DVD

ゴンキチの友だちが結婚する。

友人代表の祝辞か、
お祝いのDVDの作成。

「どちらか、お願い」
と頼まれて、DVD作成を選んだゴンキチ。

全国の友だちから動画を送ってもらい、
スマホで編集し始めました。

文字を入れて、音楽を入れて。
画面のサイズも式場の機器に合わせて。

そんなことがスマホで出来ることが
信じられない。

家庭用のDVDプレーヤーで再生できるように、
ビデオDVDを作る段階だけは、パソコンで。

「お父さんできる？」

できません。

ネットにある無料ソフトを
パソコンに入れて、作業開始。

スマホでソフトの操作方法を見て、
パソコンをあれこれいじっていると。

あれよ、あれよという間に完成です。

今の若い人はすごい。
僕は、絶対に無理だ。

いつも間にか時代遅れの人間になっている。
目の前にある現実が、どこか恐ろしい。

幸せ

帰省した子供たちと食事をしました。
久しぶりに見る、懐かしい顔。

仕事を替わりたい。
気に入らない人がいる。

後輩がうざい。

なんて言葉を聞くと、
あ～、社会人になったんだな、って思う。

友だち関係や
勉強のことで悩んでいた子供たちが、

僕の知らない世界で生きている。

安心する。
それと同時に、どこかさみしい。

母ちゃんは違う意見みたいでけど。

自称、なんちゃって霊感のある
先輩が僕に言っていた。

「君は、子供の時は幸せ。
　その後、苦労する。

　そして晩年は、子供の時以上に
　幸せになる」

夢物語の予言だけど、
今の子供たちの姿を見ていると、

これが幸せなのかな、って思う。

お金も大切だけど、
子供たちの幸せそうな姿。

それが親にとっての一番の幸せ。

元気に愚痴を言う子供たち。
どうかいつまでも健康でいてね。

そんなことを考えながら
お風呂に入りましょう。

しんみり

昨日、夜遅くに帰ってきたナオキチ君。
予定時間を大幅にオーバーしました。

夕食も食べずに、
ひたすら帰りを待っていた父ちゃんも
堪忍袋の緒が切れますよ、本当に。

なんて思っていたら、
母ちゃんの運転する車で帰ってきました。

「遅くなってごめん。
　電車で人身事故があったから・・・」

人身事故？
自殺なの？

新幹線で事故が起きたの？

私は恐るおそる尋ねました。

「在来線」

そう・・・。

って、新幹線で帰ってこなかったの。
在来線だから、こんなに遅くなったんかい！

ケチ！

はらわたが煮えくり返るぜ。

「あなたに、そっくりね」

母ちゃんが笑います。

旅先で大切な命を失う人。
自ら死を選ぶ人。

なんだか胸が痛みます。

どうか、
みんなが幸せでありますように。

ナオキチ君のゴールデン。ウィークは、
しんみりと始まりました。

ゴールデン・ウィーク

「お母さん、午後8時に駅に着くから
　迎えに来て」

仕事中の母ちゃんに
ナオキチから Line があった。

ゴールデン・ウィークの休みだって。
会社勤めはいいなぁ。

当日、急に、それも夜遅くの連絡です。

仕事が終わった母ちゃんが、
一時間以上、車で待つことになりました。

もちろん夕食も遅くなります。

本当に何を考えているんだろう。

人の迷惑を考えろよ。
社会人なんだから。

なんて威張っても、
ナオキチが帰ってきたら

＠お疲れ。疲れたでしょう」

だもんね。

親として情けないよ。

お腹がすいた。
我慢の限界だぜ。

ps

なんか毎日暗い話ばかりで、
心が暗くなりそうだ。

胸の痛み

北海道の遊覧船の事故。

北方領土の付近まで捜索すると聞いて、
ロシアの承諾が得られるのか、
と心配していました。

札幌の先輩に
そのことを聞くと、

「サケ・マス漁の交渉でも妥結したから
　大丈夫だと思う」

と聞いて、一安心。

早く家族のもとへ帰してあげたい。
そう願うばかりです。

でも事故が起きて、
ずさんな状態がわかる。

何度も繰り返される現状に、
憤りを感じます。

たまたま、そこにいたから。
めぐり合わせ・・・。

なんて残酷。

しっかりしろよ、日本。

観光も死と背中合わせだなんて、
どこにも行けない。

胸の痛みが消えようとしない。