このコラムは
筆者の実際の資産運用の推移です。2006年4月から始めた想定ですので、5年10ヶ月目となります。実際はもっと前からやっていますが、この時期に運用を始めた資金があるのでその推移をご案内しています。筆者の失敗や成功から、何か運用のヒントを感じてもらえれば幸いです。
なお、前号をご覧になっている方は間を飛ばして
<4.運用実績>からご覧ください。また、
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■前号:http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=583
<1.運用方針>
1.
毎日、資産運用するヒマはないし、かけた時間だけの「あがり」は期待できないので、見直しは月1回のみとします。
2.投資対象は分散したいので、投資信託を中心とします。
3.
目標利回りは年5%。割合、低めです(笑)。リスクは積極的に取りますが、安全性も重視します。
4.投資方針としては、
「逆張り=下がったら買い」を目指していましたが、今や全額投資状態になっていますのでポートフォリオ重視になりました。どちらかというと「上がったら売り」ですかね。
5.投資比率は、リスクが低めの債券を少なくとも1/3くらいは維持しようと思います。
<2.計算方法>
1.筆者の実際の運用結果に基づき利回りを算出しますが、あまり元本が少ないのも迫力がありませんし、あまり元本が多いのも真実味がない、ということで
元本を大体500万円くらいに換算して計算します。したがって目標利回り年5%ですから年間25万円くらいの利益を目指すことになります。
2.
2006年4月からスタートしたことにします。
3.手数料なども加味します。したがって、運用開始時はいきなりマイナス3%など、手数料分だけマイナスから始まります。
4.計算が面倒なので、お給料などの追加資金は含めません。
<3.現在の運用割合>
普通預金もわずかとなり、全額投資=フルインベストメントに到達しています。今後は必要があればリバランスを中心に資産を組み替えていこうと思います。ただ、全体のバランスとしてはほぼ申し分ないかなぁと思いますので、今のところ積極的に何かを変更する気はありません。
商品別の投資方針ですが、ある程度の安全性を確保する観点から上記の通り
債券ものは一定の割合を維持しようと考えています。
株ものについては、日本株は高配当株と新興市場株に投資しています。
日本株についてはそれほど強気ではないものの、長期的には日本債券よりはましなパフォーマンスを期待できることから、現状2割くらいのシェアで保有しています。今のところ、その期待は裏切られていますが・・・。
海外株は中国(香港)、アジア、ロシア・東欧などの
新興国を中心に投資してきたことに加え、投資の機会を逸してきたインドとブラジルも追加してみました。金額はわずかですけれど。現状、新興国は約1/4くらいです。
また海外株の方でも
高配当株に投資しています。新興国に偏っているポートフォリオを調整するのが狙いです。
それ以外には、
REIT(不動産投信)も少し投資しています。インフレに強い資産のはず、です。今のところガタガタですが・・・インフレなんて先進国には永遠に来ないんですかね?
<4.運用実績>
まずは運用実績の前月との比較です。今月は久しぶりに
しっかり上昇しました!前月比
+15万円ということですね。アリガタヤ、アリガタヤ・・・。
その内訳を見てみると、
ほとんどの資産が上昇しておりますね。唯一、下落しているのが
国内株式/新興市場ですが、下落幅はほんのわずかですので、あまり気にしなくてもいいのでしょう。
さて今月、成績が好調だった原因は、なんと言っても
株価の上昇であります。
先進国も
新興国もいずれも上昇しましたね。グラフで見るとこのようになっております。
■日本を除く、先進国の平均株価(1年)
■新興国の平均株価(1年)
世界の株式相場は、昨年の夏から大きく下落したわけですが、概ね
10月くらいに底を打ち、徐々に
回復トレンドに向かいつつある、ということですかね。
そもそも昨年の夏になぜ、あれだけ大きく下落したのか、筆者は
正直よく分かりません。「
ヨーロッパの債務問題とアメリカの雇用問題」と答えるのは簡単ですが、前者は昨年の年明けから騒がれておりましたし、後者はリーマンショック後、ずっと悪いままです。
確かに昨年の半ばごろからアメリカの景気の悪化が取り沙汰されましたが、それもどちらかと言うと、株価が下落したことに引張られていたような気もします。とすれば昨年の株価の大幅な下落は・・・
特に理由なんてないのですかね?
思い起こせば、
2010年5月にも
NYダウが大きく下落する「
事件」が起こりました。あの時も理由が何かと騒がれましたが、結局、その後「公式見解」なり「最終調査結果」を目にした記憶はありません。
ファンダメンタルズでうまく説明できない以上、筆者からすると、「世界には株式マフィアがいて、裏で株価を操作し、株価が十分上昇したところで、一斉に売り浴びせて下落させている」と言った「
陰謀説」の方がしっくりきますが(笑)、そもそもグローバルにそんなことができるほど資金を持っている投資家はいないでしょうし、ヘッジファンドも投資銀行もうまく利益を出せていないのが現状ですから、やはり集団行動的に時折「
意味もなく」株式相場は下落するものなのかもしれませんね。
と、話がそれ気味でありますが、少なくとも、株式相場が今回上昇してきた大きな理由の一つは、毎回書いておりますが、やはり
アメリカ経済の復調ではないかと思います。雇用関係の指数も徐々に回復しておりますし、自動車販売が好調である、という話もよく聞きます。いよいよ
Big America(特に意味はありません)の復活ですかね!?期間5年のグラフで見るとこのようになっております。
■アメリカ株式指数グラフ(S&P500:期間5年)
リーマンショック後の下落から、かなり回復してきておりますね。まだ最高値から300ポイント近いギャップはあるものの、
回復傾向は鮮明ですね。後2年もすれば、いよいよリーマンショック前の水準まで戻るのですかね!?
そういえば世界の株価は概ね2009年3月から回復してきているのですが、今年の3月で
丸3年となります。今回の株価回復局面はいつまで続くのでしょうね?もちろん5年、6年と続いて欲しいわけですが、それはちょっと
楽観的過ぎる気もします。来年の今頃は・・・そろそろ「
守り」を意識し始めるのかもしれません。
「守り」と言っても、何に資金を動かすかと聞かれれば、なかなか答えがありませんが・・・。
いずれにせよ2009年から始まる今回の株価回復局面が「
折り返し時期」に差し掛かりつつあることは間違いないと思いますので、2012年は悔いの無いよう(?)しっかり、ガッツリ上昇してほしいものです。
いっそ、
バブルの1つや2つ、来ませんかねぇ(笑)。
通算成績としては、残念ながらまだ
中国株のみ黒字を維持しているという状態です・・・。
損益の推移を見ると、実体経済はともかく、グラフの形は完全に「
二番底」でしたが、ようやくそこから抜け出してきましたね。ここからしっかり着実に上昇していってほしいものです・・・。
目標としては毎年25万円の利益。6年目となる今年の4月にこそ、今までのツケを返済すべく
150万円の黒字を達成したいものですが・・・まずは黒字化ですね。まだまだ黒字化の道のりは長いです。
<5.今月の追加投資/売却>
今のところ追加の投資や売却は考えていません。
<6.他ファンドとの比較>
筆者の運用スタイルはハイリスク・ハイリターンというよりはミドルリスク・ミドルリターンですので、以下2つのファンドと比較しています。
・3分法ファンド(内外の株式・不動産・債券に分散して投資)
・グローバル・ソブリン・オープン(先進国の債券に投資)
そうするとこんな感じですね。3分法ファンドが緑、グロソブがピンクです。
今月はいつものように
最下位です。ただ2位の3分法ファンドとの差は約
30万円に縮小しました。徐々に差が縮まってほしいものです。
安全資産の代表格であるはずの
グロソブの成績も低迷しておりますね。こちらもなかなか苦しい戦いになっております。グロソブはやはり為替相場がカギですね。今のようなドルもダメ、ユーロもダメという円高基調だとなかなか成績をあげるのは難しいと思います。
では次回も来月のこの頃に更新予定です。黒字復活にご期待ください・・・いつのことやら・・・。
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