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なんと3.22%!シティのサムライ債

2008-09-11 07:30:05 | Weblog

前回の読者アンケートを振りかえってみます。「生命保険の保険料がかなり安くなりそうなネット専業の生命保険「ライフネット生命」、どれくらい魅力的?」では・・・


 1位:保険料が月1万円以上安くなって魅力的 30%
 2位:自分で管理できて、分かりやすい点が魅力的 15%
  〃:営業員がいないので魅力的ではない 15%
  〃:信用できないので魅力的ではない 15%
 5位:保険料が少し安くなって魅力的 7%
  〃:新しいスタイルの保険会社である点が魅力的 7%


 となりました。1位は「保険料が月1万円以上安くなって魅力的」ですね。すごい!月1万円なら年間12万円のコスト削減。パソコンを買ったり、海外旅行にいけてしまう金額ですね。本当にそうならやるしかないような気がしますね。


 全体としては、「魅力的」派は6割、「魅力を感じない」派は3割、というような構成になっていて、比率としては魅力を感じている人の方が多いですね!すばらしいことです。


 「魅力を感じない」派のポイントは「営業員がいない」という点と「信用できない」という点ですね。案外、解決が難しいのは「信用できない」という点かもしれません。「営業員」の方はサービスだったり、圧倒的な価格差によって乗り越えられなくもないですが、「信用」の方は漠然としていますからね。業容、収益、評判、本社の場所・大きさ、社歴等々。総合力が問われる上に、ベンチャーには最も高いハードルですね。


 ただ本当の問題は、そういった具体的な不満ではなく、顧客の無関心さなのかもしれません。投票数はわずかに13・・・。生命保険の話なのでユーザーのみなさんのほとんどは何らかの生命保険に加入されていると思いますが、しかしあまり関心がない。


 愛情の裏返しは憎しみではなく無関心だ、とはよく言ったものですが、関心をもたれないことには商売になりません。ボクシングでも相変わらず情報量は亀田家関連のものが多いですしね。憎まれっ子は強し、ということですかね。この際、憎まれてもいいので関心をとりにいくかもしれませんよ、ライフネット生命さん? 


 では投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。9月13日まで。


〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=403


〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=281



 さて今回は、シティバンク銀行のサムライ債のニュースについて。


            --- Ginkou ---


利回りなんと年3.22%! 米シティが個人向けサムライ債
http://www.j-cast.com/2008/09/10026675.html


   米シティグループが、日本の個人投資家向けに円建て外債(サムライ債)を発行して、3150億円を資金調達する。個人向けに3150億円もの規模のサムライ債が発行されるのは初めてとみられ、2008年9月10日から募集を開始した(9月29日まで)。サブプライム損失の傷が癒えない欧米金融機関にとって、手元資金の確保は緊急課題だ。シティは、「傘下の子会社に対する資金提供や資本拠出、子会社の借入金の返済や借り換えを含む、通常の事業目的に充てる」としている。


日本はサブプライムの影響小さく、低金利


   シティグループが2008年度に発行する個人向けサムライ債は7月に続き2度目。そのときは総額1865億円で期間3年、利回り年2.66%だった。9月10日から募集がはじまったサムライ債は、100万円(100万円単位)から、グループ傘下の日興コーディアル証券などで買える。


   期間3年で、利回り年3.22%は個人投資家には大きな魅力。たとえば、3年もの円定期(9月7日現在の預金金利0.50%)に300万円を預けても、受け取り利息(税引き前)は4万5000円にしかならないが、このサムライ債の利息受け取り総額(同)は28万9800円にもなる。格付けでいえば、シティのAa3(ムーディーズ)は日本国債と変わらない。個人向け国債(5年固定)の利率は0.99%(税引き前)だから、比較にならない。


   欧米金融機関の中でも米シティは日本で、「シティバンク銀行」が積極的にリテール業務を展開していることもあり、個人への知名度もある。売れ行きもよさそうだ。


   シティにとって「年3.22%」の利回りは、決して高くない。米ドルに比べて円は、長く低金利が続いている。08年6月くらいからは、日本では景気後退懸念が強まり、円の長期金利が下がってきたため、円・ドルの長期金利の差はさらに拡大した。


サムライ債の発行まだまだ続く


   サブプライム問題の打撃が大きい欧米の市場では多額の資金が調達しづらい状況が続いていて、シティにとってサムライ債はまさに「渡りに舟」だ。


   「サムライ債」というと、投資経験の浅い個人投資家にはなじみが薄いが、株式ほどリスクは高くないし、富裕層向けの投資商品は品揃えが手薄なだけに、期待は高まる。


   日興コーディアル証券が4月から取り扱っている個人向けサムライ債は、豪州のコモンウエルズ銀行(4月と5月に400億円ずつ)とウェストパック・バンキング・コーポレーション(7月、216億円)、そしてシティと相次いでいる。


   国際金融アナリストの枝川二郎氏は「欧米金融機関は、日本の銀行ほど預金過多ではないので、資金調達の悩みを常に抱えている。いまの金利と為替水準をみると、まだまだ多くの金融機関がサムライ債の発行を考えているはず」と話している。


〔 出典:J-CAST 〕


            --- Ginkou ---


 今日、新聞を読んで驚かれた方もいたのではないでしょうか。シティバンクが日本で個人向けサムライ債を発行すること自体は珍しくもなんともありませんが、その利回りは何と年3.22%です!・・・と言っても多くの方は「3.22%」ではなく「サムライ債」のところで引っかかるでしょうね。侍ですからね、サムライ。何かそこに深い意味があったり、落とし穴があったりするのではないか、と勘ぐってしまいますが、実際には単に「外国の企業が日本で日本円で発行する債券」くらいの意味ですね。


 たまにトヨタとかドコモとか言った大企業が債券を発行して販売されていることがありますが、ああいった債券の中で「外国の企業」が「日本円」で発行するものが「サムライ債」と呼ばれているということですね。なぜ「サムライ」なのか、少し検索してみましたが出てきませんでした。ただ米ドル債を「ヤンキー債」と言ったり、ウォン債を「キムチ債」と呼んだりするようで、愛称というか業界用語のレベルなんでしょうね。


 そういう意味では「スシ債」や「ゲイシャ債」、「フジヤマ債」でも何でも良かったわけで、そんな中で「サムライ」というのはまだマシなネーミングですね(笑)。


 話がそれましたが、とても乱暴に単純に言えば「円定期みたいなもの」ということです。そういうと「3.22%」の金利の高さがよくわかると思います。上記のとおり個人向け国債でも0.99%のレベルですから、そんな低金利の中でなぜ3%を超える金利をつけるのか。


 1つ目は3,000億円という調達規模ですね。これくらい大規模になると、それなりに金利をつけないといけないということでしょう。


 2つ目はシティバンクから見るとそうは言っても悪くない金利ということなのでしょうね。他の通貨ならもっと調達コストがかかるでしょうし、円建てでも今のこの情勢ならもっと金利が取られてもおかしくないかもしれません。そもそも今のシティバンクに数百~数千億円規模でお金を貸す日本の銀行はないでしょうし


 というわけでそんなに「怪しくない」なら(実際に怪しくないと思いますが)、金利も高いし利用してみるか、となるのですが、そこで考えないといけないのはシティバンクのリスクです。上記ニュースでは「格付けでいえば、シティのAa3(ムーディーズ)は日本国債と変わらない。」という記述もありますが、最近わかったように格付けもいまいち当てになりません


 ぶっちゃけ、シティバンクが破綻する可能性もあると思います。その可能性は1%かもしれませんが3.22%の金利で1%の破綻してしまうリスクをとるのか、というところですね。1%ならそうですが、5%ならどうでしょう??そのあたりのリスクは十分に考えないといけないですね。預金と違って預金保険はありませんので、何があっても守られません


 ただ仮に破綻しても債券が全額消えてなくなるかというとそうでもありません。株はだめですけれどね。債券は会社の実体資産さえしっかりしていればかなりの部分が保全されます。そういう意味ではリスクはさらに減りますから・・・結論から言うと、筆者なら「とっていいリスク」だとは思いますね。とは言いつつ筆者の目標リターンは5%くらいなので、3.22%はちょっと低いです・・・。


 とはいっても「3%もリターンがあれば十分」という方は利用してもいいのではないですかね。


 注意点は繰り返しになりますが「シティバンクが破綻する可能性は結構ある」ということですね。少なくとも0ではありません。余計な心配ごとを抱えたくないという人は利用しないほうがいいでしょうねー。


 さて今回の読者アンケートは、「利回りなんと3.22!米シティバンクが発行する個人向けサムライ債は魅力的?」でいきましょうか。10月10日まで。
 
■利回りなんと3.22!米シティバンクが発行する個人向けサムライ債は魅力的?(10月10日まで)■
http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=407


 






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