
 仕事仲間は、よく頑張ったね、って言ってくれるのに。

 落ちた、落ちた、って何度も言って・・・。
 やさしくないよね」

「これだから、あなたって人気がないのよ。
 お寺が、しぼんでいくのよ」

『それは、頑張った人の言うことじゃないか。
 高いびきをかいて寝てるし、テレビを見ながら勉強するし・・・」

心の声を飲み込んで、私は言いました。

『ねぇ、打ち上げをしようよ』

「うれしい! あなた、おごってくれるの?」

『いや・・・君のおごりで・・・』

「・・・死ね!」

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