さて、先週に引き続き、外貨預金・投資信託・カードローン・セキュリティのサービス一覧と証券会社比較を更新しました。
なお、先週更新した口座サービスと円定期預金金利比較、FX比較、住宅ローン金利比較についてはこちらからご確認ください。
■今月の金利更新(その1):
http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=673
5.外貨預金・外貨定期預金比較
http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=20
今月は
住信SBIネット銀行の「米ドル定期預金特別金利キャンペーン」が新しいキャンペーンですね。
為替相場はと言えば、再度円安を試す動きとなり、外貨預金への関心も高まっているのではないかと思います。外貨預金キャンペーンも盛り上がることを期待したいと思います。
為替相場の変動が大きくなっている中で、外貨預金への関心も高まっているのではないかと思います。外貨預金キャンペーンも盛り上がることを期待したいと思います。
さて評価ですが、いつものように
楽天銀行、
ソニー銀行、
三井住友信託銀行、
住信SBIネット銀行に加え、高金利が魅力的な
東京スター銀行、そしてキャンペーンが魅力的な
じぶん銀行を★★★としています。
米ドルは、リーマンショック後のアメリカの金融緩和の影響を受けてずっと下落が続いてきました。つまり円高が進んできたということですね。
しかしながら。
自民党への政権交替が徐々に現実味を帯びてきた昨年12月から円安を試す動きとなり、あっという間に100円を超える円安となりました。完全にスピード違反と言える状態です。
これは、貿易収支の赤字による実需の円安圧力に加え、4月4日に発表された「
異次元」と形容される、日銀の新たな金融緩和策の影響が大きいですね。
さらに海外に目を向けると、アメリカ経済は一足早くリーマンショックから立ち直り、金融緩和の出口戦略すら議論されている状況ですね。これも円安要因となってきます。
ただし、5月から6月にかけて急激に進んだ円安の反動から95円前後まで円高が進みましたが、足元では再び103円台と、更なる円安を試す動きとなっています。アメリカ経済の回復基調がますます鮮明になってきていますので、当面、この円安局面は続きそうですね。
もちろん日本の個人投資家からすればやはり円安トレンドの方が投資しやすいです。久しぶりの円安局面がもう少し長く続くことを期待したいと思います。
<ドル円為替チャート(1年)>
対ユーロでも140円を超え、円安傾向が加速しています。注目ですね。
<ユーロ円為替チャート(1年)>
それとは対照的に豪ドルは、やや反転の動きはあるものの、全体的には円高傾向ですね。こうした動きの違いは興味深いところです。
<豪ドル円為替チャート(1年)>
なお、2013年の当サイトのユーザー人気ランキングでは、
住信SBIネット銀行が1位となっています。
■外貨預金ランキング
http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#4
6.投資信託比較
http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=17
今月の新しいキャンペーンは、
住信SBIネット銀行の「SBI証券口座開設キャンペーン」と、
ジャパンネット銀行の「投信積立キャンペーン」ですね。
投資を検討されている方はぜひこういったお得なキャンペーンを利用してみてください。
さて、評価ですが★★★は、積極的なキャンペーンを実施している
楽天銀行としています。
また、投資信託のラインナップについては、多くの銀行でラインナップが充実してきて、さらにメガバンクもノーロード(手数料無料)ファンドを販売し始めたこともあり、「ノーロードファンド」の観点から
住信SBIネット銀行(SBI証券)、
楽天銀行(楽天証券)と
ジャパンネット銀行を★★★としています。
なお、2013年の当サイトのユーザー人気ランキングでは、
新生銀行が1位となっています。
■投資信託ランキング
http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#5
※投資信託リターン率(1年)ランキング
http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=17#4
投資信託のリターン率ランキングを見ると・・・今月の1年リターン率ランキングは・・・やはり先月に引き続き
日本小型株ファンドが1位を占めていることに加え、指数の倍以上値上がりする
ブルベアファンドも含め、上位10ファンドすべてが
日本株ファンドという大盛況ですね。特にブルベアファンドが7ファンドという状況です。
ブルベアファンドの場合、レバレッジがかかるということもありますが、リターン率も軒並み100%を超えており、これは1年で倍以上に増えた、ということを意味します。ものすごい上昇率ですね!そして1位の「
JASDAQ-TOP20指数ファンド」については何と287%。つまり4倍近いリターンだったことになります。凄まじいですね・・・。
ただ一方で、毎回ご案内しているように今までこのファンドのリターン率が400%や500%を超えていたことを勘案すれば落ち着いてきているのも事実です。このファンドが躍進した主因はおそらく「
パズル&ドラゴン」のヒットで株価を大きく伸ばしたガンホー株ではないかと思いますが、その株価のここ1年間の推移はこのようになっています。
1年前と比較すると見事な上がりっぷりですが、とりあえずのピークが過ぎつつあるのも間違いありません。一時15万円を超えていたものが、足元では7万0,100円ということですね。多少盛り返してきたとは言えピークから2分の1程度まで下落したということになります。それでも「
高すぎる」感はなくもないですが・・・。
ちなみに、これまた毎回ご案内しているように同じようなネット系ベンチャーは概ね苦戦しています。上場以来初めて赤字に転落した、先輩のmixiの上場以来の株価はこのようになっています。
2007年から2008年にかけて2万円を超える株価をつけた後に下落を続け、先月のこの時期は1,100円でした。
では足元ではさらに低迷しているかと言うと・・・何と1万円近くまで跳ね上がっていますね!一気に10倍近く上昇したことになります。ただし当然ながら、それほどまでの株価の上昇材料があるはずもなく12月13日現在では逆に5,060円のストップ安で終了しています。つまりは仕手系の株価のようになってしまっているということです。
そうやって株が投資家のおもちゃになっているということ自体、凋落の象徴と言えるのかもしれませんが・・・。
その後輩の、減益が報じられているGREEの1年の株価推移はこんな感じです。
DeNAはこう。
どちらもやや底入れの兆しがありつつも、基本的には浮き沈みが激しいということですね・・・厳しい世界です。
こうした傾向を見ると、毎月ご案内しているように、日本小型株ファンドの快進撃もいつ曲がり角を迎えるのか分かりません。具体的に上記「
JASDAQ-TOP20指数ファンド」の指数はこのようになっています。
やはり・・・ガンホー株価の推移とほぼ連動していることが分かります。さらなる上昇の機運はこちらも遠ざかりつつある、ということですね。今、投資してもさらに儲けるのは難しそうです。ご注意ください。
こうした日本小型株ファンドの高いパフォーマンスがいよいよ一段落すると、次はどういったファンドが成績上位に名を連ねるのでしょうね?そちらは楽しみにしたいと思います。
7.カードローン比較
http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=30
まず銀行系のカードローンを比較してみます。★★★は、信用力があって最低金利が3.0%と低い
オリックス銀行の「オリックス銀行カードローン」と、3.3%の
三井住友カードの「三井住友カードゴールドローン」となりました。
また、
ジャパンネット銀行が「ネットキャッシング」の最低金利を2.5%まで引き下げたようですね!こちらも★★★としておきます。
次に銀行グループ傘下のローン会社のカードローンですが、やはり銀行本体のカードローンと比べると金利は全般的に高いですね。銀行本体のカードローンの審査に落ちた場合などに利用すればよいと思います。
この中では、一旦返済すれば何度も1週間無利息になる、新生銀行グループの
シンキと、最低金利が4.7%となっている
アコム、そして4.8%となっている
モビットを★★★としました。
なお、2013年の当サイトのカードローン人気ランキングでは
オリックス銀行と
三井住友カードが1位となっています。
■カードローンランキング
http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#7
8.セキュリティ比較
http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=18
最近のセキュリティに関する動きといえば、
三井住友銀行が10月から、新たな認証方式である「パスワードカード」の導入を開始しています。既存のワンタイムパスワードとの違いは大きくなさそうですが、持ち運びのしやすさなどの利便性は相対的に高まっているようです。
このように各銀行がセキュリティ強化を急ぐ理由はと言えばもちろん、インターネットバンキング経由での不正送金被害が増加しているためですね。報道によれば11月までに被害額が約12億円になった、ということです。オレオレ詐欺などと比較すれば被害額は一桁少ないですが、それでももちろん注意が必要です。
そうした不正送金の主な手口ですが、偽のポップアップ画面によるもの、ということですね。
具体的にはウイルスに感染したコンピューターで、メガバンクなどのインターネットバンキングにログインすると、偽のポップアップ画面が表示されて、そこに騙されて乱数表の番号などを入力してしまうと、情報が盗まれ、犯人に不正にログインされてしまう、という手口です。
偽画面の例は、各銀行が発表していますので参考にしてみてください。
確かに巧妙ですし、こうしたウイルス感染を完全に防ぐことはできないのかもしれませんが、自衛手段は簡単ですね。フィッシングメールと同様に、「
何があっても乱数表の全ての組み合わせを入力しない」ということに尽きます。
インターネット上でいくら不正な細工をしても、手元にある乱数表の数字の情報を直接奪うのは不可能です。被害に遭うのはこうした数字を全て入力してしまった場合だけですね。結局のところ、最後はパソコンではなく人が騙されるかどうかにかかっています。今一度、上記原則を胸に刻みこんでいただければと思います。
通常、乱数表の入力は3マス程度だと思いますが、4マス以上だと「
おかしいぞ?」と思う姿勢が重要ですね。
ここで評価のポイントですが、以下の6つです。まだ全てが○の銀行はありません。
<評価のポイント>
1.生体認証カード
2.ICカード
3.乱数表
4.ワンタイム・パスワード
5.出金メール通知
6.不正利用保険
★★★は
みずほ銀行、
三井住友銀行、
楽天銀行、
シティバンク銀行の4行としました。
なお、2013年の当サイトのユーザー人気ランキングでは
住信SBIネット銀行が1位となっています。
■セキュリティランキング
http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#9
9.証券会社比較
http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=31
株式の現物手数料については、
SBI証券と
楽天証券、
マネックス証券、そして
GMOクリック証券がずば抜けて低いですね。特に利用する回数が多そうな、売買金額が10万円までが150円以下、50万円までが400円以下、100万円でも650円以下と、1,000円を大幅に切る水準ですね。魅力的です。
この
SBI証券と
楽天証券、
マネックス証券、そして
GMOクリック証券を★★★としました。
また、証券会社の口座開設キャンペーンについては、取引条件がいろいろありますが最大で2万円程度もらえるわけで、どうせ口座を開設するなら、ぜひこういったキャンペーンを併用していただければと思います。
さて株式相場ですが、2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災が転機となり大きく下落し、その後はどんぶらこ、どんぶらこと、日経平均で言えば8,000円から9,000円の間を行ったり来たりする日々が続いておりました。
そんな低位安定中だった日本の株価ですが、昨年末から上昇を始め、日経平均はあれよあれよと言う間に1万円を突破し、一時は16,000円に迫るところまで上昇しました!完全にスピード違反だったわけですが、得てして相場が過熱する時というのはこんなものなのかもしれませんね。
このように株価が上昇した最大の要因はアベノミクスへの期待と、大規模な金融緩和によるものですね。金融緩和が実施されれば原則的には円があふれることから円安要因となるわけですが、実際に大きく円安が進み、それと歩調を合わせるように株価も上昇してきました。
ただ急激な株式の上昇は、急激な株価の下落リスクも同時に育むわけで、5月から6月にかけて一転して株価は大きく下落しました。日経平均は12,000円台まで低下したのですね。
いよいよアベノミクスバブル=金融緩和バブルも終焉かと思ったわけですが・・・今回は結構しぶといですね。株価は上がったり下がったりジグザクしながらも、アメリカの金融緩和縮小観測を背景に円安が進み、足元では15,000円台まで上昇してきました。このまま行けば1万6,000円台も時間の問題ですね。2013年は非常に良い形でスタートしたわけですが、非常に良い形でゴールインしそうです。
波乱なく年末・年始を迎えることを期待したいと思います。
<日本の株価/日経225(1年)>
世界の株価は、為替相場の影響もあり、日本株以上にはっきりと上昇トレンドを維持しています。こちらも、このまま上昇することを期待したいと思います。
<世界の株価/MSCIコクサイ(1年)>
なお、2013年の当サイトのユーザー人気ランキングでは
GMOクリック証券が1位となっています。
■証券会社ランキング
http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#10
各銀行のサービスを調べたら、ぜひ「2013年版」ユーザーランキング投票にもご参加ください。あなたの1票が、結構、重要です。
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