さて、先週に引き続き、外貨預金・投資信託・カードローン・セキュリティのサービス一覧と証券会社比較を更新しました。
なお、先週更新した口座サービスと円定期預金金利比較、FX比較、住宅ローン金利比較についてはこちらからご確認ください。
■今月の金利更新(その1):
http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=710
5.外貨預金・外貨定期預金比較
http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=20
今月は
住信SBIネット銀行の「ユーロ定期預金特別金利キャンペーン」が新しいキャンペーンです。
また、ついに
ジャパンネット銀行が外貨預金サービスを始めていますね!為替手数料も低くて魅力的です。
さて評価ですが、いつものように
楽天銀行、
ソニー銀行、
三井住友信託銀行、
住信SBIネット銀行に加え、高金利が魅力的な
東京スター銀行、キャンペーンが魅力的な
じぶん銀行、そして上記の通り外貨預金の提供を開始した
ジャパンネット銀行を★★★としています。
米ドルは、リーマンショック後のアメリカの金融緩和の影響を受けてずっと下落が続いてきました。つまり円高が進んできたということですね。
しかしながら。
自民党への政権交替が徐々に現実味を帯びてきた2012年12月から円安を試す動きとなり、あっという間に100円を超える円安となりました。
これは、貿易収支の赤字による実需の円安圧力に加え、昨年4月4日に発表された「
異次元」と形容される、日銀の新たな金融緩和策の影響が大きいですね。
さらに海外に目を向けると、アメリカ経済は一足早くリーマンショックから立ち直り、順調に回復してきました。そしてついにアメリカで金融緩和縮小が始まったこともあり、さらなる円安の進展が予想されます。
ただ足元では新興国経済への懸念やウクライナ問題、さらには日銀の追加金融緩和への期待の後退もあり、102円前後をウロウロしています。グラフを見ると見事なまでにレンジ相場ですね!
もちろん日本の個人投資家からすればやはり円安トレンドの方が投資しやすいですね。レンジ相場を抜け出し、再度円安局面となることを期待したいと思います。
<ドル円為替チャート(1年)>
対ユーロでは、これまでの円安傾向がやや一服しています。
<ユーロ円為替チャート(1年)>
一方、豪ドルは、ユーロ・米ドルとはかなり異なった動きですね。こちらは徐々に円安傾向となってきました。
<豪ドル円為替チャート(1年)>
なお、2014年の当サイトのユーザー人気ランキングでは、
住信SBIネット銀行が1位となっています。
■外貨預金ランキング
http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#4
6.投資信託比較
http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=17
今月の新しいキャンペーンは、
住信SBIネット銀行の「人気の投信購入で最大2,000円プレゼント」ですね。
投資を検討されている方はぜひこういったお得なキャンペーンを利用してみてください。
さて評価ですが★★★は、積極的なキャンペーンを実施している
楽天銀行と
ジャパンネット銀行にしています。
また、投資信託のラインナップについては、多くの銀行でラインナップが充実してきて、さらにメガバンクもノーロード(手数料無料)ファンドを販売し始めたこともあり、「ノーロードファンド」の観点から
住信SBIネット銀行(SBI証券)、
楽天銀行(楽天証券)と
ジャパンネット銀行を★★★としています。
なお、2014年の当サイトのユーザー人気ランキングでは、
新生銀行が1位となっています。
■投資信託ランキング
http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#5
※投資信託リターン率(1年)ランキング
http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=17#4
2014年6月の投資信託1年リターン率ランキングは・・・先月、長らく1位に君臨し続けていた「
JASDAQ-TOP20指数ファンド」が一気にいなくなったわけですが、道連れのように他の日本株ファンドも全くいなくなりました。
つまりは日本株が大きく上昇してから1年以上が経つ一方で、それ以降、上昇が続かなくなったために成績がここに来て大幅に悪化した、ということですね。
ちなみにご案内してきたようにこのファンドの好成績の原動力は「
パズル&ドラゴン」のヒットで株価を大きく伸ばしたガンホー株ではないかと思いますが、その株価のここ1年間の推移はこのようになっています。
低迷し続けているわけですね・・・こうした株に投資するファンドが姿を消すのもやむなしです。
では今月1位となったのはどういったファンドかと言うと先月に引き続き「
ドバイ・アブダビ株ファンド」ですね!個性的なファンドです・・・。リターン率を見るとこのファンドだけ70%を超えており、2位以下を大きく引き離しています。
とは言いつつこうした中東・アラブ系の株式ファンドは侮れず、今月は2位・6位・7位に同じカテゴリーのファンドがランクインしています。しばらく中東株式ファンドの時代が来るのかもしれませんね・・・。ということでドバイの株式チャートをチェックするとこうなっています。
この1年では見事な勢いですが・・・この1ヶ月でかなり崩れてきていることが分かります。少なくともこれまでのようなリターン率を期待するのは難しそうですね。「
中東株式ファンドの時代」は想像以上に短く終わりそうです。
さて、それ以外のファンドと言えば引き続き「
バイオ」が健闘していることに加え、「
インド株ファンド」が8位と10位にランクインしてきました。インド株式といえば最近はずっと低迷している印象があったのですが、復調してきたのでしょうか?ということでインドの株価をチェックするとこうなっています。
お、確かに復調してきていますね!順調に上昇することを期待したいと思います。
このようにバラエティ豊かなファンドが毎月いろいろと出てくる状態というのは純粋に面白いですね。来月はどういったファンドがランクインして楽しませてくれるのかこちらも期待しておきたいと思います。
7.カードローン比較
http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=30
まず銀行系のカードローンを比較してみます。★★★は、信用力があって最低金利が3.0%と低い
オリックス銀行の「オリックス銀行カードローン」と、3.3%の
三井住友カードの「三井住友カードゴールドローン」となりました。
また、
ジャパンネット銀行が「ネットキャッシング」の最低金利を2.5%まで引き下げたようですね!こちらも★★★としておきます。
次に銀行グループ傘下のローン会社のカードローンですが、やはり銀行本体のカードローンと比べると金利は全般的に高いですね。銀行本体のカードローンの審査に落ちた場合などに利用すればよいと思います。
この中では、一旦返済すれば何度も1週間無利息になる、新生銀行グループの
シンキと、最低金利が4.7%となっている
アコム、そして4.8%となっている
モビットを★★★としました。
なお、2014年の当サイトのカードローン人気ランキングでは
オリックス銀行が1位となっています。
■カードローンランキング
http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#7
8.セキュリティ比較
http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=18
最近のセキュリティに関する動きといえば、
住信SBIネット銀行が2月から、スマートフォンを利用した認証サービス「
スマート認証」の取り扱いを開始しています。振込みのたびにスマートフォンで認証するものでセキュリティレベルはかなり高そうですね。
また、
三井住友銀行が昨年10月から、新たな認証方式である「
パスワードカード」の導入を開始しています。既存のワンタイムパスワードとの違いは大きくなさそうですが、持ち運びのしやすさなどの利便性は相対的に高まっているようです。
加えて
りそな銀行も、これまた新たな認証方式である「
ワンタイムパスワード生成アプリ(ソフトウェアトークン)」の導入を開始しています。 こちらも利便性が高そうですね。
さらに
三菱東京UFJ銀行は、インターネットバンキング専用の無料ウィルス対策ソフトの提供を始めています。
このように各銀行がセキュリティ強化を急ぐ理由はと言えばもちろん、インターネットバンキング経由での不正送金被害が増加しているためですね。報道によれば2013年の1年間の被害額が約14億円になった、ということです。オレオレ詐欺などと比較すれば被害額は一桁少ないですが、それでももちろん注意が必要です。
新たな不正の動きとしては法人向けインターネットバンキングが狙われているという話ですのでお心当たりの方、会社の方は十分ご留意ください。
そうした不正送金の主な手口ですが、偽のポップアップ画面によるもの、ということですね。
具体的にはウイルスに感染したコンピューターで、メガバンクなどのインターネットバンキングにログインすると、偽のポップアップ画面が表示されて、そこに騙されて乱数表の番号などを入力してしまうと、情報が盗まれ、犯人に不正にログインされてしまう、という手口です。
偽画面の例は、各銀行が発表していますので参考にしてみてください。
確かに巧妙ですし、こうしたウイルス感染を完全に防ぐことはできないのかもしれませんが、自衛手段は簡単ですね。フィッシングメールと同様に、「
何があっても乱数表の全ての組み合わせを入力しない」ということに尽きます。
インターネット上でいくら不正な細工をしても、手元にある乱数表の数字の情報を直接奪うのは不可能です。被害に遭うのはこうした数字を全て入力してしまった場合だけですね。結局のところ、最後はパソコンではなく人が騙されるかどうかにかかっています。今一度、上記原則を胸に刻みこんでいただければと思います。
通常、乱数表の入力は3マス程度だと思いますが、4マス以上だと「
おかしいぞ?」と思う姿勢が重要ですね。
ここで評価のポイントですが、以下の6つです。まだ全てが○の銀行はありません。
<評価のポイント>
1.生体認証カード
2.ICカード
3.乱数表
4.ワンタイム・パスワード
5.出金メール通知
6.不正利用保険
★★★は
みずほ銀行、
三井住友銀行、
楽天銀行、
シティバンク銀行の4行としました。
なお、2014年の当サイトのユーザー人気ランキングでは
新生銀行が1位となっています。
■セキュリティランキング
http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#9
9.証券会社比較
http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=31
株式の現物手数料については、
SBI証券と
楽天証券、
マネックス証券、そして
GMOクリック証券がずば抜けて低いですね。特に利用する回数が多そうな、売買金額が10万円までが150円以下、50万円までが400円以下、100万円でも650円以下と、1,000円を大幅に切る水準ですね。魅力的です。
この
SBI証券と
楽天証券、
マネックス証券、そして
GMOクリック証券を★★★としました。
また、証券会社の口座開設キャンペーンについては、取引条件がいろいろありますが最大で2万円程度もらえるわけで、どうせ口座を開設するなら、ぜひこういったキャンペーンを併用していただければと思います。
さて株式相場ですが、2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災が転機となり大きく下落し、その後はどんぶらこ、どんぶらこと、日経平均で言えば8,000円から9,000円の間を行ったり来たりする日々が続いておりました。
そんな低位安定中だった日本の株価ですが、2013年から上昇を始め、日経平均はあれよあれよと言う間に1万円を突破し、一時は16,000円に迫るところまで上昇しました!
このように株価が上昇した最大の要因はアベノミクスへの期待と、大規模な金融緩和によるものですね。金融緩和が実施されれば原則的には円があふれることから円安要因となるわけですが、実際に大きく円安が進み、それと歩調を合わせるように株価も上昇してきました。
また、今回の株価上昇はかなり腰が据わっているのが特徴です。その後何度か大きく下がる局面もありましたが、その後は堅調に回復してきました。
この5月も、新興国経済の先行きに対する懸念やウクライナ情勢などのマイナス材料に加え、日銀の追加金融緩和やアベノミクスへの期待が後退していることもあり14,000円前後まで低下しましたが、足元では15,000円台まで回復していますね!
さすがに2013年ほど株価が上昇することはないとは思いますが、今年が昨年同様、よい相場環境となることを願いたいと思います。そういい続けてもう6月ですが・・・。
<日本の株価/日経225(1年)>
一方、世界の株価は日本株と違い、しっかり上昇トレンドを維持しています。こちらも、このまま堅調に推移することを期待したいと思います。
<世界の株価/MSCIコクサイ(1年)>
なお、2014年の当サイトのユーザー人気ランキングでは
GMOクリック証券が1位となっています。
■証券会社ランキング
http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#10
各銀行のサービスを調べたら、ぜひ「2014年版」ユーザーランキング投票にもご参加ください。あなたの1票が、結構、重要です。
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