僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

痛い

2022年08月31日 | 日記
檀家さんか入退院を繰り返している。
喘息などの呼吸器系の疾患です。

もう高齢だから心配になる。
どうか元気になりますように。

祈るしかできないけど、
笑顔に会いたい。

母ちゃんの左足の指が晴れている。
お姉さん指のの骨が欠けた。

仕事でお風呂の介助をしていた時
脱衣所のイスに足をぶつけたらしい。

サクランボの色をした足の指。

申し訳ないけど、
ギョッとしてしまう。

見ている僕の方が痛くなる。

暑い8月も今日で終わり。

病気や傷だらけの体を
ゆっくり休ませてくださいな。

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生まれ変わったら

2022年08月30日 | 日記
人生をやり直せるとしたら
何になりたい?

最近、そんなことを考える。

お寺の二男として生まれて
無理にお盆さんにならなくてもいいのに、

「お前はお坊さんに向いている」
という父親の一言に騙されて、

他のお寺に婿養子に行くことを
宿命づけられた。

何度かお見合いをしたけど
根性がないから挫折した。

なんて負い目を今も抱いています。

まあ、母ちゃんに出会えたから
今の自分があるのだけどね。

結局、僕は他人任せ。
ダメな人間なのです。

そんな僕もあこがれがある。

もし人生をやり直せるのなら
自衛隊に入りたい。

防衛大を出て国を守りたい。

YouTubeを見ていると
血が騒いでしまう。

「根性がない。
 人間関係に耐えきれない。

 基本的な部分で、絶対に無理」

婿養子に行けない人間が
たわごとを言うな。

母ちゃんの一言にしゅんとなりました。

そうだよね。
僕なんか絶対無理だよね。

生まれ変われるのなら、
頭が良くて根性がある。

もちろんリーダーシップも。

そんな人間になりたいな。

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繕い上手

2022年08月29日 | 日記
お坊さんが法要で着る法衣。

色々な種類があるのだけど、

僕はよく
法衣のすそを踏んでしまう。

立ち上がる時にふん図家で
バリッていう音がする。

縫い目が切れた音。

お寺にに帰って確認すると
やっぱり切れている。

母ちゃん、縫ってよ。

「今日は疲れているから明日ね。
 そのハンガーに干しておけば・・・」

そっけない返事にムカッとする。
明日必要だったらどうするんだ。

まあ、暇だから必要ないのだけどね。

「もういい加減に新しい法衣を着なさいよ。
 ボロボロじゃないの」

そんな小言を言われながら
繕いだらけの法衣で、今日も頑張る。

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訃報

2022年08月28日 | 日記
鬼子母尊神祭のお手伝いに行きました。

お茶をいただいているとお寺の奥様が
口を開きました。

「あなたのお寺のお盆の施餓鬼法要で
 私の兄がお説教に来ていたでしょう?」

私がこの地に来て以来
毎年お説教に来ていただいたお上人様がいました。

ニックネームは「じゅんちゃん」。
とても魅了的なお坊さんでした。

そのじゅんちゃんの運転手として
九州からやってきていた青年がいました。

彼は塾の塾の先生をしていた
じゅんちゃんの教え子です。

法要の後、一緒に食事をして
楽しい時間を過ごしていました。

じゅんちゃんも二年前に亡くなり
残された彼は、

「僕が死んだらじゅんちゃんと一緒の
 お墓に入りたい」と言っていたそうです。

その彼が亡くなった・・・。
どうして?

やさしい笑顔。
やわらかな口ぶり。

たくさんの思い出が
一気に押し寄せてきました。

人はいつか死にます。
それは避けられないものです。

でも。

哀しいよ。

去っていく人の面影が
今はとても切なく感じる。

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哀愁

2022年08月27日 | 日記
夏の終わりに出荷される「なし」。
〇〇県の特産品です。

今年は甘みもあって美味しいそうです。
たくさん売れると嬉しいな。

朝晩の気温が下がっています。
毛布1枚では寒いくらい。

そろそろ掛け布団の出番かな。

お盆経に始まり、お盆経で終わる。
8月はハラハラ、ドキドキの一ヶ月でした。

それも、
もうすぐ終わりを迎えます。

さみしさを抱きながら
遅い夕食を食べました。

網戸からは夜の冷たい風が入ってくる。

裸族は終わり、
Tシャツが恋しい季節です。

明日は鬼子母尊神祭のお手伝い。
頭を刈りましょう

母ちゃんよろしく頼みます。

哀愁。

初秋の夜は
そんな気持ちを漂わせる。

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