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メルマガ「間違いだらけの銀行選び」11月号。

2010-11-29 05:55:14 | Weblog
11月号の内容はこのようなものです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

□ 2010年11月号のコンテンツ □

 1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン

   (イオン銀行、みずほ銀行、ナショナルオーストラリア銀行他)

 2.最新ランキング

 3.読者アンケート結果

   ・国内の公社債に投資するファンドが人気のようですが、あなたの
    評価は?

   ・フコクしんらい生命の定額年金保険が売れすぎて販売休止となって
    いるようですが、この定額年金保険は魅力的?

   ・金=ゴールドは連日、過去最高値を更新しているようですが、
    金は投資対象として魅力的?

   ・9月の中間決算では、新規参入銀行の利益は伸び悩んでいる状況です。
    あなたは新規参入銀行を応援したい?したくない?

 4.今月の世界の株価収益率

 5.自腹で資産運用中!(4年8ヵ月目)

 6.5年11ヵ月目のひとりごと:「尖閣とTPP」+5,100本

 7.お問い合わせ

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池田泉州銀行:1年0.35%

2010-11-26 06:18:52 | Weblog
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

 前回の「キャンペーンを斬る」では、ナショナルオーストラリア銀行の円定期預金キャンペーンを取り上げました。気になる金利はといえば以下のようになっております。

■ナショナルオーストラリア銀行「円定期預金 外貨定期預金」キャンペーン

 ・1年もの 1.1%


 1年もので1.1%というのは今時、すごい金利ですね!日本の金利水準からすればありえない金利ですが、高金利が続くオーストラリアの銀行ですから、1.1%でも大丈夫ということなのでしょうか?

 となるとぜひ利用してみたくなりますが注意事項が何点かあります。最大のものはまず、預け入れ金額が2,000万円以上ということですね。200万円ではなく2,000万円です。

 筆者も含め、ここで検討を断念する方は多いのではないでしょうか(苦笑)。

 それ以外には

 ・新規資金のみ対象
 ・期間限定(12月24日まで)
 ・中途解約できない


などが挙げられます。またインターネットバンキングもありませんので、取引は店舗か電話になると思います。

 さて投票結果ですが、5つ★満点で、「2.7」。金利の割りには低い結果となっておりますね。まぁ、間違いなく2,000万円以上というハードルの高さが理由でしょうね。

 ただ一方で3割近い人が4つ★・5つ★に投票されておりまして、この中の多くの人は金融資産が2,000万円以上あるのかもしれません。筆者にはあずかり知らぬ世界ではありますが(笑)、ニーズがある方はぜひ参考になさってください。

 では、まだの方は投票をお願いします。12月19日まで。

投票:http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=641

前回のコラム:http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=444


 今回は池田泉州銀行のインターネット限定ネットプラス定期を取り上げたいと思います。



 お隣の朝鮮半島では大変なことになっておりますね。砲撃が飛び交う事態。北朝鮮側の被害が明らかになってくれば、韓国側の気持ちも少しは穏やかになるのかもしれませんが、しかし何とも痛ましい状況であります。今回は民間人の被害も出ているようですので、ご冥福をお祈りしたいと思います。

 ただ人的被害という意味では、哨戒船の沈没事件の方が大きいわけですし、韓国の国民としても、北朝鮮の指導部ととしても、戦争は避けたいでしょうから、これ以上、危機が広がることはないとは思いますが、国家権力というものの危うさと、平和のありがたさが身に染みますね。

 ヨーロッパでは長い長い戦乱への反省から、最終的にEUという共同体に深化していったわけで、やはり理想的には国境そのものをだんだん無くしていくことが重要ですが、アジアの場合は、宗教も価値観も政治体系も経済力も異なるわけでなかなか難しいでしょうね。

 次の世代やその次の世代が、我々よりもっと賢い解決策を導き出せるよう祈りたいものです。

 さて、そんな前振りとは一切関係がありませんが、久しぶりの池田泉州銀行ですね。池田銀行と泉州銀行が合併して池田泉州銀行となったわけですが、どちらもインターネットバンキングでのネット定期に力を入れていた銀行でした。

 合併後も引き続きインターネットバンキングには注力しているようで、「ネットプラス定期」の場合、このような金利になっております。

■池田泉州銀行「ネットプラス定期」

 ・1年:0.35%
 ・3年:0.40%
 ・5年:0.45%


 金利水準自体はそれほど高くはありませんが、低金利が進んでいる今では比較的高金利と言えます。

 そして「意欲的だなぁ」と思うのは支店窓口での定期預金との差を利息までキッチリ比較している点ですね(笑)。



 240円2,800円・・・これならインターネットバンキングを利用しますよね、普通。ある意味、「定期を作るくらいなら支店に来ないでね」というメッセージにも読み取れますが、どうなのでしょう?

 それとも、インターネットバンキングの未来や将来性に賭けているのでしょうか?

 後者であれば、先見性は高いと思いますが、ただどのインターネット銀行も収益レベルはひよこちゃんですからね。相当、長期的な視野に立たないと、ビジネス的にはなかなか成功しにくいと思います。

 真相は分かりませんが、ユーザーからすれば理由はどうあれ、高金利を提供してくれることが重要なわけで、ぜひ引き続き魅力的な定期預金をだしていってほしいと思います。

 ちなみに池田泉州ホールディングスの中間決算は52億円の黒字だったようです。

 http://www.sihd-bk.jp/fresh_news/0000000058/pdf/fresh.pdf

 ここで久しぶりに市場金利をチェックしてみると、5年ものなどはやや上昇する一方で、1年ものは最近、急落しておりますね。
1年ものは0.36%程度、5年ものは0.58%程度、という水準です。冬の定期預金キャンペーンもこのあたりの水準が目安になってくるのではないでしょうか。

■1年もの市場金利



■5年もの市場金利




 ここで、いつものように他の主要銀行と比較するとこんな感じです。

■1年もの円定期預金・金利比較(300万円~)

 ・オリックス信託銀行  0.35%
 ・池田泉州銀行     0.35%
 ・住信SBIネット銀行 0.24%
 ・ソニー銀行      0.21%
 ・楽天銀行       0.21%
 ・ジャパンネット銀行  0.19%
 ・三菱東京UFJ銀行  0.03%


■5年もの円定期預金・金利比較(300万円~)

 ・オリックス信託銀行  0.50%
 ・池田泉州銀行     0.45%
 ・住信SBIネット銀行 0.31%
 ・ソニー銀行      0.25%
 ・ジャパンネット銀行  0.23%
 ・楽天銀行       0.23%
 ・三菱東京UFJ銀行  0.08%



 ではこの、1年ものが0.35%、5年ものが0.45%となる、池田泉州銀行の「ネットプラス定期」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・相対的には高金利であることを勘案して「★★★★」としておきます。投票は12月26日まで。


>>>池田泉州銀行の「ネットプラス定期」について詳しくはこちら


1年ものが0.35%、5年ものが0.45%となる、池田泉州銀行の「ネットプラス定期」。あなたの評価は?(投票は12月26日まで) >>>投票はこちら


池田泉州銀行について、ご意見・ご感想はこちら >>>ご意見・ご感想





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お金持ちに大増税!?

2010-11-24 09:38:32 | Weblog

まずは、前回の読者アンケートを振りかえってみます。「9月の中間決算では、メガバンクは3,000億円を超える莫大な利益を計上しているのに対して、新規参入銀行の利益は伸び悩んでいる状況です。あなたは新規参入銀行を応援したい?したくない?」では・・・


 1位:応援したい/実際に新規参入銀行を利用している 72%
 2位:サービス次第/16%
 3位:銀行による/9%
 4位:応援したい/新規参入銀行は利用していない 2%


となっています。1位は「応援したい/実際に新規参入銀行を利用している」となりました。7割超ですから、圧倒的ですね。


 当サイトをご利用の方は、そもそも銀行の手数料やコストなどに敏感な方が多いと思いますので、手数料やサービス面で有利な新規参入銀行を利用している方が多いのは当然と言えるのかもしれません。


 とはいえ7割はすごいですね。世の中の7割が新規参入銀行の口座を保有していれば銀行の勢力図も大きく変わり、新規参入銀行の収益も間違いなくケタが1つか2つ増えると思いますが、それはまだまだ先のことであります。


 また今のようなゆっくりとした成長スピードであれば、既存の大手銀行も十分着いていけますから、大手銀行のサービス改善により結果的に、新規参入銀行の「生かさず殺さず」と言った状態が続いていく可能性もあります。


 預金者からすればもちろん、会社が存続してサービスが継続してくれさえすれば、その銀行の収益は500億円でも500円でもいいわけですし、別に新規参入銀行にこだわらず、大手銀行がよりよいサービスを提供してくれるのであれば、それはそれでよい、という考え方もあります。


 大手銀行であれば、都市部限定ではありますが、店舗もありますので何かと便利です。


 ですが。


 結局大手が残る、という結論はちょっと味気ないしつまらないですね。日本のような低成長のマーケットでは、勢い、限られたパイの奪い合いになりますので、全員がwin-winとなるのは難しいとは思いますが、新規参入銀行はぜひがんばってほしいものです。


 しかし株に関しては、個人の取引はネット証券が過半を押さえたと思いますが、ネット銀行は全体の1~2%、という状況は残念ですね。


 株と預金とでは確かにネットとの親和性が大きく異なるものと思いますが、とはいえネット銀行の残高が全体の1、2割になればまた様子も変わってくるでしょうね。個人的には期待したいと思います・・・。


 では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。


〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=640


〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=473



 さて今回は、昨今の増税論議について。


            --- Ginkou ---


高所得層に大増税のしかかる 相続税も退職金も控除も見直し
http://www.j-cast.com/2010/11/21081344.html


   政府税制調査会を中心に2010年末に向けて進む税制改正論議で、高所得層に負担増を求めるメニューが目白押しだ。財源不足が深刻な中、「目玉施策」のための財源探しがままならず、「取りやすいところから取る」(エコノミスト)ということらしい。だが、景気の先行き不透明感が強まっており、内需の柱である個人消費へのマイナスの影響を懸念する声も出ている。


   2010年11月9日の政府税調の全体会合で、所得税と住民税の見直しについての議論に着手。財務省の尾立源幸政務官が所得税見直しの論点として、「所得税の累進性と所得再分配の機能を回復するため、控除の見直しに取り組むことが必要」と訴えた。


年収1000万円以上は配偶者控除廃止へ


   「控除」は、収入から一定額を差し引いて所得税と住民税の課税対象から外すもの。所得税は所得が増えるにしたがって税負担も重くなる「累進課税」を基本にしているが、自民党政権下で各種控除が拡大され、累進性が弱まり、税収も減った。


   2009年、民主党が「控除から手当へ」との基本理念を掲げて政権に就き、2010年度の税制改正で扶養控除の年少部分(15歳以下)と特定扶養控除の一部(16~18歳)の廃止を決め、子ども手当の半額支給や高校の実質無償化の財源に充てた。11年度は、積み残しになっていた給与所得控除と配偶者控除、成年扶養控除を見直す。


   配偶者控除は、所得額にかかわらず38万円(住民税は33万円)を控除している。政府税調は、来年度からの子ども手当の上積みの財源として、年収1000万円以上程度の世帯について同控除を廃止する方向で検討を進める。


   給与所得控除は、一定額を必要経費として課税所得から差し引くもの。所得が増えれば控除額も増える仕組になっているが、これに上限を設ける方向で議論。「2009年も年収2000万円の上限が議論されたが高すぎる。1000万円前後が適当ではないか」(峰崎直樹内閣官房参与)との声がある。役員の給与の控除については一般給与の半分に抑えることも検討課題で、「一般社員より交際費も認められやすい」(財務省筋)などの理由からだ。


   23~69歳を扶養親族として持つ納税者が対象の成年扶養控除にも所得制限を設ける方向だ。


   退職金への課税強化も検討されていて、現行は控除後の2分の1を所得税の課税対象としているのを、短期間で退職した場合は控除後の全額を課税対象とするなどが有力だ。


   11日の税調全体会合で議論された相続税も同様。バブル期の地価上昇に合わせて引き上げた基礎控除が現在もそのままで、相続件数に占める課税件数の割合は、バブル期の6%台から08年には4.2%に低下し、相続税収もピーク時の4割強まで激減していることから、基礎控除の引き下げを軸に増収が検討されている。


子ども手当て支給に所得制限導入も検討


   現行の基礎控除(5000万円プラス法定相続人1人につき1000万円)を3000万~4000万円に下げる案が浮上している。ただ、生前贈与は減税して現役世代への資産の移転を促し、個人消費を刺激することを検討する。


   証券優遇税制延長の是非も議論。上場株式の配当と譲渡所得への税率を10%に軽減する措置は11年末が期限。金融庁は「証券市場を活性化させる」と延長を要望していたが、効果を疑問視する意見があり、本来の20%に戻すべきだとの声が強まっている。


   税制論議の行方とも絡むが、子ども手当てを3歳未満に限り増額する財源として、手当て支給に所得制限を導入することも検討されている。


   こうした一連の高所得層に狙いを定めた控除廃止など負担増は、自民党政権時代からの大きな路線転換になる。自民党時代は景気を良くするための個人消費拡大策として「購買意欲が強い高所得層を優遇した方が、効果があるとの考えが強かった」(エコノミスト)。


   これに対して民主党政権は「高所得層の優遇が行き過ぎた」というのが基本認識。「経済論としても、生活に余裕のない低所得層ほど消費性向(可処分所得のうち消費に回る割合)が高いから、低所得層の家計を暖める意味があるとの考えは一理ある」(エコノミスト)。


   いずれにせよ、個人への増税は可処分所得を減らすので、景気のマイナス要素であるのは間違いない。民主党内にも「この経済情勢で増税は極力回避すべきだ」(中堅議員)との慎重論も根強く、税制改正大綱決定まで、厳しい議論になりそうだ。


〔 出典:J-CASTニュース 〕


            --- Ginkou ---


 財政再建は日本の喫緊の課題の1つですね。折りしもアイルランドの財政問題がクローズアップされておりますが、日本も今までのように借金が増えていけば、いつか同じような状態になっていくことは誰に目にも明らかです。現在、国民1人あたりの借金は約713万円。去年まで600万円台じゃなかったでしたっけ?徐々に増えておりますね。


 4人家族なら実に2,800万円の借金です。これだけあれば家も建つし、マンションだって買えます。すぐに返すのは絶対不可能ですね。そのうち、われわれの子孫たちは、日本で生まれたことを後悔するのでしょうか・・・。まぁ、そういう場合はとっとと移住するのでしょうけれど。


 加えてより悲観的になってしまうのは、少子化により税収が縮小する一方で、高齢化により医療費や介護費用が増大することは目に見えている点ですね。


 またもちろん借金が増えているわけですから、利息も同様に増加します。収入が減り、支出が増え、借金が膨らむ。誰がどう見てもイケテない状況ですね。これを改善するためには収入を増やし、支出を減らすしかありません。その点では収入を増やす=増税する、という方向は不可避と思われます。


 しかしながら消費税という宝刀を抜けなかったこともあり、かつそんな状況にもかかわらず法人税減税を進めようとしていることもあり・・・ということが直接の原因であるかどうかは別にして、民主党政権のターゲットは今、高所得層に向いています。その主張のベースにある考え方はこんな感じですね。


・今まで、高所得層の優遇が行き過ぎたので、所得再分配の機能を回復させる


 「所得再分配」。とても無機質な言葉ではありますが、よく考えれば非常に危険でもあり、慎重に考えないといけない概念ですね。


 所得の高い低いというのはどういう要因で決まるのでしょうか?能力が大きな要素であることは間違いありません。しかし能力だけでお金持ちになれるほど、世の中は甘くないですね。努力も当然、必要になってきます。ただし能力があって、努力を惜しまない人は世の中にゴマンといます。ではその人たち全員がお金持ちになれるかと言うと当然そんなことはありません。


 最後の決め手は「」ですね。よりよい顧客に出会えるかどうか。よりよい支援者に出会えるかどうか。よりよい仲間に出会えるかどうか。「ご縁」と言い換えてもいいかもしれません。


 特に自分で事業を立ち上げて成功した人は、多かれ少なかれ、そういった「運・縁」がよかった、自分はラッキーだった、と思っている方が多いのではないでしょうか。


 仮に所得が自分の努力だけで決定されるものであれば、所得再分配なんて考え方は不要です。チャンスは平等で結果も公平。税率も全員20%とか、一律でいいですね。生活に苦しい人は努力すれば収入を増やすことができます。


 もちろん社会としてはそういった「努力が報われる」カタチがより公平・公正で理想的ではあります。


 しかしながら所得の高低が「運」によって大きく左右されるのであれば、「運」は決して平等ではない以上、「所得再分配」によって「結果はある程度、平等にしてあげる」といった機能が必要と言えるかもしれません。


 また、能力がある人には受け入れがたいかもしれませんが、生まれつき能力があること自体、「運が良かった」と言える面は正直あります。もちろん、能力自体は人それぞれ持っているわけですが、たまたま人より秀でた能力が「頭がいい」「センスがいい」「話が上手」「ルックスがいい」といった、ビジネス向きであったというのはやはり「幸運」と考えられますね。「ルックスがいい」ことがビジネス向きであることがどうかは意見が分かれるところではありますが・・・いえ、ねたみではありません。


 そう考えればある程度の「結果平等=所得再分配」の必要性は理解できます。


 とはいえ「努力だけで所得は決まらない」ものの、「所得と努力は明らかに相関し比例している」でしょうから、そういった努力を削ぐような税体系はよろしくないでしょうし、さらに、自分では努力せず、他人の努力に依存することを助長するような構造になってしまうのも困りものですね。


 収入から税金を取られるのは誰でもいやなものです。そういう意味では誰もが喜ぶ税体系というのはありえないのかもしれませんが、とはいえ納得感はある程度維持されている必要があります。


 現状の所得税の累進課税の上限は地方税なども含めると約50%ということですが、個人的にはこれが限界なのではないかと思いますね。もっと言うと、上限4割くらいがあるべき姿のような気がします。自分が高額所得者だとして、手取りと税金の比率が6:4くらいならギリギリ納得できますかねぇ。


 というわけで今のところは控除を減らすとかそういった類の議論ですが、今後、所得税の累進課税率アップにつながっていくとすると、筆者はあまり賛同できませんね。


 一方で相続税を引き上げること自体は賛成です。親が金持ちだったかどうか、というのはもう完全にですよね。


 さらに日本の金融資産の過半が60歳以上に集中しているわけですし、社会保障の大半が高齢者に支給されるわけですから、相続税の引き上げはある意味、高齢者同士の相互扶助、ということにもなります。


 テレビなどを見ていると、民主党議員がサラっと「弱くなった所得再分配の機能を回復させないといけない」と言っていますが、それが本当に納得感のあることなのかどうか、社会の生産性を高めることに資するかどうかは十分、熟議してほしいものです。


 「金持ちを貧乏人にしたところで、貧乏人が金持ちになるわけではない」というような趣旨の発言をイギリスのサッチャー元首相がした、というのは有名な話ですね。


 他方、「平等」というのは社会を安定させる上で大切なキーワードです。


 また日本の問題は、所得再分配の問題ではなく「少子高齢化」ですからね。これに対して真正面から取り組まないと結局、見当違いの対症療法が並ぶことになります。昨今の税金の話はどうも筋違いの方向に行っていると思うのは筆者だけでしょうか。


 では今回の読者アンケートは、「年末に向けて進む税制改正論議では、高所得層に負担増を求めるメニューが目白押し、とのことですが、あなたは高所得層(例えば年収1,000万円以上)の負担増に賛成?」でいきましょう。12月24日まで。
 
■年末に向けて進む税制改正論議では、高所得層に負担増を求めるメニューが目白押し、とのことですが、あなたは高所得層(例えば年収1,000万円以上)の負担増に賛成?(12月24日まで)
 
http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=642






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実況中継!自腹で資産運用~4年8ヶ月目(前月比+7万円)

2010-11-22 06:42:06 | Weblog
 このコラムは筆者の実際の資産運用の推移です。2006年4月から始めた想定ですので、4年8ヶ月目となります。実際はもっと前からやっていますが、この時期に運用を始めた資金があるのでその推移をご案内しています。筆者の失敗や成功から、何か運用のヒントを感じてもらえれば幸いです。


 なお、前号をご覧になっている方は間を飛ばして<4.運用実績>からご覧ください。また、最新号をご覧になりたい方は(本サイトの)メインメニューの「実況中継!資産運用」をクリックしてください。


■前号:http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=466


<1.運用方針>

1.毎日、資産運用するヒマはないし、かけた時間だけの「あがり」は期待できないので、見直しは月1回のみとします。
2.投資対象は分散したいので、投資信託を中心とします。
3.目標利回りは年5%。割合、低めです(笑)。リスクは積極的に取りますが、安全性も重視します。
4.投資方針としては、「逆張り=下がったら買い」を目指していましたが、今や全額投資状態になっていますのでポートフォリオ重視になりました。どちらかというと「上がったら売り」ですかね。
5.投資比率は、リスクが低めの債券を少なくとも1/3くらいは維持しようと思います。



<2.計算方法>

1.筆者の実際の運用結果に基づき利回りを算出しますが、あまり元本が少ないのも迫力がありませんし、あまり元本が多いのも真実味がない、ということで元本を大体500万円くらいに換算して計算します。したがって目標利回り年5%ですから年間25万円くらいの利益を目指すことになります。
2.2006年4月からスタートしたことにします。
3.手数料なども加味します。したがって、運用開始時はいきなりマイナス3%など、手数料分だけマイナスから始まります。
4.計算が面倒なので、お給料などの追加資金は含めません。



<3.現在の運用割合>





 普通預金もわずかとなり、全額投資=フルインベストメントに到達しています。今後は必要があればリバランスを中心に資産を組み替えていこうと思います。ただ、全体のバランスとしてはほぼ申し分ないかなぁと思いますので、今のところ積極的に何かを変更する気はありません。


 商品別の投資方針ですが、ある程度の安全性を確保する観点から債券ものは一定の割合を維持しようと考えています。


 株ものについては、日本株は高配当株と新興市場株に投資しています。日本株についてはそれほど強気ではないものの、長期的には日本債券よりはましなパフォーマンスを期待できることから、現状2割くらいのシェアで保有しています。今のところ、その期待は裏切られていますが・・・。


 海外株は中国(香港)、アジア、ロシア・東欧などの新興国を中心に投資してきました。現状、新興国は約1/4くらいです。


 ちなみにインド・ブラジルは投資のタイミングを逸しましたので投資先には加えておりません。今なら投資をしてもいいタイミングかもしれませんが・・・投資できる資金がありません(笑)。


 また海外株の方でも高配当株を加えています。新興国に偏っているポートフォリオを調整するのが狙いです。こちらは積極的に投資したいと思います。・・・って、こちらも資金はありませんけれど。何かを売却したら追加購入したいと思います。


 それ以外には、REIT(不動産投信)を加えています。インフレに強い資産のはず、です。今のところガタガタですが・・・インフレなんて先進国には永遠に来ないんですかね?



<4.運用実績>





 まずは運用実績の前月との比較です。前月から約7万円上昇しました。上昇幅は引き続きわずかですが、これで3ヶ月連続の上昇となっております。株価的には5月から続いていた「足踏み状態」からいよいよ脱却したのですかね?期待せずに期待したいところです。


 資産別に見ると全般的にどれも上昇していますが、特に上昇しているのが国内REIT国内株式/高配当株海外株式/高配当株海外株式/アジアです。アジア株を除けば、率直に言ってかなり意外な資産が上昇しておりますね。


 国内資産が大きく上昇するのも意外ですし、高配当株ということは先進国の大企業が中心なわけでここが上昇するのも意外です。世界経済の大きな流れとしては、新興国の経済が過熱する一方で、先進国の経済は足踏み状態が続いております。特に日本の場合は、対米ドルで円高の状態ですから、なかなか苦しいですね。


 そんな日本や先進国の資産が上昇するということは、いよいよ先進国にも景気回復の波が訪れてきた・・・のではなく、円安の影響はもちろんあるとしても、やはり昨今のもろもろの金融緩和の影響もあるのでしょうね。おそらく。


 日本の金融緩和策としては、ゼロ金利政策の復活が宣言され、日銀は「禁じ手」である株式やREITの直接購入に乗り出しました。今月の国内資産の上昇は、円安効果が大きいとしても、日銀の下支え施策も少しは寄与しているのではないでしょうか。特に国内REITが上昇したのは間違いなく日銀の購入決定が主因でしょうね。


■東証REIT指数(1年)





 さらに米国はとなると、金融緩和は6,000億円・・・ではなく6,000億ドルですからね。約50兆円となります。まさにケタ違い、ケタ外れですね。これだけジャブジャブお金があふれれば少しは株式市場にお金が流れよう、というものです。アメリカの株価は5月の「NYダウショック」で大きく下落したのですが、ここにきてその水準を回復してきておりますね。


■アメリカ株価(S&P500/1年)




 ただ若干の期待を込めて言うなら、今回の株価上昇は、単なる金融緩和効果だけでなく、アメリカ経済の回復を少しは織り込んだものと思いたいところですね。アメリカの経済指標は引き続きマダラではありますが。


 為替相場も上記のとおり円安方向になってきているわけですが、これはG20によってアメリカが更なる追加緩和を実施することが難しい雰囲気になってきたから、との解説をよく耳にしますが、こちらも若干の期待を込めて言うなら、アメリカ経済の回復を視野に入れた先高感や、金利の先高感が織り込まれ始めた、と思いたいものです。


■米ドル/円相場(1年)





 しかし今後の為替相場はどうなっていくのでしょうね?もうしばらくすればアメリカの金利は上昇し始め、日米の金利差が拡大し、円安ドル高になる可能性は十分あると思います。


 一方でアメリカでインフレ経済が続き、日本でデフレ経済が続くのであれば、教科書的に言えば長期的に米ドルの価値がどんどん下がり、日本円の価値が上がっていくわけですから、潜在的に円高圧力となります。


 また、日本の競争力が落ちて、日本のモノが売れなくなると円安になっていきますが、仮に日本のモノがそれなりに売れ続ける一方で、少子高齢化によって国内商品が引き続き落ち込んでいくと、経常黒字の状態は意外に長く続き、その点からも円高圧力がかかり続ける可能性はないわけではないですね。また円安になれば日本のモノの価格競争力が増し、販売が回復し、結果的に円高圧力になっていく、といったこともあるかもしれません。


 短期的には円高、中期的には円安、長期的には円高、というのが今の状況なのでしょうか?これならどちらに転んでも「予言は当った」と言えそうですが(笑)、いずれにせよ今回の金融危機で米ドルの信用力がさらに低下した、という事実は頭の片隅に入れておいた方が良さそうです。


 万年、フルインベストメント=全額投資の筆者が言ってもあまり説得力はないかもしれませんが、日本でデフレ経済がさらに続いても困らないように、資産の何割かは日本円の定期預金で保有しておいた方がいいのかもしれませんね。デフレなら株価も一緒に下がっていきますから、株よりは定期預金の方がいいです。


 もちろん日本の財政が破綻して、信用悪化→インフレとなる可能性も0ではありませんので、予断を持たない方がいいのかもしれませんが、こと日本に限ってはデフレが続く可能性もある程度想定しておいたほうがいいのかもしれませんね。


 と何だかとりとめが無くなってきましたが、世界経済は常にダイナミックに動いておりまして、何が起きてもおかしくありません。どういう変化が起きても困らないよう、「守り」も含めて資産はそれなりに分散いたしましょう。


 筆者は守りはほとんど意識しておりませんが・・・。





 通算成績は相変わらず中国だけがプラスの状態ですが、アジア株式の赤字幅が減少してきましたね。あと一歩です。早期黒字化に期待したいところです。





 損益の推移は上記の通り3ヶ月連続の上昇となりました。ありがたいことです。黒字化までの道のりはまだまだはるかに長いですが・・・。


 目標としては毎年25万円の利益。ということで通算5年となる来年の4月にこそ、今までのツケを返済すべく125万円の黒字を達成したいものですが、まずは借金返済ですね。


<5.今月の追加投資/売却>


 今月は普通預金もありませんし、追加の投資も売却もありません。


<6.他ファンドとの比較>


 筆者の運用スタイルはハイリスク・ハイリターンというよりはミドルリスク・ミドルリターンですので、以下2つのファンドと比較しています。


 ・3分法ファンド(内外の株式・不動産・債券に分散して投資)
 ・グローバル・ソブリン・オープン(先進国の債券に投資)


 そうするとこんな感じですね。3分法ファンドが緑、グロソブがピンクです。





 相変わらずの最下位です・・・。とは言いながら当面目標の財産3分法ファンドとの差は10万円と少し差が縮まりましたね。2位浮上を期待したいと思います。


 ちなみに安全資産の代表格であるはずのグロソブの成績が下がっておりますね。こちらもなかなか苦しい戦いになっております。


 では次回も来月のこの頃に更新予定です。黒字復活にご期待ください・・・いつのことやら・・・。


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11月の世界の株価収益率を更新しました。

2010-11-20 11:34:04 | Weblog
11月の、世界各国の主要株式市場の株価収益率(PER)一覧を更新しました。


<1.株価収益率(PER)とは?>


 株価収益率(PER)って何?という人にご説明しておきますと、株価が、その会社の利益の何倍くらいになっているか、という株価の割高・割安を示す尺度です。ある会社の一株あたりの利益が1万円として株価が20万円なら、20万円÷1万円=20倍、というわけですね。言い換えれば、「株価は利益の何年分か」を表していると言えます。株価収益率が20倍なら「利益の20年分の株価」ということですね。


 で、なぜこれが大事かというと、株価が割高か割安か、全てこれだけで説明できてしまうような万能のモノサシだからです。歴史上、たくさんのバブルがありましたが、多くは株価収益率が40倍とか60倍とか80倍という、利益額から見れば気の遠くなるような株価になったんですね。


 もちろん当時は、その「高い株価収益率」を正当化するもっともな理屈がたくさんあったのでしょうけれど、結果的にはどんなバブルもはじけ、高い株価収益率は「重力」に負けて低下し(時には破滅的なスピードで)、概ね15倍前後に落ち着いています。株価収益率は、特に株価が割高になっていないかどうか、目安としては「20倍を超えていないかどうか」チェックすればいいと思います。


 一方で例えば15倍未満の株価収益率は相対的に割安といえますが、割安には割安な理由があるので、飛びつくのはオススメしません。あくまで「割高」のチェックに用いると良いでしょう。



<2.今月の株価収益率>

 11月の世界の株価収益率の推移はこんな感じです。





 11月の株価収益率の平均は少し上がりましたね。先月の単純平均は14.05倍で、今月は14.06倍。上がったということは、株価が「割高」になった、ということになります。


 株価が「割高」になる理由としては2つで、


 ・株価が上がる
 ・企業の利益が減る



のどちらかです。


 というわけで、いつものように最近の株価の動きをチェックしておきましょう。


■日経平均株価(3ヶ月)





■日本を除く、世界の先進国の平均株価(3ヶ月)





■世界の新興国の平均株価(3ヶ月)





となっています。全般的に株価は上昇しておりますね。8月末を底にして復調基調となっています。引き続き調子が良いのが新興国ですね。完全な右肩上がりです。その次に先進国で、最後が日本、という位置づけは先月から変わりはありません。


 その日本もここに来てようやく上昇しはじめましたね。円安が最大の要因だと思いますが、もしかすると日銀の金融緩和も効いているのかもしれません。「禁じ手」であった日本株式とREITの購入に踏み出した、今度の金融緩和・・・それが本当に正しいことなのかどうか、という議論はさておき、せっかくそこまでやるわけですから相場が上昇することを期待したいと思います。


 さて為替相場を見るとこんな感じですね。


■米ドル円相場(3ヶ月)





 完全に反転しております・・・。政府による為替介入は全く効果がありませんでしたが、今回なぜ円安傾向になったかと言うと、アメリカが更なる金融緩和を行いにくくなったから、と言われております。本当かどうかは分かりませんが、やはり世界経済はアメリカを中心に回っているということですね。為替相場も然りであります。


 ただ一方で、今回の反転は11月決算の多いヘッジファンドによるポジション調整、という話もあります。どうなのでしょうね?いずれにせよ為替相場を読むのは難しいですね・・・特に短期的な動きになると筆者には全くできそうにありません。世の中のFXユーザーは儲かっているのですかね?


 さて上記3株価指数の具体的な数値で見てみると、1ヵ月で以下のような推移となっております。

 
・日本 :上がる(9,500円→10,022円)
・先進国:上がる(1,070ポイント→1,109ポイント)
・新興国:上がる(1,343ポイント→1,367ポイント)



 やはりどの指数も上昇しておりますね。したがって今月は「株価が上がって割高になった」と判断して良さそうです。


 問題はこの株価上昇がいつまで続くのか、ということですね。長い目で見ればリーマンショックで大きく調整しておりますし、短期的に見ても5月に先進国を中心に調整しておりますので、しばらく上昇してもおかしくありません。


 仮に株価がそれほど上昇しないとしても、株価としては割安になっているものが多いので、今の売り上げや利益が維持されれば十分有利な運用ができると考えてもいいかもしれませんね。


 その中で気になるとすればやはり新興国の株式の過熱感でしょうか。今のところ取り立てて割高になっている市場はなさそうですが、好事魔多し、ということで気をつけた方がいいと思います。


 特に今は日本をはじめとする先進国経済と、新興国経済とでは、経済の勢いに大きな差がありますからね。「まだまだ」と思っていると落とし穴にはまるかもしれません。少なくとも投資先の市場の株価収益率はチェックしておいた方がいいでしょうね。





 というわけで株価収益率を個別に見るとこんな感じですね。株価収益率が20倍以上の市場を当サイトでは「割高市場」と定義していますが、今月も先月に引き続き割高市場が1つもない状況ですね。


 投資家にとっては引き続きすばらしい状況でございます。日本株の割高感もかなり払拭されて、お手ごろな感じになってきましたね。それでも他の先進国と比較すると、相当な割高状態ではありますが。


 注目は先月と同様ですが、割高レベルまで後一歩となったインド市場ですかね。チャートを見るとこんな感じです。





 とは言いつつ実はこの1ヶ月でかなり下がっておりますね。1割くらい下がったのでしょうか?株価収益率も先月の19.40倍から、今月は18.85倍と相応に下落しています。


 株価下落の直接の原因は知りませんが、最近の上昇を考えればここで少し下落しておくのはいいことなのではないでしょうか。


 しかし全体としては、繰り返しになりますが、今後金融緩和が更に拡大するかどうかは別にして、今のところ先進国を中心に各国が金融緩和を積極的に行っておりますので、ジャブジャブに余ったお金が新興国に流れ込む可能性は十分あります。バブル発生には要注意ですね。



※参考:世界各国主要株式市場の株価収益率(PER)
  http://www.ginkou.info/modules/per/









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ナショナルオーストラリア銀行:1年1.1%

2010-11-19 06:51:42 | Weblog
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

 前回の「キャンペーンを斬る」では、関西アーバン銀行の関西アーバンダイレクト定期預金を取り上げました。ダイレクト専用支店「いちょう並木支店」の定期預金ですね。

 気になる金利はこういうことになっております。

■関西アーバン銀行いちょう並木支店「関西アーバン ダイレクト定期預金」

 ・1年:0.40%
 ・3年:0.50%

 ・5年:0.35%


 注意事項はといえば、この金利はあくまでダイレクト専用支店の商品なので取引は電話かインターネットになります。店頭に行っても金利は低いと思いますので注意が必要です。

 それ以外には特に注意事項は・・・ありました

 何か前もこれに引っかかったような気がしますが、今回も引っかかってしまいました。上記金利はあくまで「300万円以上」の場合の金利ですね。「100万円~300万円未満」だと金利はこうなります。

■「関西アーバン ダイレクト定期預金」100万円~300万円未満の金利

 ・1年:0.35%
 ・3年:0.40%

 ・5年:0.35%

 
 わずか0.05%~0.1%の差ではありますが、ちょっと魅力が低下してしまいますね。

 さて投票結果ですが、5つ★満点で、「2.8」。金利の割りには意外に低かったですね。真ん中が3つ★ですのでほんの少し、それを下回ったことになります。

 絶対的な金利水準が低い点や、5年ものが少し弱い点、あるいは関西アーバン銀行の知名度の低さが災いしたのかもしれませんが、やはり300万円未満だと金利が下がる点もマイナスポイントだったかもしれませんね。

 筆者もその点はノーマークで、毎回引っかかっているような気がします(苦笑)。それがなければ個人的には「5つ★」をつけてあげてもよかったかもしれません。何せ世の中低金利ですからね。

 ぜひ誤解の少ない金利の記載方法を期待したいと思います。では、まだの方は投票をお願いします。12月12日まで。

投票:http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=639

前回のコラム:http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=442


 今回はナショナルオーストラリア銀行の円定期預金キャンペーンを取り上げたいと思います。



 ここ数日、本当に寒くなってきましたね。今日(19日)は割合、暖かいようですが、だんだん冬の訪れを感じますね。冬といえばボーナスシーズンでありまして、概ね12月上旬くらいに支給されるのでしょうか?

 夏のボーナスは全体で見ればちょっぴり増えた、というのが結論だったと思いますがこの冬はどうでしょう?景気はまだまだ回復途上にありますが、企業の業績は少なくとも昨年度=2009年度よりは大幅に回復しているものと思います。

 この冬のボーナスの評価の対象となる期間が2009年度なのか今年度なのかよく分かりませんが、金額はともかくとして昨年より増えることはある程度期待できるのではないでしょうか。楽しみですね。

 ボーナスシーズンに入ってくれば銀行でもいよいよボーナスキャンペーンが始まると思いますが、今はちょっとまだ早いですね。来週後半あたり、魅力的なものが出てくることを期待したいと思います。

 さて今回は一足早くキャンペーンを実施している、ナショナルオーストラリア銀行の「円定期預金 外貨定期預金キャンペーン」を取り上げたいと思います。

 ナショナルオーストラリア銀行とは聞きなれない銀行ですが、南半球の国、オーストラリアのメガバンクですね。Wikipediaによればオーストラリア最大の銀行のようです。従業員数が約4万人、総資産が約52兆円ということですから、やはりメガバンクです。りそな銀行の総資産が約26兆円で、みずほ銀行の総資産が約73兆円なので、ちょうどその中間くらいの銀行ですね。
 
 気になる金利はといえば以下のようになっております。

■ナショナルオーストラリア銀行「円定期預金 外貨定期預金」キャンペーン

 ・1年もの 1.1%


 1年もので1.1%というのは今時、すごい金利ですね!日本の金利水準からすればありえない金利ですが、高金利が続くオーストラリアの銀行ですから、1.1%でも大丈夫ということなのでしょうか?

 となるとぜひ利用してみたくなりますが注意事項が何点かあります。最大のものはまず、預け入れ金額が2,000万円以上ということですね。200万円ではなく2,000万円です。

 筆者も含め、ここで検討を断念する方は多いのではないでしょうか(苦笑)。

 それ以外には

 ・新規資金のみ対象
 ・期間限定(12月24日まで)
 ・中途解約できない


などが挙げられます。またインターネットバンキングもありませんので、取引は店舗か電話になると思います。

 ナショナルオーストラリア銀行の魅力をもう1つ挙げるとすれば、その預金にはオーストラリア政府の保証がついていることですね。上限が日本と違い100万ドルとなっていますので、日本円に換算すれば約8,000万円となります。そういう意味では1,000万円超の資金の運用に悩んでいた方にはいい選択肢になるかもしれません。

 ただし、ナショナルオーストラリア銀行のHPで確認すると、この保証はどうやら2011年10月12日まで、ということで今から1年もので運用すると最後の方が、少なくとも現状のスキームからは対象外ということになってきます。

 オーストラリア最大の銀行であることを勘案すれば、つぶれることはまずないと思いますが、ご利用になる方はご留意ください。

 ではこの、2,000万円以上で1年ものが1.1%となる、ナショナルオーストラリア銀行の「円定期預金 外貨定期預金」キャンペーン。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・確かに高金利ですが、かなりハードルが高いので・・・「★★★★」としておきます。投票は12月19日まで。


>>>ナショナルオーストラリア銀行「円定期預金 外貨定期預金」キャンペーンについて詳しくはこちら


2,000万円以上で1年ものが1.1%となる、ナショナルオーストラリア銀行の「円定期預金 外貨定期預金」キャンペーン。あなたの評価は?(投票は12月19日まで) >>>投票はこちら


ナショナルオーストラリア銀行について、ご意見・ご感想はこちら >>>ご意見・ご感想





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新規参入銀は5行が黒字、2行が赤字

2010-11-17 10:33:01 | Weblog

まずは、前回の読者アンケートを振りかえってみます。「最近の大幅な金融緩和の影響を受けて、金=ゴールドは連日、過去最高値を更新しているようですが、金は投資対象として魅力的?」では・・・


 1位:魅力的ではない/価格が高すぎるから 42%
 2位:魅力的ではない/今後、価値がどうなるか分からないから 23%
 3位:魅力的 11%
  〃:魅力的ではない/金利がつかないから 11%
 5位:魅力的ではない/そこまで資産保全する必要がないから 7%
 6位:魅力的ではない/預金や株などで十分 3%


となっています。1位は残念ながら「価格が高すぎるから魅力的ではない」ということで4割の得票になっております。はい、筆者も全く同感であります。長期的なトレンドはよく分かりませんが、少なくとも短期的にはこの1年で3割近く上昇しておりまして、投機的なニオイがプンプンしますね。



■金価格(1年/ドルベース)


 



 ただ直近では少し下げておりまして、単なる米ドルの上昇によるものかもしれませんが、これから参戦される方は要注意だと思います。


 2位は「今後、価値がどうなるか分からないから魅力的ではない」というものですね。筆者の意見はどちらかと言われればこれですかね。金は当然、貨幣ではありませんから、産業用にせよ、貴金属用にせよ、資産保全目的にせよ、その値段は需要と供給のバランスで決まります。


 今のようにみんながドルなどの紙幣に対して「これだけジャブジャブ刷っちゃって本当に大丈夫か!?」と不安になってくれば、資産保全目的の需要が高まるのかもしれませんが、景気が回復してくれば、各国の財政も緊縮化していくと思いますので、その不安も後退していくものと思います。


 となれば需要の一部が減少し、価格が下がる可能性は十分ありますね。


 また、それ以上に読めないのは産業用や貴金属用かもしれません。産業用については、金のような高い材料は常に代替素材に取って代わられる危険性が高いと思われます。貴金属用についてもユーザーの嗜好が変わればどうなるか分かりませんね。金の最大消費地はインドだったような気がしますが(間違っていたらすみません)、インドの文化が西洋化していく中で消費が減退していく可能性は十分ありますね。


 どんなモノでも最終的に買ってくれる人がいるから値段がつくのであって、買ってくれる人がいなければ、どれだけ高い値段で買ったものでも、経済的には無価値です。


 将来的に金の価値がゼロになるとはもちろん思いませんが、資産保全の方法として有効かどうか、というのは判断に苦しむところです。しかしそう考えると資産保全の方法というのは意外に決定打が少ないですね。特に貨幣の価値を疑い始めると、そう簡単に代替手段がなさそうです。


 お金持ちの方のご苦労が少しは分かるような気がします・・・って、周りにお金持ちがいないので裏取りができませんが(笑)。


 では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。


〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=638


〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=472



 さて今回は、新規参入銀行の決算について。


            --- Ginkou ---


新規参入銀5行が最終黒字 4~9月
http://www.nikkei.com/


 新規参入銀行主要7行の2010年4~9月期決算が15日、出そろった。じぶん銀行とイオン銀行を除く5行で最終黒字を確保した。大手行より低い金利を武器にした住宅ローンなどの貸し出しが増えた。ただ、ソニー銀行、セブン銀行、ジャパンネット銀行の3行は営業費用の増加などで減益となった。


 住信SBIネット銀行は前年同期比14.4%増の14億円だった。住宅ローンを中心に貸出金が5652億円と3月末比27.8%伸びた。楽天銀行も個人向けローンが堅調だった。


 一方、ソニー銀は住宅ローン残高が前年9月末比10.5%増加するなど貸し出しは好調だったが、システム更新による減価償却費負担や税負担などが重く、減益となった。ATM運営が主力のセブン銀は改正貸金業法の完全施行に伴い、提携先のノンバンク顧客のATM利用が減少。手数料収入が低迷した。


 じぶん銀行とイオン銀行は口座数や預金残高は伸びたが、初期投資がかさみ赤字が続いた。


〔 出典:日経新聞 〕


            --- Ginkou ---


 新規参入銀行7行の中間決算が出揃ったようですね。記事によればソニー銀行、セブン銀行、ジャパンネット銀行、住信SBIネット銀行が黒字で、じぶん銀行とイオン銀行が赤字だった模様です。・・・あれ、6つしかないですね。残る1つは・・・日本振興銀行・・・ではなくて、あぁ、楽天銀行ですね。


 そういう意味では、あっさり黙殺されておりますが、この中間期は新規参入銀行の1つが破綻するというエポックメイキングな事件も発生しておりますね。通常の業界であれば8つ新規で参入する業者があれば、1つだけ生き残り、7つが破綻してもおかしくありませんが、銀行業界はその逆なわけで、それがいいのか悪いのかはよく分かりませんが、預金者が保護されている限り、ある程度新陳代謝が起きた方が健全だとは思います。


 銀行の営業時間は相変わらず平日の9時~15時。1週間でわずか30時間しかオープンしていない店舗は世の中広しと言えど銀行くらいじゃないですかね?


 そういう硬直的なサービスが徐々に改善されてきたのもやはり新規参入銀行などにより競争が誘発されたからで、そういう意味でも少なくとも預金者の立場から言えばそれなりに新陳代謝が起きた方がいいと言えそうです。


 そんなわけで筆者とすれば是非、新規参入銀行にはがんばってほしいわけですがこの中間期の利益をまとめるとこんな感じです。


■新規参入銀行の9月中間利益比較(昨年の中間期と今期の中間期)


 ・セブン銀行      96億円 →  89億円
 ・住信SBIネット銀行 13億円 →  15億円
 ・ジャパンネット銀行  13億円 →  11億円
 ・楽天銀行       8千万円 →  10億円
 ・ソニー銀行       9億円 →   7億円
 ・イオン銀行     ▲79億円 → ▲19億円
 ・じぶん銀行     ▲38億円 → ▲31億円


 この中で見れば楽天銀行の業績の回復ぶりと、イオン銀行の業績の改善が目立ちますね。


 楽天銀行の業績を詳しく見てみると、主に手数料の項目で「その他」というのが昨年に比べ5億円くらい増えているようですね。「その他」・・・ちょっと嫌な響きですね。何なのでしょう。また基礎的な収支は25億円くらいプラスなのに対して、「投資運用」で13億円くらい赤字になって、差し引き経常利益は12億円、という状態のようです。


■楽天銀行の業績
 http://www.rakuten-bank.co.jp/company/disclosure/situation.html


 実際、運用先として証券化商品など多くのリスク商品を購入していることが分かります。イーバンク銀行時代に投資運用に失敗して大損した歴史がありますからね・・・ぜひ同じ失敗を繰り返さないことを祈りたいと思います。


 次にイオン銀行ですがこちらは割合分かりやすく、預金と貸し出しが増え、経常収益が伸びる一方で、経常費用を抑えたので結果的に経常赤字が大きく減っております。このまま行けばそろそろ四半期ベースでは黒字化を果たし、来年度にはいよいよ通年で黒字化しそうですね。すばらしいことです!


 一方、気になるのがじぶん銀行ですね。赤字幅は改善してはいるものの単純計算すればあと5年くらいかかってしまう計算です。親会社が超優良企業ですので、経営に不安があるわけではありませんが、やはり新規参入銀行のビジネスのコアである預金も貸し出しも、じぶん銀行のようにプラットフォームが携帯がメインだとなかなか伸ばしにくい、ということになるのでしょうね。


 ただ今の20代以下の「携帯世代」が30代、40代になってPCに移行していくかと言うと意外にそうでもないような気がします。そういう意味ではじぶん銀行が飛躍するのはもう少し先、ということですかね。


 しかし全般として新規参入銀行の収益は少ないです。黒字の銀行だけを合算してもわずか132億円です。しかもそのほとんどはATMがメインのセブン銀行ですので、普通に口座を提供している銀行に限れば「10億円前後」という状態ですね。


 一方でメガバンクの中間期の利益はいくらかと言うとこんな感じです。


 ・三井住友(連結)  4,175億円
 ・三菱UFJ(連結) 3,568億円
 ・みずほ(連結)   3,418億円


 まさに段違い、桁違いですね。「10億円前後」から見れば300倍~400倍という水準です。文字通り「メガ」バンクです。


 筆者は判官びいきですので、正直、複雑な心境ではありますが、ただ日本の金融資産の過半は60歳以上に集中していて、で、60歳以上はやはりリアルの店舗や信用力重視でしょうから、今のところ従来型の銀行が強いのはやむをえないとは思います。


 しかし今、30~40代のPC世代が50代、60代になった時にリアル店舗を重宝するかといえばそんなことはないでしょうから、ゆっくりかもしれませんが、徐々に新規参入銀行の時代が近づいてくると・・・信じたいものですね。


 もちろん迎え撃つメガバンクが無策ということはないとは思いますが、ぜひ新規参入銀行には激しい競争を勝ち残って欲しいと思います・・・。 


 では今回の読者アンケートは、「9月の中間決算では、メガバンクは3,000億円を超える莫大な利益を計上しているのに対して、新規参入銀行の利益は伸び悩んでいる状況です。あなたは新規参入銀行を応援したい?したくない?」でいきましょう。12月17日まで。
 
■9月の中間決算では、メガバンクは3,000億円を超える莫大な利益を計上しているのに対して、新規参入銀行の利益は伸び悩んでいる状況です。あなたは新規参入銀行を応援したい?したくない?(12月17日まで)
 
http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=640






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11月の金利比較、更新しました(その2)。

2010-11-15 05:14:52 | Weblog
先週に引き続き、外貨預金・投資信託・カードローン・セキュリティのサービス一覧と証券会社比較を更新しました。

5.外貨預金・外貨定期預金比較
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=20


 今月の新しいキャンペーンは、住友信託銀行の「インターネット限定外貨預金キャンペーン」と三井住友銀行の「お金のいろいろご相談キャンペーン」ですね。

 さて全体の評価ですが、いつものように楽天銀行ソニー銀行住友信託銀行住信SBIネット銀行を★★★としています。

 中でもやはり住信SBIネット銀行住友信託銀行のキャンペーンが特に有利ですね。

 米ドル/円は、引き続き円高基調ですね。キレイな右肩下がりとなっています。こうしてみると少なくとも米ドルに対しては為替介入は全く効果がなかったですね・・・市場最高値の80円割れまで行きそうです。

 ・・・行きそうでした。

 が。

 11月初旬のアメリカの更なる金融緩和を受けてトレンドが少し変わってきましたね。金融緩和をした米ドルが上昇するなんてナンともおかしな話ですが、金融緩和により株価上昇 → アメリカの金利上昇 → 日米金利差の拡大期待による円安ドル高、ということですかね。

 にわかに信じがたいシナリオではありますが、しかし理由はどうあれアメリカの株価が堅調に推移するのであれば、為替のトレンドが変わってくる可能性はありますね。予断を持たず注視したいと思います。

 <ドル円為替チャート(1年)>
  

 一方、ユーロの方は今のところ安定的に推移しております。ただ一方で、再度、南欧諸国の財政問題がクローズアップされるという話もあり、こちらもまた動きが出てくるかもしれません。

 <ユーロ円為替チャート(1年)>
  

 豪ドルは引き続き底堅く推移しておりますね。しかし今や1米ドルも1豪ドルも日本円から見ればほぼ価値が変わらない状態ですね。昔は豪ドルは米ドルの半分くらいの価値しかなかったのですが。時代は変わるものですね。

 <豪ドル円為替チャート(1年)>
  

 なお、2010年の当サイトのユーザー人気ランキングでは、住信SBIネット銀行が1位となっています。

 ■外貨預金ランキング
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=15#4


6.投資信託比較
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=17


 今月の新しいキャンペーンは、住信SBIネット銀行の「SBI証券口座開設キャンペーン」、楽天銀行の「楽天銀行ファンド・セレクション4本お申込手数料半額」、三井住友銀行の「インターネット・モバイル専用ファンドお申込手数料新規ご購入実質ゼロキャンペーン」、そして住友信託銀行の「新ファンド投信キャンペーン」ですね。

 引き続きなかなか賑やかです。円高、株安という状況ですので、すでに投資信託を持っている方には厳しい局面かもしれませんが、これから投資しようとしている方にはいいタイミングですね。

 さて、評価ですが★★★は、上記の通り積極的なキャンペーンを実施している住信SBIネット銀行楽天銀行三井住友銀行、そしてジャパンネット銀行としています。

 また、投資信託のラインナップについては、多くの銀行でラインナップが充実してきて、さらにメガバンクもノーロード(手数料無料)ファンドを販売し始めたこともあり、「ノーロードファンド」の観点から楽天銀行ジャパンネット銀行を★★★としています。

 なお、2010年の当サイトのユーザー人気ランキングでは、楽天銀行が1位となっています。

 ■投資信託ランキング
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=15#5

 ※投資信託リターン率(1年)ランキング
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=17#4


 今月もまたランキングが変わりましたね。今までの上位ファンドの流れを見ると、しばらくREITファンド → ブルベアファンドや、金=ゴールド関連ファンド → 新興国ファンドという流れで栄枯盛衰が進んできましたが、今月はREITが2本、ブルベアが2本、ゴールドが1本、新興国関連が4本とやや入り乱れておりますね。

 簡単に総括しようと思えば、各国の金融緩和によりあふれたマネーがいろいろな資産に流れ込んでいる、ということになりますが、まぁ、そんな簡単な話ではないでしょうね。1年ものリターンの成績がいい理由は、今、好調で価格上昇が続いているものもあれば、そうでなくて昨年、たまたま低すぎたものも含まれていると思います。REITあたりはどちらかと言うとそっちの理由なのではないでしょうか。

 一方で、新興国ゴールドの成績がいいのはやはり、各国であふれたマネーが先進国を避け、そういったものに流入しているからではないでしょうか?チャートだけを見れば、もうすでに「バブル」状態に入っていそうなものもありますね。当然、バブルはいつか弾けますから、今、値段が高騰しているものに手を出すのは得策ではありません。

 ・・・そう考えるとこういうリターン率ランキング自体、バブルの危険性を考えれば「買ってはいけないランキング」と言えるのかもしれませんが・・・。

 いずれにせよ新興国やゴールドに投資する場合は、チャートをしっかり確認し、いかにも株価が跳ね上がっていそうな場合は、手を出さないか、短期投資=投機と割り切り、いつでも逃げ出せるようにしておいたほうがいいのでしょうね。


7.カードローン比較
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=30


 まず銀行のカードローンを比較してみます。★★★は、この中では最低金利の5.0%前後になっているオリックス・クレジットの「オリックスVIPローンカード」、みずほ銀行の「みずほ銀行カードローン」、そして三菱東京UFJ銀行の「三菱東京UFJ銀行カードローン バンクイック」となりました。

 次に銀行グループ傘下のローン会社のカードローンですが、やはり銀行本体のカードローンと比べると金利は全般的に高いですね。銀行本体のカードローンの審査に落ちた場合などに利用すればよいと思います。

 この中では、一旦返済すれば何度も1週間無利息になる、新生銀行グループのシンキを★★★としました。

 なお、2010年の当サイトのカード人気ランキングでは、みずほ銀行が1位となっています。

 ■カードローンランキング
  http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=547


8.セキュリティ比較
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=18


 今月も特にセキュリティに関するニュースはないようですね。

 さて、先月と同じですが、評価のポイントは以下の6つです。まだ全てが○の銀行はありません。

 <評価のポイント>
 1.生体認証カード
 2.ICカード
 3.乱数表
 4.ワンタイム・パスワード
 5.出金メール通知
 6.不正利用保険


 ★★★はみずほ銀行三井住友銀行楽天銀行シティバンク銀行の4行としました。

 なお、2010年の当サイトのユーザー人気ランキングでは新生銀行が1位となっています。

 ■セキュリティランキング
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=15#7


9.証券会社比較
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=31


 株式の現物手数料については、SBI証券楽天証券、そしてクリック証券がずば抜けて低いですね。特に利用する回数が多そうな、売買金額が10万円までが150円以下、50万円までが400円以下、100万円でも650円以下と、1,000円を大幅に切る水準ですね。魅力的です。

 このSBI証券楽天証券、そしてクリック証券を★★★としました。

 また口座開設時の特典では、楽天証券がいいですね。口座開設+5万円入金で2,200円相当のポイントをもれなくもらえます。また、ポイントも楽天ポイントなので楽天市場で使えます。他のポイントと比べると使いやすいですよね。ということで楽天証券を★★★としました。

 なお、2010年の当サイトのユーザー人気ランキングではSBI証券が1位となっています。

 ■証券会社ランキング
  http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=550


 各銀行のサービスを調べたら、ぜひ「2010年版」ユーザーランキング投票にもご参加ください。あなたの1票が、結構、重要です。

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関西アーバン銀行:1年もの0.4%

2010-11-12 06:25:06 | Weblog
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

 前回の「キャンペーンを斬る」では、みずほ銀行の子育て応援キャンペーンを取り上げました。その気になる中身はといえばこういうことですね。

■みずほ銀行「子育て応援キャンペーン」

・応募条件:以下の1、2、3のいずれかを満たす

 1.キャンペーン期間中に、みずほダイレクト[インターネットバンキング/モバイルバンキング/テレホンバンキング]で東京都内の店舗の円定期預金口座に1万円以上を預け入れ、2011年3月31日時点の円定期預金の残高が、2010年10月31日時点の円定期預金の残高から1万円以上増えている

 2.キャンペーン期間中に、みずほダイレクト[インターネットバンキング/テレホンバンキング]で東京都内の店舗の積立定期預金口座に1万円以上を預け入れ、2011年3月31日時点の積立定期預金の残高が2010年10年31日時点の積立定期預金の残高から1万円以上増えている

 3.キャンペーン期間中に、みずほダイレクト[テレホンバンキング]で東京都内の店舗の積立定期預金口座に口座振替による自動積立を新規に申し込み、2011年3月31日時点で積立定期預金の残高が5,000円以上ある

・景品:抽せんで合計60名にプレゼント

 1.サンリオバスタオル『ハローキティ』"ベリー"  20名
 2.今治バスタオル『ANGEL』"天使の紡ぎ糸" 20名
 3.フランス製バスタオル『jalla』"タオルの芸術品" 20名



 あらら、景品はたった60名ですか・・・ショボイですね・・・しかもバスタオル・・・。普通、この手の子育て応援キャンペーンって金利を上乗せしたりしますよね?

 加えて都内の店舗の口座以外ダメ、というのも不便ですね。地元で開設したみずほ銀行の口座を都内で使っている、という人は決して少なくないと思いますが、そういう人はダメ、というのは理解に苦しみますね。

 さて投票結果ですが、5つ★満点で、「」!

 ですよ、

 これはつまり投票者全員が最低の1つ★に投票したことになります。これ以下の評価は理論的にありえません!!すばらしい。前人未到の大記録ですねー(笑)。

 とは言いつつ。

 団塊ジュニアなどの子育て世代を狙った取り組み自体は悪くないと思います。これに懲りずに(?)ぜひ面白い企画を出してきてほしいものですね。

 では、まだの方は投票をお願いします。12月5日まで。

投票:http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=637

前回のコラム:http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=440


 今回は関西アーバン銀行の関西アーバンダイレクト定期預金を取り上げたいと思います。



 11月も中旬に入り、だんだん冬の足音が・・・なかなか聞こえてきませんねぇ。最近では日差しがポカポカしていて、ちょっと歩けば上着を脱ぎたくなる気分です。調べてみれば東京では11月の平均最高気温が16.7度、平均最低気温が9.5度ということなので・・・今のところ平年並みくらいなのですかね?

 最近は異常気象が続いていますからね。平年並みなのであれば新鮮な響きです(笑)。今年の夏も暑かったですもんね・・・。

 秋と言えば紅葉シーズンなわけですが、日光などでは紅葉が遅れているようです。これも異常気象の影響かもしれませんが旅行業界の人は大変でしょうね。紅葉をテーマにしたツアーで紅葉していなかった場合にはどう対応するのでしょうね?お疲れさまでございます。

 そんな紅葉シーズンにかけて、と言うわけではありませんが、今回取り上げるのは関西アーバン銀行のダイレクト専用支店「いちょう並木支店」の「関西アーバン ダイレクト定期預金」です。

 支店名が「いちょう並木」なわけですから、真冬であろうと、立春であろうと、盛夏であろうと、当然、「いちょう並木」。デザインも、常に哀愁ただよう紅葉したイチョウと、イチョウの落ち葉。季節感をまるで無視した装いですが(笑)、ようやく季節が追いついてきましたね。口座開設もこの時期が一番多かったりするのでしょうか?
 
 そんな「いちょう並木支店」ではありますが、気になる金利はこういうことになっております。

■関西アーバン銀行いちょう並木支店「関西アーバン ダイレクト定期預金」

 ・1年:0.40%
 ・3年:0.50%

 ・5年:0.35%


 金利水準自体はそれほど高くはありませんが、金利低下が進んだ今となってはトップレベルの高金利ですね。特に3年もの0.5%はかなりいい条件と言えるかもしれません。

 違和感があるとすれば、筆者の知る限りいつもそうですが、5年ものの金利が比較的冷遇されている点ですね(笑)。この期間の中では一番低い金利となっています。「5年ものはいりませんよー」ということなのですかね?であればそもそも金利優遇しなくていいと思うのですが。

 あるいは「ウチはとにかく3年もので勝負!」ということなのですかね。真意はよく分かりませんが、少なくともユニークではあります。

 注意事項はといえば、この金利はあくまでダイレクト専用支店の商品なので取引は電話かインターネットになります。店頭に行っても金利は低いと思いますので注意が必要です。

 それ以外には特に注意事項は・・・ありました

 何か前もこれに引っかかったような気がしますが、今回も引っかかってしまいました。上記金利はあくまで「300万円以上」の場合の金利ですね。「100万円~300万円未満」だと金利はこうなります。

■「関西アーバン ダイレクト定期預金」100万円~300万円未満の金利

 ・1年:0.35%
 ・3年:0.40%

 ・5年:0.35%

 
 わずか0.05%~0.1%の差ではありますが、ちょっと魅力が低下してしまいますね。

 しかし普通、こういうように金額で金利に差が出てくる場合には、バナーのところで分かりやすく「300万円以上の場合の金利」などと注釈を入れるものじゃないのですかね?

 設定しようと思って「あれ、金利が違うやん!」と突っ込まれた諸兄は結構おられるのではないでしょうか・・・。

 さていつものように主要銀行の定期預金金利と比較しておくとこういうことですね。

■1年もの円定期預金・金利比較(300万円~)

 ・関西アーバン銀行   0.40% ※ダイレクト支店限定
 ・オリックス信託銀行  0.35%
 ・住信SBIネット銀行 0.24%
 ・ソニー銀行      0.21%
 ・楽天銀行       0.21%
 ・ジャパンネット銀行  0.19%
 ・三菱東京UFJ銀行  0.03%


■5年もの円定期預金・金利比較(300万円~)

 ・オリックス信託銀行  0.50%
 ・関西アーバン銀行   0.35% ※ダイレクト支店限定
 ・住信SBIネット銀行 0.31%
 ・ソニー銀行      0.25%
 ・ジャパンネット銀行  0.23%
 ・楽天銀行       0.23%
 ・三菱東京UFJ銀行  0.08%


 やや「騙し」の余韻は残っておりますが(笑)、1年ものでは主要銀行と比較すると1番になっております。
 
 ではこの、300万円以上の場合、1年ものが0.4%、5年ものが0.35%となる、関西アーバン銀行いちょう並木支店の「関西アーバン ダイレクト定期預金」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・1年ものは確かに高金利ですが、5年ものがちょっと弱いことが引っかかって「★★★★」としておきます。投票は12月12日まで。


>>>関西アーバン銀行いちょう並木支店「関西アーバン ダイレクト定期預金」について詳しくはこちら


300万円以上の場合、1年ものが0.4%、5年ものが0.35%となる、関西アーバン銀行いちょう並木支店の「関西アーバン ダイレクト定期預金」。あなたの評価は?(投票は12月12日まで) >>>投票はこちら


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金=ゴールドが連日の最高値

2010-11-10 06:44:07 | Weblog

まずは、前回の読者アンケートを振りかえってみます。「10年間での実質的な利回りが年0.6%弱の、フコクしんらい生命の定額年金保険が売れすぎて販売休止となっているようですが、この定額年金保険は魅力的?」では・・・


 1位:魅力的ではない 65%
 2位:魅力的:節税メリットがあるから 17%
 3位:魅力的:万が一の時もカバーされるから 8%
 4位:よく分からない 5%
 5位:魅力的:年金形式で受け取れるから 2%


となっています。1位は残念ながら「魅力的ではない」ということで約7割の投票となっております。筆者の計算が正しいかどうかはわかりませんが、利回りとしては恐らく年0.6%を下回るレベルになると思いますので、運用期間の長さを考えれば魅力的ではないと感じるのは当然かもしれません。


 一方で魅力的と答えた人はその裏返しで3割近くいらっしゃるわけですから、その理由には興味がありますね。


 では、魅力的と答えた人の中で一番多い答えは・・・「節税メリットがあるから」というもの。利回りではなく節税メリットに魅力を感じている、というのはなかなか興味深いです。筆者も勉強不足ですので定額年金保険の節税メリットを調べてみるとこういうことのようです。


・個人年金保険料控除として年間の支払い保険料が10万円を超えると、所得税からは50,000円の所得控除が、住民税からは35,000円の所得控除が受けられる。


 それ以外にも年金保険の相続が発生した場合には、相続時の評価額が20%~70%に減価されるメリットがあったようですが、この優遇措置はどうやら廃止されたようですので、上記所得控除に絞ってそのメリットを考えたいと思います。


 「所得控除」とは、一般市民からするとあまり聞きなれない言葉です。税金が合計85,000円も減るのであれば結構なことですが、さすがにそんなに甘い話ではなく、「税金控除」ではなく「所得控除」です。


 乱暴に言えば所得=年収ですから、年収の計算をそれぞれ50,000円と35,000円引いてあげますよ、ということになります。仮に年収が500万円の人であれば、495万円や496万5,000円で計算してくれるとういことですね。


 で、この場合の節税メリットですが、大雑把に所得税が10%、住民税が10%とすると、それぞれ5万円の10%の5,000円と、35,000円の10%の3,500円の、合計8,500円くらいになりそうです。大雑把な計算ではありますが。


 年間10万円の保険料を払って8,500円のメリットがあるのであれば「8.5%の利回り」ということになるのですかね!?


 ただし所得控除額は保険料にかかわらず5万円と3万5千円なので、あくまで「年間10万円の保険料」限定の利回りですね。


 またもちろん、支払う税金があっての控除ですから、住宅ローン減税などでそもそも支払う税金がほぼゼロになっている場合はこのメリットは受けられません。ご注意ください。


 加えて・・・筆者は保険に関しては全くの素人ですので、もしかすると根本的に何か間違っているかもしれません(汗)。ご興味を持った方は、金融機関などでその節税メリットについてよく調べてみてください。

 ・・・そしてよく調べたら、ぜひ筆者にも教えてください・・・。


 では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。


〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=636


〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=471



 さて今回は、金=ゴールドについて。


            --- Ginkou ---


「無国籍通貨」の金、初の1400ドル ドルから資金逃避
http://www.nikkei.com/


 金の国際価格が8日、1トロイオンス1400ドル台を初めて突破した。金の急騰は、基軸通貨ドルに対する信認低下の裏返しだ。米連邦準備理事会(FRB)が、2011年6月末までの追加金融緩和策を決定したことで、長期的な通貨の大量供給でドルの下落が進むとの見方が強まった。ドル資産から逃げ出した投資マネーが実物資産の金の買いに走っている。


 ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の豊島逸夫日韓地域代表は「現在の相場は米連邦公開市場委員会(FOMC)の3段ロケット。8月に点火して9月に速度を増し、今回は、過剰な資金供給によるインフレ懸念も台頭し、インフレに強い金買いが加速した」と話す。


 実際の金相場はFOMCの動きと連動した。指標のニューヨーク金先物は8月10日のFOMCで資金供給を抑える「出口戦略」を先送りしたことで強基調に転換。9月21日のFOMCで「追加の金融緩和の用意がある」と発表されてから一段高となった。


 11月3日の追加緩和決定を受けた翌日の相場は前日比で3.4%も上昇し、相場の基調を一気に強めた。


 ドルは主要通貨に対して下落している。基軸通貨に対する信頼が揺らげば、市場はそれを補完する通貨を求めようとする。その補完的な意味から買われているのが「無国籍通貨」の金だ。


 世界銀行のゼーリック総裁が金の価格を参照値として用いる新しい世界通貨体制づくりを呼びかけたのも、金の補完的な通貨としての側面に着目してのことだろう。


 市場の人気のバロメーターになる未決済の残高を示す取組高(とりくみだか)を見ると、金市場へのマネー流入は明らかだ。ニューヨーク金先物市場の取組高は11月2日時点で61万8381枚(枚は最低取引単位)。直近の底である8月3日時点に比べて2割近く多く過去最高水準にある。


 そもそも金価格にも下落リスクがあるし、金利が付かないデメリットもある。しかし、通貨のように発行国の信用に左右されず、紙くずにはならないという最低限の保証を求めてヘッジファンドや投資銀行のみならず、ロシア、インド、タイなど世界の中央銀行までもが金を買う。


 金という実物の資産は、ドル紙幣の価値が不安定になる中で一段と輝きを増している。


〔 出典:日経新聞 〕


            --- Ginkou ---


 金=ゴールドが「一段と輝きを増している」とはうまく言ったものですが、気がつけば連日、史上最高値をつけているようですね。チャートはこんな形になっています。






 単位はよく分かりませんが(笑)、2001年と比較して、今はその3.5倍近い値段になっている模様です。


 こちらは記事にも出ているニューヨークの方なので単位はドル/トロイオンスということになりますが、この3ヶ月だけ見ても1,200ドルから1,400ドルへと17%近く上昇していることになります。


 



 背景はもちろん「通貨不信」ですね。特に米ドルに関してはアメリカ当局がこれでもかっ、これでもかっ、といわんばかりにジャブジャブお金を供給しているわけですから、そのうち通貨の価値が下がる可能性があります。通貨の価値が下がるということは物価が上がるわけで、要はインフレになるということですね。


 そもそも当局はデフレを恐れてインフレにしようとしているわけですから、インフレになるのは本望なわけですが、しかしこうもジャブジャブやると、通貨の信任が予想以上に低下し、ハイパーインフレになる可能性だって全くの0ではありません。つまり劇的に米ドルの価値が下がることもありうる、ということですね。


 為替相場で言うと、1ドル=60円とか。あるいは50円とか。はたまた40円とか。


 今の段階ではさすがに杞憂であるとは思いますが、資産家を中心に、米ドルを保有し続ける事が少し恐くなって「金でも買っておこうかな」と思うのも当然だと思います。


 また足元の金価格の上昇には材料があって、世界銀行のゼーリック総裁が金の価格を参照値とする新しい世界通貨体制づくりを呼びかけたようですね。


 氏の発言を詳しくは見ていませんが、世界銀行が金の資産価値にお墨付きを与えるのであれば、より安心して金を購入できると思う人が増えてもおかしくありません。


 筆者も全く金への投資を考えないわけではありませんが、とはいえやはり気になるのが金の資産価値をどう捉えるのか、という点です。金が物質的に安定しているのは間違いないでしょうし、これからも貴金属としての需要は一定量あるのだと思いますが、しかし需要と供給のバランスがどうなるのか、というのは皆目検討もつきません。


 需要の面から言うと、たとえばプラチナブームが起こって金の需要が減るかもしれません。あるいはもっと別の貴金属が登場して、金の需要を奪うかもしれません。


 また供給の面から言うと、南極の氷の下や日本海あたりに金の大鉱脈が見つかって、生産量・埋蔵量が倍増するかもしれません。そうなれば金の価値は大きく下がることになります。


 それこそ錬金術でも発明されれば金の価値は劇的に下がるのでしょうね。恐らく。


 確かに金が紙くずになることはないのでしょうけれど、その資産価値がどう推移するのかというのは全然分からないですね。


 仮に今の「通貨不信」がおさまれば、2001年当時のように今の1/3以下になる可能性だって十分あるわけです。


 少なくとも今の高騰しているタイミングで手を出すのは良くなさそうです。


 よっぽどの資産家でない限りは、今の資産をどうやって守り抜くかで頭を悩ませるより、何があっても食べていけるようなスキルを身につけることのほうが、よっぽど確度の高い「資産保全」の方法だと思います。


 スキルというと語学だったり資格だったりと短絡的に考えそうですが、今の仕事を究めて、「業界のプロ」になることが最もスキルアップの近道だと思います。やはり経験と専門知識ほど有用なスキルはないと思います。


 ・・・と、少し話がそれてきましたが(笑)、今回の読者アンケートは、「最近の大幅な金融緩和の影響を受けて、金=ゴールドは連日、過去最高値を更新しているようですが、金は投資対象として魅力的?」でいきましょう。12月10日まで。
 
■最近の大幅な金融緩和の影響を受けて、金=ゴールドは連日、過去最高値を更新しているようですが、金は投資対象として魅力的?(12月10日まで)
 
http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=638








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