僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

除夜

2016年12月31日 | 日記
今日は、大みそか。
2016年、最後の日です。

どこのご家庭でも、大掃除をして、新しい年を迎える準備をしていることでしょう。
・・・エッ、もうとっくに終わっているって?

「一年の計は元旦にあり」

新年を、どんな心持で迎えるかによって、一年の道行きが変わる。

古来より、家には「年神」が宿ると言われてきました。
そして、年神は新しい年とともに、降臨する。

家長は、みそぎをして、結界をした部屋で、供膳をお供えして、家族の安泰を祈る。
お正月とは、神聖な儀式でした。

けれど、その風習は、やがてすたれていきました。

古いものが、すべていいとは言いません。
けれど、古き時代の中に、大切なものがあった、と思うのも事実です。

もうすぐ、除夜の鐘が鳴ります。
煩悩を清める、108の鐘の音・・・。

目に見えないものを敬いながら、両手を合わせて祈る。
今夜は、家族みんなで、そんなひと時を過ごしてみたいものです。

皆様のご多幸を心中より、お祈り申し上げます。
よいお年を、お迎えください。


ps
本当に、古き良き時代っだったわよね・・・。
結婚の世話をしてくれる、近所のオバチャンもいたし。

ゴンキチが、言ってたわよ。
「私は、結婚しないと思う」って・・・。

どうするのよ。
誰か、世話をしてくれる人はいないの?

行き遅れたら、だれが責任とってくれるのよ。

あの時代を、返してよ!

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100均の修行僧

2016年12月30日 | 日記
新年を迎える準備をしています。
しめ縄や鏡餅を、本堂や山門に、飾り付けていきました。

新しい年を迎える。
ちょっぴり、緊張してしまうから、不思議です。

ところで、
私の住んでいるところは、すごく寒いです。

山口県って、本州の最南端に位置するはずなのに、家の中が氷点下になります。
昨晩は、特に冷え込み、寒くて眠れませんでした。

愛用の、「電気あんか」も役に立ちません。
フリースの上下と靴下を取りに行きたくても、寒くて布団から出る勇気がありませんでした。

身体が冷え切り、朝まで熟睡できませんでした。

  ねぇ、寒くて眠れないから、もっと暖かい布団を出してよ。

私は家内に、頼みました。

 「なに、甘えたことを言ってるの。
  この寒空の下、荒行に行ってる修行僧さんたちを見習いなさい。

  寒さと空腹に耐えてこその、お坊さんでしょう?」

  ・・・そうなんですか?

 「そうよ。
  そんなことも知らないの?」

  知りませんでした・・・。

  じゃ、せめて、ジョギング用の手袋を買ってくれませんか?
  すごく寒くて、手がしびれるから。

 「だって、あの手袋、100均だもの。
  ウールのような帽子も、100均のお店で買ったものよ」

  ・・・。

 「だって、あなた、『僕は、何でもいいよ』って、いつも言ってるじゃない」

ここまでくると、拷問です。

  みんな知ってるかい。
  僕は、荒行の修行僧さんたちにも負けない、厳しい生活をしてるんだぜ。

 「あなた一体・・・。
  誰に、話しかけているの?」


ps
ただいま、「へうけもの」という、アニメを見ています。
安土桃山時代を生きる、戦国武将の生きざまを描いた作品です。

忠義、義理、欲望。

人間だれしも持っている、心の清濁を、時にはシリアスに、
そして、時にはコミカルに描いていきます。

これが、すごく面白い。
クオリティの高さに、引き込まれてしまいました。

大人、必見のアニメです。
だまされたと思って、一度目にしてみてください。

損はしませんよ。


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坊ちゃん

2016年12月29日 | 日記
数人の先輩と、久しぶりに食事をしました。
大学時代の、先輩です。

札幌、福井、小倉・・・。
懐かしさのあまり、ちょっぴりお酒も飲みました。

私は、お酒があまり強くはありません。
ビールを1杯飲むと、もう夢心地になりました。

自然と口も滑らかになり、話に花が咲きました。

私は、友だちがどんなに出世をして、偉い人になったとしても、
1人の人間として、昔と変わりのない付き合いをしていきたいと、いつも思っています。

でも、そのことを口にすると、いつも人は「甘いね」という顔をします。
今日も、そうでした。

 「君は、本当に育ちがいいんだね。
  坊ちゃんだから、そんなことを考えるのさ。

  それじゃ、世の中渡っていけないよ」

プッツン・・・
私の中で、何かが切れました。

私は、坊ちゃんかもしれません。
でも、坊ちゃんから、坊ちゃんと呼ばれたくはありません。

もう・・・その後は、なにも覚えていません。

世の中は、競争。
人を蹴落としてでも、出世がしたい。

ある程度、それを成し遂げた人の中には、他人を見下す人もいます。

でもね・・・。
負け組の僕は、いつも思ってしまうんだ。

それだけじゃないだろう・・・って。
世の中が、それだけだとしたら、あまりにも哀しいだろう、って。

僕は、ヨレヨレの坊ちゃんだけど、このことだけは忘れたくない。

それだけは、失いたくないんだ。

そんなことを考えながら、私は家に帰りました。


Ps
今、先輩から電話があったわよ。
大丈夫ですかって。

あなた、色々文句を言ってたそうだけど、感謝しなきゃ。
あの人たちは、この世界では偉い人たちなんでしょう?

そんな人たちが、あなたみたいな人の心配をしてくれるんだから。

一番世の中のことをわかっていないのは、あなたなのかもね。


・・・先輩。
偉そうなことを言って、すみません。



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偽善者

2016年12月28日 | 日記
夕食後、ジョギングに行こうと、準備をしていました。

すると家内が、

 「来月の『星降る街』を、30日に発送するわよ。
  もう、パソコンで印刷終わった?」

と言いました。

  アッ、忘れていた。
  すぐにするから、待っていて。

早く走りたい、という気持ちを、心の片隅に追いやって、
キーボードを叩きました。

星降る街を初めて発行したのは、今から、20年前。

福岡から山口へきて、早く地域の人たちに、自分という人間を知ってもらいたくて、
毎月1回のペースで、発行してきました。

田舎は、郵便事情が悪いだろうと、
初めは、60キロ離れた、下関の本局の前のポストに、夜遅くに投函していました。

家内と2人で、悩んだり、苦しんだり、そして笑顔を見せながら続けてきました。
それが、もうすぐ20年になろうとしています。

  今まで、本当にありがとう。

ナオキチと一緒に、星降る街の封筒詰めをしている家内の後姿に、
私は、感謝の思いを捧げました。

Ps
そういう人のことを、世の中では、偽善者という・・・。(家内談)


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JRで帰ります

2016年12月27日 | 日記
ナオキチ(息子)から、「今日、帰る」と、連絡がありました。

  何時くらいに、帰り着くのかな?

僕は、家内に尋ねました。

  「JRの、各駅停車で帰ってくると言っていたから、
   5時間くらいかかるのかしら」

   5時間・・・?
   どうして、JRなんかで、帰ってくるの。
   いつものように、高速バスでいいじゃない。

 「それがね・・・。
  どうやら、友だちと2日続けて、屋台のラーメンを食べたみたいなの。
  そうしたら、今朝からお腹が痛くて、下痢になっちゃって・・・。

  何時、トイレに行きたくなるか、心配でたまらないから、
  怖くて、高速バスには乗れないそうよ」

それで、たとえ急な下痢でも、駅のトイレに駆け込むことのできる、
各駅停車の電車にしたというわけ・・・か。

まぁ、必死にお尻を抑えながら、高速バスの乗り続けるのもつらいだろうし。

でも・・・なんといいましょうか。
便意と5時間を、天秤にかけられるナオキチを、羨ましいと思うのは、なぜ?

 「こんなところまで、『あなた』に似なくてもいいのにね」

家内の何気ない一言が、なぜか妙に胸に刺さる、僕でした。




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