辺り一面、霜柱が立っている。
儚げな銀世界。
吐き出す息が白く色をなす。
震えそうなくらい、寒い。
今日は、九州へ月忌回向のお手伝いに行きました。
最初のお宅は、8時15分に到着予定です。
お寺を出てしばらくして、
私は、ふとあることを思い出しました。
「母ちゃん。
来月の『星降る街』持ってきた?」
毎月、月末に郵便局員の友だちに、発送を頼んでいました。
「あっ、忘れた!」
青くなる家内。
慌てて、Uターン。
急がないと、約束の時間に遅れてしまいます。
でも、こういう時に限って、遅い車につかまってしまう。
イライラ、ドキドキ。
結局、30分遅れで高速に上がりました。
「あなたが、私に確認しないからいけないのよ」
アクセルを踏み込み、前を見つめる家内。
「なに言ってるの。
僕が少しでも触れると、
『うるさい』『しつこい』って、反撃するじゃないか」
「うるさい!」
車内で喚く、家内。
ねっ・・・これだもんね。
悪いのは、すべて僕。
「檀家さんには、きちんとあやまるのよ」
一体、誰のせいだと思っているの。
世の中、強く言い張った方が、勝ちなんですね。
儚げな銀世界。
吐き出す息が白く色をなす。
震えそうなくらい、寒い。
今日は、九州へ月忌回向のお手伝いに行きました。
最初のお宅は、8時15分に到着予定です。
お寺を出てしばらくして、
私は、ふとあることを思い出しました。
「母ちゃん。
来月の『星降る街』持ってきた?」
毎月、月末に郵便局員の友だちに、発送を頼んでいました。
「あっ、忘れた!」
青くなる家内。
慌てて、Uターン。
急がないと、約束の時間に遅れてしまいます。
でも、こういう時に限って、遅い車につかまってしまう。
イライラ、ドキドキ。
結局、30分遅れで高速に上がりました。
「あなたが、私に確認しないからいけないのよ」
アクセルを踏み込み、前を見つめる家内。
「なに言ってるの。
僕が少しでも触れると、
『うるさい』『しつこい』って、反撃するじゃないか」
「うるさい!」
車内で喚く、家内。
ねっ・・・これだもんね。
悪いのは、すべて僕。
「檀家さんには、きちんとあやまるのよ」
一体、誰のせいだと思っているの。
世の中、強く言い張った方が、勝ちなんですね。