まずは、前回の読者アンケートを振りかえってみます。「2010年夏のボーナス、何で運用する? 」では・・・
1位:定期預金 32%
2位:普通預金で様子見 17%
3位:外国債券・外国債券投信 9%
4位:外貨預金、FX 7%
〃:外国株・外国株投信 7%
6位:ボーナスはない 6%
7位:国債 4%
〃:日本株・日本株投信 4%
9位:国内債券・国内債券投信 3%
10位:国内不動産・国内不動産投信 1%
〃 :海外不動産・海外不動産投信 1%
〃 :その他の運用商品 1%
〃 :ボーナスは使い切るので運用しない 1%
ということになっています。投票としてはやはり定期預金がダントツの1位ですね。約3割の得票になっています。まだまだ積極的に投資するタイミングではない、ということですかね。
そして今回、特徴的なのは「普通預金で様子見」派が2割近くいることですね。これは投資に対して様子見気分なだけでなく、定期預金に対しても様子見な人が結構いるのではないでしょうか。定期預金の金利は大きく下がっていますからね。少し普通預金で金利が上がるのを待ってみよう、と考える人が出てくるのはうなずけます。
ただそんなに短期間で金利が上がるかというとそうでもないような気がします。少なくとも半年くらいはかかるのではないでしょうか。となれば普通預金よりも短めの定期預金で運用してみるのも1つの手ですね。
さて先週のコラムでもご紹介しましたが、昨年冬のアンケート結果はこんな感じですね。
1位:定期預金 37%
2位:外貨預金、FX 10%
3位:外国株・外国株投信 9%
4位:普通預金で様子見 5%
〃:日本株・日本株投信 5%
以下略
今回の結果と比較すると、今回はやはり「定期預金」が少し減っていて、「普通預金で様子見」が大幅に増えていますね。「定期預金」派の一部が「様子見」派に流れたのでしょう。
それ以外の資産では細かな変動はありますが、大きな変動はなさそうですね。
個人的には、確かに今、ユーロ諸国を中心にすこしガタガタしていますが、世の中全般としては景気回復モードなわけですから、投資のタイミングとしては悪くないと思います。
特に周りがまだ投資に懐疑的な時ほどチャンスですね。
これがもう、誰もが相場に強気で、株価が右肩上がりに上がっている時はかなり危ないですし、そこから儲けるチャンスは相対的に少ないと思います。
先が見えない今の時代ですから、元本保証の預金を積極的に利用するという姿勢はよく分かりますが、ボーナスの1割でも2割でも投資に回せば、長期的に見ればあの時、すこし運用しておいてよかったな、ということになるのではないですかね。
とは言いつつ、短期的には世界経済に積乱雲が出始めておりますので、一雨降るかもしれません。あくまで長期的な視点で取り組みましょう。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。
〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=598
〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=434
さて今回は、1億円以上の報酬に関するニュースについて。
--- Ginkou ---
みずほFG グループ内6人、報酬1億円以上
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100624/bse1006240504003-n1.htm
みずほフィナンシャルグループ(FG)は23日、関東財務局に提出した有価証券報告書で、1億円を超える役員の報酬を開示した。開示では、22日までに退任したFGの前田晃伸氏らグループ3会長の2010年3月期の報酬が、合計で3億4300万円に上っていたことが分かった。
最も額が大きかったのはみずほコーポレート銀行の斎藤宏前会長で、基本報酬やストックオプション報酬などを含めて1億2300万円。前田氏と、みずほ銀行の杉山清次前会長が同額で、それぞれ1億1000万円だった。
現経営陣で、最も多かったのはコーポ銀の佐藤康博頭取で1億2200万円。FGの塚本隆史社長と、みずほ銀の西堀利頭取はそれぞれ1億1400万円だった。
みずほFGは、前田氏らが社長・頭取退任後も会長に居座る集団経営体制が、コーポレートガバナンス(企業統治)の観点から批判されてきたが、トップのいずれの報酬も、1億円を超えていたことになる。
グループ全役員の中で1億円を上回ったのも、この6人だけだった。
〔 出典:産経BIZ 〕
--- Ginkou ---
いやー、サッカー日本代表、惜しかったですね。ベスト8は指先が触れるくらいまで来ていましたが、あと一歩届きませんでした。駒野選手にはかわいそうですが、あのPK失敗がまた新たな物語を生み、次世代の日本代表の礎になっていくのではないでしょうか。
何回か書いていますが、今回は特にサッカーの「運」の部分を強く感じましたね。日本代表は運も味方につけていたような気がします。ただそれだけではなかなかベスト8、ベスト4は難しいですね。4年後までに更なる実力をつけてほしいものです。特に決定力ですね。
そういう意味では本田選手はゴールを期待させる雰囲気を持っていましたね。あの雰囲気は海外での活躍で磨かれたのでしょうか?岡崎選手なども4年後に向けて、ぜひ海外で修行して一皮向けてほしいものです。
さてW杯の興奮と寝不足が覚めやらぬわけですが、日本では株主総会シーズンの真っ最中ということで、今回から取り組みが始まった1億円以上の報酬をもらっている役員の名前と報酬額が次々と開示されております。
開示に尻込みする方も、開示を迫る方も、またそれを面白おかしく報道する方も、まぁ、極めて日本的な情緒を感じずにはいられませんが、ネタはネタですので一つ取り上げてみたいと思います。
ユーザーの立場から考えた場合、役員の高額報酬というのはそれほど気にならないでしょうね。ゴーン社長の報酬が9億円だろうと900万円だろうと、日産車を買う人は日産車を買うし、買わない人は買わない。
上記記事ではみずほグループの役員報酬が取り上げられていますが6人が1億円以上で、1人あたり1億1,000万円~1億2,300万円。確かに高額ではありますが、だからと言ってみずほ銀行の口座を解約することもないでしょう。「ふーん」と言う感じではないでしょうか。
役員報酬を6億円削減してユーザーに還元しても仮に2,000万口座なら、1顧客あたり30円にしかなりません。それなら他の経費を削ってもらった方がまだ顧客還元できそうです。
次に従業員の立場から考えた場合はどうでしょうか?これは諸刃でしょうね。スポーツの世界のように結果がクリアーで、個人個人のスキルや貢献が把握しやすい場合は、高額報酬は憧れとなり、励みになるのでしょうけれど、ビジネスの世界は結果がそんなにシンプルでないばかりか(収益さえ上げればいいというわけでもない)、スキルや貢献もなかなか公平には把握できません。
公平な人事制度がない中で高額報酬だけが一人歩きをすると全体としては社員のモチベーションは下がるのでしょうねぇ。そして公平な人事制度なんて世の中ほとんどありませんから、どちらかと言うとやはりマイナスなのかもしれませんね。
完全に年功序列とか、テストの点で決まります、というならある意味公平ですが、今度は会社の競争力が失われますからね。なかなか難しいものです。
最後に株主の立場から言えばこれはシンプルで、「報酬以上の収益を上げてくれるなら、報酬はいくらでもいい」ということでしょうね。上場企業の利益は数百億円から数千億円ありますから、正直、1億円だの2億円だのという話はどうでもいいことです。それより利益をいくら増やせるのか、というのが大事ですね。役員報酬を1億円から2億円に増やして、利益が100億円増えるなら喜んで同意するのではないでしょうか。
というわけで全般的には、収益と、それなりに公正な人事制度が伴えば、高額報酬というのは悪くなさそうです。
とはいえわざわざ1億円以上の役員名と実額を公表する必要があるかと言うとそれはあまりなさそうですけれどね。
ここには国民新党、社民党などの左寄りの政治家たちの執念と、大企業をスケープゴートにして政治の流れを自分たちに引き寄せようとする腹黒い魂胆も感じます。
昔、サッチャー首相も言っておりましたが、金持ちをいじめても貧困を無くすことはできません。本田選手ばかり目立っては不公平だ、と言って彼をディフェンダーに下げたからと言って日本のサッカーが強くなるわけではありません。強い人にはより強く目立ってもらい、その人にチームを引張っていってもらうのがあるべき姿ですね。足を引張ってはいけません。
またサッカー選手同様、日本のビジネスマンも海外で腕を磨くなら、当然、報酬がもっともっと高くなってもいいとは思います。世の中には報酬が10億円を超えるCEOは山のようにいるのではないですかね??日本人の社長が大体1億円そこそこというのは何ともかわいらしいというか島国根性という気がしますね。
さらに言うと、日本でも、中小企業の社長や弁護士・公認会計士などを中心に年収が1億円を軽く超える人々はゴロゴロいると思いますし、保有資産が100億円を超えるような資産家もゴロゴロいます。
そう考えると大企業の社長とは言え所詮サラリーマンであり、もらっても1億円程度で、さらに実名までさらされるとあっては、誰もあまりなりたくなくなるのかもしれませんね・・・。
もちろん筆者はなりたくてもなれませんがね(苦笑)。
では今回の読者アンケートは、「みずほ銀行の頭取の報酬は1億2300万円と発表されるなど、1億円以上の役員報酬が開示されていますが、銀行の頭取の報酬が1億円以上というのは高い?安い?」でいきましょう。7月30日まで。
■みずほ銀行の頭取の報酬は1億2300万円と発表されるなど、1億円以上の役員報酬が開示されていますが、銀行の頭取の報酬が1億円以上というのは高い?安い?(7月30日まで)
http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=600
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