僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

やさしさ

2022年05月31日 | 日記
真夏日の一日。
お葬式に行きました。

一人住まいの女性。
家族はいません。

生前から面倒を見てきた
ご家族がお葬式を出しました。

葬儀には親戚の方々が集まり
家族葬形式で営まれました。

それでも、
とても心温まるお葬式でした。

やさしい。

お経を読んでいると、
ご遺族やご親族の気持ちが伝わってきます。

仲が良かったとか、
そうでなかったとか。

家族を大切にする人。
そうでない人。

不思議なもので、
お経を読んでいるとわかります。

だから、やさしさを感じると
そんな人たちをうらやましく思います。

僕の兄弟とは大違い。

お金があるとか、ないとか。
地位が高いなんて、

そんな単語で人を評価するけれど、
最後の、最後には
やさしさが一番大切なんだ。

火葬場に向かう車の中。

丁寧な運転をする霊柩車が、
すべてを物語っているような気がしました。

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親子喧嘩

2022年05月30日 | 日記
ある女性から
こんなお話を聞きました。

彼女はお店を経営しています。
長年一人で守ってきました。。

時々、嫁いだ娘さんが
お手伝いに来ます。

親子仲良く、お店を切り盛りしていました。

その娘さんとの仲が
最近ぎくしゃくししています。

お母さんの接客態度や話題について
娘さんが注意してくるからです。

私のお店なのに、
どうしてあなたから言われなくてはいけないの?

何も知らないくせに、
偉そうなことを言わないで。

お互い気が強い者同士。
議論はヒートアップしていきます。

でも最後は娘さんの勢いに
お母さんは負けてしまう。

その結果、お母さんは不眠症になったそうです。

人を使う。

他人でも難しいのに、
それが親子になると・・・。

お話を聞きながら、
私は何も言えませんでした。

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いろいろなこと

2022年05月29日 | 日記
最近の世の中は、
戦争、コロナ、お金・・・などの暗い話ばかり。

なんだか煮詰まってしまいます。

夕食時、履歴書を希望する職場に
出すのをためらっているゴンキチから
電話がありました。

「落ちたらどうしよう?」

電話を受けた家内は、
「そりゃ、と散るわよ」

断言しました。

それに、
今いる職場は、4年目に入り、
人間関係をはじめ、
いろんなことに慣れてきた。

ある意味、これから。

新しい職場に行かば、また最初から。
嫌な人もいるかもしれない。

同じ職種でも
仕事内容も想像とは違うかもしれない。

そんなことを考えたら、
どこにもチャレンジできないのは
わかっているけど、

あ~、変わらなければよかった。
と思ったとき、どうするのか。

ある意味、どこに行っても同じなんだけどね。
人間会計はどこにでもある。

要は、本人のやる気次第。

僕としては変わらないでほしいけどね。

「変わればいいのよ」
そう言い切る家内がうらやましい。

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自衛隊

2022年05月28日 | 日記
あるお寺様に
法要のお手伝いに行きました。

空は晴れて、まだ5月だというのに
気温は30℃近くまで上がります。

白衣を着ただけで汗をかきます。

その上に法衣を切ると、
もう地獄です。

まるでお盆の法要みたい
死にそうだ。

雨が恋しい。

梅雨間近だというのに
切実にそんな気持ちを抱いてしまいました。

そんな愚痴をこぼしていると
控えのお座敷で、ご住職が言いました。

「孫が自衛隊に入隊したよ。
 危ないからやめろ、といくら言っても
 聞かなくて・・・」

最近の世界を見回すと
どこか不穏な空気が流れています。

日本も例外ではありません。

事が起きれば真っ先に矢面に立つのが
自衛隊です。

そんなときに・・・。

「若い、今しかできないことをやりたい」

強い決意で旅立ったそうです。

身体に気を付けて。どうかご無事で。
たくさんの言葉が、頭に浮かびました。

戦後70年。
時は流れ、世界は変わる。

私たちの未来には
どんな世界が待っているのでしょうか。

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だまされてあげるよ

2022年05月27日 | 日記
憔悴しきった顔で
家内が仕事から帰ってきました。

「腰と足が痛い」

満身創痍。

どうしたの?

「足を滑らせた利用者さんを
 支えようとしたら、このありさまよ」

身体の大きな女性を
助けが来るまで一人で支えていたそうです。

「ひざを痛めた。
 もう何もしたくないから寝るわ」

テレビの前でゴロリと横たわりました。

哀愁を感じさせるその姿に
僕は声を掛けました。

じゃ、今夜のお寺の事務仕事
お休みにしようか。

「・・・」

僕は知っている。

テレビを見ているその顔に
ちょろいぜ、という笑みが浮かんでいたことを・・・。

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